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過去から来た男 もう一つの結社に所属する少女
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「幻魔歴末期、最後までノンヴァード王国の侵攻に対抗した忠義の傭兵団、群狼武風……! まさか私の代でお目にかかれるとは思っていませんでした……!」
アデライアは先ほどまでとは打って変わって声に活力が宿り始める。隣で聞いていたディアノーラも目を丸くしていた。
「……やっぱりシャノーラ殿下が何か言い残していたのか?」
「はい……! 最後まで付き従ってくれた6人の群狼武風の勇者たちを、遥かな未来へと送ったと……! ヴェルト様は、今の帝国をより良くするために過去から来てくださったのですね……!」
おっと。こいつは良くない方向に誤解されている。面倒な事になる前に、誤解を解いておかないと。
「そういう訳じゃない。シャノーラ殿下が俺たちを未来に飛ばしたのは、もっと単純な理由さ。まぁかつてのゼルダンシア王国には世話になっていたからな。恩も感じているし、もちろん敵対するつもりもないが」
だが何か使命を帯びてやってきた訳ではない。この点ははっきりさせておかなくてはならない。
ディアノーラもどこか興奮した様子で口を開く。
「ではヴェルト殿が先ほど振るった力は、かつて存在したという魔法の……?」
「ああ。かつてシャノーラ殿下より魔法の祝福を受けた時に目覚めた力だ。ちなみに俺に関して言えば、元々この時代の生まれでもある。訳あって過去の世界に迷いこみ、そしてシャノーラ殿下の力によって今の時代に帰ってこれたんだ」
「なんと……! ではそこで群狼武風として……?」
「ああ。当時は12才くらいだったか。で、数ヶ月前にこの時代に流れついたのさ」
今思うと、俺も相当めちゃくちゃな人生を歩んでいるな。
「ディグマイヤーというのも本当だ。ついでに言うと、クインシュバインは俺の弟になる」
「で、では……! リーンハルトは甥にあたるのか……!」
「もしかしてクインの息子か? リーンハルトって言うのか……というかハルトって……」
まんま俺の名じゃねぇか。クインの奴……。
「リーンハルトは以前、帝国兵に扮した私たちがヴェルト殿に会った際、私の隣にいた男だ」
「まじか……。まさか知らない間に甥に会っていたとは……」
アデライアはまだ少し興奮を残した声で問いかけてくる。
「その事。クインシュバイン様は……?」
「知らない。というか、俺たちの素性について話したのはお前たちが初めてだ。あとクインには今のところ、自分から話すつもりはない。ちょっと気まずくてな……」
だからお前たちも話すなよ、と暗に釘を刺しておく。まぁ元々ここで聞いた俺個人の事情については話さない、という約束だが。
しかし2人は帝国貴族という立場もある。言いふらすような事はしないだろうが、事情の説明のために特定の誰かに伝える必要が出てくる可能性はあるか。
「ヴェルト様、改めて感謝を……。あの伝説の群狼武風が窮地に助けに来てくれた事、一生忘れません」
「言ったろ。姫さんを助ける様に、俺に頼んだのはエルヴァールだ。それにディアノーラも居た。俺への恩は感じる必要はない」
しかしこの分だと、どうやら群狼武風はかなり良い様に伝わっているみたいだな。
本質は金で雇われた傭兵なのだが。これもローガのおかげか。
「それでも感謝いたします。できれば群狼武風に憧れを抱いているお姉様にも、話を聞いていただきたいのですが……」
アデライアは遠慮がちに小さく話す。だが俺ははっきりと首を横に振った。
「この話は俺たち3人だけの秘密という事で。黒狼会はせいぜい、帝都に住む住人たちの役に立てればそれでいいって組織だ。今さら群狼武風だからどうだとか言うつもりはない」
「3人だけの……秘密……」
とはいえ、皇族と貴族に知られたんだ。アデライアも自分より目上の者……例えば皇帝なんかに事の経緯を詳細に聞かれたら、沈黙し続けるのも難しいだろう。
いつまでも秘密でい続けるのは難しいかもしれないな。
■
ヴェルトたちが広間から去った後。リアデインは両目を開き、ゆっくりと喉から鉄針を抜いた。
「ぐ……ひゅー……」
自決した様に見せかけて、リアデインはぎりぎりのところで命を繋いでいた。鉄針も深く刺した様にみせかけただけであり、実際は貫いてはいない。
しかしそれでも喉付近を突いた事には変わりないため、重症であった。しばらくまともに話せないだろう。それに手当ても急がなければ、出血多量で死ぬ危険も大きい。
(今から外に出て、急いで手当てをして……。ふふ、ぎりぎりね。まさかあんな化け物と1対1で戦う事になるなんて、思いもしなかったわ……!)
