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その11 パーティ崩壊?
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ラッヘがギルドを去ってからしばらく経ったギルド内。
フェイスキーパーの面々は彼を見送った後、ギスギス空間が広がっていた。
「……ラッヘさん行っちゃったじゃない」
「あの人もお前を連れて行くつもりは無かったんだし、結果的にこうなってたんだって」
セリカのジト目に冷や汗を搔きながらデュレが答えた。そこでグラースも加勢に入る。
「ドラゴンを相手にして生き残れるのはあの人だけだよ。しかも一人でだ。セリカは強いけど、逆に足手まといになる可能性があるよ」
「やってみないと分からないじゃない!」
「まあまあ。セリカがラッヘさん大好きってことは分かっているから一緒に行きたい気持ちはわかるけど」
「ミントうるさい!」
顔を赤くしてテーブルを叩くセリカに、不満げなデュレが口を開く。
「もういい歳だし、セリカは女に見られてないんじゃね? お前も告白するつもりが無さそう……ぐあ!?」
「いつかするつもりだったの! なんだかんだでこの町に戻ってくるからその内にって……」
セリカは隣に座るデュレの頬を殴りながら泣きそうな顔になっていた。
「あー、もう戻ってこないみたいですもんね」
「残念。あのドラゴンの幼体、可愛かったのに……」
「だ・か・ら! 私はラッヘさんを追うの! ごめん、お願いだから許して……!」
セリカが手を合わせて一生のお願いと口にし、グラースとミントが顔を見合わせて困った表情を見せた。そこで復活したデュレがセリカに向いて大きな声を出す。
「お、俺はお前が好きだ! だから、行かないでくれ……!」
「え? そうだったの?」
「え!? 全然気づいていなかった!?」
「まあ、気づいていたらもっとなんかあるでしょ」
ミントが眼鏡の縁を上げながら冷静に分析し、デュレの失恋が決定的なものとなった。
「い、いや、ならここから……」
「……ごめん」
「うおおおおおお! ラッヘさんのばかやろおおおおおおおお!」
「うお!? ……なんだ?」
「今のはデュレか?」
デュレは泣き叫びながらギルドを飛び出し、それを見ていた他の冒険者がぎょっとした顔で見送っていた。
「あーあ」
「悪いことしちゃった……けど、私はあの日からずっとラッヘさん一筋だもん」
「ま、いいんじゃない? 脈が無さそうなのは多分本人も分かっていたし」
「はは……デュレは可哀想だけどね。でも、パーティを抜けられるのは本当に困るんだけど本当に追いかけるのかい?」
「……うん。二度と会えないってわけじゃないと思うけど、どこに行くか分からないしさ」
「うーん、受けられる依頼が減っちゃうのが困るのよね」
セリカの冒険者ランクはAでギルドでも数少ない高ランク者である。デュレ達はBなので少し実力的に劣るのだ。
「三人で頑張ってよ」
「セリカの意思は固いみたいだね。どうするミント?」
「あんまり、気は進まないけど引き止めても黙って出ていきそうだし」
「ギクリ」
ミントがジト目で呆れながらそう口にすると、セリカがびくっと身体を強張らせていた。実際、説得できなければそのつもりだったのでミントの言うことは当たっているのだが。
「新しい前衛を入れて頑張るよ。でも、ラッヘさんについていくのは本当に厳しいと思うよ?」
「大丈夫! そのために鍛えてAランクまで上げたんだから!」
「気を付けてね。デュレはわたし達がなんとかしておくわ」
「……! うん! ありがとう二人とも!」
セリカはパッと表情を明るくしてギルドを飛び出して行った。見送った二人は顔を見合わせた後、ため息を吐いてから首を振った。
「まったく。小さいころから変わらないんだから」
「仕方ないよ。セリカはずっと猪突猛進で、ラッヘさん大好きなんだから。……ねえ、デュレ」
