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閑話
閑話その1 おはぎ先生との特訓
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+++本編65話と66話の間の話になります+++
「おはぎ先生、もうちょっと手加減してくんね?」
「大丈夫、アサヒは強い!」
特訓二日目にして、動く土人形五体を相手にする羽目になった。
昨日は、動かない土人形相手に当てるので終わったんだぞ?
それを今日は動く土人形相手に当てるなんて、ペースが早くね?
せめて的を一つにしてほしいんだが。
「的、多い方が当たる。大丈夫、アサヒなら出来る。頑張って」
確かに、的が多い方が当たる……はずだ、普通に考えりゃ。
けどなあ、的が多いということは、それだけ俺の意識も分散しないとならないわけで。
すると、一気にあてるわけじゃなくて、ひとつずつあてるってのをしようとすると、より気が散っちまう。
「?」
なんとかなんねえかなあ……と思っていると、土人形がぴたりと止まった。
お?終わりかなって思ったが、そうじゃないようだ。
まあ、俺も息を切らしちゃいないからな、まだ余裕はある、体力的にも時間もだ。
おはぎの顔が、じっと俺を見つめる。
なんだ?
そんな可愛い顔で見つめられても、可愛いだけだぞ。
「どうした、おはぎ」
「アサヒ、本気出す」
「出してるつもり───」
「出してない!」
「………」
おはぎに怒られた。
俺を怒ることなんて、あんまりなかったな、今まで。
オリバーは毎回何かに関して怒られまくってるが、俺はなかった分、ちょっとというか、大分ダメージがある。
「アサヒ、もし本当に敵が来たら、今のアサヒ勝てない。
アサヒ自分だけじゃない、オリバー守る。
でも、オリバーだけじゃ駄目、アサヒも、自分のこと守る。
今のアサヒ、どっちかしか守れない」
「……そうかも」
おはぎの言う通り、このままじゃオリバーは守れたとしても俺が犠牲になりそうだ。
もしくは、俺を庇ってオリバーが怪我をしちまう可能性もある。
「出してるつもりは出してない。つもりじゃ、駄目」
「………」
確かにな、つもりってそうじゃないって言ってるもんだよな。
例えば、『俺のこと本気で愛してるのか?』って聞いたら、返ってきた言葉が、『愛してるつもりです』って言われたらどうだ?
そりゃ、俺ならキレる。
『謝れよ』って言った答えが、『謝ってるつもりです』って返ってきたら?
ブチギレるだろう、そりゃ。
謝ってるつもりは、謝ってねえもんな。
オリバーがそう言うのを想像しただけで、うっかりイラついちまったくらいだ。
おはぎが怒るのも当たり前だ。
「ごめんな、おはぎ。俺が悪かった」
「アサヒ、敵だって認識、足りない。
思うだけで違う、頑張って」
「あー、なるほど」
土人形相手にしてるって思うから駄目なのか。
全てが敵───例えば、教会のやつらとか。
何となく、おはぎが言っている意味がわかってきた。
わかってくると、とたん出来るような気がしてくる。
「アサヒなら出来る、頑張って」
「おう」
二日目にしてコツをつかんだ俺は、めきめきと戦闘能力を上げていった。
それ以降、特訓でおはぎに怒られることはなかった。
毎回、おはぎが絶賛するくらいには、面白いほどに上達している。
例えタイラーを数人相手にしたとしても勝てる自信がある。
自信っつーか、確信だ。
「アサヒ、強い強い!」
「おはぎ先生のおかげだ───あ゛ぁぁあ!!」
気を付けていたんだが、とうとうやっちまった。
何をって畑に槍が飛んでいって、大切なトマトが爆発しちまった。
俺の叫びに、何事かとタイラーとソフィアが顔を出してくる。
幸いなのはオリバーに聞こえなかったことだろう。
あいつは集中すると周りの音が何一つ入ってこないようなやつだ。
「何事ですか?!」
「やっちまった………」
「何を……ああ、畑ですか」
「あらまあ」
「ごめん、ソフィア」
