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第332話 竜、事情を聞く
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「ふむ、いい天気じゃ」
「あーい♪」
「あうー♪」
「リヒトとライルも日向ぼっこができるから楽しそうね。はい、お顔を拭きますよ」
「んー」
――トーニャ達が連れ去られたころ、ディラン達も一晩明けて起きだしたところだった。
いつもはお布団で寝る双子だが、昨晩はテントの中でペット達と固まって寝ることに大喜びであった。
顔をトワイトに拭いてもらい、早速リヒトはテントから出ていく。ライルもルミナスに掴まり立ちをして後を追う。
「あ、おはようございます!」
「あい!」
「あう!」
「お、朝から元気だなー」
「ぴよー!」
「こけー」
「アー!」
「ぷひー」
そこで火を熾しているサンとフウマに出くわす。元気よく両手を上げて挨拶をする。
そこへすでに起きて外にいたひよこ達やジェニファーがリヒトとライルの周りに集まって来た。
「あら、子豚ちゃんがキレイになっているわ」
「ぷひ!」
「アー」
「あい♪」
一緒にテントから出てきたトワイトが、連れ出した子豚がキレイになっていることに気づいた。
グラソンが羽で子豚の背中をぽんぽんと軽く叩いてあげると、リヒトがそれにならって撫でていた。
「私達が洗ってあげたんです。赤ちゃんが触りたそうだったから汚いままなのはちょっと……と思って」
「ありがとうサンちゃん♪」
「しかしこれだけ竜人が居ても怖がらないんだな」
「お誕生会はもっと人が居たからのう。人間の国で盛大にやったし」
「……お前たち、さては凄いな?」
「あーい?」
「あう?」
『……!』
ハンゾウが赤ちゃんたちが全然怖がらないことに驚き、ディランがエピソードを話す。国を挙げての誕生会と聞いてフウマが双子を気にしていた。
もちろんリヒトとライルはよくわからないので、首を傾げるばかりである。
そこはエレノアが自慢げに手を振っていた。
「良く動く……」
「そりゃあボクが魂を込めているからね。そのハニワとドグウが双子の両親だ。気をつけろよ?」
「マジか!? え、どういう存在なのこれ?」
「さて、フラウに診せるため一人、里から連れてくるか」
「お願いします。まだ若いトラネかキサムだといいかもしれません」
「俺の話を聞いてくれよ!?」
「うぉふ?」
「こけー?」
「お前たちじゃないよ!?」
フウマに絡むソルとエレノアをよそに、今日のプランを口にしながらお茶を飲むディラン。
フウマはヤクトとジェニファーに囲まれたので彼等に任せることにした。とりあえず里へ入るかと お茶を飲みほしたところで異変が起きる。
「……!? 里からドラゴンが!」
「なんじゃと……!」
「あーい!」
その瞬間、里から変身したドラゴン達が一斉に飛び立ったのだ。五百近いドラゴンが空へ舞うと、いい天気だと言っていた空が黒く覆われた。
「どこへ行くんだ……!? おい、待てよみんな!」
「目が正気じゃない。みんな、追うぞ」
「うむ」
「片づけは後でいいわ、行きましょう」
残った若ドラゴン達はトワイトの言葉に頷き、ドラゴンへ変身する。
飛べないドラゴンは人間体のまま、誰かの背に乗ることになった。
「よし、ワシらも行くぞ」
ディランも変身し、トワイトやゾンネア、飛べないロクローやペット達を乗せて一気に追いかけ始めた。
「どういうことだ? あの瘴気になにか仕掛けがあるのだろうけど、統率を取ったまま移動できるものかねえ」
「確かに。おかしいのならわしらに攻撃したみたいに無差別に地上を襲うはずじゃな」
「まずはどこへ行くか突き止めないと」
ゾンネアが訝しみ、ロクローはどこかへ向かって飛んでいる法則性が気になっていた。
