184 / 218
本編
-184- 炊飯器
しおりを挟む
ニームの木も飛蝗カビも今すぐどうこう出来るわけじゃない。
ヒューゴも落ち着きを取り戻し、そうなるとかなり居心地が悪かったのだろう。
ぎこちなく取り繕う様子を見せてから、愛斗を呼んでくると扉を出て行った。
そういや、愛斗はエマさんと話をしているんだったか?
偉そうな男が弱ってるのを見るのが好き、みてえなこと言ってたけど、なら、こういう時に傍にいないってのは違和感があるな。
そう思っていると、向かいのコナーが呆れたようなため息を漏らし、その答えが返ってきた。
「マナトの前では強がっていたいのよね、あの男は。カッコつけなのよ」
「あーなるほど」
「でも、見透かされてるくらいには隠しきれていないのよ。愛斗は優しいから、どうこう言わないけれどね」
「へえ」
それ、優しさか?なんて疑問が湧いちまった。
大人は大人……なんだろうな、愛斗の年齢にしちゃ。
けれど、あいつもちょい変態入ってるからなあ、取り繕いきれてないヒューゴを見て、内心テンション爆上がりしてるかもしれねえじゃん?
ま、愛されてるは愛されてる、らしいから?
俺が横から色々言えねーけどさ。
愛情ってのは、人によって形は様々だ。
愛斗がそれでちゃんと心から満足してるって言えるんなら、たとえ相手が二人いようが、変態行為に及んでいようが、有りだって思う。
愛斗が幸せならそれで良い。
俺は叩かれたり、首絞められたり、拘束されたりなんて、ぜってーごめんだけどな。
まあ、オリバーからちょっと強引にされるなら、それはそれで萌えるけど。
「あなた、今変なこと考えてるでしょ?」
「や……そんなことねーけど」
今までの癖で、思わず綺麗に見えるだろう笑みを向けちまった。
向けてから思う。
コナーには逆効果だったことにだ。
「なあに、その顔。あなたに遠慮されると気持ち悪いから言いたいことがあったら言ってくれないと嫌よ?」
「わかってるって、そういうんじゃないから。ただ、愛斗が───あ、来たんじゃねえか?」
「マナト様をお連れしました」
「良いわよ、エマ。入って頂戴」
「よお、お邪魔してるぜ?この間ぶりだな、愛斗」
ただ、愛斗が幸せならそれで良いかって改めて思っただけだ、そう言おうとしたら、扉がノックされてエマさんと愛斗がやってきた。
愛斗は両手に箱を抱えているが、大きさから言って、つーか、さっきの話を聞いた後だからな、十中八九炊飯器だろう。
「いらっしゃい、旭さん、オリバーさん」
「こんにちは、お邪魔してます」
穏やかな笑みを向けてくる愛斗は、今日も仕立ての良い細身のスーツを着ていた。
色は黒のスーツに、少し艶のある白のシャツに白のクラバットだったが、胸元につけてるクラバットピンと左耳元を飾るイヤーカフには、鮮やかな青の宝石が使われていた。
どっからどう見ても貴族の御曹司にしか見えない。
元々育ちが良いせいか、所作は綺麗だもんなあ、愛斗も。
と思いながら愛斗を眺めていると、視界が急に暗くなる。
「なんだよ、この手」
「見つめるのが長いです」
目の上に置かれたオリバーの手をべりっと剥がし、そのまま指を絡めて手を重ね、オリバーの膝の上に置く。
他人から見たら許容範囲が狭くて窮屈だと思われるかもしれないが、こうやって執着されるのは、俺にとっては居心地が良すぎるくらいだ。
なら、俺も照れずに少しだけ歩み寄っても良いかもしれない。
仕事の話は終わりだし、愛斗相手ならこっからは友人とその恋人、まあ、俺らは結婚してるけど、とにかくプライベートだしさ。
アレックス様相手じゃとても出来ないけど、コナー相手なら許されるだろ。
炊飯器渡されるまでなら、俺の心もなんとかもつはずだ。
ただ、手を握るだけだ。
いちゃいちゃは、していないはずだ。
色々と自分自身に言い聞かせてから、ちらりとオリバーを見上げると───くっそ、見なきゃよかった。
だってすげー嬉しそうに笑うんだもんよ、平静でいられなくなって、早くも手を放したくなっちまう。
