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嫁に欲しい
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ふわりと鼻腔をくすぐる味噌汁の香りで目が覚めた。
(いい匂いがする。お腹空いた。…あれ?眼鏡は?…ってか、ここ、どこ?)
いつもの癖で眼鏡を求めてベッドサイドに手を伸ばすが、違う場所にあって違和感を感じる。
寝ぼけ眼で周囲を見回した時、自分の部屋ではないことに気付いた。
紺色のシーツがかかったシングルサイズのベッド。
モスグリーンのカーテンは少し開けられていて、朝の光が差し込んでいる。
部屋の隅に置かれた回転式本棚には、漫画とCDがぎっしり詰められている。
初めて見る部屋だ。
起き上がろうとすると、ズキンと頭痛がした。
何気なく自分の体を見下ろすと、見覚えのない服を着ている。
(ん?グレーのスウェットなんて持ってたっけ?しかもサイズがなんか大きいような…)
ニャーン
その時、猫の鳴き声が聞こえてそちらを見ると、少し空いたドアの隙間から茶色の猫が部屋に入ってくるのが見えた。
最後に会った時より成長しているが、特徴的な背中の斑模様と、靴下のように白い前足には見覚えがある。
猫はトコトコと舞の寝ているベッドの近くまでやってくると、窓際に置いてあったクッションの上にストンと座ってまるくなった。どうやらそこが定位置らしい。
(っ、なーさん!…え、じゃあこの部屋って、もしかして…)
この部屋の主の可能性を思い浮かべた時、慌てたような声と共に誰かが部屋に飛び込んできた。
「ダメだって、なーさん!そっちは今日は駄目だからこっちで大人しくっ…って、あ。ごめん、起こしちゃった…」
「っ、日浦君」
現れたのは、白いTシャツに黒のスウェットというラフな格好をした日浦。
そして、初めて見る眼鏡姿に、ドキっと胸が高鳴る。
(え!?日浦君って眼鏡してたの!?やば。カッコイイ!)
何を隠そう、舞は眼鏡フェチだ。
普段から眼鏡をかけている人も好きだが、いつもはコンタクトで家に帰ると眼鏡になる人のギャップもいい。
そして、日浦は後者だったらしい。
オーバル型のチタンフレームの眼鏡は、シュッとした顔立ちの日浦によく似合っている。
「ごめんね。なーさんが起こしちゃったよね。行くなって言ったんだけど、この時間ここに来るのが癖になってるみたいで。…具合はどう?吐き気はもうない?」
その言葉を聞いた瞬間、昨夜、自分が日浦の服に嘔吐したことを思い出し、さぁっと血の気が引いて、とっさにベッドの上で土下座をした。
「っ、迷惑かけて、すみませんでした!服!弁償します!」
「ちょっ!舞ちゃん!顔を上げて!迷惑だなんて思ってないから!服も弁償しなくていいよ。安物だし」
嘘だ。あのTシャツ、ブランドのロゴがついてたぞ。
「…あの。ちなみに、私の服は…」
起きた時から自分の服ではないのが気になっていた。
明らかに日浦の服だし、もしや知らない間に処女喪失?
