107 / 136
LAST FILE
103.
しおりを挟む
――天上
5000年ほど前に地上であった人間同士の戦争という厄災から逃れるために一部の選ばれた者が空へ逃げた。
大地は魔法と魔石と呼ばれる石で大陸ごと空に浮かすという大仰な細工を施し、争いを回避することに成功したのだ。
そして空から地上を焼き払い、残った人間の約九割を死に至らしめることになった。
さらにモルゲン博士が作ったコールドスリープ装置を使い”来るべき日”まで眠りにつく――
「それが基本的な天上のことだ」
「……」
ディダイトがガイラルから聞いた話をエリザに話し出した。聞けばおぞましいほど血塗られた存在だと言っているようなものだった。エリザは無言で顔を青くしている。
「……そもそも、戦いの理由はなんだったのですか?」
「父上が言うには国家間の争いらしい。今でこそ地上はこういう感じだけど、もっと栄えていて車などももっと普通に走っていたらしい。増えすぎた人間の住む場所を得る……そのために始めた戦い」
「それをツェザールという天上人の首魁がやった、と」
「ああ」
そこでツェザールの名を口にすると、特に考えるということもなくディダイトが肯定した。エリザはそのまま父、ガイラルについて尋ねる。
「それで父上が騙された、というのは……」
「それを話すには順序が必要でね。ま、座ってくれよエリザ」
「あ、はい」
兄であるディダイトが珍しく困った顔で笑い、口にしにくいことかと推察する。
あまり表立ってこないが、母親と同じく優しい人物である彼のこういう表情は子供のころ以外に見たことが無いなとエリザは考える。
「(いや、お兄様とまともに話をしなくなったから、かも。カイルと結婚式を上げようとしたあの日から……)」
五年前の事件を思い返して目を伏せる。それに気づいたディダイトが考えこもうとしているエリザの思考を逸らすため口を開いた。
「さて、父上の話だけど……結構、胸糞悪い話になる。いいかい?」
「ええ」
「では――」
続けるよ? と、ディダイトが語り出す。その内容はとんでもなく醜悪で独善的なものだった。
まず、天上に上がった父上とツェザールの関係についてガイラルから聞いたことをエリザに告げる。
ガイラル、ツェザール、そしてモルゲンの三人は地上に居る際、親友と呼べる間柄だった。
通常の学生をしていたころはそれこそ、悪友とも呼べるようなことをしていた三人組として、有名だった。
そんな彼等は就職した先は政治にまつわる機関だった。政府、と呼ばれるその場所で管理をするガイラルとツェザール。モルゲンは研究機関に入っていた。
「政府……」
「まあ、僕……私達でいう大臣などが集まって政をする組織に入っていたそうだよ。特にそのころは問題は無かった。仲も良かった、と言っていた」
「それで?」
エリザが続きを促す。ディダイトは頷いてから言う。
「平和だった日々にやがて戦争が始まった。まさに血で血を洗う侵略戦争。そして仕掛けた側は……父上たちの国だった」
「……」
ガイラルやツェザールが組織で働く中で、食料難や住む場所が切迫していることは把握していた。何とかしなければ。誰もがそう思うが手立てなどない。混沌とした丸いレールの上をぐるぐると回されている状況。
そんな混沌に引き金を引いたのは他ならぬツェザールだった。
『人を減らす。それしかないのでは? 他国を攻め落とし、我等の国民を住まわせる以外ないでしょう』
それに殆どの人間が賛同・承認をすることで泥沼の戦争が始まった。
「しかし、ただ、戦うと宣言するだけでは難しいのでは?」
「時代背景が凄かったみたいだからね。我々の使っている銃などより上の性能を持った武器がたくさんあった、と言っていたよ」
「今よりも……?」
もっと大きな重火器などもあったと語る。
ガイラルはある程度持ち出し、再現できたと言っていた。だが、本来であればもっと強力な武器が存在したことも話していた。
「その後はさっき話した通り、地上は泥沼の争い。そしてモルゲンが用意していた浮遊大陸で天上へと至った、ということらしい」
「ではお父様はその時に……?」
「……全てはツェザールの計画通りだった。そして当時、モルゲンの妹である我等の母、クレーチェが好きだったそうだ」
「え?」
「だが、父上が好きだった母上はツェザールを求婚を断った。それでも欲しかった彼は父上を地上派遣部隊に任命した……」
「ライバルが居なければ手に入る。そういうことでしょうね。やり方が汚い……」
肉親である妹をモルゲンも説得した。ガイラルとのことは応援していたものの、地上へなどやるわけにはいかない――
◆ ◇ ◆
「兄さんには関係ないわ! ツェザールさんがしつこいのをなんとかしてよ! ……というか、まさかこんな計画があったとはね……」
「……今やこの天上の王だからねえ。僕もこんなことになるとは思わなかった」
「今更なにを言っているの? ……あれじゃ独裁者じゃない。世界のためと吹聴して虐殺したのは兄さんも同罪よ! ……私はガイラルについていくからね」
天上に上がってから数か月後――
