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8.南の賢者様をお迎えに-4
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「まあ、その辺は後で王子様とかと相談してくれ」
「そうするわい」
「明日からについても話しておきたい」
「おう。お前さん何日かかった」
「五日だな」
「……アベラール広いの、分かっとんのか」
「馬を、天馬を預かってきているから、それほど時間はかからん」
「見ての通り、儂はジジイなんじゃが?」
「だから帰りはもうちょっとゆっくりでいいと言われている。十日くらいかけてもよいと」
最大日数は十五日を想定されているが、それを言うとこの人はその最大日数をかけて移動しようとするからな。現に今だって、まあ十日なら。とか、あの言い方なら本格的に体きつかったら休めそうだな? とか言ってるからな。
俺は奴隷だがあんたは南の賢者様なんだから、そんな強行軍しないことぐらい分かれ。
「出発は明日の朝か?」
「今スグ出るって言ったら、あんた文句言うだろう」
「言う」
「というのを俺は知っているから、出発は明朝だ。早朝ではないが、昼になる前には出るぞ」
「はいよ。朝飯は少なめに、だな。昼はどうする」
「どこかの街で食うか、弁当を作ってもらうつもりだ」
「ああ、良い。明日は弁当を頼んで、どこかのみちっぱたで食うぞ」
「分かった。ああそれと、野営はしない予定だ。夕方に到着した街で宿をとるか、領主館に泊まる。話は行きにしてある」
「ありがてえな。夜はなあ、流石に堪えるからな」
そうして翌日朝。昼になる前、まだ朝の内に、俺と南の賢者様は馬上の人となった。
アベルとオーバンはブーブリル種の天馬であるため、揺れが少ない。大空を駆けることは出来ないけれど、荒れ地を平地のように軽やかに駆け抜けるのは、お手の物なのだ。
「もうちょいスピード落としてくれんかー?!」
俺の乘ったアベルが先を行き、その後ろをオーバンが付いてくる。来た道を戻るだけだから、それほど大変ではない。今日は七つの町を駆け抜けて、八つ目の街で宿をとる予定だったけれど、そのスピードは速い、早すぎると南の賢者様がわめきやがるから、もうちょいゆっくり行くことにした。最初の想定通り、約半分の行程、三つの町を抜けて、四つ目の町で一泊だ。
昼は街道の側で弁当を食べた。南の賢者様はぐったりしていたが、同じ野営地で昼飯を食うために火を焚いていた行商の一団から火を分けて貰えて、お茶を入れたら復活してくれたので、何とかなった。
まあなんのかんの言おうと、どうせ魔王討伐の旅の時は野営もするのだ。野営のできるジジイなのは、ちゃんと俺は知っている。
「前回の戦いは、どうだった」
周囲に聞こえないような、そんな小さな声で、弁当を食いながら南の賢者様が問うてくる。南の賢者様の弁当箱に入っていたのはサンドイッチが三切れ。それから桃のコンポート。俺の方にはいていたのは、肉入りのサンドイッチが五切れ。デザートはなし。それぞれの好みをよく分かってくれている。
南の賢者様はひょいと俺の弁当箱を覗いて来て、満足げに頷いていらっしゃった。知的好奇心の塊みたいなもんだから、まあ、見たら満足するんだよな、この人は。旅の途中もそうだった。ふらふら歩きまわって皆が何を食べてるのか見てた。見てるだけだったから、特にみんな邪険にはしてなかったな。取られねえなら、見せてやるよ。
「俺がとどめ刺したせいで終わった」
「なるほど、それで儂か。いやそれは昨日聞いたわ」
「陛下がご存じでな。王子様は知らなかったのに」
「知っとるはずなんだがのう」
「記憶が少し曖昧になってきてるっつってたな。まあ仕方ねえだろ。九回とかだろ?」
「あれは、賢者には成れんな」
南の賢者様はどうやら、全部覚えておいでのようだった。まあ、賢者だもんな。
「なるほどなるほど。そんで儂から習って、攻撃手段として北のを呼ぶ、と」
「正直、俺は前回より強くなれると思うから、北の賢者様じゃなくて、南の賢者様でいいと思うんだよな」
