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本編
-181- キャンベル商会へ*
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裏口から商会長室に通された俺たちは、誰がどう見てもVIP対応だ。
裏口からとは言え、全く誰とも行きかわないかと言われたらそうじゃない。
従業員と数名行きかった。
そのたびに、姿勢を正して足を止められ、会釈をされる。
まあ、あれだ。
不正があったとはいえ、殆どの商会員は出来た商会員だ。
裏口に着くより前に案内にはエマさんが来てくれて、その表情はにこやかだ。
急に来ちまったが、歓迎されているようだった。
それは、俺の窓口の対応改善についてのレポートをエマさん自身も目を通していて、実際に効果があったこともあるだろう。
最初に顔を合わせた時に、そのことについてお礼を言われた。
新人の窓口対応も心の負担がかなり減ったようだ。
人が多いからこそ、困った客もその分いるだろう。
この間のあれはかなり特殊だったかもしれねえけど、普段相手にされないおっさんが若い女性と対面で会話出来るっつーことで、態と話を伸ばしたり、どさくさに紛れて手を握って来たりする客もいたらしい。
そういう相手は、いわば小心者だ。
大きく出られない分、男性商会員や中堅の商会員が順番通り当たっちまえば、用件だけで事を為す。
ここは商会であってキャバクラじゃねえんだぞ、何考えてんだ、ったく。
お得意さまな相手や、専門的知識が必要なもんは、別で対応出来てるらしい。
俺らも、友人枠だが、特別な客でもあるもんな。
「急に来ちまったけど、コナーの奴は大丈夫だった?」
「ええ、大丈夫ですよ、丁度商談が上手く終わったところでしたし。
それに、会長もお会いしたかったようで、お越しいただいたと聞いて、とてもお喜びでした」
「そっか、なら良かった。な?」
「え、ええ」
オリバーの奴がちょっと気にしてそうだったから聞いたんだが、オリバーはなんだか一瞬言葉に詰まって頷いた。
普段、人の邪魔になることを極端に嫌うっつーか、遠慮するオリバーだ。
食事会のとき、アレックス様への転移についても、自分から言い出すことなんて出来ないと渋っていた。
でも、自分のことじゃなければ、友人への頼みごとはすんなり出来るようだ。
そこは、つくづく末っ子だな、って思う。
そういや、俺がこっちにきてすぐの時に、他の神器様たちの居場所を知りたいって伝えた時も頼ってたもんなあ。
で、なら、何が不都合なんだ?
そんな笑顔が引き攣るようなことじゃねえだろ。
「どうした?」
「いえ、別に。今言うことでは……その、会えばわかります」
「は?」
はっきりしねえのは、性にあわない。
こう、微妙な返事を返されると、イラッとくんだよなあ。
とはいえ、それはオリバーも分かってるんだろう。
思わず足を止めちまったが、宥めるように俺の背中に手をあてて先を促してくる。
まあ、誤魔化してる訳じゃないっぽいこら、あと1分も経たずにわかるなら、コナーに会うのを優先して、従ってやってもいいか。
「いらっしゃーい!丁度手紙を出そうと思ってたのよー!あなた達の方から来てくれるなんて、ラッキーだわ!
エマ、お茶をお願いね!」
おおう、すんげーテンションが高いな。
目がキラッキラしてんだが、なんか、含みがあるのか?
……って思ったが、椅子に腰かけたまま、笑顔で机の上の真っ白な筒を、ペンライトの如く左右に振られて、思い出す。
そういや、そんなもんあったっけ。
家から……や、物自体抹消したいがために、送り返した搾精機なるもんが。
「ねえ、凄いのよ!聞いてちょうだい!」
「…だから、会えばわかると言ったでしょう?」
「あー……確かに」
「お会いしたかった、と言われて気がついたのですが、女性の前で話題にするのは避けたかったんです」
「悪かったよ」
「いいえ、アサヒは悪くありませんよ」
「って、アレ送り返したの俺だしさ」
「受け取ったのは私です」
「まあ───」
「ちょっとお、二人だけでぼそぼそ会話しないでちょうだい!立ってないで座って座って」
オリバーとこそこそ会話をしてると、コナーがしびれを切らした。
素顔はイケメンだろうし声も男性だが、相変わらずめちゃくちゃオネエなのな。
それがコナーの本来の姿らしいから、特にどうとは思わないけどさ。
オネエなことをひかなかったのもあって、気に入られてんだろうな。
「想定の5倍予約が入ったのよ、あなたの言う通りにしたら、簡単に」
「役に立ったんなら何よりだ」
「お礼は何が良いかしら?これはお気に召さなかったみたいだし」
「要らねえよ、そんなん」
愛がない、とは言葉に出来なかったが、そう思っちまう。
そりゃあ妊娠したらさ、今まで見たいにはやれないだろうけど。
でも、そんな機械より口と手で上手くやれる自信があるぞ、俺は。
……は、ともかく。
礼には及ばない、と見栄を張りたいところだが、丁度いいな。
「なら、シリル、あー……ほら、新種の薔薇作った子供がいたろ?その家族が今週末にエリソン侯爵領に引っ越すんだ。で、荷物は少ないんだけどさ、商会の馬車で一緒に連れてってやってくれねえ?今日それを頼みたくてこっちに来たんだ」
「ああ、あの子ね!構わないわよ。今週末もエリソン侯爵領行きの馬車は出すし」
「運送ギルドへ私から出しても良いとも思ったのですが、とても遠慮がちな方々なので。そちらの商会の馬車へ一緒に乗せて貰えれば、ついでなので彼らの負担も減るかと。荷馬車だけ借りるつもりだったようなので」
「小さな子に、ご老人と病み上がりの父親でしょ?エリソン侯爵領までは比較的治安が良いとはいえ、自分たちで馬車を動かすのは負担だし、慣れない野宿は危険だわ」
「野宿……そっか、一日かかるって夜は走れないもんな」
「そうよー、この時期は日も短くなるし。朝早く出て、夜は早めに休んで、朝方発てば向こうの領門には昼過ぎに入れるわ」
車と違って、夜のことを全く気にしてなかった。
野宿?