俺の放った槍が、畑のトマトをいっこ綺麗にぶち抜いた上に、その隣にあった苗をぽっきり折った。
俺のならまだしも、スプラッちまったトマトは俺のトマトじゃなくて、ソフィアのだ。
その隣の苗もだ。
「ひとつですから、大丈夫よ。
それより、アサヒとおはぎちゃんに怪我がなくて良かったわ」
「けど、ソフィアが大事に育てたのに……ここまでぽっきりいっちまったら、俺の魔法じゃ───」
やっぱ無理か。
魔力を与えてみても水を上げてみても元には戻らない。
「アサヒ、おはぎに任せて」
泣きそうな中、おはぎが頼もしいことを言ってくる。
きっと俺はすげー情けない顔をしてるに違いない。
おはぎが棒切れを苗に向けて振ると、ぽっきりいっちまった苗がすくっと元の元気を取り戻した。
すげーな、おはぎは。
それじゃトマトも……と思ったところで、おはぎが悲しそうな顔をする。
「アサヒ、トマトは元に戻せない」
「そうなのか?」
「ん。出来るけど出来ない。死んじゃった物、生き返らせない。決まりだから」
「そっか。ま、そうだよな」
トマトだって生き物っちゃ生き物だ。
死んだもんを生き返らせるのは、道理に反することは俺でもわかる。
決まりっつーが……出来るけど出来ないっていうおはぎもおはぎだ。
それは、やろうと思えばできると言ってるもんだろ、やらないだけで。
「だから、新しいの」
そう言って、ちょんとトマトのなっていたところをおはぎが棒切れでつつくと、そこに小さい実がなった。
だから新しいの、で新しい実がなっちまうのか。
そこだけ成長させるってのもすげーな。
「まあ、ありがとう、おはぎちゃん」
「ん。美味しくなる実」
「そうなの?それは楽しみね」
「ん」
新しい実がなったが、俺の心は晴れなかった。
傷つけたのも、トマトを駄目にしちまったのも変わらないからだ。
「アサヒ、元気出す。おはぎが結界作る」
「結界?」
「ん。その中で特訓する。次から大丈夫」
そう言って、おはぎは小さな木の枝をどこからか4本取り出す。
おはぎに言われる通り、特訓する場所の四隅にその小さな枝を立てると、おはぎがそこに向かって両手を押し出す。
すると、ぽわんっと魔法陣が浮かんだ。
すげーな、おはぎ。
可愛い顔して、手をかざすだけで魔法陣が作れるのか。
出来上がった魔法陣の仕上げかなんだか知らないが、右手でぽんぽんとスタンプのように上下左右に足跡を残す。
どうやらそれで完成らしい。
滅茶苦茶かわいい魔法陣だ。
おはぎがいつも持ってる棒切れを魔法陣に向かって振ると、虹色に光った魔法陣が地面に大きく広がった。
特訓場の地面には、うっすら描かれているのが分かる程度だ。
目を凝らしてよく見るとそこにあるのが分かるが、芝生は傷ついちゃいなかった。
因みに穴を空けても、芝生が傷ついてもおはぎが元に戻してくれてる。
芝生に関しちゃ元に戻るっつーか、見た目が元に戻ったように見えるだけで、引っこ抜かれたのはそのまま、新しく成長してるだけなんだろうな。
「明日からここの中でやる」
「そうすりゃ大丈夫なのか?」
「ん」
「そっか。ありがとな、おはぎ」
おはぎの頭を撫でるともふもふとした感触が指に伝わる。
おはぎは得意げな顔で見上げてくる。
ドヤ顔も可愛いな、おはぎは。
「おはぎさんは本当に凄いですね。さて、そろそろおやつの時間ですから休憩にしましょうか」
「おやつ!」
「今日のおやつはおはぎちゃんが好きなかぼちゃのパイよ」
「かぼちゃ!」
おはぎがまん丸の目をキラッキラにさせてソフィアの後を嬉しそうについていく。
撫でる頭がするりと抜けたのはちょっぴり寂しい気もするが、しかたない。
おやつで、さらにかぼちゃだもんな。
かぼちゃのパイか、聞いただけで美味そうだ。
「おはぎ先生、もうちょっと手加減してくんね?」
「大丈夫、アサヒは強い!」
特訓二日目にして、動く土人形五体を相手にする羽目になった。
昨日は、動かない土人形相手に当てるので終わったんだぞ?
それを今日は動く土人形相手に当てるなんて、ペースが早くね?
せめて的を一つにしてほしいんだが。
「的、多い方が当たる。大丈夫、アサヒなら出来る。頑張って」
確かに、的が多い方が当たる……はずだ、普通に考えりゃ。
けどなあ、的が多いということは、それだけ俺の意識も分散しないとならないわけで。
すると、一気にあてるわけじゃなくて、ひとつずつあてるってのをしようとすると、より気が散っちまう。
「?」
なんとかなんねえかなあ……と思っていると、土人形がぴたりと止まった。
お?終わりかなって思ったが、そうじゃないようだ。
まあ、俺も息を切らしちゃいないからな、まだ余裕はある、体力的にも時間もだ。
おはぎの顔が、じっと俺を見つめる。
なんだ?
そんな可愛い顔で見つめられても、可愛いだけだぞ。
「どうした、おはぎ」
「アサヒ、本気出す」
「出してるつもり───」
「出してない!」
「………」
おはぎに怒られた。
俺を怒ることなんて、あんまりなかったな、今まで。
オリバーは毎回何かに関して怒られまくってるが、俺はなかった分、ちょっとというか、大分ダメージがある。
「アサヒ、もし本当に敵が来たら、今のアサヒ勝てない。
アサヒ自分だけじゃない、オリバー守る。
でも、オリバーだけじゃ駄目、アサヒも、自分のこと守る。
今のアサヒ、どっちかしか守れない」
「……そうかも」
おはぎの言う通り、このままじゃオリバーは守れたとしても俺が犠牲になりそうだ。
もしくは、俺を庇ってオリバーが怪我をしちまう可能性もある。
「出してるつもりは出してない。つもりじゃ、駄目」
「………」
確かにな、つもりってそうじゃないって言ってるもんだよな。
例えば、『俺のこと本気で愛してるのか?』って聞いたら、返ってきた言葉が、『愛してるつもりです』って言われたらどうだ?
そりゃ、俺ならキレる。
『謝れよ』って言った答えが、『謝ってるつもりです』って返ってきたら?
ブチギレるだろう、そりゃ。
謝ってるつもりは、謝ってねえもんな。
オリバーがそう言うのを想像しただけで、うっかりイラついちまったくらいだ。
おはぎが怒るのも当たり前だ。
「ごめんな、おはぎ。俺が悪かった」
「アサヒ、敵だって認識、足りない。
思うだけで違う、頑張って」
「あー、なるほど」
土人形相手にしてるって思うから駄目なのか。
全てが敵───例えば、教会のやつらとか。
何となく、おはぎが言っている意味がわかってきた。
わかってくると、とたん出来るような気がしてくる。
「アサヒなら出来る、頑張って」
「おう」
二日目にしてコツをつかんだ俺は、めきめきと戦闘能力を上げていった。
それ以降、特訓でおはぎに怒られることはなかった。
毎回、おはぎが絶賛するくらいには、面白いほどに上達している。
例えタイラーを数人相手にしたとしても勝てる自信がある。
自信っつーか、確信だ。
「アサヒ、強い強い!」
「おはぎ先生のおかげだ───あ゛ぁぁあ!!」
気を付けていたんだが、とうとうやっちまった。
何をって畑に槍が飛んでいって、大切なトマトが爆発しちまった。
俺の叫びに、何事かとタイラーとソフィアが顔を出してくる。
幸いなのはオリバーに聞こえなかったことだろう。
あいつは集中すると周りの音が何一つ入ってこないようなやつだ。
「何事ですか?!」
「やっちまった………」
「何を……ああ、畑ですか」
「あらまあ」
「ごめん、ソフィア」
俺の放った槍が、畑のトマトをいっこ綺麗にぶち抜いた上に、その隣にあった苗をぽっきり折った。
俺のならまだしも、スプラッちまったトマトは俺のトマトじゃなくて、ソフィアのだ。
その隣の苗もだ。
「ひとつですから、大丈夫よ。
それより、アサヒとおはぎちゃんに怪我がなくて良かったわ」
「けど、ソフィアが大事に育てたのに……ここまでぽっきりいっちまったら、俺の魔法じゃ───」
やっぱ無理か。
魔力を与えてみても水を上げてみても元には戻らない。
「アサヒ、おはぎに任せて」
泣きそうな中、おはぎが頼もしいことを言ってくる。
きっと俺はすげー情けない顔をしてるに違いない。
おはぎが棒切れを苗に向けて振ると、ぽっきりいっちまった苗がすくっと元の元気を取り戻した。
すげーな、おはぎは。
それじゃトマトも……と思ったところで、おはぎが悲しそうな顔をする。
「アサヒ、トマトは元に戻せない」
「そうなのか?」