クレーチェとモルゲンは浮遊大陸に設置された自宅で言い争いをしていた。数年後に開始される地上制圧のために送り込まれる人員の選定にガイラルが選ばれたことに、恋人であるクレーチェが作戦の一端を担っているモルゲンに怒りを露わにしていたのだ。
「地上は危ない。頼むからそれだけはやめてくれないかね?」
「断るわ! 兄さんがツェザールの計画に乗らないなら考えてもいいけど? ガイラルが気に入らないからって地上に送る? ふざけないで」
「むう……」
モルゲンはそう言われて冷や汗を掻く。クレーチェは自分と同じで頑固な性格をしているため、どう説得するべきかと。
しかし、すでに計画は進んでいるためツェザールを捨てるとなると自分の命が危ないとも。
「それじゃちょっとガイラルのところに行ってくるわ。夜までに……とは言っても、感覚がわからないけど」
「……ああ、いってらっしゃい。ガイラルによろしく言っておいてくれ」
「あの人、優しいから兄さんにも強く言わないのよね……二人にガツンと言って欲しいんだけど……」
「ま、ガイラルだからねえ。それでも、剣の腕は折り紙付きだ」
「兄さんとガイラルでツェザールに強く言ったら? それじゃ」
そういってクレーチェは出ていく。まだこの辺りは冗談で済む時期だった。
しかし、ツェザールは――
5000年ほど前に地上であった人間同士の戦争という厄災から逃れるために一部の選ばれた者が空へ逃げた。
大地は魔法と魔石と呼ばれる石で大陸ごと空に浮かすという大仰な細工を施し、争いを回避することに成功したのだ。
そして空から地上を焼き払い、残った人間の約九割を死に至らしめることになった。
さらにモルゲン博士が作ったコールドスリープ装置を使い”来るべき日”まで眠りにつく――
「それが基本的な天上のことだ」
「……」
ディダイトがガイラルから聞いた話をエリザに話し出した。聞けばおぞましいほど血塗られた存在だと言っているようなものだった。エリザは無言で顔を青くしている。
「……そもそも、戦いの理由はなんだったのですか?」
「父上が言うには国家間の争いらしい。今でこそ地上はこういう感じだけど、もっと栄えていて車などももっと普通に走っていたらしい。増えすぎた人間の住む場所を得る……そのために始めた戦い」
「それをツェザールという天上人の首魁がやった、と」
「ああ」
そこでツェザールの名を口にすると、特に考えるということもなくディダイトが肯定した。エリザはそのまま父、ガイラルについて尋ねる。
「それで父上が騙された、というのは……」
「それを話すには順序が必要でね。ま、座ってくれよエリザ」
「あ、はい」
兄であるディダイトが珍しく困った顔で笑い、口にしにくいことかと推察する。
あまり表立ってこないが、母親と同じく優しい人物である彼のこういう表情は子供のころ以外に見たことが無いなとエリザは考える。
「(いや、お兄様とまともに話をしなくなったから、かも。カイルと結婚式を上げようとしたあの日から……)」
五年前の事件を思い返して目を伏せる。それに気づいたディダイトが考えこもうとしているエリザの思考を逸らすため口を開いた。
「さて、父上の話だけど……結構、胸糞悪い話になる。いいかい?」
「ええ」
「では――」
続けるよ? と、ディダイトが語り出す。その内容はとんでもなく醜悪で独善的なものだった。
まず、天上に上がった父上とツェザールの関係についてガイラルから聞いたことをエリザに告げる。
ガイラル、ツェザール、そしてモルゲンの三人は地上に居る際、親友と呼べる間柄だった。
通常の学生をしていたころはそれこそ、悪友とも呼べるようなことをしていた三人組として、有名だった。
そんな彼等は就職した先は政治にまつわる機関だった。政府、と呼ばれるその場所で管理をするガイラルとツェザール。モルゲンは研究機関に入っていた。
「政府……」
「まあ、僕……私達でいう大臣などが集まって政をする組織に入っていたそうだよ。特にそのころは問題は無かった。仲も良かった、と言っていた」
「それで?」
エリザが続きを促す。ディダイトは頷いてから言う。
「平和だった日々にやがて戦争が始まった。まさに血で血を洗う侵略戦争。そして仕掛けた側は……父上たちの国だった」
「……」
ガイラルやツェザールが組織で働く中で、食料難や住む場所が切迫していることは把握していた。何とかしなければ。誰もがそう思うが手立てなどない。混沌とした丸いレールの上をぐるぐると回されている状況。
そんな混沌に引き金を引いたのは他ならぬツェザールだった。
『人を減らす。それしかないのでは? 他国を攻め落とし、我等の国民を住まわせる以外ないでしょう』
それに殆どの人間が賛同・承認をすることで泥沼の戦争が始まった。
「しかし、ただ、戦うと宣言するだけでは難しいのでは?」
「時代背景が凄かったみたいだからね。我々の使っている銃などより上の性能を持った武器がたくさんあった、と言っていたよ」
「今よりも……?」
もっと大きな重火器などもあったと語る。