慣れてたって危険だろ、荷馬車じゃ鍵なんてついてねーだろうし。
「因みに運送ギルドの定期の乗り合いだと、乗り継ぎと休憩でもっと時間かかるのよね。エリソン侯爵領の門に着くのは次の日の夕方、日が沈むころになるわ」
「げ、マジか」
「夜はうちの宿舎に泊ればいいわ。それに、うちの商会員なら何かあってもそれなりに対処できる者が揃ってるもの、運送ギルドに負けないほどに腕は立つから安全よ」
「すげー助かるよ、ありがとな!」
「……あなた、そういう顔もするのね」
「なんだよ、そういう顔って」
びっくりしたような顔で俺を見るが、そういう顔ってどういう顔だ。
俺は普段からこんな顔してるだろうが。
って思ったが、なんだか違うらしい。
隣に座ってたオリバーが俺をかき抱いてくる。
相変わらずすげーいい匂いなんだが、その匂いが広がると、こんな状況でも上手く拒めない。
「……って、ちょ、オリバー!」
「そんな可愛い顔を私以外に見せたら駄目です!」
「何やってんのよ、もう、相変わらず心狭いわねえ」
呆れたコナーの声が聞こえてくるが、表情までは分からない。
本当に見せない気らしいが、この状態のままじゃ困る。
喜んでる自分がいるのを自覚してるが、困るんだ。
きっと、コナーの奴はまたスナギツネみたいな顔をしてるんだろうな。
++++++++++
※辻褄合わせのため、到着時間を午前中から昼過ぎに変更しています。2025.4.20.
裏口からとは言え、全く誰とも行きかわないかと言われたらそうじゃない。
従業員と数名行きかった。
そのたびに、姿勢を正して足を止められ、会釈をされる。
まあ、あれだ。
不正があったとはいえ、殆どの商会員は出来た商会員だ。
裏口に着くより前に案内にはエマさんが来てくれて、その表情はにこやかだ。
急に来ちまったが、歓迎されているようだった。
それは、俺の窓口の対応改善についてのレポートをエマさん自身も目を通していて、実際に効果があったこともあるだろう。
最初に顔を合わせた時に、そのことについてお礼を言われた。
新人の窓口対応も心の負担がかなり減ったようだ。
人が多いからこそ、困った客もその分いるだろう。
この間のあれはかなり特殊だったかもしれねえけど、普段相手にされないおっさんが若い女性と対面で会話出来るっつーことで、態と話を伸ばしたり、どさくさに紛れて手を握って来たりする客もいたらしい。
そういう相手は、いわば小心者だ。
大きく出られない分、男性商会員や中堅の商会員が順番通り当たっちまえば、用件だけで事を為す。
ここは商会であってキャバクラじゃねえんだぞ、何考えてんだ、ったく。
お得意さまな相手や、専門的知識が必要なもんは、別で対応出来てるらしい。
俺らも、友人枠だが、特別な客でもあるもんな。
「急に来ちまったけど、コナーの奴は大丈夫だった?」
「ええ、大丈夫ですよ、丁度商談が上手く終わったところでしたし。
それに、会長もお会いしたかったようで、お越しいただいたと聞いて、とてもお喜びでした」
「そっか、なら良かった。な?」
「え、ええ」
オリバーの奴がちょっと気にしてそうだったから聞いたんだが、オリバーはなんだか一瞬言葉に詰まって頷いた。
普段、人の邪魔になることを極端に嫌うっつーか、遠慮するオリバーだ。
食事会のとき、アレックス様への転移についても、自分から言い出すことなんて出来ないと渋っていた。
でも、自分のことじゃなければ、友人への頼みごとはすんなり出来るようだ。
そこは、つくづく末っ子だな、って思う。
そういや、俺がこっちにきてすぐの時に、他の神器様たちの居場所を知りたいって伝えた時も頼ってたもんなあ。
で、なら、何が不都合なんだ?
