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第377話 後悔が滲む言葉
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「行方不明ホストの件とは関係ないかもしれませんが…」
遠慮がちに言った千隼に食いつくように
「それでもいい。いまの俺にとったら関係ないことがわかるだけでも進展だからな」
高峰。
「俺たちは話し上手な高峰さんが来てくれたほうが有難いので歓迎です」
やさしく言葉をかけた千隼に
「雨宮さん、ありがとう」
何度もお礼を言いながら高峰はつぶやいた。
「いまさらこんな焦って…情けないな…」
そして独り言のように続ける。
「信也が行方不明になる前は、許せなかったんだ。あいつは俺の跡を継いでクリニックを経営していくものだとばかり思っていたからな。それが急に黛さんの店でホストになるなんて言うから大ゲンカになって…。家を飛び出した信也とはそれっきりでな」
しっとりとした高峰の声が車内に広って消えていく。
「信也は4代目の跡継ぎになるはずだった。ウチは町にある小さなクリニックだったから大病院のように患者さんの命を救うまではいかなくても愚痴を聞いたり相談に乗ったりね…。多少は患者さんや地元にも貢献していると自負していたから余計に苛ついたんだな」
後悔が言葉の端々に滲んで、かける言葉が浮かばない。
「医者の家に生まれたから当然のように病院を継ぐ。信也が出ていってすぐ、それがどんなに残酷な親の押しつけだったのかと気づいたのに『親が頭を下げるなんて』と、謝る勇気が持てなかった」
ふぅ~っと息を吐いた高峰は続けた。
「黛さんや羽村貴之くんから信也がいなくなったと聞かされてね、はじめてとてつもなく後悔したよ。どんな手段を使ってでも見つけ出して謝りたいってな。自分勝手だろう…?」
遠慮がちに言った千隼に食いつくように
「それでもいい。いまの俺にとったら関係ないことがわかるだけでも進展だからな」
高峰。
「俺たちは話し上手な高峰さんが来てくれたほうが有難いので歓迎です」
やさしく言葉をかけた千隼に
「雨宮さん、ありがとう」
何度もお礼を言いながら高峰はつぶやいた。
「いまさらこんな焦って…情けないな…」
そして独り言のように続ける。
「信也が行方不明になる前は、許せなかったんだ。あいつは俺の跡を継いでクリニックを経営していくものだとばかり思っていたからな。それが急に黛さんの店でホストになるなんて言うから大ゲンカになって…。家を飛び出した信也とはそれっきりでな」
しっとりとした高峰の声が車内に広って消えていく。
「信也は4代目の跡継ぎになるはずだった。ウチは町にある小さなクリニックだったから大病院のように患者さんの命を救うまではいかなくても愚痴を聞いたり相談に乗ったりね…。多少は患者さんや地元にも貢献していると自負していたから余計に苛ついたんだな」
後悔が言葉の端々に滲んで、かける言葉が浮かばない。
「医者の家に生まれたから当然のように病院を継ぐ。信也が出ていってすぐ、それがどんなに残酷な親の押しつけだったのかと気づいたのに『親が頭を下げるなんて』と、謝る勇気が持てなかった」
ふぅ~っと息を吐いた高峰は続けた。
「黛さんや羽村貴之くんから信也がいなくなったと聞かされてね、はじめてとてつもなく後悔したよ。どんな手段を使ってでも見つけ出して謝りたいってな。自分勝手だろう…?」
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