4 / 7
第4話 どこもかしこも美(機)人ばかり
しおりを挟む
スカットセンター。それは戦闘型機人が自由に必殺技を放って、気分爽快になる場所の事である。バッティングセンターのようなものと表現すれば分かりやすいか。
それぞれ個室で、青い機人・ヴォルフォリオスと赤い機人・ドラグブレイバーは必殺技シークエンスへと入っていた。
背中の剣を取り出し、刃に火炎を発生させる。そのままドラグブレイバーはジャンプして大剣を大振りした。
「爆炎大斬! うぉらぁ!」
隣の部屋で両腕のビームガン、両脚のミドルライフル、両肩のビームパネルが六角形を描き、冷凍弾をヴォルフォリオスは掃射!
「マシンガンブリザード!」
気分スッキリ。双方は特殊防壁で出来た、フリーバトルルームから自動ドアを潜って、出て来る。
「いやぁ、超キモチイイー」
「仕事だと以外とあんまり派手に暴れられないからな。定期的にこういう場所で暴れないとな」
「ははは。言えてる、言えてる」
よっこらしょとドラグブレイバーは腰をベンチへと降ろした。
「ところでさぁ、ヴォルフォリオス」
「ん?」
「お前っちは女に興味あったりすんの?」
「何だよ急に」
「そういや、受付のねーちゃん、美人だなーって思って」
「受付?」
どれどれと、受付の方を見やる青い機人。
ロングヘアーに透き通った白い肌。整った顔立ちに、プロポーション抜群の肢体。まごうことなき、20代前半に見える女性であった。
「確かに、いわゆる美人ではあるな。だが……」
窓の外へとヴォルフォリオスは視点を移す。外には友人と思しき女性4名が歩いている姿があった。その外見年齢10代後半そこらの4人もタイプこそ違えどどれもスタイル抜群で美しかった。
「美しさを簡単に手に入る時代。美人なんてどこにでもいるんだよな」
同じく、赤の機人・ドラグブレイバーも外にいる美女4人眺めて、頷いた。
「美人ばっかだと、美人と言う概念そのものが分からなくなって来ちまうかもしんねぇやこりゃぁ」
「彼女らは皆、機人なのかそれとも……」
「外見だけじゃ、どっちか分かんねーし」
「よし。ではスキャンしてみよう。失敬……」
青のガンマン機人はスキャン機能を使い、外にいる4人の女性をスキャン。これにより、サーモグラフィー映像を着手。これによると、半分が人間で半分が機人と判明する。
「意外だな。前にいる2人は純然たる人間だぞ」
「ちょ、マジで? まー、元々美人なら機人なんかになる必要はねーってか?」
「だろうな。元々武器を持っているのなら、新たに得る必要はあるまい」
「あ、今更気付いた」
「何をだ?」
「ボインばっかだ。見事なまでに巨乳のパラダイス」
「言われてみれば……」
たゆんたゆん。ぷるんぷるん。見事なまでのワガママバストばかりである。受付のお姉さんを例外ではない。
「これってつまりは胸にコンプレックスがあるってことかぁ?」
「そうなるよな。あ、そういえば、ドラグブレイバー。知っているか。あの胸は収縮自在らしい。つまり、大きくて邪魔になる時は小さく出来るそうだ。昨日ネットでそういう話を見た」
「マジでか。パイオツはデカイと邪魔な時もありそうだもんなぁ。俺ら、男だから、人間のままでも一生分からねぇ話だけどよ」
「そうだな。……しかしながら、女という生き物は今も昔も大差はないようだ」
「どういう意味っしょ?」
「機人になれる話にしても、女は俺たち男と違ってメカメカしいものではなく、人間と瓜二つなモデルを好むのが圧倒的。便利な身体を大して求めていないんだ」
「不思議だよなー」
「そして、美しくなろうと必死になる。昔、胸を大きく魅せる服やら、細く見える服やら、美容に良い運動食事やらが何かと研究されていたそうだ」
「そんな涙ぐましい歴史があったんだなぁ~」
「ま、俺たちにはどうでもいい話だ。機人である俺たちは何でも出来て便利だ。女の支えなど必要ない」
「そもそも、生殖機能ねーから、惚れても意味ねー気がするし……」
「パートナーの女を探さなくても問題ない、イイ時代だな。本当に……」
「モテる為に努力するとか、メンドクセーだろうしなぁ」
ま、女なんてどーでもいっかと、2人の機人は軽く笑ってのけた。
それぞれ個室で、青い機人・ヴォルフォリオスと赤い機人・ドラグブレイバーは必殺技シークエンスへと入っていた。
背中の剣を取り出し、刃に火炎を発生させる。そのままドラグブレイバーはジャンプして大剣を大振りした。
「爆炎大斬! うぉらぁ!」
隣の部屋で両腕のビームガン、両脚のミドルライフル、両肩のビームパネルが六角形を描き、冷凍弾をヴォルフォリオスは掃射!