耐えろ、俺、頑張れ、俺……等と、脳内で無言の応援を送っていると、コナーが砂を吐きそうな顔で俺を見てくる。
「ご馳走様ぁ……」
「仕事の話は終わったろ?」
「まあねえ。それで?さっき言いかけたのは何だったのよ」
「ああ、あれは、『ただ、愛斗が幸せならそれで良いかって改めて思っただけだ』って言おうとしたんだ」
「……そう、その前に色々と端折ってそうだけれど、とりあえず納得しておくわ」
「そうしてくれ。それより俺はそれが気になる」
愛斗の前に置かれた箱は、和紙のような包装に包まれていて、赤と白の水引のような飾り紐がついているいかにも高そうな包装だ。
まあ、オリバーのポケットマネーで買ってくれた炊飯器の魔道具なんだろうけれど、どんな感じなのか見てみたい。
「これ、約束していた炊飯器です」
「取りに行ってくれたんだろ?ありがとな。ここで開けてみていいか?」
「はい」
愛斗の答えに頷いてから、オリバーを見上げる。
俺が欲しいって言ったもんだけれど、一応、オリバーの買い物だし。
「いいか?」
「ええ、勿論です。アサヒのものですから」
「ありがとな、マジで。じゃあ、遠慮なく」
つないだ手を放すと、オリバーの手が当然のように俺の腰に回ってくる。
調子に乗ってんなと言いたかったが、今は無視だ無視。
炊飯器の方に集中することにした。
中から出てきたのは、見た目は土鍋のような形……つーか、土鍋だ。
5合炊きくらいの大きさで真っ黒な土鍋にしか見えないが、ちゃんとモニターらしきガラスの小窓と、いくつかのボタンがついている。
「水と米を規定量入れるだけで、土鍋と同じようなご飯が15分もあれば誰でも美味しく炊けます」
「マジか、めちゃくちゃ早い上に美味しいの確定じゃん」
「ええ、良いものをと言われたので」
「すげー楽しみ」
「旭さんどんなご飯が好きですか?」
「どんな?」
「銘柄とか。最初は俺のお勧めで選んじゃったけど」
「銘柄とかあんの?」
「それはないんですけど、どこどこの誰さんが作ってるお米って感じで売られてて、味が違うから、近いのは探せます」
「へえ。あー、そうだなあ。香りと甘みは強い方が好きかな。けど、水分が多いのは好きじゃないし、逆にぱさついてんのも好きじゃない。ふっくらしてて艶があって粒立ちがいいのが好きだ」
「あ、俺も一緒です。なら、気に入ってもらえるかも。少量だけれど2キロ買い付けたので、今日持って行ってください」
「わ、すげー嬉しい!」
はにかんだように笑う愛斗が、何だか嬉しそうだ。
米には拘りがあるらしい。
俺も色々言いはしたが、美味い米が食えるなら尚良い。
米友確定だ。
「早速今日炊いてもらいましょうか」
「ソフィアの買い物駄目にしちまわないなら」
「わかりました。なら、今夜が駄目なら明日の朝でも」
「おう」
朝から白飯ってのもいいな。
全く食わない日が続いて、更に一度食っちまったら、また食いたいって思うもんだな。
ヒューゴも落ち着きを取り戻し、そうなるとかなり居心地が悪かったのだろう。
ぎこちなく取り繕う様子を見せてから、愛斗を呼んでくると扉を出て行った。
そういや、愛斗はエマさんと話をしているんだったか?
偉そうな男が弱ってるのを見るのが好き、みてえなこと言ってたけど、なら、こういう時に傍にいないってのは違和感があるな。
そう思っていると、向かいのコナーが呆れたようなため息を漏らし、その答えが返ってきた。
「マナトの前では強がっていたいのよね、あの男は。カッコつけなのよ」
「あーなるほど」
「でも、見透かされてるくらいには隠しきれていないのよ。愛斗は優しいから、どうこう言わないけれどね」
「へえ」
それ、優しさか?なんて疑問が湧いちまった。
大人は大人……なんだろうな、愛斗の年齢にしちゃ。
けれど、あいつもちょい変態入ってるからなあ、取り繕いきれてないヒューゴを見て、内心テンション爆上がりしてるかもしれねえじゃん?
ま、愛されてるは愛されてる、らしいから?