「言うても仕方ない。無理に止めても困るじゃろうから、まずは行きつくとこまで行くぞい」
「はい……!」
「ちょっと速度を上げるぞ」
「え!?」
ディランがスピードを上げると口にした瞬間、フッと姿が消えた。
ハンゾウが視線を前に合わせると、かなり先に居るのが見えた。
「速すぎるだろ……!?」
「長年生きてきた経験ってやつかしらね。頼もしいわ。というかあんた驚いてばっかりね」
フウマがぎょっとする中、サンは歓喜の声をあげていた。そしてフウマが朝から驚愕しかしていないことに苦笑する。
そんな中、別の方角からディラン達のところへ向かってくる姿があった。
「父さん!」
「おお、ハバラか。どうしたこんなところへ来て?」
「いや、父さん達を呼びに……って、これは里のドラゴン達か!? 一体何が……とりあえず聞いてくれ」
それはハバラであった。
ヒューシとデランザからユリとトーニャが黒竜に攫われたと聞き、まずは竜の里に来ている両親に会いに来たという。
サリエルド帝国が戦争の危機に瀕していることを告げると、ソルとエレノアが驚愕していた。
デランザとヒューシは先にサリエルド帝国へ戻ったそうだ。
『……!』
『……!?』
「黒竜か。となると里の若い衆もそこへ向かっているのかもしれん」
「分かるのかい?」
「そうね。だとしたら好都合かもしれないわ。このままついていきましょう」
「うむ。ハンゾウ、フウマ、サン。この一連の出来事を収束させるためサリエルド帝国へ行く。もう少し飛ばすから後でついてきてくれ」
「わ、わかりました! でもこれ以上速くいけるんですか!?」
ディランがいつもとは違う声色でハバラにそう返す。そして後からついてこいと若い衆へ告げた。
ハンゾウはこれでも八割くらいの力で飛んでいるためこれ以上は無理だろうと考えていた。まして老体である。
「案ずるな。里の若い衆も助ける。では行くぞハバラ。人間体になって乗れ」
「分かった!」
「ハバラさんもついていけば――」
フウマが口を開くのと同時に、ハバラを乗せたディランは音もなく消えた。
前を見ると、すでに米粒みたいになったディランがおり一同はポカンとしていた。
「嘘だろ、全力でも追いつけねえぞあんなの……ハンゾウ、お前は?」
「無理だ。能力が違いすぎる……!」
「つべこべ言っても仕方ないわ。追いかけましょう。みんなを助けないと!」
「ああ。なるほどな、あれを相手にしたくないってところだろうな。ロクローさんもあの硬い岩盤をあっさり砕いていたし……」
サンが前へ出ると、ハンゾウとフウマは顔を見合わせて速度を上げた。
そして、ここでようやく黒竜が年寄りを排除しようとした理由に気づいたのである。
真相を確かめるため、里のドラゴンもサリエルド帝国へと向かう――
◆ ◇ ◆
「大丈夫かデランザ? 一度、帝国へ行って治療をした方がいいかもしれない」
【案ずるな。あんな攻撃などディランに比べたらブラッドリーベアに引っかかれたようなものよ。それにしても追いつけんな】
「腐ってもドラゴンってところだろうさ」
【……】
「どうした?」
先行して追いかけたデランザとヒューシ。
重い一撃を貰っていたのでデランザを案ずると、彼は鼻を鳴らしながら問題ないと返す。それよりも追いつけない方が腹立たしいと口にしていた。
そこでデランザが黙ったのでヒューシが尋ねる。
【いや、珍しいなと思ってな】
「珍しい?」
【お主はそのような悪態をつくことは無いと思っていたからな】
「ああ……」
なるほどとヒューシは肩を竦める。いつもは冷静にしているためデランザにはそう見えたようだ。
「僕だって冒険者だ。嫌なことやむかつくことがあればこうなるよ」
【そうだな。我も同じだ】
「ああ。やつをぶっとばしてやろう……サリエルド帝国に来たようだ」
ヒューシが壊れた眼鏡の位置を直しつつ眼下を見ると、南の方に小さく騎兵が集まっているのが見えた。
【さて、どうやらもう宴は始まっているようだぞ】
「そうだな。援護しよう……!」
そしてヒューシとデランザは一番近くに見え、人間と戦っている黒竜をロックオンして突撃を開始した。
「あーい♪」
「あうー♪」
「リヒトとライルも日向ぼっこができるから楽しそうね。はい、お顔を拭きますよ」
「んー」
――トーニャ達が連れ去られたころ、ディラン達も一晩明けて起きだしたところだった。
いつもはお布団で寝る双子だが、昨晩はテントの中でペット達と固まって寝ることに大喜びであった。
顔をトワイトに拭いてもらい、早速リヒトはテントから出ていく。ライルもルミナスに掴まり立ちをして後を追う。
「あ、おはようございます!」
「あい!」
「あう!」
「お、朝から元気だなー」
「ぴよー!」
「こけー」
「アー!」
「ぷひー」
そこで火を熾しているサンとフウマに出くわす。元気よく両手を上げて挨拶をする。
そこへすでに起きて外にいたひよこ達やジェニファーがリヒトとライルの周りに集まって来た。
「あら、子豚ちゃんがキレイになっているわ」
「ぷひ!」
「アー」
「あい♪」
一緒にテントから出てきたトワイトが、連れ出した子豚がキレイになっていることに気づいた。
グラソンが羽で子豚の背中をぽんぽんと軽く叩いてあげると、リヒトがそれにならって撫でていた。
「私達が洗ってあげたんです。赤ちゃんが触りたそうだったから汚いままなのはちょっと……と思って」
「ありがとうサンちゃん♪」
「しかしこれだけ竜人が居ても怖がらないんだな」
「お誕生会はもっと人が居たからのう。人間の国で盛大にやったし」
「……お前たち、さては凄いな?」
「あーい?」
「あう?」
『……!』
ハンゾウが赤ちゃんたちが全然怖がらないことに驚き、ディランがエピソードを話す。国を挙げての誕生会と聞いてフウマが双子を気にしていた。
もちろんリヒトとライルはよくわからないので、首を傾げるばかりである。
そこはエレノアが自慢げに手を振っていた。
「良く動く……」
「そりゃあボクが魂を込めているからね。そのハニワとドグウが双子の両親だ。気をつけろよ?」
「マジか!? え、どういう存在なのこれ?」
「さて、フラウに診せるため一人、里から連れてくるか」
「お願いします。まだ若いトラネかキサムだといいかもしれません」
「俺の話を聞いてくれよ!?」
「うぉふ?」
「こけー?」
「お前たちじゃないよ!?」
フウマに絡むソルとエレノアをよそに、今日のプランを口にしながらお茶を飲むディラン。
フウマはヤクトとジェニファーに囲まれたので彼等に任せることにした。とりあえず里へ入るかと お茶を飲みほしたところで異変が起きる。
「……!? 里からドラゴンが!」
「なんじゃと……!」
「あーい!」
その瞬間、里から変身したドラゴン達が一斉に飛び立ったのだ。五百近いドラゴンが空へ舞うと、いい天気だと言っていた空が黒く覆われた。
「どこへ行くんだ……!? おい、待てよみんな!」
「目が正気じゃない。みんな、追うぞ」
「うむ」
「片づけは後でいいわ、行きましょう」
残った若ドラゴン達はトワイトの言葉に頷き、ドラゴンへ変身する。
飛べないドラゴンは人間体のまま、誰かの背に乗ることになった。
「よし、ワシらも行くぞ」
ディランも変身し、トワイトやゾンネア、飛べないロクローやペット達を乗せて一気に追いかけ始めた。
「どういうことだ? あの瘴気になにか仕掛けがあるのだろうけど、統率を取ったまま移動できるものかねえ」
「確かに。おかしいのならわしらに攻撃したみたいに無差別に地上を襲うはずじゃな」
「まずはどこへ行くか突き止めないと」
ゾンネアが訝しみ、ロクローはどこかへ向かって飛んでいる法則性が気になっていた。
「言うても仕方ない。無理に止めても困るじゃろうから、まずは行きつくとこまで行くぞい」
「はい……!」
「ちょっと速度を上げるぞ」
「え!?」
ディランがスピードを上げると口にした瞬間、フッと姿が消えた。
ハンゾウが視線を前に合わせると、かなり先に居るのが見えた。
「速すぎるだろ……!?」
「長年生きてきた経験ってやつかしらね。頼もしいわ。というかあんた驚いてばっかりね」
フウマがぎょっとする中、サンは歓喜の声をあげていた。そしてフウマが朝から驚愕しかしていないことに苦笑する。
そんな中、別の方角からディラン達のところへ向かってくる姿があった。
「父さん!」
「おお、ハバラか。どうしたこんなところへ来て?」
「いや、父さん達を呼びに……って、これは里のドラゴン達か!? 一体何が……とりあえず聞いてくれ」
それはハバラであった。
ヒューシとデランザからユリとトーニャが黒竜に攫われたと聞き、まずは竜の里に来ている両親に会いに来たという。
サリエルド帝国が戦争の危機に瀕していることを告げると、ソルとエレノアが驚愕していた。
デランザとヒューシは先にサリエルド帝国へ戻ったそうだ。
『……!』
『……!?』
「黒竜か。となると里の若い衆もそこへ向かっているのかもしれん」
「分かるのかい?」
「そうね。だとしたら好都合かもしれないわ。このままついていきましょう」
「うむ。ハンゾウ、フウマ、サン。この一連の出来事を収束させるためサリエルド帝国へ行く。もう少し飛ばすから後でついてきてくれ」
「わ、わかりました! でもこれ以上速くいけるんですか!?」
ディランがいつもとは違う声色でハバラにそう返す。そして後からついてこいと若い衆へ告げた。
ハンゾウはこれでも八割くらいの力で飛んでいるためこれ以上は無理だろうと考えていた。まして老体である。
「案ずるな。里の若い衆も助ける。では行くぞハバラ。人間体になって乗れ」
「分かった!」
「ハバラさんもついていけば――」
フウマが口を開くのと同時に、ハバラを乗せたディランは音もなく消えた。
前を見ると、すでに米粒みたいになったディランがおり一同はポカンとしていた。
「嘘だろ、全力でも追いつけねえぞあんなの……ハンゾウ、お前は?」
「無理だ。能力が違いすぎる……!」
「つべこべ言っても仕方ないわ。追いかけましょう。みんなを助けないと!」
「ああ。なるほどな、あれを相手にしたくないってところだろうな。ロクローさんもあの硬い岩盤をあっさり砕いていたし……」
サンが前へ出ると、ハンゾウとフウマは顔を見合わせて速度を上げた。
そして、ここでようやく黒竜が年寄りを排除しようとした理由に気づいたのである。
真相を確かめるため、里のドラゴンもサリエルド帝国へと向かう――
◆ ◇ ◆
「大丈夫かデランザ? 一度、帝国へ行って治療をした方がいいかもしれない」
【案ずるな。あんな攻撃などディランに比べたらブラッドリーベアに引っかかれたようなものよ。それにしても追いつけんな】
「腐ってもドラゴンってところだろうさ」
【……】
「どうした?」
先行して追いかけたデランザとヒューシ。
重い一撃を貰っていたのでデランザを案ずると、彼は鼻を鳴らしながら問題ないと返す。それよりも追いつけない方が腹立たしいと口にしていた。
そこでデランザが黙ったのでヒューシが尋ねる。
【いや、珍しいなと思ってな】
「珍しい?」
【お主はそのような悪態をつくことは無いと思っていたからな】
「ああ……」
なるほどとヒューシは肩を竦める。いつもは冷静にしているためデランザにはそう見えたようだ。
「僕だって冒険者だ。嫌なことやむかつくことがあればこうなるよ」
【そうだな。我も同じだ】
「ああ。やつをぶっとばしてやろう……サリエルド帝国に来たようだ」
ヒューシが壊れた眼鏡の位置を直しつつ眼下を見ると、南の方に小さく騎兵が集まっているのが見えた。
【さて、どうやらもう宴は始まっているようだぞ】
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