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第280話 やばいヤツ
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俺たちを嵌めたヤツか…。
ぐるりとまわりの人間を思い浮べてはみるも怪しい人間といえば佐原社長くらいしか思い浮かばない。
そうは言っても、社長が黛さんを陥れる理由が見当たらない。
ドリーム不動産への潜入と関係あったりする…?
絢世は黒服をチラリと見て思う。
黒服は潜入のことを知っているんだろうか?
でも…。
いくら黛さんと仲が良かったとはいえ、潜入のことまで知っているとは限らないし。
聞けないな…。
悶々としている絢世の隣で
「黛さんを陥れたとかどうのって、絢世さんがドリーム不動産に潜入してたことと何か関係あります?」
またシズクが口を滑らせた。
…ってこいつ、わざとかよ…。
どんだけ口を滑らすつもり?
やばいヤツすぎ。
けどまぁ、寝ていたとはいえ、シズクの前であんな話をしたのは俺だからな…。
俺が悪いか。
今後はもう、たとえ寝ていると思ってもシズクの前で大事な話はもうしない。
心に決めたけど
「…なんだシズク、お前、潜入の話、知っていたのか?」
いまは話が進みそうなので、ひとまずはヨシとしよう。
帰ったら覚えていろよ、シズク…!
睨んだ絢世に苦笑いで返しながら、シズクは気まずそうにサッと視線を逸らした。
「いやぁ~…、たまたま聞こえちゃって…。あはははは」
「じゃあ話が早いな。潜入について詳しくは聞いていないんだが、何か関係があるのではないかと睨んでいるんだ」
黒服の言葉に思い出したのは、少し前に友己から渡された新規開拓先の営業リスト。
リストに記載されていたのはすべて絢世が過去に潜入したことがある企業ばかり。
「あのさ…」
そのリストについて黒服に伝えようとした絢世だったが、ひとまず呑み込んだ。
千隼が以前に言っていた確証バイアスのことが頭を過ったから。
まずは千隼さんに相談して俺たちで調べてみよう。
そう絢世が思ったとき、誰も入ってくるはずのないINNOCENTの扉が乱雑に開いた。
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そうは言っても、社長が黛さんを陥れる理由が見当たらない。
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黒服は潜入のことを知っているんだろうか?
でも…。
いくら黛さんと仲が良かったとはいえ、潜入のことまで知っているとは限らないし。
聞けないな…。
悶々としている絢世の隣で
「黛さんを陥れたとかどうのって、絢世さんがドリーム不動産に潜入してたことと何か関係あります?」
またシズクが口を滑らせた。
…ってこいつ、わざとかよ…。
どんだけ口を滑らすつもり?
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けどまぁ、寝ていたとはいえ、シズクの前であんな話をしたのは俺だからな…。
俺が悪いか。
今後はもう、たとえ寝ていると思ってもシズクの前で大事な話はもうしない。
心に決めたけど
「…なんだシズク、お前、潜入の話、知っていたのか?」
いまは話が進みそうなので、ひとまずはヨシとしよう。
帰ったら覚えていろよ、シズク…!
睨んだ絢世に苦笑いで返しながら、シズクは気まずそうにサッと視線を逸らした。
「いやぁ~…、たまたま聞こえちゃって…。あはははは」
「じゃあ話が早いな。潜入について詳しくは聞いていないんだが、何か関係があるのではないかと睨んでいるんだ」
黒服の言葉に思い出したのは、少し前に友己から渡された新規開拓先の営業リスト。
リストに記載されていたのはすべて絢世が過去に潜入したことがある企業ばかり。
「あのさ…」
そのリストについて黒服に伝えようとした絢世だったが、ひとまず呑み込んだ。
千隼が以前に言っていた確証バイアスのことが頭を過ったから。
まずは千隼さんに相談して俺たちで調べてみよう。
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