俺が横から色々言えねーけどさ。
愛情ってのは、人によって形は様々だ。
愛斗がそれでちゃんと心から満足してるって言えるんなら、たとえ相手が二人いようが、変態行為に及んでいようが、有りだって思う。
愛斗が幸せならそれで良い。
俺は叩かれたり、首絞められたり、拘束されたりなんて、ぜってーごめんだけどな。
まあ、オリバーからちょっと強引にされるなら、それはそれで萌えるけど。
「あなた、今変なこと考えてるでしょ?」
「や……そんなことねーけど」
今までの癖で、思わず綺麗に見えるだろう笑みを向けちまった。
向けてから思う。
コナーには逆効果だったことにだ。
「なあに、その顔。あなたに遠慮されると気持ち悪いから言いたいことがあったら言ってくれないと嫌よ?」
「わかってるって、そういうんじゃないから。ただ、愛斗が───あ、来たんじゃねえか?」
「マナト様をお連れしました」
「良いわよ、エマ。入って頂戴」
「よお、お邪魔してるぜ?この間ぶりだな、愛斗」
ただ、愛斗が幸せならそれで良いかって改めて思っただけだ、そう言おうとしたら、扉がノックされてエマさんと愛斗がやってきた。
愛斗は両手に箱を抱えているが、大きさから言って、つーか、さっきの話を聞いた後だからな、十中八九炊飯器だろう。
「いらっしゃい、旭さん、オリバーさん」
「こんにちは、お邪魔してます」
穏やかな笑みを向けてくる愛斗は、今日も仕立ての良い細身のスーツを着ていた。
色は黒のスーツに、少し艶のある白のシャツに白のクラバットだったが、胸元につけてるクラバットピンと左耳元を飾るイヤーカフには、鮮やかな青の宝石が使われていた。
どっからどう見ても貴族の御曹司にしか見えない。
元々育ちが良いせいか、所作は綺麗だもんなあ、愛斗も。
と思いながら愛斗を眺めていると、視界が急に暗くなる。
「なんだよ、この手」
「見つめるのが長いです」
目の上に置かれたオリバーの手をべりっと剥がし、そのまま指を絡めて手を重ね、オリバーの膝の上に置く。
他人から見たら許容範囲が狭くて窮屈だと思われるかもしれないが、こうやって執着されるのは、俺にとっては居心地が良すぎるくらいだ。
なら、俺も照れずに少しだけ歩み寄っても良いかもしれない。
仕事の話は終わりだし、愛斗相手ならこっからは友人とその恋人、まあ、俺らは結婚してるけど、とにかくプライベートだしさ。
アレックス様相手じゃとても出来ないけど、コナー相手なら許されるだろ。
炊飯器渡されるまでなら、俺の心もなんとかもつはずだ。
ただ、手を握るだけだ。
いちゃいちゃは、していないはずだ。
色々と自分自身に言い聞かせてから、ちらりとオリバーを見上げると───くっそ、見なきゃよかった。
だってすげー嬉しそうに笑うんだもんよ、平静でいられなくなって、早くも手を放したくなっちまう。
耐えろ、俺、頑張れ、俺……等と、脳内で無言の応援を送っていると、コナーが砂を吐きそうな顔で俺を見てくる。
「ご馳走様ぁ……」
「仕事の話は終わったろ?」
「まあねえ。それで?さっき言いかけたのは何だったのよ」
「ああ、あれは、『ただ、愛斗が幸せならそれで良いかって改めて思っただけだ』って言おうとしたんだ」
「……そう、その前に色々と端折ってそうだけれど、とりあえず納得しておくわ」
「そうしてくれ。それより俺はそれが気になる」
愛斗の前に置かれた箱は、和紙のような包装に包まれていて、赤と白の水引のような飾り紐がついているいかにも高そうな包装だ。
まあ、オリバーのポケットマネーで買ってくれた炊飯器の魔道具なんだろうけれど、どんな感じなのか見てみたい。
「これ、約束していた炊飯器です」
「取りに行ってくれたんだろ?ありがとな。ここで開けてみていいか?」
「はい」
愛斗の答えに頷いてから、オリバーを見上げる。
俺が欲しいって言ったもんだけれど、一応、オリバーの買い物だし。
「いいか?」
「ええ、勿論です。アサヒのものですから」
「ありがとな、マジで。じゃあ、遠慮なく」
つないだ手を放すと、オリバーの手が当然のように俺の腰に回ってくる。
調子に乗ってんなと言いたかったが、今は無視だ無視。
炊飯器の方に集中することにした。
中から出てきたのは、見た目は土鍋のような形……つーか、土鍋だ。
5合炊きくらいの大きさで真っ黒な土鍋にしか見えないが、ちゃんとモニターらしきガラスの小窓と、いくつかのボタンがついている。
「水と米を規定量入れるだけで、土鍋と同じようなご飯が15分もあれば誰でも美味しく炊けます」
「マジか、めちゃくちゃ早い上に美味しいの確定じゃん」
「ええ、良いものをと言われたので」
「すげー楽しみ」
「旭さんどんなご飯が好きですか?」
「どんな?」
「銘柄とか。最初は俺のお勧めで選んじゃったけど」
「銘柄とかあんの?」
「それはないんですけど、どこどこの誰さんが作ってるお米って感じで売られてて、味が違うから、近いのは探せます」