今思い出しても寒気がする。それくらい、ヴェルトの力は圧倒的だった。
あれとまともにやり合うには、相応の準備が必要になるだろう。
(ヴェルトハルト・ディグマイヤー……! 一体どこの貴族かしら……⁉︎ 血族全員、調べつくさないと……!)
任務に失敗した以上、自分には何らかのペナルティが発生するだろう。だがヴェルトの情報は、そのペナルティを補って余りあるものだった。
(あの力……! 間違いなく私たちと同じ、魔法由来のもの……! でも2つの結社以外で魔法の研究が進んでいる組織なんてあるはずがない……! ディグマイヤーという貴族家が関係している……? 考えていても分からない、今はこの情報を持ち帰るのが先決……!)
そう考え、ゆっくりと地下道を進んでいた時だった。背後から何かよくない気配を感じとる。
リアデインは咄嗟に真横に跳ぼうとして……。
「ぐひゅっ!?」
左腕に何かの破片が大量にぶつかり、感覚が無くなった。視線を移すと、左腕がずたずたに傷ついており、半ばから千切れかけている。
襲撃者。そう考え、リアデインは背後を振り向いた。するとそこには、ローブを羽織った一人の少女が立っていた。
特徴的な外観を持つ少女だった。銀髪に金眼。大陸でこの特徴を持つ者は、純血のフェルグレット聖王国民しかいない。
「音楽団に見せかけて帝都に入り込んでくるなんて。考えたわね、リアデイン。でも残念。こっちはもう把握していたの。おかげでこうして絶好の機会を得る事ができたわ」
「…………!」
リアデインはその少女に見覚えがあった。というより、結社エル=グナーデに関係する者であれば、誰もが知っている。その少女の名は。
(結社エル=ダブラスの十二獅徒……! 第八獅徒、流聖剣のリリアーナ……!)
結社エル=ダブラス。それはかつて結社エル=グナーデの者たちが所属していた組織だった。
中でも獅徒と呼ばれている者は、組織の中でもトップクラスの戦闘力を持つ。リリアーナはその獅徒の一人であり、リアデインも顔と名前を把握していた。
「裏切り者には制裁を下さないとね。ヴェルトも来た時はどうしようかと思ったけど。おかげで良いモノが見られたし、あなたには感謝しないと」
リリアーナはゆっくりとリアデインに近づく。その右手には刃の付いていない剣の柄が握られていた。
だがリリアーナが軽く右手を振ると、どこからともなく何かの破片が大量に柄の先に集まり始める。それらは宙に浮きながら歪な剣の形を作っていた。
「本来のあなたであれば、私でも勝てるかは五分といったところだけれど。右手は失い、喉も穴が空いて声が出せない。満身創痍な上に放っておいても出血多量で死に至る。でもちゃんと息の根を止めた上で、しっかり首を刎ねるまで安心できないのがあなたたちだもの。……このまま私の手で。確実に葬ってあげる……!」
リリアーナはリアデインから距離を取った状態で剣を構える。そしてそれを横薙ぎに振るった。
「いきなさい、流聖剣ロンダーヴ!」
柄の先で剣の形を作っていた数々の破片が、猛烈な勢いでリアデインに向けて襲い掛かる。広範囲に散弾の様に飛んできたそれらを、リアデインは避ける事ができなかった。
全身に破片が食い込み、また肉体を深く抉りながらリアデインをボロ雑巾の様に切り裂いていく。リアデインは悲鳴もあげられずに、細かく肉片をまき散らしながら倒れた。
リリアーナがもう一度柄だけになった剣を振るうと、再び破片が集まり出す。そして先ほど同様、破片が柄の先で浮きながら歪な剣の形を作り始めた。
「…………」
リリアーナは感情の乗らない目で倒れたリアデインに視線を向ける。そしてもう一度剣を振るった。
再度大量の破片が倒れたリアデインに襲い掛かる。あっという間にリアデインの肉体はバラバラに分断されていった。
「ここまでやれば、もう蘇らないでしょう。ヴェルトも詰めが甘いわね。さて……」
リリアーナはリアデインの右目に指を突っ込むと、その眼球を抉り出す。そしてその首の後ろに埋め込まれていた小さな石も抉り出した。
「これで回収作業も完了っと。あとは本部に送り届けて指示を待つだけね。……でも新たに調べないといけないこともできたわ。ヴェルトはエル=グナーデとは無関係の様だけど……」
しかし魔法に類する力を発現させたのは事実。根っからの悪人でない事は分かるが、悪用されない保証もない。
