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=== 001 目指せ! ヒーロー戦隊 ===
第1話 ヒーロー願望と魔王
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死んだ。
そう認識するのに、時間はかからなかった。
目の前に飛び出してきた子供。鳴り響くブレーキ音。突き飛ばした感触と、遅れてやってきた全身を砕くような衝撃。
ヒーローに憧れただけの、何の力も持たない俺の人生は、最初で最後のヒーローらしいことをして、あっけなく幕を閉じたのだ。
次に目を開けた時、俺は真っ白な空間にいた。上下も左右も、奥行きさえも曖昧な、ただただ純白が広がる世界。呆然と立ち尽くす俺に、声が響いた。
『目覚めたかね、勇敢なる魂よ』
それは男とも女とも、老若ともつかない、ただ荘厳で、心の芯まで染み渡るような声だった。
声の主を探して見渡すが、そこには何もない。いや、一つの巨大な光の球体が、いつの間にか俺の目の前に浮かんでいた。
「あなたは…?」
『我は、”神”と呼ばれる存在の一つ。君の世界で言えば、そうだな。多くの魂の行く末を管理する、システムのようなものだと思ってくれていい』
神。システム。あまりに突飛な自己紹介に、俺の思考は追い付かない。
「俺は、死んだはずじゃ…」
『その通り。君は死んだ。だが、君の最後の行動は、我々の評価基準において極めて稀有なものだった』
神は続ける。
『多くの者は、己の命の危機を前にすれば、他者を顧みない。それは生存本能として正しい。だが君は、己の全てを投げ打って、見ず知らずの幼子を救った。その自己犠牲の精神、そして、君の魂の根底に常に燻っていた願い――”ヒーローになりたい”という、あまりに純粋な願望。我々はそれに興味を引かれた』
心の奥底まで見透かされたような感覚に、俺は息を呑んだ。そうだ。俺はずっと、誰かを助けられるような、物語の主人公みたいなヒーローになりたかった。けれど、現実の俺にはそんな勇気も力もなかった。
そんな俺の、ちっぽけな人生。その最後の瞬間にだけ、俺は、ヒーローになれたのだろうか。
『君に選択肢を与えよう』と、神は言った。
『一つは、輪廻の輪に還り、新たな生を受けること。もう一つは、我々の管轄する、新たな世界へ、その記憶を保ったまま転生することだ。新たな世界への転生を選んだ場合、君の尊い自己犠牲に敬意を表し、一つだけ、君の願いを叶えよう』
答えは、決まっていた。考えるまでもない。
「ヒーローに、なりたいんです」
食い気味に、俺は即答していた。震える声で、しかし、心の底からの願いを込めて。
「誰かを守れるような、胸を張って『正義の味方』だと言えるような、そんなヒーローに、俺はなりたい」
光の球体が、喜ぶように一際強く輝いたように見えた。
『良い答えだ。その願い、確かに聞き届けた。では、君に力を与えよう』
瞬間、俺の身体に凄まじい熱が流れ込む。そして、腰のあたりに、ずしりとした確かな重みが生まれた。見ると、そこには特撮番組で見たような、銀色のバックルを持つベルトが巻かれていた。
『それは変身用のデバイスだ。君が「変身」と叫び、ヒーローになるという強い意志を持つことで、君は身体能力が強化されたヒーローの姿へと変わるだろう。そして、これが君の力の核となる』
神が示す先、俺の手の中に、三つの白いUSBメモリのような物体が現れた。
『”Ultimate Soul Buster”――通称、USB。それを倒した敵の体に突き刺すことで、君は敵の能力や存在そのものをデータとして吸収し、自らの力とすることができる』
USB……。あまりに現代的な響きに困惑していると、神は「百聞は一見に如かず、だな」と言った。
『使い方を教えよう。そのための、最適なサンプルをここに用意した』
神が指を鳴らす。途端に、純白の空間に亀裂が走り、そこから禍々しい漆黒の”何か”が引きずり出された。
巨大な体躯。黒曜石のような鎧。燃え盛る二本の角と、世界への憎悪を煮詰めたような赤い瞳。俺の本能が、生まれて初めて感じる絶対的な恐怖に警鐘を鳴らす。
「こ、こいつは…」
『この世界の住人が、最も恐れ、そして、国々が倒すべき対象として定義されている存在――【魔王】だ』