「へえ。あー、そうだなあ。香りと甘みは強い方が好きかな。けど、水分が多いのは好きじゃないし、逆にぱさついてんのも好きじゃない。ふっくらしてて艶があって粒立ちがいいのが好きだ」
「あ、俺も一緒です。なら、気に入ってもらえるかも。少量だけれど2キロ買い付けたので、今日持って行ってください」
「わ、すげー嬉しい!」
はにかんだように笑う愛斗が、何だか嬉しそうだ。
米には拘りがあるらしい。
俺も色々言いはしたが、美味い米が食えるなら尚良い。
米友確定だ。
「早速今日炊いてもらいましょうか」
「ソフィアの買い物駄目にしちまわないなら」
「わかりました。なら、今夜が駄目なら明日の朝でも」
「おう」
朝から白飯ってのもいいな。
全く食わない日が続いて、更に一度食っちまったら、また食いたいって思うもんだな。
152
あなたにおすすめの小説
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
目が覚めたら宿敵の伴侶になっていた
木村木下
BL
日本の大学に通う俺はある日突然異世界で目覚め、思い出した。
自分が本来、この世界で生きていた妖精、フォランだということを。
しかし目覚めたフォランはなぜか自分の肉体ではなく、シルヴァ・サリオンという青年の体に入っていた。その上、シルヴァはフォランの宿敵である大英雄ユエ・オーレルの『望まれない伴侶』だった。
ユエ×フォラン
(ムーンライトノベルズ/全年齢版をカクヨムでも投稿しています)
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬下諒
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 造語、出産描写あり。前置き長め。第21話に登場人物紹介を載せました。
★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される
マンスーン
BL
王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。
泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。
男前受け
幻獣保護センター廃棄処理係の私、ボロ雑巾のような「ゴミ幻獣」をこっそり洗ってモフっていたら、実は世界を喰らう「終焉の獣」だった件について
いぬがみとうま🐾
ファンタジー
「魔力なしの穀潰し」――そう蔑まれ、幻獣保護センターの地下で廃棄幻獣の掃除に明け暮れる少女・ミヤコ。
実のところ、その施設は「価値のない命」を無慈悲に殺処分する地獄だった。
ある日、ミヤコの前に運ばれてきたのは、泥と油にまみれた「ボロ雑巾」のような正体不明の幻獣。
誰の目にもゴミとしか映らないその塊を、ミヤコは放っておけなかった。
「こんなに汚れたままなんて、かわいそう」
彼女が生活魔法を込めたブラシで丹念に汚れを落とした瞬間、世界を縛る最凶の封印が汚れと一緒に「流されてしまう。
現れたのは、月光を纏ったような美しい銀狼。
それは世界を喰らうと恐れられる伝説の災厄級幻獣『フェンリル・ヴォイド』だった……。
弟のために悪役になる!~ヒロインに会うまで可愛がった結果~
荷居人(にいと)
BL
BL大賞20位。読者様ありがとうございました。
弟が生まれた日、足を滑らせ、階段から落ち、頭を打った俺は、前世の記憶を思い出す。
そして知る。今の自分は乙女ゲーム『王座の証』で平凡な顔、平凡な頭、平凡な運動能力、全てに置いて普通、全てに置いて完璧で優秀な弟はどんなに後に生まれようと次期王の継承権がいく、王にふさわしい赤の瞳と黒髪を持ち、親の愛さえ奪った弟に恨みを覚える悪役の兄であると。
でも今の俺はそんな弟の苦労を知っているし、生まれたばかりの弟は可愛い。
そんな可愛い弟が幸せになるためにはヒロインと結婚して王になることだろう。悪役になれば死ぬ。わかってはいるが、前世の後悔を繰り返さないため、将来処刑されるとわかっていたとしても、弟の幸せを願います!
・・・でもヒロインに会うまでは可愛がってもいいよね?
本編は完結。番外編が本編越えたのでタイトルも変えた。ある意味間違ってはいない。可愛がらなければ番外編もないのだから。
そしてまさかのモブの恋愛まで始まったようだ。
お気に入り1000突破は私の作品の中で初作品でございます!ありがとうございます!
2018/10/10より章の整理を致しました。ご迷惑おかけします。
2018/10/7.23時25分確認。BLランキング1位だと・・・?
2018/10/24.話がワンパターン化してきた気がするのでまた意欲が湧き、書きたいネタができるまでとりあえず完結といたします。
2018/11/3.久々の更新。BL小説大賞応募したので思い付きを更新してみました。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる