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第4章 人材
89.視察が終わるみたいです
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耐熱ガラスでひと盛り上がりした後1階の一番奥へ進んでいく。途中にはカプリン(牛?)、ブリント(豚?)、コッコン(鶏?)から得られる肉類や腸詰、卵、ミルクやチーズ、バター、はちみつなどこの街で収穫できて余剰分の食材が置かれたいわゆる特産品の店がある。食べきれない食材は売っているのである。この店では味を見て購入してもらうため全ての商品で試食できるようにしている。所謂スーパーで見かけるやつである。これのお陰でイブの街の食堂からも注文が入るようになっていた。
そこを過ぎれば鍛冶屋アベルの弟子の店がある。彼女はイブの街の鍛冶師アベルの下で修業をしているが、武器類の作成は好きではないらしい。しかしこの世の中、鍛冶屋として生活していくには武器の作成、修理は必要不可欠だと言っても過言ではない。なぜかと言うと日用品だけではどうしても売り上げも伸びない。この世界では1度買うと修理できなくなるまで使い込まれるのが普通である。それでいて購入費用は安い武器の1/3程度なのである。そこでハジメは彼女、ベッキーの作ったものをマーケットに置いてみないかと提案して今に至るということである。実際に彼女の作る鍋類、包丁、ドアベルなどは使い勝手がとてもよく、主婦や料理人に好評を得ているのである。
「アベルさんのお弟子さんの店・・・?」
ベスパが呟き、ハジメが頷く。買い物に来ていた女性はベスの店でオーダーメイドの包丁を買っているようだった。ベスとその女性は一緒に隣の店へ入って行く。隣は大工のアイルの店である。アイルはイブの街の大工棟梁ソラの元弟子で、最近独り立ちをしたところである。大工は泊りで何日か仕事に向かうことが多いのだが、彼の父親は既に他界していたが、母親は高齢であり一人で暮らすことは難しく日常生活において軽い介助が必要だった。その為今はハジメの下で働いている。日帰りできる範囲であればソラの手伝いに行くが、遠い場合は参加しない。その間はクーラの街の建物のメンテナンスをしてもらっていたが、最近ではベスと組んで商品を開発している。オーダーメイドの包丁の柄などは使う人の手の大きさで変わるのである。そのため実際に客に握って貰ってすぐに微調整が出来るようになっているのだ。割と評判が良く、イブの街の料理人からも好評を得ているのだ。その為アイルの店には商品はなく、ほぼ作業スペースとなっていて、奥の生活スペースには母親が寝ていることもある。因みに親子は家族寮に住んでいて、最近では寮に住む家族が介助を手伝ってくれることもあるようだった。
「えぇ、ベスさんはクーラのマーケットへ、週4日ほど通っていますよ。先ほどのアーヴィンさんの弟子のカインさんも同じですね。今包丁の柄を手直ししているアイルさんは私が雇っていますけど。このマーケットには商人だけでなく、職人のお弟子さんたちが独り立ち前に自分自身の店を出して実際に商売をすることで売買交渉術や改善点などをダイレクトに客の反応を感じて、学ぶためのものとなっています。修行もありますので、休日以外の手が空いた時はこのマーケッへ来るようになっているんです」
とハジメが答える。
これは以前ハジメが師匠クラスのアベルやアーヴィン、クララなどに提案して承諾された作戦だった。師匠にその技術力を認められ独り立ち前まであとわずかの人物ばかりである。彼らが独立するときに商人との繋がりを作り販路が形成できていれば、店を出してもある程度の収入は確保できるようになり、師匠たちも一安心と言う訳である。この提案によって今まで弟子の行く末を不安視して、取らなかった弟子をたガラス職人のクララが育成を始めたのである。この弟子の出現によってハジメのポーション瓶の確保は楽になっているのだ。また彼ら目当てで商人たちも寄ってくれ始めており、宿屋や食堂でお金を落としてくれるようになっている。win-winの関係が成立している。
「あぁ、因みにヘッドハンティング可になっているので、気に入った職人さんや商人さんに自分たちの街に来てくれないかと交渉するのは自由ですので、気になる商人さんや職人さんが居ればどうぞ。ただし本人が嫌がっているのに無理やりはルール違反ですので、すぐさま街の外に弾き出され、以後この街に入ることは出来なくなる仕組みになっています」
ハジメは追加で説明しておく。
その後3か所の農場を見て回る。現在畑は1か所につき柵で4-6分割されており、畑への入り口のエリアだけ空間拡張が使われてなく、視察出来るようになっている。他の場所は農家さんの希望通りの大きさへ拡張されている。畜産場は危険性が高いため外から眺めるだけにした。その時港へ大きな船が1艘滑らかに滑り込んでくるのが見えた。
「ハジメさん、あれ・・・・」
イブの街の町長ウォールが指をさす。
「あぁ、ちょうどウガリット号が荷下ろしが終わって湾内に戻ってきたようですね」
とハジメが説明すると
「あれが、噂の大船か・・・・」
とフラップが呟く。それに合わせるかのように護衛の人々も息を呑んでいた。そうこうしていると外海から湾内に続くちょっとしたトンネルを抜けて数名の商人たちが荷台を運んでいるのが見えた。すこしずつ船を利用する客が増えているのだ。船の造船代金の回収もそこまで遠くはないだろうと考えている。利益を考えれば1-2回の往復航海で充分に元は取っているのだが。そろそろ2艘目を考えようかなぁと思っていた。
一通り案内を終え、ひとまずハジメの家で小一時間ほど休憩していると、エヴァとベスパがハジメの書斎へやってきた。
「丁度良かった。私も今お二人の所へお伺いしようと思っていたんですよ」
とハジメが言うと、
「そうなんですか。私たちもハジメさんにお願いがあってきたのです」
とベスパが言う。ハジメは「では先にどうぞ」と言うと、エヴァが
「実はね、ハジメさんの専属職員のスムスがいるでしょ?さっきも話していたけど、ハジメさんの事務手続きや税金の計算とか多いのよね。今まではこちらのスタッフのセツさんと行き来して連携を取っていたんだけどね。流石にスムーズには行かないのよ」
と言う。セツはキツネ族の1人でハジメの奴隷である。ハジメの商売の会計を取り仕切っているメンバーで、特に商業ギルド関連の仕事をお願いしている。イブの街とクーラの街を行き来しているのだ。泊まる時も出てきており、その際にはコウとリナリーの客間に泊まらせてもらっていた。
「えぇ、そうなんですよね。私もお二人を訪ねようと思ったのはそのことなんですよ」
とハジメが言うと2人は安堵したかのような表情になった。
「そうなんですよ。出来ればスムスをこちらに置いて貰えないかと・・・。少なくても月の半分はお邪魔させて貰えたらと思っているんです」
とエヴァが伝えてくる。
「それは願ったりかなったりなんですけど、スムスさんてご結婚はされてないんです?」
とハジメは聞いた。ご家族がいるならやっぱり一緒がいいだろう。
「スムスは独身なのでそこはご心配なく。恋人もいないので、そこは心配してるんですけどね」
とエヴァは笑った。ハジメは個人情報は漏らしちゃだめだろとは思ったが安心していた。セツを呼んで話し合いをした結果、半月ではほぼ不休になることが判明したため、本人に確認してからだがずっとこの街に住んで貰えるように独身寮に入居してもらうこととなった。滞在費は支払うと言われたがその分を本人の給料にして貰うことにしておいた。ベスパからは「今でさえ私よりも給料高いのにさらに高くなる・・・」と言われたがそれはハジメにはどうしようもなかった。
そうしてご領主一行はイブの街へと向かって出発したのだった。その月の終わりごろにスムスはクーラの街に住み始めていた。「これで時間的な余裕ができたー」と喜んでいたとセツから聞いたので、良かったと思う反面、日本人か?と思ったのはハジメの心に留めておいた。
そこを過ぎれば鍛冶屋アベルの弟子の店がある。彼女はイブの街の鍛冶師アベルの下で修業をしているが、武器類の作成は好きではないらしい。しかしこの世の中、鍛冶屋として生活していくには武器の作成、修理は必要不可欠だと言っても過言ではない。なぜかと言うと日用品だけではどうしても売り上げも伸びない。この世界では1度買うと修理できなくなるまで使い込まれるのが普通である。それでいて購入費用は安い武器の1/3程度なのである。そこでハジメは彼女、ベッキーの作ったものをマーケットに置いてみないかと提案して今に至るということである。実際に彼女の作る鍋類、包丁、ドアベルなどは使い勝手がとてもよく、主婦や料理人に好評を得ているのである。
「アベルさんのお弟子さんの店・・・?」
ベスパが呟き、ハジメが頷く。買い物に来ていた女性はベスの店でオーダーメイドの包丁を買っているようだった。ベスとその女性は一緒に隣の店へ入って行く。隣は大工のアイルの店である。アイルはイブの街の大工棟梁ソラの元弟子で、最近独り立ちをしたところである。大工は泊りで何日か仕事に向かうことが多いのだが、彼の父親は既に他界していたが、母親は高齢であり一人で暮らすことは難しく日常生活において軽い介助が必要だった。その為今はハジメの下で働いている。日帰りできる範囲であればソラの手伝いに行くが、遠い場合は参加しない。その間はクーラの街の建物のメンテナンスをしてもらっていたが、最近ではベスと組んで商品を開発している。オーダーメイドの包丁の柄などは使う人の手の大きさで変わるのである。そのため実際に客に握って貰ってすぐに微調整が出来るようになっているのだ。割と評判が良く、イブの街の料理人からも好評を得ているのだ。その為アイルの店には商品はなく、ほぼ作業スペースとなっていて、奥の生活スペースには母親が寝ていることもある。因みに親子は家族寮に住んでいて、最近では寮に住む家族が介助を手伝ってくれることもあるようだった。
「えぇ、ベスさんはクーラのマーケットへ、週4日ほど通っていますよ。先ほどのアーヴィンさんの弟子のカインさんも同じですね。今包丁の柄を手直ししているアイルさんは私が雇っていますけど。このマーケットには商人だけでなく、職人のお弟子さんたちが独り立ち前に自分自身の店を出して実際に商売をすることで売買交渉術や改善点などをダイレクトに客の反応を感じて、学ぶためのものとなっています。修行もありますので、休日以外の手が空いた時はこのマーケッへ来るようになっているんです」
とハジメが答える。
これは以前ハジメが師匠クラスのアベルやアーヴィン、クララなどに提案して承諾された作戦だった。師匠にその技術力を認められ独り立ち前まであとわずかの人物ばかりである。彼らが独立するときに商人との繋がりを作り販路が形成できていれば、店を出してもある程度の収入は確保できるようになり、師匠たちも一安心と言う訳である。この提案によって今まで弟子の行く末を不安視して、取らなかった弟子をたガラス職人のクララが育成を始めたのである。この弟子の出現によってハジメのポーション瓶の確保は楽になっているのだ。また彼ら目当てで商人たちも寄ってくれ始めており、宿屋や食堂でお金を落としてくれるようになっている。win-winの関係が成立している。
「あぁ、因みにヘッドハンティング可になっているので、気に入った職人さんや商人さんに自分たちの街に来てくれないかと交渉するのは自由ですので、気になる商人さんや職人さんが居ればどうぞ。ただし本人が嫌がっているのに無理やりはルール違反ですので、すぐさま街の外に弾き出され、以後この街に入ることは出来なくなる仕組みになっています」
ハジメは追加で説明しておく。
その後3か所の農場を見て回る。現在畑は1か所につき柵で4-6分割されており、畑への入り口のエリアだけ空間拡張が使われてなく、視察出来るようになっている。他の場所は農家さんの希望通りの大きさへ拡張されている。畜産場は危険性が高いため外から眺めるだけにした。その時港へ大きな船が1艘滑らかに滑り込んでくるのが見えた。
「ハジメさん、あれ・・・・」
イブの街の町長ウォールが指をさす。
「あぁ、ちょうどウガリット号が荷下ろしが終わって湾内に戻ってきたようですね」
とハジメが説明すると
「あれが、噂の大船か・・・・」
とフラップが呟く。それに合わせるかのように護衛の人々も息を呑んでいた。そうこうしていると外海から湾内に続くちょっとしたトンネルを抜けて数名の商人たちが荷台を運んでいるのが見えた。すこしずつ船を利用する客が増えているのだ。船の造船代金の回収もそこまで遠くはないだろうと考えている。利益を考えれば1-2回の往復航海で充分に元は取っているのだが。そろそろ2艘目を考えようかなぁと思っていた。
一通り案内を終え、ひとまずハジメの家で小一時間ほど休憩していると、エヴァとベスパがハジメの書斎へやってきた。
「丁度良かった。私も今お二人の所へお伺いしようと思っていたんですよ」
とハジメが言うと、
「そうなんですか。私たちもハジメさんにお願いがあってきたのです」
とベスパが言う。ハジメは「では先にどうぞ」と言うと、エヴァが
「実はね、ハジメさんの専属職員のスムスがいるでしょ?さっきも話していたけど、ハジメさんの事務手続きや税金の計算とか多いのよね。今まではこちらのスタッフのセツさんと行き来して連携を取っていたんだけどね。流石にスムーズには行かないのよ」
と言う。セツはキツネ族の1人でハジメの奴隷である。ハジメの商売の会計を取り仕切っているメンバーで、特に商業ギルド関連の仕事をお願いしている。イブの街とクーラの街を行き来しているのだ。泊まる時も出てきており、その際にはコウとリナリーの客間に泊まらせてもらっていた。
「えぇ、そうなんですよね。私もお二人を訪ねようと思ったのはそのことなんですよ」
とハジメが言うと2人は安堵したかのような表情になった。
「そうなんですよ。出来ればスムスをこちらに置いて貰えないかと・・・。少なくても月の半分はお邪魔させて貰えたらと思っているんです」
とエヴァが伝えてくる。
「それは願ったりかなったりなんですけど、スムスさんてご結婚はされてないんです?」
とハジメは聞いた。ご家族がいるならやっぱり一緒がいいだろう。
「スムスは独身なのでそこはご心配なく。恋人もいないので、そこは心配してるんですけどね」
とエヴァは笑った。ハジメは個人情報は漏らしちゃだめだろとは思ったが安心していた。セツを呼んで話し合いをした結果、半月ではほぼ不休になることが判明したため、本人に確認してからだがずっとこの街に住んで貰えるように独身寮に入居してもらうこととなった。滞在費は支払うと言われたがその分を本人の給料にして貰うことにしておいた。ベスパからは「今でさえ私よりも給料高いのにさらに高くなる・・・」と言われたがそれはハジメにはどうしようもなかった。
そうしてご領主一行はイブの街へと向かって出発したのだった。その月の終わりごろにスムスはクーラの街に住み始めていた。「これで時間的な余裕ができたー」と喜んでいたとセツから聞いたので、良かったと思う反面、日本人か?と思ったのはハジメの心に留めておいた。
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