「ん。出来るけど出来ない。死んじゃった物、生き返らせない。決まりだから」
「そっか。ま、そうだよな」
トマトだって生き物っちゃ生き物だ。
死んだもんを生き返らせるのは、道理に反することは俺でもわかる。
決まりっつーが……出来るけど出来ないっていうおはぎもおはぎだ。
それは、やろうと思えばできると言ってるもんだろ、やらないだけで。
「だから、新しいの」
そう言って、ちょんとトマトのなっていたところをおはぎが棒切れでつつくと、そこに小さい実がなった。
だから新しいの、で新しい実がなっちまうのか。
そこだけ成長させるってのもすげーな。
「まあ、ありがとう、おはぎちゃん」
「ん。美味しくなる実」
「そうなの?それは楽しみね」
「ん」
新しい実がなったが、俺の心は晴れなかった。
傷つけたのも、トマトを駄目にしちまったのも変わらないからだ。
「アサヒ、元気出す。おはぎが結界作る」
「結界?」
「ん。その中で特訓する。次から大丈夫」
そう言って、おはぎは小さな木の枝をどこからか4本取り出す。
おはぎに言われる通り、特訓する場所の四隅にその小さな枝を立てると、おはぎがそこに向かって両手を押し出す。
すると、ぽわんっと魔法陣が浮かんだ。
すげーな、おはぎ。
可愛い顔して、手をかざすだけで魔法陣が作れるのか。
出来上がった魔法陣の仕上げかなんだか知らないが、右手でぽんぽんとスタンプのように上下左右に足跡を残す。
どうやらそれで完成らしい。
滅茶苦茶かわいい魔法陣だ。
おはぎがいつも持ってる棒切れを魔法陣に向かって振ると、虹色に光った魔法陣が地面に大きく広がった。
特訓場の地面には、うっすら描かれているのが分かる程度だ。
目を凝らしてよく見るとそこにあるのが分かるが、芝生は傷ついちゃいなかった。
因みに穴を空けても、芝生が傷ついてもおはぎが元に戻してくれてる。
芝生に関しちゃ元に戻るっつーか、見た目が元に戻ったように見えるだけで、引っこ抜かれたのはそのまま、新しく成長してるだけなんだろうな。
「明日からここの中でやる」
「そうすりゃ大丈夫なのか?」
「ん」
「そっか。ありがとな、おはぎ」
おはぎの頭を撫でるともふもふとした感触が指に伝わる。
おはぎは得意げな顔で見上げてくる。
ドヤ顔も可愛いな、おはぎは。
「おはぎさんは本当に凄いですね。さて、そろそろおやつの時間ですから休憩にしましょうか」
「おやつ!」
「今日のおやつはおはぎちゃんが好きなかぼちゃのパイよ」
「かぼちゃ!」
おはぎがまん丸の目をキラッキラにさせてソフィアの後を嬉しそうについていく。
撫でる頭がするりと抜けたのはちょっぴり寂しい気もするが、しかたない。
おやつで、さらにかぼちゃだもんな。
かぼちゃのパイか、聞いただけで美味そうだ。
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誤字報告です。
書類を受け取った『オリバー』様って、アレックスですよね。
そのまま目を通してるし。
このまま更新が続いてくれると嬉しいです。
katura さま
仰る通りですー!
混乱させてしまい、申し訳ありません。
ご感想&誤字報告ありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いしますm(__)m
更新の再開嬉しいです
無理せずご自分のペースで更新して頂けたら幸いです
私はアサヒさんのファンなので、こっちの方をもっと読みたいです
フジモリ さま
あたたかいコメントをありがとうございます。二世俳優~と同じくらいのペースで続けたいと思っていますが、どうしても書きたい場面があり、猫かぶり~先行となりました。
今後もどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m
ゆきの さま
ご感想ありがとうございます^^
こちらの更新が長らく止まっていてすみません。
二世俳優~の時系列と距離が空かないよう、あちらを優先して進めています。
おはぎは旭とクッキーを作るのを(食べるのを)楽しみにしてますので、出番に乞うご期待ください<(_ _)>
予定以上話数が増える場合は、ソフィア回を挟むやもです。
いつもありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。