魔王は、自らが置かれた状況を理解すると、凄まじい魔力の咆哮を上げた。空間がビリビリと震え、俺は立っていることさえままならない。しかし、神は涼しい顔で、ただ一言、こう告げた。
『――静まれ』
その言葉は絶対だった。魔王の咆哮が嘘のように止み、その巨体は金色の光の鎖によって、ピクリとも動けなくなった。圧倒的、という言葉すら生温い、絶対的な力の差。
『さあ、やってみるがいい。その白いUSBメモリを、魔王の体に』
俺は神に促されるまま、震える足で魔王に近づき、おそるおそる、白いUSBメモリをその黒い鎧の隙間に突き刺した。
ズブリ、と鈍い手応え。
直後、魔王の巨体から凄まじい量の光の粒子が噴き出し、まるでデータが吸い上げられるように、USBメモリへと流れ込んでいく。魔王は苦悶の声を上げることさえできず、その存在が希薄になっていき、やがて完全に消滅した。
手元のUSBメモリを見ると、純白だったそれは、禍々しいほどの漆黒に染まり、微かに熱を帯びていた。
『素晴らしい。これで君は、魔王の力を手に入れた。変身能力と、三つの必殺技。君の最初の力としては、上出来すぎるほどだろう』
神は満足げに言うと、残りの二本の白いUSBメモリを俺に手渡した。
「あの、この世界についての知識とか、当面のお金とかは…」
『与えない。私が与えるのは、ヒーローになるための”力”だけだ。その力をどう使い、どう生きるか。それを示すことこそが、君の望んだヒーローの姿だろう?』
正論だった。あまりに正論すぎて、ぐうの音も出ない。
『さあ、行くがいい、新たなヒーローよ。君の信じる正義の物語を、存分に紡いでみせなさい』
その言葉を最後に、俺の意識は再び、真っ白な光に包まれていった。
次に目覚めた時、俺の頬を撫でていたのは、心地よい風だった。
見渡せば、どこまでも広がる草原。土の匂い。空には、見たこともない二つの月が浮かんでいる。
慌てて自分の体を確認する。見知らぬ、しかし健康的な若者の肉体。服装は、簡素なシャツとズボン。そして、腰にはあの銀色のベルトが、確かに巻かれていた。ポケットを探ると、硬質な感触。漆黒に染まったUSBメモリが一本。そして、真っ白なメモリが二本。
俺は地平線の彼方にかすかに見える、街らしき影を見据えた。
さて、どうしたものか。
冷静な頭で、俺はこれからのことについて、思考を巡らせ始めた。
そう認識するのに、時間はかからなかった。
目の前に飛び出してきた子供。鳴り響くブレーキ音。突き飛ばした感触と、遅れてやってきた全身を砕くような衝撃。
ヒーローに憧れただけの、何の力も持たない俺の人生は、最初で最後のヒーローらしいことをして、あっけなく幕を閉じたのだ。
次に目を開けた時、俺は真っ白な空間にいた。上下も左右も、奥行きさえも曖昧な、ただただ純白が広がる世界。呆然と立ち尽くす俺に、声が響いた。
『目覚めたかね、勇敢なる魂よ』
それは男とも女とも、老若ともつかない、ただ荘厳で、心の芯まで染み渡るような声だった。
声の主を探して見渡すが、そこには何もない。いや、一つの巨大な光の球体が、いつの間にか俺の目の前に浮かんでいた。
「あなたは…?」
『我は、”神”と呼ばれる存在の一つ。君の世界で言えば、そうだな。多くの魂の行く末を管理する、システムのようなものだと思ってくれていい』
神。システム。あまりに突飛な自己紹介に、俺の思考は追い付かない。
「俺は、死んだはずじゃ…」
『その通り。君は死んだ。だが、君の最後の行動は、我々の評価基準において極めて稀有なものだった』
神は続ける。
『多くの者は、己の命の危機を前にすれば、他者を顧みない。それは生存本能として正しい。だが君は、己の全てを投げ打って、見ず知らずの幼子を救った。その自己犠牲の精神、そして、君の魂の根底に常に燻っていた願い――”ヒーローになりたい”という、あまりに純粋な願望。我々はそれに興味を引かれた』
心の奥底まで見透かされたような感覚に、俺は息を呑んだ。そうだ。俺はずっと、誰かを助けられるような、物語の主人公みたいなヒーローになりたかった。けれど、現実の俺にはそんな勇気も力もなかった。
そんな俺の、ちっぽけな人生。その最後の瞬間にだけ、俺は、ヒーローになれたのだろうか。
『君に選択肢を与えよう』と、神は言った。
『一つは、輪廻の輪に還り、新たな生を受けること。もう一つは、我々の管轄する、新たな世界へ、その記憶を保ったまま転生することだ。新たな世界への転生を選んだ場合、君の尊い自己犠牲に敬意を表し、一つだけ、君の願いを叶えよう』
答えは、決まっていた。考えるまでもない。
「ヒーローに、なりたいんです」
食い気味に、俺は即答していた。震える声で、しかし、心の底からの願いを込めて。
「誰かを守れるような、胸を張って『正義の味方』だと言えるような、そんなヒーローに、俺はなりたい」
光の球体が、喜ぶように一際強く輝いたように見えた。
『良い答えだ。その願い、確かに聞き届けた。では、君に力を与えよう』
瞬間、俺の身体に凄まじい熱が流れ込む。そして、腰のあたりに、ずしりとした確かな重みが生まれた。見ると、そこには特撮番組で見たような、銀色のバックルを持つベルトが巻かれていた。
『それは変身用のデバイスだ。君が「変身」と叫び、ヒーローになるという強い意志を持つことで、君は身体能力が強化されたヒーローの姿へと変わるだろう。そして、これが君の力の核となる』
神が示す先、俺の手の中に、三つの白いUSBメモリのような物体が現れた。
『”Ultimate Soul Buster”――通称、USB。それを倒した敵の体に突き刺すことで、君は敵の能力や存在そのものをデータとして吸収し、自らの力とすることができる』
USB……。あまりに現代的な響きに困惑していると、神は「百聞は一見に如かず、だな」と言った。
『使い方を教えよう。そのための、最適なサンプルをここに用意した』
神が指を鳴らす。途端に、純白の空間に亀裂が走り、そこから禍々しい漆黒の”何か”が引きずり出された。
巨大な体躯。黒曜石のような鎧。燃え盛る二本の角と、世界への憎悪を煮詰めたような赤い瞳。俺の本能が、生まれて初めて感じる絶対的な恐怖に警鐘を鳴らす。
「こ、こいつは…」
『この世界の住人が、最も恐れ、そして、国々が倒すべき対象として定義されている存在――【魔王】だ』
魔王は、自らが置かれた状況を理解すると、凄まじい魔力の咆哮を上げた。空間がビリビリと震え、俺は立っていることさえままならない。しかし、神は涼しい顔で、ただ一言、こう告げた。
『――静まれ』
その言葉は絶対だった。魔王の咆哮が嘘のように止み、その巨体は金色の光の鎖によって、ピクリとも動けなくなった。圧倒的、という言葉すら生温い、絶対的な力の差。
『さあ、やってみるがいい。その白いUSBメモリを、魔王の体に』
俺は神に促されるまま、震える足で魔王に近づき、おそるおそる、白いUSBメモリをその黒い鎧の隙間に突き刺した。
ズブリ、と鈍い手応え。
直後、魔王の巨体から凄まじい量の光の粒子が噴き出し、まるでデータが吸い上げられるように、USBメモリへと流れ込んでいく。魔王は苦悶の声を上げることさえできず、その存在が希薄になっていき、やがて完全に消滅した。
手元のUSBメモリを見ると、純白だったそれは、禍々しいほどの漆黒に染まり、微かに熱を帯びていた。
『素晴らしい。これで君は、魔王の力を手に入れた。変身能力と、三つの必殺技。君の最初の力としては、上出来すぎるほどだろう』
神は満足げに言うと、残りの二本の白いUSBメモリを俺に手渡した。
「あの、この世界についての知識とか、当面のお金とかは…」
『与えない。私が与えるのは、ヒーローになるための”力”だけだ。その力をどう使い、どう生きるか。それを示すことこそが、君の望んだヒーローの姿だろう?』
正論だった。あまりに正論すぎて、ぐうの音も出ない。
『さあ、行くがいい、新たなヒーローよ。君の信じる正義の物語を、存分に紡いでみせなさい』
その言葉を最後に、俺の意識は再び、真っ白な光に包まれていった。
次に目覚めた時、俺の頬を撫でていたのは、心地よい風だった。
見渡せば、どこまでも広がる草原。土の匂い。空には、見たこともない二つの月が浮かんでいる。
慌てて自分の体を確認する。見知らぬ、しかし健康的な若者の肉体。服装は、簡素なシャツとズボン。そして、腰にはあの銀色のベルトが、確かに巻かれていた。ポケットを探ると、硬質な感触。漆黒に染まったUSBメモリが一本。そして、真っ白なメモリが二本。
俺は地平線の彼方にかすかに見える、街らしき影を見据えた。
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