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第四十四話 エルヴァールの奇策
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「この場に集いし皆々様! 静粛に! 静粛に! であります!」
《黄金色の裁き》魔法律事務所の若きエース、エルヴァール=グッドフェロ―は、前回の弁護においてはからずとも晒してしまった醜態などまるで夢幻だったかのように、アリーナのすみずみまで揺り起こすようなテノールの声を響き渡らせた。
ちなみに、はじめから誰ひとり、咳払いすらしていない静寂の中で、である。
「さて。我らの『この世界』平和を乱し、奪い尽くさんとする悪の猟犬、破滅と絶望の代行者、災いと呪いをもたらす凶鳥。その《勇者A》に尋ねましょう。その罪の重さはいかなりや、と」
……尋ねられても。
犬だったり鳥だったり、どっちだよ。
『いかなり』も『いかりや』も『カナリア』もないだろ。
こちとらこの一週間というもの、ロクに睡眠がとれていなくてコンディションは最悪だ。そのこと自体に少しも後悔はないのだけれど、また良く分からない論法で振り回されて、これ以上に疲弊させられるのかと思うと、俺はもうはじめる前からうんざりしてしまっていたのだ。
「――彼の者の答えは、ありません! そうでしょうとも!」
どうやら、俺がこたえないことすら予定調和だったらしい。
胸のむかむかが加速する。
「彼の者の犯した幾多数多の蛮行は、他の神よりも力に勝るトールスのみが持つことを許された金属鎚、ミョルニアよりもはるかに重いのです! その罪を、この正義の執行者、皆様の『善き隣人』、エルヴァール=グッドフェローが暴き立て、必ずや償いをさせましょうとも!」
冒頭のこのくだりだけで、この調子だもん。
それにしても、かなりバリエーションがあるんだな、とほんのちょっぴり感心する俺である。
――おお!
傍聴席からは、前回とは違い、感嘆の声が響き渡った。
(ん……? 傍聴席の様子が前回と違っている気がするぞ……?)
一回目の糾弾人の日は、傍聴席の大半をオークたちが占領していて緑一色といった様相だったのに、今日はそれが影も形もなかった。あまりにつまらなくて飽きてしまったのだろうか。
(かと言って……俺の、人間側の味方をしてくれるってワケでもない、ってことか……)
冷ややかな視線を反らすように俺が正面を向き直ると、糾弾人席からあいかわらずの軽快なステップで躍り出てきたエルヴァール=グッドフェローは、俺の目と鼻の先からこう言った。
「……さて、被告人、《咎人》である勇者A。正義の糾弾人、エルヴァールが尋ねよう!」
さてさて、第二ラウンドのゴングは鳴らされたらしい。
「残虐非道なる貴様は――いかなる手段と企みによって『この世界』へと現れたのかね?」
「………………は?」
それは、ある意味、意外すぎる質問だった。
俺たち《正義の天秤》魔法律事務所側は、糾弾側、つまりエルヴァール=グッドフェローは『俺があの《始まりの祠》で何をしていたのか』について問い質すことしか俺の罪状を確定させる方法がない、とすっかり決めてかかっていたからだ。
それはそもそも、この俺が勇者なりたてピカピカの一年生だったからであり、《召喚の間》と《謁見の間》、そして《始まりの祠》にしか行ってないうちに捕縛され、即座に審問会で裁かれることになってしまった『超スピード戦犯』、『戦犯RTA者』だったからでもあった。
となれば当然、何らかの罪を犯した可能性の高い《始まりの祠》を突くのが上策だろう。
「もしや……こたえられない、と言うのが貴様の答えなのかね?」
だが――少なくとも、今日のエルヴァールはひと味違っていた。
妙な自信と確信をもってエルヴァール=グッドフェローはこう続ける。
「そうだろうとも! 貴様は、自らの意思で! この地にやってきたのだからな!」
「俺は、ユスス・タロッティア五世とかいう身勝手な王様に召喚された、って言っただろ?」
「……ほう?」
ほう、じゃねえだろ。
初耳みたいなリアクションするな。
感心したように何度も頷いたエルヴァールは、そのこたえを裏付けるようにこう補足する。
「そして、悪逆王に召喚された手先たる勇者は、貴様で五十三人目。しかし、ただひとり貴様だけは、はじめから勇者になることが目的ではなかった、そうこの私に打ち明けてくれたね?」
「……お? お、おう?」
細かい齟齬はないでもないが、大筋は訴えたいことが伝わっている。
だから俺は油断してしまったのかもしれない。
「ちゃんと覚えてるんじゃないか。だったら――」
「そう、だからだ! だからこそこの私は、貴様の真の目的、そのあまりにも怖ろしい企みについて知ってしまったのだ! 聞きたいかね? それとも自分の穢れた口から白状するかね?」
「……はぁ?」
またこれだ。
今度は何を言い出すやら……と思っていたその時だ。
「さすがに自らの大罪を口にするのは憚られよう! なので、私が代弁する! そう貴様の真の企みとは、あの暴徒を束ねし王、ユスス・タロッティア五世の暗殺! そして、新たな世界の王としてこの地に君臨し、己が欲望を満たすための理想郷を手中に収めることだったのだ!」
「ちょ――ちょっと待てぃいいいいい!」
傍聴席が、な、なんだってー!? というこれ以上ない大袈裟なリアクションで騒然とする中、俺は慌ててエルヴァールを制止しようとする。しかし《咎人の座》はそれを断固拒んだ。
仕方なく木製の手摺を重い手枷が嵌められたままの両手でゆっさゆっさと揺らしながら、俺はアリーナのざわめきに負けじと声を張り上げた。
「どどどどういう理屈だよ!? 勇者になりたくなかった、って言うのは間違ってないけれど、王になりたい! だなんてひと言も言った覚えはないぞ! 大体、暗殺なんてそんなもの――」
「いいえ! 証拠ならあるのです! 議長!」
「静粛に、静粛に!」
――ごん、ごん、ごん!
いきなりの御指名だったが、ドワーフ族の首長《大地の魔王》ことグズヴィン議長の反応は素早かった。武骨なハンマーを目の前のテーブルに何度も振り下ろすと、金属と石の混じり合った轟音を会場中に響き渡らせた。すると、混乱状態にあった会場内は冷静さを取り戻した。
「証拠ならある、そのように申したのか? 糾弾人、エルヴァール=グッドフェロー?」
「ええ、仰せの通り」
「そんなモン、ある訳がない!」
「茶々をいれるでない、勇者A」
即座に牽制されてしまった俺は、うっ、と押し黙る。
また発言を封じされてしまったら、この前の二の舞だ。
今度は慎重に行かないと……。
「それでは――」
聴衆を前に、堂々と胸を張ってみせたエルヴァール=グッドフェローは高らかにこう告げた。
「それを次なる糾弾とし、見事証明してみせましょう。……証人、ここへ」
すると、その呼び声を合図に奥の扉が開け放たれ、オークの刑務官たちがやってきた。そこからゆっくり静かに現れた人物の姿を見て、俺は思わず言葉を失くした。
「――!?」
そんな――馬鹿な!? あり得ない!!
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ちなみに、はじめから誰ひとり、咳払いすらしていない静寂の中で、である。
「さて。我らの『この世界』平和を乱し、奪い尽くさんとする悪の猟犬、破滅と絶望の代行者、災いと呪いをもたらす凶鳥。その《勇者A》に尋ねましょう。その罪の重さはいかなりや、と」
……尋ねられても。
犬だったり鳥だったり、どっちだよ。
『いかなり』も『いかりや』も『カナリア』もないだろ。
こちとらこの一週間というもの、ロクに睡眠がとれていなくてコンディションは最悪だ。そのこと自体に少しも後悔はないのだけれど、また良く分からない論法で振り回されて、これ以上に疲弊させられるのかと思うと、俺はもうはじめる前からうんざりしてしまっていたのだ。
「――彼の者の答えは、ありません! そうでしょうとも!」
どうやら、俺がこたえないことすら予定調和だったらしい。
胸のむかむかが加速する。
「彼の者の犯した幾多数多の蛮行は、他の神よりも力に勝るトールスのみが持つことを許された金属鎚、ミョルニアよりもはるかに重いのです! その罪を、この正義の執行者、皆様の『善き隣人』、エルヴァール=グッドフェローが暴き立て、必ずや償いをさせましょうとも!」
冒頭のこのくだりだけで、この調子だもん。
それにしても、かなりバリエーションがあるんだな、とほんのちょっぴり感心する俺である。
――おお!
傍聴席からは、前回とは違い、感嘆の声が響き渡った。
(ん……? 傍聴席の様子が前回と違っている気がするぞ……?)
一回目の糾弾人の日は、傍聴席の大半をオークたちが占領していて緑一色といった様相だったのに、今日はそれが影も形もなかった。あまりにつまらなくて飽きてしまったのだろうか。
(かと言って……俺の、人間側の味方をしてくれるってワケでもない、ってことか……)
冷ややかな視線を反らすように俺が正面を向き直ると、糾弾人席からあいかわらずの軽快なステップで躍り出てきたエルヴァール=グッドフェローは、俺の目と鼻の先からこう言った。
「……さて、被告人、《咎人》である勇者A。正義の糾弾人、エルヴァールが尋ねよう!」
さてさて、第二ラウンドのゴングは鳴らされたらしい。
「残虐非道なる貴様は――いかなる手段と企みによって『この世界』へと現れたのかね?」
「………………は?」
それは、ある意味、意外すぎる質問だった。
俺たち《正義の天秤》魔法律事務所側は、糾弾側、つまりエルヴァール=グッドフェローは『俺があの《始まりの祠》で何をしていたのか』について問い質すことしか俺の罪状を確定させる方法がない、とすっかり決めてかかっていたからだ。
それはそもそも、この俺が勇者なりたてピカピカの一年生だったからであり、《召喚の間》と《謁見の間》、そして《始まりの祠》にしか行ってないうちに捕縛され、即座に審問会で裁かれることになってしまった『超スピード戦犯』、『戦犯RTA者』だったからでもあった。
となれば当然、何らかの罪を犯した可能性の高い《始まりの祠》を突くのが上策だろう。
「もしや……こたえられない、と言うのが貴様の答えなのかね?」
だが――少なくとも、今日のエルヴァールはひと味違っていた。
妙な自信と確信をもってエルヴァール=グッドフェローはこう続ける。
「そうだろうとも! 貴様は、自らの意思で! この地にやってきたのだからな!」
「俺は、ユスス・タロッティア五世とかいう身勝手な王様に召喚された、って言っただろ?」
「……ほう?」
ほう、じゃねえだろ。
初耳みたいなリアクションするな。
感心したように何度も頷いたエルヴァールは、そのこたえを裏付けるようにこう補足する。
「そして、悪逆王に召喚された手先たる勇者は、貴様で五十三人目。しかし、ただひとり貴様だけは、はじめから勇者になることが目的ではなかった、そうこの私に打ち明けてくれたね?」
「……お? お、おう?」
細かい齟齬はないでもないが、大筋は訴えたいことが伝わっている。
だから俺は油断してしまったのかもしれない。
「ちゃんと覚えてるんじゃないか。だったら――」
「そう、だからだ! だからこそこの私は、貴様の真の目的、そのあまりにも怖ろしい企みについて知ってしまったのだ! 聞きたいかね? それとも自分の穢れた口から白状するかね?」
「……はぁ?」
またこれだ。
今度は何を言い出すやら……と思っていたその時だ。
「さすがに自らの大罪を口にするのは憚られよう! なので、私が代弁する! そう貴様の真の企みとは、あの暴徒を束ねし王、ユスス・タロッティア五世の暗殺! そして、新たな世界の王としてこの地に君臨し、己が欲望を満たすための理想郷を手中に収めることだったのだ!」
「ちょ――ちょっと待てぃいいいいい!」
傍聴席が、な、なんだってー!? というこれ以上ない大袈裟なリアクションで騒然とする中、俺は慌ててエルヴァールを制止しようとする。しかし《咎人の座》はそれを断固拒んだ。
仕方なく木製の手摺を重い手枷が嵌められたままの両手でゆっさゆっさと揺らしながら、俺はアリーナのざわめきに負けじと声を張り上げた。
「どどどどういう理屈だよ!? 勇者になりたくなかった、って言うのは間違ってないけれど、王になりたい! だなんてひと言も言った覚えはないぞ! 大体、暗殺なんてそんなもの――」
「いいえ! 証拠ならあるのです! 議長!」
「静粛に、静粛に!」
――ごん、ごん、ごん!
いきなりの御指名だったが、ドワーフ族の首長《大地の魔王》ことグズヴィン議長の反応は素早かった。武骨なハンマーを目の前のテーブルに何度も振り下ろすと、金属と石の混じり合った轟音を会場中に響き渡らせた。すると、混乱状態にあった会場内は冷静さを取り戻した。
「証拠ならある、そのように申したのか? 糾弾人、エルヴァール=グッドフェロー?」
「ええ、仰せの通り」
「そんなモン、ある訳がない!」
「茶々をいれるでない、勇者A」
即座に牽制されてしまった俺は、うっ、と押し黙る。
また発言を封じされてしまったら、この前の二の舞だ。
今度は慎重に行かないと……。
「それでは――」
聴衆を前に、堂々と胸を張ってみせたエルヴァール=グッドフェローは高らかにこう告げた。
「それを次なる糾弾とし、見事証明してみせましょう。……証人、ここへ」
すると、その呼び声を合図に奥の扉が開け放たれ、オークの刑務官たちがやってきた。そこからゆっくり静かに現れた人物の姿を見て、俺は思わず言葉を失くした。
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