「大した慢心じゃねえか」
「ん? 違う違う。前回の俺は、マナーとか学ぶ方で忙しくてさ。今回はそっち学ばなくていいから、その分ちょっとした魔法学べてんだよ」
ちょっと重いものを持てるとか、ちょっと強く殴れるとか、そういうやつ。俺をちょっとだけ強くする魔法を俺が使えれば、それは前回の俺より強くなれる、ってことだ。
確かに北の賢者様の魔法は強かったけれど、そのいねえ部分を俺と勇者様で補えばいいと思うんだよな。
「儂は攻撃魔法は使えんぞ?」
「あれ、そうだっけ。北の賢者様みたいなのは使えない、じゃなかったか?」
「あんなん相当研鑽せんと無理じゃわ」
「北の賢者様な、躊躇なく俺たち巻き込んで撃つからよ、聖女様方が大変そうなんだよな」
俺たちは確かに死なないけれど、そういうもんじゃねえのよ。痛えは痛えし、そういうことされると、やる気も無くなる。
そう、南の賢者様も攻撃魔法は使えるんだよ。一般の、って言うとちょっと違うかもしれねえけど、そういう魔法使いや王子様が使う程度の威力でいいなら。それでも、俺よりは強いんだから、それでいいじゃねえか。
とりあえず十日くらいかけて、城に戻った。
城に戻ったら、相手はなんせ南の賢者様なので、大騒ぎだ。とりあえず到着した当日はお疲れでしょうからと迎賓館へお迎えして、お湯を張った大浴場に入って頂き。お食事も胃に優しいものと甘いものでおもてなしだ。
そのジジイめちゃくちゃ食うぜ、と、綺麗な言葉で王妃様にお伝えして貰ったら、翌朝からは南の賢者様好みの飯になったらしく、大喜びだった。まあ、領主の館とか、王様の城とか、そういうところじゃないと砂糖まだ高いもんな。
でっかい農園を持ってるような貴族か、名前忘れたけど、あのほら、マンドラゴラの一種の。甘い奴。あれが出るダンジョンの近所でなければ、そんな簡単に食えないのは確かだ。ここは大国の城なので、ちょこちょこ出るし、俺みたいのにもおこぼれがあるから、そこそこ食えてるんだけど。妹姫様方のために作ったドーナツのあまり生地を揚げた奴とか、たまに料理長がくれるんだよな。あれうまいから大好きだ。
「そうするわい」
「明日からについても話しておきたい」
「おう。お前さん何日かかった」
「五日だな」
「……アベラール広いの、分かっとんのか」
「馬を、天馬を預かってきているから、それほど時間はかからん」
「見ての通り、儂はジジイなんじゃが?」
「だから帰りはもうちょっとゆっくりでいいと言われている。十日くらいかけてもよいと」
最大日数は十五日を想定されているが、それを言うとこの人はその最大日数をかけて移動しようとするからな。現に今だって、まあ十日なら。とか、あの言い方なら本格的に体きつかったら休めそうだな? とか言ってるからな。
俺は奴隷だがあんたは南の賢者様なんだから、そんな強行軍しないことぐらい分かれ。
「出発は明日の朝か?」
「今スグ出るって言ったら、あんた文句言うだろう」
「言う」
「というのを俺は知っているから、出発は明朝だ。早朝ではないが、昼になる前には出るぞ」
「はいよ。朝飯は少なめに、だな。昼はどうする」
「どこかの街で食うか、弁当を作ってもらうつもりだ」
「ああ、良い。明日は弁当を頼んで、どこかのみちっぱたで食うぞ」
「分かった。ああそれと、野営はしない予定だ。夕方に到着した街で宿をとるか、領主館に泊まる。話は行きにしてある」
「ありがてえな。夜はなあ、流石に堪えるからな」
そうして翌日朝。昼になる前、まだ朝の内に、俺と南の賢者様は馬上の人となった。
アベルとオーバンはブーブリル種の天馬であるため、揺れが少ない。大空を駆けることは出来ないけれど、荒れ地を平地のように軽やかに駆け抜けるのは、お手の物なのだ。
「もうちょいスピード落としてくれんかー?!」
俺の乘ったアベルが先を行き、その後ろをオーバンが付いてくる。来た道を戻るだけだから、それほど大変ではない。今日は七つの町を駆け抜けて、八つ目の街で宿をとる予定だったけれど、そのスピードは速い、早すぎると南の賢者様がわめきやがるから、もうちょいゆっくり行くことにした。最初の想定通り、約半分の行程、三つの町を抜けて、四つ目の町で一泊だ。