そんな笑顔が引き攣るようなことじゃねえだろ。
「どうした?」
「いえ、別に。今言うことでは……その、会えばわかります」
「は?」
はっきりしねえのは、性にあわない。
こう、微妙な返事を返されると、イラッとくんだよなあ。
とはいえ、それはオリバーも分かってるんだろう。
思わず足を止めちまったが、宥めるように俺の背中に手をあてて先を促してくる。
まあ、誤魔化してる訳じゃないっぽいこら、あと1分も経たずにわかるなら、コナーに会うのを優先して、従ってやってもいいか。
「いらっしゃーい!丁度手紙を出そうと思ってたのよー!あなた達の方から来てくれるなんて、ラッキーだわ!
エマ、お茶をお願いね!」
おおう、すんげーテンションが高いな。
目がキラッキラしてんだが、なんか、含みがあるのか?
……って思ったが、椅子に腰かけたまま、笑顔で机の上の真っ白な筒を、ペンライトの如く左右に振られて、思い出す。
そういや、そんなもんあったっけ。
家から……や、物自体抹消したいがために、送り返した搾精機なるもんが。
「ねえ、凄いのよ!聞いてちょうだい!」
「…だから、会えばわかると言ったでしょう?」
「あー……確かに」
「お会いしたかった、と言われて気がついたのですが、女性の前で話題にするのは避けたかったんです」
「悪かったよ」
「いいえ、アサヒは悪くありませんよ」
「って、アレ送り返したの俺だしさ」
「受け取ったのは私です」
「まあ───」
「ちょっとお、二人だけでぼそぼそ会話しないでちょうだい!立ってないで座って座って」
オリバーとこそこそ会話をしてると、コナーがしびれを切らした。
素顔はイケメンだろうし声も男性だが、相変わらずめちゃくちゃオネエなのな。
それがコナーの本来の姿らしいから、特にどうとは思わないけどさ。
オネエなことをひかなかったのもあって、気に入られてんだろうな。
「想定の5倍予約が入ったのよ、あなたの言う通りにしたら、簡単に」
「役に立ったんなら何よりだ」
「お礼は何が良いかしら?これはお気に召さなかったみたいだし」
「要らねえよ、そんなん」
愛がない、とは言葉に出来なかったが、そう思っちまう。
そりゃあ妊娠したらさ、今まで見たいにはやれないだろうけど。
でも、そんな機械より口と手で上手くやれる自信があるぞ、俺は。
……は、ともかく。
礼には及ばない、と見栄を張りたいところだが、丁度いいな。
「なら、シリル、あー……ほら、新種の薔薇作った子供がいたろ?その家族が今週末にエリソン侯爵領に引っ越すんだ。で、荷物は少ないんだけどさ、商会の馬車で一緒に連れてってやってくれねえ?今日それを頼みたくてこっちに来たんだ」
「ああ、あの子ね!構わないわよ。今週末もエリソン侯爵領行きの馬車は出すし」
「運送ギルドへ私から出しても良いとも思ったのですが、とても遠慮がちな方々なので。そちらの商会の馬車へ一緒に乗せて貰えれば、ついでなので彼らの負担も減るかと。荷馬車だけ借りるつもりだったようなので」
「小さな子に、ご老人と病み上がりの父親でしょ?エリソン侯爵領までは比較的治安が良いとはいえ、自分たちで馬車を動かすのは負担だし、慣れない野宿は危険だわ」
「野宿……そっか、一日かかるって夜は走れないもんな」
「そうよー、この時期は日も短くなるし。朝早く出て、夜は早めに休んで、朝方発てば向こうの領門には昼過ぎに入れるわ」
車と違って、夜のことを全く気にしてなかった。
野宿?
慣れてたって危険だろ、荷馬車じゃ鍵なんてついてねーだろうし。
「因みに運送ギルドの定期の乗り合いだと、乗り継ぎと休憩でもっと時間かかるのよね。エリソン侯爵領の門に着くのは次の日の夕方、日が沈むころになるわ」
「げ、マジか」
「夜はうちの宿舎に泊ればいいわ。それに、うちの商会員なら何かあってもそれなりに対処できる者が揃ってるもの、運送ギルドに負けないほどに腕は立つから安全よ」
「すげー助かるよ、ありがとな!」
「……あなた、そういう顔もするのね」
「なんだよ、そういう顔って」
びっくりしたような顔で俺を見るが、そういう顔ってどういう顔だ。
俺は普段からこんな顔してるだろうが。
って思ったが、なんだか違うらしい。
隣に座ってたオリバーが俺をかき抱いてくる。
相変わらずすげーいい匂いなんだが、その匂いが広がると、こんな状況でも上手く拒めない。
「……って、ちょ、オリバー!」
「そんな可愛い顔を私以外に見せたら駄目です!」
「何やってんのよ、もう、相変わらず心狭いわねえ」
呆れたコナーの声が聞こえてくるが、表情までは分からない。
本当に見せない気らしいが、この状態のままじゃ困る。
喜んでる自分がいるのを自覚してるが、困るんだ。
きっと、コナーの奴はまたスナギツネみたいな顔をしてるんだろうな。
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