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第352話 深まる謎
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「これは確かに千隼さんが怒るのもわかるわ。これ、ほとんどシズクが荒らしてんじゃん」
スマホの画像に映る控室は、確かにそれほど乱れている様子はない。
ホストたちが食べ散らかしたお菓子や煙草の空き箱、吸い殻が溜まった灰皿や散乱したメイク類。
そして、黒服が使っていたデスクの上にはパソコンと、そこへ隠れるように置いてあったのがシンのモノだと思われるカギが映っている。
そのカギは絢世が見た位置と同じ。
わざと目立たないようパソコンとデスクの隙間に置いてあるように見える。
まだ単なるカギ置き忘れやの閉め忘れという線が消えたわけではない。
けれど状況を見る限り、カギの持ち主はまだこの場所に留まって帰っていない。あるいは、カギを置いて帰る必要があったのではないかと思えてならない。
シンさんはここに来る必要があった?
そして幽霊騒動の正体がシンさんだと仮定したら、INNOCENTへはたびたび足を運ぶ必要があったってことになる。
カギはパソコンの傍にあった。
パソコンをしていたと考えるのが普通?
では、なにをしていたのか。
ネットの閲覧や検索だけならネットカフェでもできる。
ここINNOCENTのパソコンでしかできないこと。
なにかのデータを閲覧していた?
でもデータを抜き取ってしまえば、たびたびここへ来る必要はなかったはず。
こまめにチェックする必要があったとしたら。
なら、更新されるようなデータ…?
「高峰さん、すみません。そのカギ、少しお借りしていいですか?」
高峰からカギを受け取り、ストラップを確かめていた絢世は固まった。
スマホの画像に映る控室は、確かにそれほど乱れている様子はない。
ホストたちが食べ散らかしたお菓子や煙草の空き箱、吸い殻が溜まった灰皿や散乱したメイク類。
そして、黒服が使っていたデスクの上にはパソコンと、そこへ隠れるように置いてあったのがシンのモノだと思われるカギが映っている。
そのカギは絢世が見た位置と同じ。
わざと目立たないようパソコンとデスクの隙間に置いてあるように見える。
まだ単なるカギ置き忘れやの閉め忘れという線が消えたわけではない。
けれど状況を見る限り、カギの持ち主はまだこの場所に留まって帰っていない。あるいは、カギを置いて帰る必要があったのではないかと思えてならない。
シンさんはここに来る必要があった?
そして幽霊騒動の正体がシンさんだと仮定したら、INNOCENTへはたびたび足を運ぶ必要があったってことになる。
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高峰からカギを受け取り、ストラップを確かめていた絢世は固まった。
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