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15話 放課後のお楽しみ
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ファーストキスを経験したお泊りの日から、早数日。
わたしとつぐみさんの間に、新たな習慣が生まれた。
「美夢ちゃん、お待たせ~っ」
「わたしもいま来たところなので、全然待ってないですよ」
いつも通り教室の前で合流し、途中まで一緒に歩く。
常日頃から痛感しているように、わたしたちが顔を合わせられる時間はかなり短い。
クラスも違う、部活も違う、わたしは実家暮らしでつぐみさんは寮生活。
放課後ですら、それぞれの部活へ向かうまでのわずかな間だけしか一緒にいられない。
部活が終わった後や休日に集まれる場合もあるけど、それはあくまで例外だ。
「あっ、美夢ちゃん」
廊下を曲がった瞬間、つぐみさんがなにかに気付いてハッとなる。
わたしもちょうど同じことを考えていたので、コクリとうなずく。
「はい、いまなら――」
わたしたちの新たな習慣、それは――
「ちゅっ」
部活に向かう道中、二人きりになれるタイミングを見付けてキスをする。
当然ながら、毎日できるわけではない。
だからこそ、貴重なチャンスを見逃さない。
わたしが寮に入ってつぐみさんのルームメイトになれればいいんだけど、現実的に考えて無理だ。
どうにかして少しでもイチャイチャできないだろうかと頭を悩ませた結果、今回の案を閃き、数日前に話を持ちかけて快諾を得られた。
提案を受け入れてもらえた喜びはもちろん、つぐみさんもキスを望んでくれているのだと実感できて、二重の意味で嬉しい。
「やっぱり、ドキドキしちゃうね」
「そうですね、顔も熱くなってきました」
唇が重なる時間はほんの一瞬だけど、この後に部活が控えていることを考えればむしろ好都合と言える。
初めての時と同じぐらいじっくりとキスすれば、幸せすぎて頭がクラクラして部活どころではなくなってしまうからだ。
この調子ではキスより先の行為なんて夢のまた夢だけど、決して夢のままでは終わらないと、強く確信している。
わたしとつぐみさんの間に、新たな習慣が生まれた。
「美夢ちゃん、お待たせ~っ」
「わたしもいま来たところなので、全然待ってないですよ」
いつも通り教室の前で合流し、途中まで一緒に歩く。
常日頃から痛感しているように、わたしたちが顔を合わせられる時間はかなり短い。
クラスも違う、部活も違う、わたしは実家暮らしでつぐみさんは寮生活。
放課後ですら、それぞれの部活へ向かうまでのわずかな間だけしか一緒にいられない。
部活が終わった後や休日に集まれる場合もあるけど、それはあくまで例外だ。
「あっ、美夢ちゃん」
廊下を曲がった瞬間、つぐみさんがなにかに気付いてハッとなる。
わたしもちょうど同じことを考えていたので、コクリとうなずく。
「はい、いまなら――」
わたしたちの新たな習慣、それは――
「ちゅっ」
部活に向かう道中、二人きりになれるタイミングを見付けてキスをする。
当然ながら、毎日できるわけではない。
だからこそ、貴重なチャンスを見逃さない。
わたしが寮に入ってつぐみさんのルームメイトになれればいいんだけど、現実的に考えて無理だ。
どうにかして少しでもイチャイチャできないだろうかと頭を悩ませた結果、今回の案を閃き、数日前に話を持ちかけて快諾を得られた。
提案を受け入れてもらえた喜びはもちろん、つぐみさんもキスを望んでくれているのだと実感できて、二重の意味で嬉しい。
「やっぱり、ドキドキしちゃうね」
「そうですね、顔も熱くなってきました」
唇が重なる時間はほんの一瞬だけど、この後に部活が控えていることを考えればむしろ好都合と言える。
初めての時と同じぐらいじっくりとキスすれば、幸せすぎて頭がクラクラして部活どころではなくなってしまうからだ。
この調子ではキスより先の行為なんて夢のまた夢だけど、決して夢のままでは終わらないと、強く確信している。
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