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本編
-486- セオからの報告 アレックス視点
「お帰りなさいませ」
「今帰った」
仕事を終えて家に戻れば、いつもと変わらない爺の出迎えだ。
ここにレンがいたらと思うも、次の日に辛うじて回らないという今のこの時間じゃ仕方がない。
出来れば今日話をしておきたかった。
明日の警備隊の隊長と会う際に、気を付けて欲しいことがあるからだ。
まあ、それは朝でもいいか。
本当はただ、直接顔を見て声を聞きたかっただけだ。
───レンが足りない。
自分で許可したとはいえ……夕飯だけでも戻るべきだったろうか?
や、明日のことを考えると、その時間が惜しいと思ったわけだが。
「───、アレックス様」
「なんだ」
まずい、一瞬、ぼんやりしちまったらしい。
「……お疲れでしたらご報告は明日にしましょうか?私からではなく、セオからお伝えした方が良いと判断することがあるのですが」
「いや、今聞く」
爺がそういうのであれば、緊急ではないにしろ重要案件だろう。
それも、レンに対することだ。
おちつけ、と自身に言い聞かせる。
疲れがたまるとつい結果を急ぎたくなるのが悪い癖だ。
仕事場には直接連絡が来なかったわけだし、レンが転移で俺のもとにきたわけではないことから、緊急を要する案件ではなかったと判断する。
そう判断するが、良い知らせじゃないことくらい爺の雰囲気でわかる。
だとしたら……俺は、また気が付かない間に何かやらかしたのだろうか。
たとえそうだとしても、説教なら説教で今聞く必要がある。
「入れ」
「失礼します」
いつもより表情が硬いセオが部屋に足を踏み入れる。
俺に怒りは───向けられていないな。
ということは、レンが俺に対して何か思うことがあったわけではないようだ。
爺もセオも、俺への信頼は、“レンに対して”という点でいえば、殆どないに等しい。
やらかしていることは自覚している。
いかにレンへ執着しているか、性への知識が足りないかも自覚している。
だからこそ、また気が付かない間にレンを悲しませることをしでかしたのではないか、と自身暗鬼になる癖が出ちまう。
それが悪いわけじゃない。
そうでもしないと、俺自身が学習できないとわかっているからだ。
恋愛に対しては、情けないくらいに経験不足もいいところで、だから二人からの説教は、逆にありがたいものだとも思っている。
が、今日はそうではないらしい。
ただ、何かはあった。
孤児院で、もしくはその道のりで、だ。
爺が直接把握していないのなら、そのどちらかに限られる。
「遅くなった」
「いえ。レン様は二時間ほど前に休まれました」
「そうか。で?何があった」
「本日孤児院にアルフォンス隊長が来られました」
「は?」
「意図してこられたのかと思われますが、レン様と子供たちが遊んでいる際に、奇襲をかけられました」
「っ?!なんだそれは」
「隊長は、『あいさつ代わり』と仰っていましたが、笑って済ませられることではありません。
レン様が、自身とその周りに結界を張ってくださったおかげで俺の剣は隊長には届きませんでしたが、それがなければ俺は隊長を躊躇なく刺してました。それほどの、殺気を飛ばされました」
「……レンはなんと?」
「隊長自身を、その場で本気で叱りました。『万が一があれば、子供たちが傷つくような状態だった』と『冗談で笑って許せる行為じゃない』と。それと、俺の剣が届いていただろうことを分かった上で『慕う人を自らの手で傷つけて、それでも平気な態度で笑っていられるのか』と。『正しい選択で、必要な行為だったとしても、気持ちまで簡単に割り切れない』って」
レンは自身が狙われた上で、そう言ってのけるのか。
隊長が本気でないにしても悪ふざけが過ぎるだろうし、確かに冗談ではすませられない行為だ。
「それに対して隊長は?それと、セオ、お前以外はどうだった」
「隊長は、『本当にすまないことをしたと思っています』と真面目に正直に頭を下げていましたから、反省はしたと思います。レン様も、『今後もエリソン侯爵領のために尽力してください』とそれで許す、としてました。
隊長も『この身ある限り、全力を尽くします』と。
それと、俺以外の全員が結界の外で俺の間に入り隊長を制していましたし、全員が間に合っていました」
「そうか」
その場に俺がいれたら良かったと思うが後悔するのは遅い。
今後、レンだけで孤児院に行かせるのを、躊躇してしまうような出来事だ。
だが、レンがしっかりその場をおさめているのもわかった。
一緒に行った者たちも、全員優秀だと褒めたいくらだ。
「中でもブルーノは優秀です。彼以外は相手が隊長だとわかった時点で少なからず気を緩めた。
流石に、剣をおさめはしませんでしたが……俺自身も、相手が隊長だとわかり剣が届かなかったことに、意識を持っていかれました。
ですが、ブルーノは躊躇することなく隊長を拘束しました。ほんの僅か、隊長が次の一手を寄こそうとしたように、もしくはその気があったように……俺には見えました。
ブルーノはそれを感じ取ったのでしょう。ブルーノ以外への反省点はそこだと話し合いを行いました。必要であれば、今日の同行者を集めて明日朝アレックス様から一言あれば」
「わかった。時間を取ろう」
「ありがとうございます」
あの人が手癖だけじゃなく、悪戯好きだというのは前から知っていたが、とんでもないな。
流石に俺からも物申しておきたい。
「それと」
「なんだ?」
「その、隊長が奇襲をかけ悪ふざけをしてレン様と俺たちを試した、というのは事実なのですが、その原因は『グレース様がけしかけたのだろう』と」
「は?!」
「レン様がそう仰って、アルフォンス隊長もそのことを否定せず腹を抱えて笑った上に『グレース様があそこまで気に入る理由がようやく私めにもわかりました』と言ったので事実かと」
「っあんのクソ婆が!あれ程レンを試すなと言ったのに!」
「っアレックス様!」
思いっ切り舌打ちすると、爺が咎めるような声で俺の名を呼んできた。
───無意識に圧が出ていたらしい。
セオの顔色が悪い。
完全に八つ当たりだった。
「っ悪い」
「いえ、このくらいでは大丈夫です。俺からの報告は以上になります」
「今日のうちに聞けて良かった。後はゆっくり休んでくれ」
「はい」
顔色が悪いが、震えが起きるほどではなかったようだ。
俺の力の問題じゃなく、セオに耐性があっただけだろう。
並大抵の奴なら呼吸困難か失神を起こしていたかもしれない。
「───アレックス様、レン様付きにしてくれたこと、感謝しています」
「今後もよろしく頼む」
「お任せください」
扉を閉める直前、告げてきたセオの言葉で肩の力が抜ける。
セオの顔色はまだ悪いものの、晴れやかな笑顔を向けてきた。
頼もしい限りだな。
最終的に、主と選んだのはセオ自身だ。
だが、告げたのは俺だ。
それは、セオがレンへの隣に許せる相手だったからだ、改めて感謝されるもんでもない。
重い報告を受けたあとだったが、不思議と心は少しだけ軽くなる。
感謝するのは、俺の方だな。
とりあえず今夜は、レンの隣でゆっくりと眠れそうだ。
******************
ー宣伝ー
いつもありがとうございます。
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まだの方は是非!
また、今年はXをきちんと活用すべく、日々の更新のお知らせは毎日そちらで呟いております。
あわせて、どうぞよろしくお願いしますm(__)m
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ということは、レンが俺に対して何か思うことがあったわけではないようだ。
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「は?」
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