「これも本部の指示を待つしかないか。もしかしたらややこしい事になったかも……?」
アデライアは先ほどまでとは打って変わって声に活力が宿り始める。隣で聞いていたディアノーラも目を丸くしていた。
「……やっぱりシャノーラ殿下が何か言い残していたのか?」
「はい……! 最後まで付き従ってくれた6人の群狼武風の勇者たちを、遥かな未来へと送ったと……! ヴェルト様は、今の帝国をより良くするために過去から来てくださったのですね……!」
おっと。こいつは良くない方向に誤解されている。面倒な事になる前に、誤解を解いておかないと。
「そういう訳じゃない。シャノーラ殿下が俺たちを未来に飛ばしたのは、もっと単純な理由さ。まぁかつてのゼルダンシア王国には世話になっていたからな。恩も感じているし、もちろん敵対するつもりもないが」
だが何か使命を帯びてやってきた訳ではない。この点ははっきりさせておかなくてはならない。
ディアノーラもどこか興奮した様子で口を開く。
「ではヴェルト殿が先ほど振るった力は、かつて存在したという魔法の……?」
「ああ。かつてシャノーラ殿下より魔法の祝福を受けた時に目覚めた力だ。ちなみに俺に関して言えば、元々この時代の生まれでもある。訳あって過去の世界に迷いこみ、そしてシャノーラ殿下の力によって今の時代に帰ってこれたんだ」
「なんと……! ではそこで群狼武風として……?」
「ああ。当時は12才くらいだったか。で、数ヶ月前にこの時代に流れついたのさ」
今思うと、俺も相当めちゃくちゃな人生を歩んでいるな。
「ディグマイヤーというのも本当だ。ついでに言うと、クインシュバインは俺の弟になる」
「で、では……! リーンハルトは甥にあたるのか……!」
「もしかしてクインの息子か? リーンハルトって言うのか……というかハルトって……」
まんま俺の名じゃねぇか。クインの奴……。
「リーンハルトは以前、帝国兵に扮した私たちがヴェルト殿に会った際、私の隣にいた男だ」
「まじか……。まさか知らない間に甥に会っていたとは……」
アデライアはまだ少し興奮を残した声で問いかけてくる。
「その事。クインシュバイン様は……?」
「知らない。というか、俺たちの素性について話したのはお前たちが初めてだ。あとクインには今のところ、自分から話すつもりはない。ちょっと気まずくてな……」
だからお前たちも話すなよ、と暗に釘を刺しておく。まぁ元々ここで聞いた俺個人の事情については話さない、という約束だが。
しかし2人は帝国貴族という立場もある。言いふらすような事はしないだろうが、事情の説明のために特定の誰かに伝える必要が出てくる可能性はあるか。
「ヴェルト様、改めて感謝を……。あの伝説の群狼武風が窮地に助けに来てくれた事、一生忘れません」
「言ったろ。姫さんを助ける様に、俺に頼んだのはエルヴァールだ。それにディアノーラも居た。俺への恩は感じる必要はない」
しかしこの分だと、どうやら群狼武風はかなり良い様に伝わっているみたいだな。
本質は金で雇われた傭兵なのだが。これもローガのおかげか。
「それでも感謝いたします。できれば群狼武風に憧れを抱いているお姉様にも、話を聞いていただきたいのですが……」
アデライアは遠慮がちに小さく話す。だが俺ははっきりと首を横に振った。
「この話は俺たち3人だけの秘密という事で。黒狼会はせいぜい、帝都に住む住人たちの役に立てればそれでいいって組織だ。今さら群狼武風だからどうだとか言うつもりはない」
「3人だけの……秘密……」
とはいえ、皇族と貴族に知られたんだ。アデライアも自分より目上の者……例えば皇帝なんかに事の経緯を詳細に聞かれたら、沈黙し続けるのも難しいだろう。
いつまでも秘密でい続けるのは難しいかもしれないな。
■
ヴェルトたちが広間から去った後。リアデインは両目を開き、ゆっくりと喉から鉄針を抜いた。
「ぐ……ひゅー……」
自決した様に見せかけて、リアデインはぎりぎりのところで命を繋いでいた。鉄針も深く刺した様にみせかけただけであり、実際は貫いてはいない。
しかしそれでも喉付近を突いた事には変わりないため、重症であった。しばらくまともに話せないだろう。それに手当ても急がなければ、出血多量で死ぬ危険も大きい。
(今から外に出て、急いで手当てをして……。ふふ、ぎりぎりね。まさかあんな化け物と1対1で戦う事になるなんて、思いもしなかったわ……!)
今思い出しても寒気がする。それくらい、ヴェルトの力は圧倒的だった。
あれとまともにやり合うには、相応の準備が必要になるだろう。
(ヴェルトハルト・ディグマイヤー……! 一体どこの貴族かしら……⁉︎ 血族全員、調べつくさないと……!)
任務に失敗した以上、自分には何らかのペナルティが発生するだろう。だがヴェルトの情報は、そのペナルティを補って余りあるものだった。
(あの力……! 間違いなく私たちと同じ、魔法由来のもの……! でも2つの結社以外で魔法の研究が進んでいる組織なんてあるはずがない……! ディグマイヤーという貴族家が関係している……? 考えていても分からない、今はこの情報を持ち帰るのが先決……!)
そう考え、ゆっくりと地下道を進んでいた時だった。背後から何かよくない気配を感じとる。
リアデインは咄嗟に真横に跳ぼうとして……。
「ぐひゅっ!?」
左腕に何かの破片が大量にぶつかり、感覚が無くなった。視線を移すと、左腕がずたずたに傷ついており、半ばから千切れかけている。
襲撃者。そう考え、リアデインは背後を振り向いた。するとそこには、ローブを羽織った一人の少女が立っていた。
特徴的な外観を持つ少女だった。銀髪に金眼。大陸でこの特徴を持つ者は、純血のフェルグレット聖王国民しかいない。
「音楽団に見せかけて帝都に入り込んでくるなんて。考えたわね、リアデイン。でも残念。こっちはもう把握していたの。おかげでこうして絶好の機会を得る事ができたわ」
「…………!」
リアデインはその少女に見覚えがあった。というより、結社エル=グナーデに関係する者であれば、誰もが知っている。その少女の名は。
(結社エル=ダブラスの十二獅徒……! 第八獅徒、流聖剣のリリアーナ……!)
結社エル=ダブラス。それはかつて結社エル=グナーデの者たちが所属していた組織だった。
中でも獅徒と呼ばれている者は、組織の中でもトップクラスの戦闘力を持つ。リリアーナはその獅徒の一人であり、リアデインも顔と名前を把握していた。
「裏切り者には制裁を下さないとね。ヴェルトも来た時はどうしようかと思ったけど。おかげで良いモノが見られたし、あなたには感謝しないと」
リリアーナはゆっくりとリアデインに近づく。その右手には刃の付いていない剣の柄が握られていた。
だがリリアーナが軽く右手を振ると、どこからともなく何かの破片が大量に柄の先に集まり始める。それらは宙に浮きながら歪な剣の形を作っていた。
「本来のあなたであれば、私でも勝てるかは五分といったところだけれど。右手は失い、喉も穴が空いて声が出せない。満身創痍な上に放っておいても出血多量で死に至る。でもちゃんと息の根を止めた上で、しっかり首を刎ねるまで安心できないのがあなたたちだもの。……このまま私の手で。確実に葬ってあげる……!」
リリアーナはリアデインから距離を取った状態で剣を構える。そしてそれを横薙ぎに振るった。
「いきなさい、流聖剣ロンダーヴ!」
柄の先で剣の形を作っていた数々の破片が、猛烈な勢いでリアデインに向けて襲い掛かる。広範囲に散弾の様に飛んできたそれらを、リアデインは避ける事ができなかった。
全身に破片が食い込み、また肉体を深く抉りながらリアデインをボロ雑巾の様に切り裂いていく。リアデインは悲鳴もあげられずに、細かく肉片をまき散らしながら倒れた。
リリアーナがもう一度柄だけになった剣を振るうと、再び破片が集まり出す。そして先ほど同様、破片が柄の先で浮きながら歪な剣の形を作り始めた。
「…………」
リリアーナは感情の乗らない目で倒れたリアデインに視線を向ける。そしてもう一度剣を振るった。
再度大量の破片が倒れたリアデインに襲い掛かる。あっという間にリアデインの肉体はバラバラに分断されていった。
「ここまでやれば、もう蘇らないでしょう。ヴェルトも詰めが甘いわね。さて……」
リリアーナはリアデインの右目に指を突っ込むと、その眼球を抉り出す。そしてその首の後ろに埋め込まれていた小さな石も抉り出した。
「これで回収作業も完了っと。あとは本部に送り届けて指示を待つだけね。……でも新たに調べないといけないこともできたわ。ヴェルトはエル=グナーデとは無関係の様だけど……」
しかし魔法に類する力を発現させたのは事実。根っからの悪人でない事は分かるが、悪用されない保証もない。
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