グラースがそう口にするとギルドの入口に頭を掻きながらデュレが入って来た。
彼は泣きそうな顔で二人の下へやってくると、不機嫌なことを隠しもせず話し始めた。
「まったくだよ! あいつ俺の気持ちとか全然気づいていないし! 告白しても動揺一つしねえってなんなの!?」
「まあ、セリカはずっとラッヘさん一筋だし」
「知ってますー!」
ミントの言葉に口を尖らせて子供みたいなことを口にする。目には涙が溜まっていた。そしてデュレが今度はミントへ言う。
「……お前だってラッヘさんが好きだったんだろ? いいのか?」
「……」
デュレが鼻水をすすり、ミントが押し黙る。少し間を置いてから彼女はフッと笑いながらグラースとデュレへ返す。
「いいのよ。わたしもセリカと同じだけど、あの子には勝てないわ。一緒についていくと、それこそ足手まといになるし。ドラゴンの幼体は可愛かったけど」
「はあ、物分かりが良すぎだよ二人とも」
「お前は彼女がいるからいいよな」
「ホントね。……さ、これからどうする?」
デュレとミントに詰められてグラースが呻いていた。ミントはそれを見て満足した表情を見せて今後について語る。
「仕方ねえ。セリカが居なくてもなんとかなる依頼をこなして実力を上げるぞ! なあに、俺一人で前衛を張ってやるよ!」
するとデュレがニヤリと笑いながらそう宣言した。それを聞いたグラースとミントは小さく頷く。
「それしかないよね。ま、いつかこうなるとは思っていたけどさ」
「それがわたしかセリカかってところだったけど」
「お前も強くなってから追いかければいいじゃねえか。派手に振られたし、少しは苦労してもらわないと気が済まねえな」
「ふふ、考えておく。チビちゃんも気になるし」
と、冗談のような感じでミントが口にし、そのまま酒場で新しい門出だと宴会をすることにした。
いつかはこうなる。
グラースの言葉はみな考えていた。だから引き止めることはするが、聞かないのであればそのまま行かせるというのは三人の暗黙で決まっていたのだ。
「……元気でね」
酒場へ行く途中、ミントは空を見上げて親友の無事を祈るのだった――
フェイスキーパーの面々は彼を見送った後、ギスギス空間が広がっていた。
「……ラッヘさん行っちゃったじゃない」
「あの人もお前を連れて行くつもりは無かったんだし、結果的にこうなってたんだって」
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「ドラゴンを相手にして生き残れるのはあの人だけだよ。しかも一人でだ。セリカは強いけど、逆に足手まといになる可能性があるよ」
「やってみないと分からないじゃない!」
「まあまあ。セリカがラッヘさん大好きってことは分かっているから一緒に行きたい気持ちはわかるけど」
「ミントうるさい!」
顔を赤くしてテーブルを叩くセリカに、不満げなデュレが口を開く。
「もういい歳だし、セリカは女に見られてないんじゃね? お前も告白するつもりが無さそう……ぐあ!?」
「いつかするつもりだったの! なんだかんだでこの町に戻ってくるからその内にって……」
セリカは隣に座るデュレの頬を殴りながら泣きそうな顔になっていた。
「あー、もう戻ってこないみたいですもんね」
「残念。あのドラゴンの幼体、可愛かったのに……」
「だ・か・ら! 私はラッヘさんを追うの! ごめん、お願いだから許して……!」
セリカが手を合わせて一生のお願いと口にし、グラースとミントが顔を見合わせて困った表情を見せた。そこで復活したデュレがセリカに向いて大きな声を出す。
「お、俺はお前が好きだ! だから、行かないでくれ……!」
「え? そうだったの?」
「え!? 全然気づいていなかった!?」
「まあ、気づいていたらもっとなんかあるでしょ」
ミントが眼鏡の縁を上げながら冷静に分析し、デュレの失恋が決定的なものとなった。
「い、いや、ならここから……」
「……ごめん」
「うおおおおおお! ラッヘさんのばかやろおおおおおおおお!」
「うお!? ……なんだ?」