昼は街道の側で弁当を食べた。南の賢者様はぐったりしていたが、同じ野営地で昼飯を食うために火を焚いていた行商の一団から火を分けて貰えて、お茶を入れたら復活してくれたので、何とかなった。
まあなんのかんの言おうと、どうせ魔王討伐の旅の時は野営もするのだ。野営のできるジジイなのは、ちゃんと俺は知っている。
「前回の戦いは、どうだった」
周囲に聞こえないような、そんな小さな声で、弁当を食いながら南の賢者様が問うてくる。南の賢者様の弁当箱に入っていたのはサンドイッチが三切れ。それから桃のコンポート。俺の方にはいていたのは、肉入りのサンドイッチが五切れ。デザートはなし。それぞれの好みをよく分かってくれている。
南の賢者様はひょいと俺の弁当箱を覗いて来て、満足げに頷いていらっしゃった。知的好奇心の塊みたいなもんだから、まあ、見たら満足するんだよな、この人は。旅の途中もそうだった。ふらふら歩きまわって皆が何を食べてるのか見てた。見てるだけだったから、特にみんな邪険にはしてなかったな。取られねえなら、見せてやるよ。
「俺がとどめ刺したせいで終わった」
「なるほど、それで儂か。いやそれは昨日聞いたわ」
「陛下がご存じでな。王子様は知らなかったのに」
「知っとるはずなんだがのう」
「記憶が少し曖昧になってきてるっつってたな。まあ仕方ねえだろ。九回とかだろ?」
「あれは、賢者には成れんな」
南の賢者様はどうやら、全部覚えておいでのようだった。まあ、賢者だもんな。
「なるほどなるほど。そんで儂から習って、攻撃手段として北のを呼ぶ、と」
「正直、俺は前回より強くなれると思うから、北の賢者様じゃなくて、南の賢者様でいいと思うんだよな」
「大した慢心じゃねえか」
「ん? 違う違う。前回の俺は、マナーとか学ぶ方で忙しくてさ。今回はそっち学ばなくていいから、その分ちょっとした魔法学べてんだよ」
ちょっと重いものを持てるとか、ちょっと強く殴れるとか、そういうやつ。俺をちょっとだけ強くする魔法を俺が使えれば、それは前回の俺より強くなれる、ってことだ。
確かに北の賢者様の魔法は強かったけれど、そのいねえ部分を俺と勇者様で補えばいいと思うんだよな。
「儂は攻撃魔法は使えんぞ?」
「あれ、そうだっけ。北の賢者様みたいなのは使えない、じゃなかったか?」
「あんなん相当研鑽せんと無理じゃわ」
「北の賢者様な、躊躇なく俺たち巻き込んで撃つからよ、聖女様方が大変そうなんだよな」
俺たちは確かに死なないけれど、そういうもんじゃねえのよ。痛えは痛えし、そういうことされると、やる気も無くなる。
そう、南の賢者様も攻撃魔法は使えるんだよ。一般の、って言うとちょっと違うかもしれねえけど、そういう魔法使いや王子様が使う程度の威力でいいなら。それでも、俺よりは強いんだから、それでいいじゃねえか。
とりあえず十日くらいかけて、城に戻った。
城に戻ったら、相手はなんせ南の賢者様なので、大騒ぎだ。とりあえず到着した当日はお疲れでしょうからと迎賓館へお迎えして、お湯を張った大浴場に入って頂き。お食事も胃に優しいものと甘いものでおもてなしだ。
そのジジイめちゃくちゃ食うぜ、と、綺麗な言葉で王妃様にお伝えして貰ったら、翌朝からは南の賢者様好みの飯になったらしく、大喜びだった。まあ、領主の館とか、王様の城とか、そういうところじゃないと砂糖まだ高いもんな。
でっかい農園を持ってるような貴族か、名前忘れたけど、あのほら、マンドラゴラの一種の。甘い奴。あれが出るダンジョンの近所でなければ、そんな簡単に食えないのは確かだ。ここは大国の城なので、ちょこちょこ出るし、俺みたいのにもおこぼれがあるから、そこそこ食えてるんだけど。妹姫様方のために作ったドーナツのあまり生地を揚げた奴とか、たまに料理長がくれるんだよな。あれうまいから大好きだ。
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