どうしよう。全く覚えていない。
「ああ。少し汚れちゃったから、洗濯してあるよ。あ、ちなみに、声をかけたら舞ちゃんが自分で着替えてたから、俺は脱がせてないからね」
何もなかったことにホッとするが、迷惑をかけたのは事実らしい。
「な、何から何までお世話に…」
「だからいちいち土下座しなくていいってば。服は乾燥もかけてあるからすぐに着られるけど、シャワーを先に浴びる?湯船にお湯も溜めてあるよ」
「…あ、じゃあシャワー借りてもいいかな?体がお酒臭い気がして」
「もちろんどうぞ。脱衣所に舞ちゃんの服を置いておくね。あと、うちは男物のシャンプーしかないけど、姉ちゃんが泊まりに来た時に忘れていったトラベル用のセットがあったから、それを使って」
「…ありがとう」
「じゃあ、俺はキッチンで朝ごはん作りの続きをしてるから、何かあったら呼んでね」
にこりと笑って部屋を出て行った日浦を見送った後、舞は小さくため息をつく。
「どうしよう。こんなに迷惑かけて、嫌われちゃったかな。…どう思う?なーさん」
話をふられたなーさんは、知らんがなと言いたげに、ふぁああと大きな欠伸をした。
***
「はぁ…気持ちいい…」
お酒臭さも洗い流し、ラベンダーの香りがするお湯につかりながら白い浴室を見回す。
まさか自分が日浦の家のお風呂に入る日が来るとは思わなかった。
(そういえば、昨日、日浦君が助けてくれたんだよね。お礼言い忘れてた。…っていうか、私、昨日どさくさに紛れて日浦君に告白したような…。っ、しかも、日浦君も私の事好きって言ってなかった?あれ?橘さんは?)
ピチャンとお湯の音が浴室に響く。
(お風呂から出たら聞いてみよう。もしも日浦君が橘さんとグルになって私を騙していたとしても、それでも…。だって、私、もう引き返せないから。好きだって気づいちゃったらもう、全力でぶつかりたいって思ってる)
「よし!頑張れ、私!」
自分で自分に気合を入れて、舞はザバッと湯船から立ち上がった。
リビングに行くと、テーブルの上に二人分の朝ごはんが用意されていた。
塩昆布とツナが入った混ぜおにぎり、なめこと豆腐の味噌汁、だし巻き卵、小鉢に入ったひじきの煮物に切り干し大根、キュウリと茄子のぬか漬けまである。
「勝手に用意しちゃったけど、食べられないものはない?」
「これ、もしかして日浦君が作ったの?」
「うん。うちからコンビニは遠いから舞ちゃん置いて行くわけにいかなくて、あるもので作った簡単なものと作り置きだけど。よかったらどうぞ」
(これが簡単って…)
料理が得意な理恵子と違って、舞は料理が苦手で、普段はコンビニ弁当やレトルトが多い。
そんな舞からすると、これは簡単なものではない。
そもそも、一人暮らしの男子がぬか漬けを漬けるのなんて初めて見た。
(なんだ、このスパダリは)
「…嫁に欲しい」
「え?」
「えっ?あっ、声に出てた」
昨日に引き続き、心の中の声がまた出てしまったらしい。
日浦はそんな舞を見て、クスリと笑う。
「なにそれ。もらってくれるの?嬉しい。喜んで嫁に行くよ」
なにその返し。甘い雰囲気に慣れてないんでやめてもらいたいんですけど。
勘違いでなければ、今までとは雰囲気が違う気がする。
「い、いただきます!」
「ん。どうぞ」
変な空気に耐え切れず、箸を手にしてだし巻き卵を口に運ぶと、あまりの美味しさに思わず「うま」と声が漏れた。
「これ美味しい!お店のみたい!」
「うん。舞ちゃんの好きな居酒屋のだし巻き卵に近づけるように練習したんだ。いつか舞ちゃんに好物を作ってあげたいって、ずっと思ってたから」
その言葉にぎゅっと胸が締め付けられる。
(昨日言ってた「ずっと好きだった」って本当なのかな。…本当だったら嬉しいな)
「こっちも飲んでみて。二日酔いには味噌汁がいいよ」
「なめこの味噌汁!嬉しい!私、味噌汁の具で一番好きなの、なめこなんだ!」
「知ってるよ。前に麦野先輩から聞いたんだ。…だから、なーさんは「なめこ」って名前なんだけどね」
「え?」
「こっちも食べて。このおにぎり、ツナと塩昆布とマヨネーズと白ゴマを混ぜただけなんだけど、今ハマッてるんだ。美味しいよ。こっちの切り干し大根とぬか漬けも自信作だから、是非」
「…ありがとう」
言葉の意味は気になったが、空腹と目の前の誘惑には勝てず、気づけば完食していた。
「おにぎり、お代わりあるけど食べる?」
「食べます!」
間髪入れずに答えた舞に、日浦は嬉しそうに笑った。
(いい匂いがする。お腹空いた。…あれ?眼鏡は?…ってか、ここ、どこ?)