「今のはデュレか?」
デュレは泣き叫びながらギルドを飛び出し、それを見ていた他の冒険者がぎょっとした顔で見送っていた。
「あーあ」
「悪いことしちゃった……けど、私はあの日からずっとラッヘさん一筋だもん」
「ま、いいんじゃない? 脈が無さそうなのは多分本人も分かっていたし」
「はは……デュレは可哀想だけどね。でも、パーティを抜けられるのは本当に困るんだけど本当に追いかけるのかい?」
「……うん。二度と会えないってわけじゃないと思うけど、どこに行くか分からないしさ」
「うーん、受けられる依頼が減っちゃうのが困るのよね」
セリカの冒険者ランクはAでギルドでも数少ない高ランク者である。デュレ達はBなので少し実力的に劣るのだ。
「三人で頑張ってよ」
「セリカの意思は固いみたいだね。どうするミント?」
「あんまり、気は進まないけど引き止めても黙って出ていきそうだし」
「ギクリ」
ミントがジト目で呆れながらそう口にすると、セリカがびくっと身体を強張らせていた。実際、説得できなければそのつもりだったのでミントの言うことは当たっているのだが。
「新しい前衛を入れて頑張るよ。でも、ラッヘさんについていくのは本当に厳しいと思うよ?」
「大丈夫! そのために鍛えてAランクまで上げたんだから!」
「気を付けてね。デュレはわたし達がなんとかしておくわ」
「……! うん! ありがとう二人とも!」
セリカはパッと表情を明るくしてギルドを飛び出して行った。見送った二人は顔を見合わせた後、ため息を吐いてから首を振った。
「まったく。小さいころから変わらないんだから」
「仕方ないよ。セリカはずっと猪突猛進で、ラッヘさん大好きなんだから。……ねえ、デュレ」
グラースがそう口にするとギルドの入口に頭を掻きながらデュレが入って来た。
彼は泣きそうな顔で二人の下へやってくると、不機嫌なことを隠しもせず話し始めた。
「まったくだよ! あいつ俺の気持ちとか全然気づいていないし! 告白しても動揺一つしねえってなんなの!?」
「まあ、セリカはずっとラッヘさん一筋だし」
「知ってますー!」
ミントの言葉に口を尖らせて子供みたいなことを口にする。目には涙が溜まっていた。そしてデュレが今度はミントへ言う。
「……お前だってラッヘさんが好きだったんだろ? いいのか?」
「……」
デュレが鼻水をすすり、ミントが押し黙る。少し間を置いてから彼女はフッと笑いながらグラースとデュレへ返す。
「いいのよ。わたしもセリカと同じだけど、あの子には勝てないわ。一緒についていくと、それこそ足手まといになるし。ドラゴンの幼体は可愛かったけど」
「はあ、物分かりが良すぎだよ二人とも」
「お前は彼女がいるからいいよな」
「ホントね。……さ、これからどうする?」
デュレとミントに詰められてグラースが呻いていた。ミントはそれを見て満足した表情を見せて今後について語る。
「仕方ねえ。セリカが居なくてもなんとかなる依頼をこなして実力を上げるぞ! なあに、俺一人で前衛を張ってやるよ!」
するとデュレがニヤリと笑いながらそう宣言した。それを聞いたグラースとミントは小さく頷く。
「それしかないよね。ま、いつかこうなるとは思っていたけどさ」
「それがわたしかセリカかってところだったけど」
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「ふふ、考えておく。チビちゃんも気になるし」
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いつかはこうなる。
グラースの言葉はみな考えていた。だから引き止めることはするが、聞かないのであればそのまま行かせるというのは三人の暗黙で決まっていたのだ。
「……元気でね」
酒場へ行く途中、ミントは空を見上げて親友の無事を祈るのだった――
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