テイマーはじめました(仮)

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ゲームスタート

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【スモールワールド】



十数年前から出始めたVRMMOの1つ



とにかくリアルなクオリティ!


特に【スモールワールド】はもう1つの人生を歩める世界として売り出された。


俺…北倉きたくら 圭人けいとは、願望とも呼べる目的の為、ゲームの世界へ…

「ゲームスタート!!」


ーーーーーーーーーーーーーーー


「…ん?」

目を開けると、一面真っ白の世界。 

いや…
目の前に【push】と書かれた文字が見える。


押してみると、名前や年齢、顔立ちなどの初期設定画面。

パソコンのモニターが枠もなく宙に映し出されている感じだな。


兎にも角にも初期設定!
これ、地味に重要だ!

あとで変えれると言っても有料…失敗は許されない!!



「う~ん、こんなもんかな?」


散々悩んだけど、どっかで区切りをつけないとゲームプレイ時間が減っちゃうからね!
こう言うの、永遠と悩んでられる優柔不断男とは俺の事よ!

キラーン!と効果音が付きそうな決めポーズ


……うん、やめよう。



名前…ケイト。
年齢…18
性別…男

身長…175
背格好はリアルと同じくらい。
差があると動くのに違和感が出るってネットに書いてあったしなー。

顔立ちは…少し見栄はって中の上くらい。…上の中くらいかも。

初期装備は

旅立ちの服
旅立ちのズボン
旅立ちの靴
旅立ちの……

うん、まとめて【旅立ちシリーズ】

自分好みにカスタマイズがしていける様に、装備できる箇所が結構細かく分かれてるんだよね…。

それと、
スキルポイント1000

スキルの取り方によって、十人十色の人生が歩めるのだ!
ちなみに職業の縛りはない。
自称か、条件を達成すると貰える称号をつけたりする仕組みである。

「スキルの取得は…後でいっかぁ。」

そう区切りをつけて、完了ボタンを押す。



すると眩しい光に包まれ、目を閉じた。
















目を開けたら教会の様な建物の中だった。




「ようこそ、【スモールワールド】へ。」



急に後ろから声をかけられ、声のした方を振り返る。



「私は【司祭のガンド】と申します。

 この世界のご説明が必要ですか?」




司祭と名乗る男は…NPCかな?
初心者プレイヤーのガイドさん的存在だったはず。


「えっと…いえ、大丈夫です。」


長々とした説明聞くのは苦手。

それに、ゲーム機を入手するまでに結構時間がかかり、待ちきれなかった俺はネットやら雑誌やらを読んでしまい、情報をてにいれていた。

ネットを見れば情報は溢れている。わざわざ聞かなくても良いってのはありがたい。


あ!もちろん、濃い攻略は読んでない!
流石にそこまで調べちゃうと楽しみが半減するしね。


「そうですか、解りました。ではこちらをお持ちください。」


そう手渡されたものは、お金の入った麻袋、パン、水、それらを入れられる大きめの麻袋。

ちなみにアイテムボックスと言うのもあるんだけど、作るか買うかしないと手に入らない。


「これらは先人達の寄付で賄っております。貴方も出世をしたら寄付をしてくださいね。」


…ちゃっかりしてますね。


「そうできる様頑張ります」

当分先な気がするけどね…。


ともかく、軽く挨拶を交わして扉へと向かう。



いざ世界へ!!


目の前に広がるのは、始まりの街【フルスト】
小さくはないが大きくもない、冒険者が生まれる街。
故に、必要最低限のものは揃うんだからありがたい。



さてと、まずはギルドへいって、登録からかな。


ーーーーーーーーーーーーーーー

【ギルド会館 フルスト支部】

冒険者にならない選択も出来るように、プレイヤー作成をした時は冒険者ではない。

その為、冒険者になりたいものはギルド登録が必要になる。



自分はもちろん登録する。


何を隠そう、自分がなりたいものは【テイマー】で冒険者職の1つだからだ。

願望は、その先にあるが、その為にもまずはテイマーを極めなきゃいけない!



それに、冒険者が一番稼ぎがいいしね。





(名前…ケ  イ  ト 。年齢……)

【登録用紙】とある紙に必要事項を記入して、受付の列に並ぶ。

登録は簡単。
紙出して、カード貰うだけ。

カードには名前と《Fランク》の文字。
このランクはFからSまであって、冒険者の力量を示している。

これによって受けれるクエスト難易度も決まってくる訳だ。




さて、すぐさまクエスト受けたいところなんだけど、さっき後回しにしたスキルをやっちゃいますか。
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