いつもの癖で眼鏡を求めてベッドサイドに手を伸ばすが、違う場所にあって違和感を感じる。
寝ぼけ眼で周囲を見回した時、自分の部屋ではないことに気付いた。
紺色のシーツがかかったシングルサイズのベッド。
モスグリーンのカーテンは少し開けられていて、朝の光が差し込んでいる。
部屋の隅に置かれた回転式本棚には、漫画とCDがぎっしり詰められている。
初めて見る部屋だ。
起き上がろうとすると、ズキンと頭痛がした。
何気なく自分の体を見下ろすと、見覚えのない服を着ている。
(ん?グレーのスウェットなんて持ってたっけ?しかもサイズがなんか大きいような…)
ニャーン
その時、猫の鳴き声が聞こえてそちらを見ると、少し空いたドアの隙間から茶色の猫が部屋に入ってくるのが見えた。
最後に会った時より成長しているが、特徴的な背中の斑模様と、靴下のように白い前足には見覚えがある。
猫はトコトコと舞の寝ているベッドの近くまでやってくると、窓際に置いてあったクッションの上にストンと座ってまるくなった。どうやらそこが定位置らしい。
(っ、なーさん!…え、じゃあこの部屋って、もしかして…)
この部屋の主の可能性を思い浮かべた時、慌てたような声と共に誰かが部屋に飛び込んできた。
「ダメだって、なーさん!そっちは今日は駄目だからこっちで大人しくっ…って、あ。ごめん、起こしちゃった…」
「っ、日浦君」
現れたのは、白いTシャツに黒のスウェットというラフな格好をした日浦。
そして、初めて見る眼鏡姿に、ドキっと胸が高鳴る。
(え!?日浦君って眼鏡してたの!?やば。カッコイイ!)
何を隠そう、舞は眼鏡フェチだ。
普段から眼鏡をかけている人も好きだが、いつもはコンタクトで家に帰ると眼鏡になる人のギャップもいい。
そして、日浦は後者だったらしい。
オーバル型のチタンフレームの眼鏡は、シュッとした顔立ちの日浦によく似合っている。
「ごめんね。なーさんが起こしちゃったよね。行くなって言ったんだけど、この時間ここに来るのが癖になってるみたいで。…具合はどう?吐き気はもうない?」
その言葉を聞いた瞬間、昨夜、自分が日浦の服に嘔吐したことを思い出し、さぁっと血の気が引いて、とっさにベッドの上で土下座をした。
「っ、迷惑かけて、すみませんでした!服!弁償します!」
「ちょっ!舞ちゃん!顔を上げて!迷惑だなんて思ってないから!服も弁償しなくていいよ。安物だし」
嘘だ。あのTシャツ、ブランドのロゴがついてたぞ。
「…あの。ちなみに、私の服は…」
起きた時から自分の服ではないのが気になっていた。
明らかに日浦の服だし、もしや知らない間に処女喪失?