ガイラルはある程度持ち出し、再現できたと言っていた。だが、本来であればもっと強力な武器が存在したことも話していた。
「その後はさっき話した通り、地上は泥沼の争い。そしてモルゲンが用意していた浮遊大陸で天上へと至った、ということらしい」
「ではお父様はその時に……?」
「……全てはツェザールの計画通りだった。そして当時、モルゲンの妹である我等の母、クレーチェが好きだったそうだ」
「え?」
「だが、父上が好きだった母上はツェザールを求婚を断った。それでも欲しかった彼は父上を地上派遣部隊に任命した……」
「ライバルが居なければ手に入る。そういうことでしょうね。やり方が汚い……」
肉親である妹をモルゲンも説得した。ガイラルとのことは応援していたものの、地上へなどやるわけにはいかない――
◆ ◇ ◆
「兄さんには関係ないわ! ツェザールさんがしつこいのをなんとかしてよ! ……というか、まさかこんな計画があったとはね……」
「……今やこの天上の王だからねえ。僕もこんなことになるとは思わなかった」
「今更なにを言っているの? ……あれじゃ独裁者じゃない。世界のためと吹聴して虐殺したのは兄さんも同罪よ! ……私はガイラルについていくからね」
天上に上がってから数か月後――
クレーチェとモルゲンは浮遊大陸に設置された自宅で言い争いをしていた。数年後に開始される地上制圧のために送り込まれる人員の選定にガイラルが選ばれたことに、恋人であるクレーチェが作戦の一端を担っているモルゲンに怒りを露わにしていたのだ。
「地上は危ない。頼むからそれだけはやめてくれないかね?」
「断るわ! 兄さんがツェザールの計画に乗らないなら考えてもいいけど? ガイラルが気に入らないからって地上に送る? ふざけないで」
「むう……」
モルゲンはそう言われて冷や汗を掻く。クレーチェは自分と同じで頑固な性格をしているため、どう説得するべきかと。
しかし、すでに計画は進んでいるためツェザールを捨てるとなると自分の命が危ないとも。
「それじゃちょっとガイラルのところに行ってくるわ。夜までに……とは言っても、感覚がわからないけど」
「……ああ、いってらっしゃい。ガイラルによろしく言っておいてくれ」
「あの人、優しいから兄さんにも強く言わないのよね……二人にガツンと言って欲しいんだけど……」
「ま、ガイラルだからねえ。それでも、剣の腕は折り紙付きだ」
「兄さんとガイラルでツェザールに強く言ったら? それじゃ」
そういってクレーチェは出ていく。まだこの辺りは冗談で済む時期だった。
しかし、ツェザールは――
10
あなたにおすすめの小説
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
能力『ゴミ箱』と言われ追放された僕はゴミ捨て町から自由に暮らすことにしました
御峰。
ファンタジー
十歳の時、貰えるギフトで能力『ゴミ箱』を授かったので、名門ハイリンス家から追放された僕は、ゴミの集まる町、ヴァレンに捨てられる。
でも本当に良かった!毎日勉強ばっかだった家より、このヴァレン町で僕は自由に生きるんだ!
これは、ゴミ扱いされる能力を授かった僕が、ゴミ捨て町から幸せを掴む為、成り上がる物語だ――――。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
湖畔の賢者
そらまめ
ファンタジー
秋山透はソロキャンプに向かう途中で突然目の前に現れた次元の裂け目に呑まれ、歪んでゆく視界、そして自分の体までもが波打つように歪み、彼は自然と目を閉じた。目蓋に明るさを感じ、ゆっくりと目を開けると大樹の横で車はエンジンを止めて停まっていた。
ゆっくりと彼は車から降りて側にある大樹に触れた。そのまま上着のポケット中からスマホ取り出し確認すると圏外表示。縋るようにマップアプリで場所を確認するも……位置情報取得出来ずに不明と。
彼は大きく落胆し、大樹にもたれ掛かるように背を預け、そのまま力なく崩れ落ちた。
「あははは、まいったな。どこなんだ、ここは」
そう力なく呟き苦笑いしながら、不安から両手で顔を覆った。
楽しみにしていたキャンプから一転し、ほぼ絶望に近い状況に見舞われた。
目にしたことも聞いたこともない。空間の裂け目に呑まれ、知らない場所へ。
そんな突然の不幸に見舞われた秋山透の物語。
自力で帰還した錬金術師の爛れた日常
ちょす氏
ファンタジー
「この先は分からないな」
帰れると言っても、時間まで同じかどうかわからない。
さて。
「とりあえず──妹と家族は救わないと」
あと金持ちになって、ニート三昧だな。
こっちは地球と環境が違いすぎるし。
やりたい事が多いな。
「さ、お別れの時間だ」
これは、異世界で全てを手に入れた男の爛れた日常の物語である。
※物語に出てくる組織、人物など全てフィクションです。
※主人公の癖が若干終わっているのは師匠のせいです。
ゆっくり投稿です。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる