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第366話 サンタの目論見
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「見返りなどを求めずに社会貢献を考える企業も一定数いるとはいえ、なんらかのリターンを期待して寄付や支援、社会貢献をすることが多いというのが実情」
困惑気味の絢世に説明をはじめた千隼。
「養護施設へ寄付をしているということでイメージアップを図るような企業もいるわな」
高峰が紹興酒を飲み干しながら千隼の言葉に続く。
「ENCHANTEグループがサンタとなって仕掛けたのは外部へのイメージアップではなく、単純接触効果を活用して子どもたちにアプローチした自社への印象や好感度のアップだったということだな」
千隼の言葉に
「…えっと、つまり?」
ますます混乱する絢世。
「簡単に言うと…。シズクが育った施設も友己が援助している養護施設のように同じ珍しい血液型の子どもたちばかりを集めていて、ENCHANTE()グループは自分たちの企業に少しでもそういった子どもたちを引き入れたかった。そういう話だろ?」
説明を終えて確認するように見た千隼に拍手したシズクは
「です、です!雨宮さん、すごいですね。俺の言いたいこと、全部わかってくれるとか神!」
尊敬の眼差しを向けて言う。
「ENCHANTEがくれるプレゼントにはグループ店なんかの名前も書かれていて…。当時は3つ。そのなかにINNOCENTという文字もあったことを思い出したんです。さすがにはホストクラブなんてことは一言も書いていませんでしたけどね」
「いやいや、単純接触効果って…、心理学ですよね?そんなイチかバチかみたいな作戦を実行するために何十人分ものプレゼントを何十年間も送り続けるなんて非合理的すぎないです?」
「子どもたちが施設にいる間は、それくらいしかアプローチする手立てがなかったのだとしたら納得もいくがな」
「説得力には欠けるし納得はいかないけど、シズクがいた養護施設を訪ねてみれば血液型のことやサンタの目論見について何かわかることがあるかもしれませんね」
困惑気味の絢世に説明をはじめた千隼。
「養護施設へ寄付をしているということでイメージアップを図るような企業もいるわな」
高峰が紹興酒を飲み干しながら千隼の言葉に続く。
「ENCHANTEグループがサンタとなって仕掛けたのは外部へのイメージアップではなく、単純接触効果を活用して子どもたちにアプローチした自社への印象や好感度のアップだったということだな」
千隼の言葉に
「…えっと、つまり?」
ますます混乱する絢世。
「簡単に言うと…。シズクが育った施設も友己が援助している養護施設のように同じ珍しい血液型の子どもたちばかりを集めていて、ENCHANTE()グループは自分たちの企業に少しでもそういった子どもたちを引き入れたかった。そういう話だろ?」
説明を終えて確認するように見た千隼に拍手したシズクは
「です、です!雨宮さん、すごいですね。俺の言いたいこと、全部わかってくれるとか神!」
尊敬の眼差しを向けて言う。
「ENCHANTEがくれるプレゼントにはグループ店なんかの名前も書かれていて…。当時は3つ。そのなかにINNOCENTという文字もあったことを思い出したんです。さすがにはホストクラブなんてことは一言も書いていませんでしたけどね」
「いやいや、単純接触効果って…、心理学ですよね?そんなイチかバチかみたいな作戦を実行するために何十人分ものプレゼントを何十年間も送り続けるなんて非合理的すぎないです?」
「子どもたちが施設にいる間は、それくらいしかアプローチする手立てがなかったのだとしたら納得もいくがな」
「説得力には欠けるし納得はいかないけど、シズクがいた養護施設を訪ねてみれば血液型のことやサンタの目論見について何かわかることがあるかもしれませんね」
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