お隣どうしの桜と海

八月灯香

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お隣同士の海と桜 ふうふ編

ふうふで撮影2 ✴︎

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呼んでもらったタクシーはすぐに到着した。
車の中では一言も言葉を発せなかった。
桜が時々「疲れた?」とか「大丈夫?」とか聞いてくるけど、首を横に振ったり縦に振ったりするしかできなかった。

時々桜と目が合うと自分の中で燻っていた気持ちに再び火が灯される。

桜は柔らかく笑って、握った俺の左手の薬指の結婚指輪を親指で撫でてきた。

後でね。と帰宅を促されて玄関を上る。

乱暴な声でただいまと言うと母さんの「おかえり」の声が聞こえた、もう頭が沸騰していて慌てて風呂に飛び込んでシャワーを捻った。

シャツもズボンもびしゃびしゃに濡れていく。
でも全然に冷静になんてなれない。
濡れて張り付く服をなんとか脱ぎ去る。
頭を洗っても、身体を流しても桜の視線を思い出して首筋がゾワゾワしたまま。

尻に指を押し込むと、熱く自分の指を飲み込む。
息は上がるけど、こんなんじゃ全然足りない。

目頭に熱が籠るが泣きたいからじゃない。

濡れた洗濯物を絞って洗濯機に放り込んで回した。
2階に駆け上がって、トイレで尻の中を綺麗にした。

頭の中は桜でいっぱいになって、何度も桜の名前を呼んでしまう。

はやく、さくら。

余裕なく、濡れた髪の毛のままスマホで母さんに桜の部屋に行く事を伝える。

部屋の電気ついてるから、そこにいるはず。

窓を叩くと、すぐに桜がカーテンを開けてくれる。

俺の、桜だ。

すぐに大きくてしっかりした腕が伸びてくる。
俺はたまらなくなって両手で桜の頭を掴んでキスをする。

俺はもう周りが見えてない状態だったけど、桜はちゃんと窓を閉めてカーテンもしめてた。

桜をベッドに押し倒して馬乗りになった。
スウェットは俺の勃起に押し上げられて興奮をしめす。
桜のロングTシャツを捲りあげ、その下に隠されていた腹筋の溝に舌を這わせる。
練習あるし肌に跡を残しちゃいけないってわかってるけど、興奮して加減ができずに桜の胸の辺りにいくつか所有の跡をつけてしまう。

「ウ……」
桜から堪えて漏れた声が届いてカッと頭が熱くなる。
フゥ、フゥ、と興奮した自分の息遣いが煩わしい。
乱暴に桜のロンTを脱がせて噛み付くみたいにキスをする。
テクニックも何も無く必死になって桜の舌を吸う。

それだけで興奮は最高潮になっていく。

桜のチンコも勃ってて、そこにスウェット履いたままなのに盛った犬みたいに腰を押し付ける。

「ん…う…」

桜の手が血管浮くほど握られてる。
桜のくぐもった息が俺の中にある、桜を制圧したい欲望を増幅させる。
桜は俺だけの物だと頭の奥で暗い気持ちが叫び声をあげてる。

俺の事が好きでどうしようもない桜。

俺もこんなになるくらい桜の事が好きでどうしようもない。


だけど、こんなの無理矢理じゃないか。
桜が俺の事を好きでも、していい事じゃない。

桜はいつもセックスする時絶対俺にしていいか声をかける。

なのに俺はまるで獣みたいに桜を自分の欲望を一方的にぶつけようとしてる。
こんな事が本当にしたい事なのか?
興奮して腰は気持ちいいのに、胸が苦しい。

「さくらごめん、こんなの…ごめんなさい」

ポロポロ泣きながらも止められない欲望に腹が立ってくる。

桜は大きな手で俺の腰を掴んで、二、三度大きく揺する。

「大丈夫だから、海のしたいようにして。」と俺のスイッチを押すみたいに熱を孕んだ声と、目で俺を許した。

桜の筋肉のついた太腿に手を置いて自慰してるみたいに自分のチンコを桜のチンコに押し付けてたけど、布越しの刺激がもどかしい。

桜のズボンを下着ごとずらして、飛び出たそれにしゃぶりついた。
ツルッとした張りのある亀頭の割れ目から、ぬるぬるした先走りが出てくる。
竿の部分の太く浮き出た血管が生々しい。
いつもこれが俺を絶頂まで連れていくんだと思うと、夢中で舐めて鈴口を吸った。
口の中に入らないところは手でしごいた。
質量がどんどん増していく。
俺とは比べ物にならないくらいにどこもかしこも大人の形をした桜。

「う…み…」

余裕のない桜の声。

口を離すと桜のチンコが先走りと俺の唾液でありえないくらいそりかえって濡れてる。

桜に見せつけるように自分の指を舐めて、俺はその手を自分のスウェットに突っ込んで後ろから尻をほぐす。

スウェットの片方だけ脚をぬいてその上にまたがって、自分の尻に桜のそれを迎え入れる。

まだ入り口が少し狭いけど、早く奥まで埋めて欲しい。
少しずつ押し開いて桜の亀頭を飲み込んだ。

「は…ぅ…は…は………ぁ」

俺は入れただけでイってしまわないように自分のチンコの根本をグッと握りしめた。
狭い肉をかき分けて脈をうつ熱が肚の中に収まっていく。

桜の眼が捕食者の目をしている。

その眼を俺が見下ろしている。
見て、桜、今俺が桜を食ってる。
支配欲と優越感が背中を駆け上がって、桜の腹に手をついて夢中で腰を打ち下ろす。
右脚にはスウェットが引っかかったままだけど取り払う余裕なんてない。
肌を打つ音が生々しく部屋に響く。

貫かれてるのに、今は俺が桜を抱いてるみたいになってる。
俺が喘ぐのはいつもの事だけど、いつもは俺をリードしてる桜が俺の下で余裕の無い表情でほとんど聞いた事ない喘ぎ声を溢している。

すがめられた目が愛しい。
この綺麗な顔を欲情で歪められるのは俺だけだ。
この目が俺以外を見るなんて絶対嫌だ。

全身の血が沸騰するのを感じる。

桜のこの顔が見られるのは俺だけなんだ。
沸いてきた独占欲が鳩尾から全身に拡がる。

恍惚とした気持ちが爆発した瞬間、桜の眉間に力が籠り歯を食い縛って俺の中に精を放った。
俺は同時に桜の上で絶頂し、桜の割れた腹の上に欲望を吐き出していた。

「は…は…は…」

少しだけ身体をたてる、息が細かく切れて顎をあげてないと息が吸えない。
肩が大きく上下してる。
桜の腹に手を置いたまま動けなかった。



情け無い事に、昨日は大興奮で桜を襲って一発キメた俺はその後ビタイチ動けなかった。
騎乗位でイくまで動けるなんて筋トレの成果かな…2度とできる気しない…
いつもの通りに桜に身体綺麗にしてもらってもう本当介護状態だ。

いや、もう本当頭わいてた。
初めて我を失って桜を襲ってしまった。
自分をコントロール出来ずに衝動だけが俺を動かしていた。

あんな支配欲に飲まれて自分の欲望を優先してセックスなんてするもんじゃない、酷い事をした
と反省に反省を重ねていたら、もう隣で今ころがってる昨日俺が気持ち的に抱いた男がよ。

「昨日のオスみのある海本当にかっこよかった」

とか

「新しい海が見れてもっと好きになった」

とか

「俺、海の奥さんでよかった」
「めちゃくちゃ情熱的で興奮した」とか口がジャリジャリになりそうなくらい甘い睦言を俺のほっぺたに吸い付きながらダダ漏れにして「いつでも襲って」とか言いながらご満悦なキラキラ笑顔をずっと俺に向けてる。

俺の反省の心を返して。




その後無事に雑誌は発売された。
母さんが「このシグ君やばいわー」とかいいながら誌面を見せてくる。

やめて、その横にいる裸の背中は俺だよ。
頭を抱えてのたうち回りたい。

俺が桜にチンコ勃ちました報告してる時の写真も使われてる。
その桜の顔もやばい、フェロモン大魔王。

極め付けに見開きで使われた一枚が、
横向きで桜と抱き合ってて、俺は画面に背中を向けているけど、右脚が桜の腰に乗ってて、腰回りは隠れてるけど、エロの想像力豊かな人なら思うだろう

これやってるよね?

桜の手が俺の腰をグッと自分の腰に押し付けて見えるわけ。
桜の腕….すごい血管してるね…

そいで桜の顔がさぁ、

もうこれはやってます。

って顔してんの!!!!

まぁ、俺の顔が写ってないからいいか…って思ってたら矢作とかガンちゃんから「お前の背中エロいわ~」とかいうアホみたいなメッセージと、SNSでエゴサした検索履歴のスクリーンショットがわざわざ添付されてくる。

桜を褒めちぎるものが大半なんだけど、添付の後半に怪しいのが混じってくる。

マジに結婚指輪写ってる、これまじリアルカップルなのやばすぎる

受けと思われる背中の華奢さがえぐい

これは抜ける背中

そりゃこんなエロい身体の子抱けるなら腹筋も割るって

この背中の子に上に乗ってもらいたい

この背中で抜いた

とか書いてあるけどこれ俺の事いってんの…?

体格差ありすぎるんだけど、これマジで撮影中やってない?とか…

中にはもっと直接的な卑猥な言葉の羅列のやつもあって怖すぎる…

雑誌が発売2日で完売したとかで、早瀬さんから編集長が特別号で特集組んでページ増やしてやりたいっていってるってオファーが来たけどそれはもう俺のメンタルが持たないからお断りした。

撮影データを桜が貰ってきたのを一緒に見ようって言われたけど、
断固拒否して部屋で一人で見た。

桜の俺を見てる目が尊すぎるのがあって何枚か個人的に保存してしまった…

ベッドの撮影の時の写真見返してたらシチュエーションをありありと思い出して勃ってしまって、画面の向こうの桜で抜こうかなって…

そのタイミングで桜が俺の部屋の窓の鍵開けて無理矢理入ってきて興奮してるのバレて抜かれた挙句に致されてしまった…

「ベッドの撮影の時、海の事わざとそういうふうに触った」

って後から言われてもう何も言えなかったよな。
2度とやらないからな!!!!

ちなみにプールサイドに二人並んで座ってる後ろ姿は体格差が親子にしか見えなかった。

だけど桜が「俺やっぱりどっかに載せないけどこういうふうにカメラマンに撮ってもらった海との写真残していきたい」って言って、時々撮ってもらう約束をした。

何処にも出さないならいいよって言ったら王子様スマイルでわかったって返ってきた。
眩しい…眼が潰れる。
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