どうしよう。全く覚えていない。
「ああ。少し汚れちゃったから、洗濯してあるよ。あ、ちなみに、声をかけたら舞ちゃんが自分で着替えてたから、俺は脱がせてないからね」
何もなかったことにホッとするが、迷惑をかけたのは事実らしい。
「な、何から何までお世話に…」
「だからいちいち土下座しなくていいってば。服は乾燥もかけてあるからすぐに着られるけど、シャワーを先に浴びる?湯船にお湯も溜めてあるよ」
「…あ、じゃあシャワー借りてもいいかな?体がお酒臭い気がして」
「もちろんどうぞ。脱衣所に舞ちゃんの服を置いておくね。あと、うちは男物のシャンプーしかないけど、姉ちゃんが泊まりに来た時に忘れていったトラベル用のセットがあったから、それを使って」
「…ありがとう」
「じゃあ、俺はキッチンで朝ごはん作りの続きをしてるから、何かあったら呼んでね」
にこりと笑って部屋を出て行った日浦を見送った後、舞は小さくため息をつく。
「どうしよう。こんなに迷惑かけて、嫌われちゃったかな。…どう思う?なーさん」
話をふられたなーさんは、知らんがなと言いたげに、ふぁああと大きな欠伸をした。
***
「はぁ…気持ちいい…」
お酒臭さも洗い流し、ラベンダーの香りがするお湯につかりながら白い浴室を見回す。
まさか自分が日浦の家のお風呂に入る日が来るとは思わなかった。
(そういえば、昨日、日浦君が助けてくれたんだよね。お礼言い忘れてた。…っていうか、私、昨日どさくさに紛れて日浦君に告白したような…。っ、しかも、日浦君も私の事好きって言ってなかった?あれ?橘さんは?)
ピチャンとお湯の音が浴室に響く。
(お風呂から出たら聞いてみよう。もしも日浦君が橘さんとグルになって私を騙していたとしても、それでも…。だって、私、もう引き返せないから。好きだって気づいちゃったらもう、全力でぶつかりたいって思ってる)
「よし!頑張れ、私!」
自分で自分に気合を入れて、舞はザバッと湯船から立ち上がった。
リビングに行くと、テーブルの上に二人分の朝ごはんが用意されていた。
塩昆布とツナが入った混ぜおにぎり、なめこと豆腐の味噌汁、だし巻き卵、小鉢に入ったひじきの煮物に切り干し大根、キュウリと茄子のぬか漬けまである。
「勝手に用意しちゃったけど、食べられないものはない?」
「これ、もしかして日浦君が作ったの?」
「うん。うちからコンビニは遠いから舞ちゃん置いて行くわけにいかなくて、あるもので作った簡単なものと作り置きだけど。よかったらどうぞ」
(これが簡単って…)
料理が得意な理恵子と違って、舞は料理が苦手で、普段はコンビニ弁当やレトルトが多い。
そんな舞からすると、これは簡単なものではない。
そもそも、一人暮らしの男子がぬか漬けを漬けるのなんて初めて見た。
(なんだ、このスパダリは)
「…嫁に欲しい」
「え?」
「えっ?あっ、声に出てた」
昨日に引き続き、心の中の声がまた出てしまったらしい。
日浦はそんな舞を見て、クスリと笑う。
「なにそれ。もらってくれるの?嬉しい。喜んで嫁に行くよ」
なにその返し。甘い雰囲気に慣れてないんでやめてもらいたいんですけど。
勘違いでなければ、今までとは雰囲気が違う気がする。
「い、いただきます!」
「ん。どうぞ」
変な空気に耐え切れず、箸を手にしてだし巻き卵を口に運ぶと、あまりの美味しさに思わず「うま」と声が漏れた。
「これ美味しい!お店のみたい!」
「うん。舞ちゃんの好きな居酒屋のだし巻き卵に近づけるように練習したんだ。いつか舞ちゃんに好物を作ってあげたいって、ずっと思ってたから」
その言葉にぎゅっと胸が締め付けられる。
(昨日言ってた「ずっと好きだった」って本当なのかな。…本当だったら嬉しいな)
「こっちも飲んでみて。二日酔いには味噌汁がいいよ」
「なめこの味噌汁!嬉しい!私、味噌汁の具で一番好きなの、なめこなんだ!」
「知ってるよ。前に麦野先輩から聞いたんだ。…だから、なーさんは「なめこ」って名前なんだけどね」
「え?」
「こっちも食べて。このおにぎり、ツナと塩昆布とマヨネーズと白ゴマを混ぜただけなんだけど、今ハマッてるんだ。美味しいよ。こっちの切り干し大根とぬか漬けも自信作だから、是非」
「…ありがとう」
言葉の意味は気になったが、空腹と目の前の誘惑には勝てず、気づけば完食していた。
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