「マシンガンブリザード!」
気分スッキリ。双方は特殊防壁で出来た、フリーバトルルームから自動ドアを潜って、出て来る。
「いやぁ、超キモチイイー」
「仕事だと以外とあんまり派手に暴れられないからな。定期的にこういう場所で暴れないとな」
「ははは。言えてる、言えてる」
よっこらしょとドラグブレイバーは腰をベンチへと降ろした。
「ところでさぁ、ヴォルフォリオス」
「ん?」
「お前っちは女に興味あったりすんの?」
「何だよ急に」
「そういや、受付のねーちゃん、美人だなーって思って」
「受付?」
どれどれと、受付の方を見やる青い機人。
ロングヘアーに透き通った白い肌。整った顔立ちに、プロポーション抜群の肢体。まごうことなき、20代前半に見える女性であった。
「確かに、いわゆる美人ではあるな。だが……」
窓の外へとヴォルフォリオスは視点を移す。外には友人と思しき女性4名が歩いている姿があった。その外見年齢10代後半そこらの4人もタイプこそ違えどどれもスタイル抜群で美しかった。
「美しさを簡単に手に入る時代。美人なんてどこにでもいるんだよな」
同じく、赤の機人・ドラグブレイバーも外にいる美女4人眺めて、頷いた。
「美人ばっかだと、美人と言う概念そのものが分からなくなって来ちまうかもしんねぇやこりゃぁ」
「彼女らは皆、機人なのかそれとも……」
「外見だけじゃ、どっちか分かんねーし」
「よし。ではスキャンしてみよう。失敬……」
青のガンマン機人はスキャン機能を使い、外にいる4人の女性をスキャン。これにより、サーモグラフィー映像を着手。これによると、半分が人間で半分が機人と判明する。
「意外だな。前にいる2人は純然たる人間だぞ」
「ちょ、マジで? まー、元々美人なら機人なんかになる必要はねーってか?」
「だろうな。元々武器を持っているのなら、新たに得る必要はあるまい」
「あ、今更気付いた」
「何をだ?」
「ボインばっかだ。見事なまでに巨乳のパラダイス」
「言われてみれば……」
たゆんたゆん。ぷるんぷるん。見事なまでのワガママバストばかりである。受付のお姉さんを例外ではない。
「これってつまりは胸にコンプレックスがあるってことかぁ?」
「そうなるよな。あ、そういえば、ドラグブレイバー。知っているか。あの胸は収縮自在らしい。つまり、大きくて邪魔になる時は小さく出来るそうだ。昨日ネットでそういう話を見た」
「マジでか。パイオツはデカイと邪魔な時もありそうだもんなぁ。俺ら、男だから、人間のままでも一生分からねぇ話だけどよ」
「そうだな。……しかしながら、女という生き物は今も昔も大差はないようだ」
「どういう意味っしょ?」
「機人になれる話にしても、女は俺たち男と違ってメカメカしいものではなく、人間と瓜二つなモデルを好むのが圧倒的。便利な身体を大して求めていないんだ」
「不思議だよなー」
「そして、美しくなろうと必死になる。昔、胸を大きく魅せる服やら、細く見える服やら、美容に良い運動食事やらが何かと研究されていたそうだ」
「そんな涙ぐましい歴史があったんだなぁ~」
「ま、俺たちにはどうでもいい話だ。機人である俺たちは何でも出来て便利だ。女の支えなど必要ない」
「そもそも、生殖機能ねーから、惚れても意味ねー気がするし……」
「パートナーの女を探さなくても問題ない、イイ時代だな。本当に……」
「モテる為に努力するとか、メンドクセーだろうしなぁ」
ま、女なんてどーでもいっかと、2人の機人は軽く笑ってのけた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる