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北の地に向かう者たち
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ガディが姿を消し、オーバンが死んだ事で形勢は一気に逆転した。ごろつきどもは我先にと逃げ出す。ディアノーラたちも幸い大きな怪我はなく、事を収めることができたのだった。
「アックス殿。さすがだな」
「はは。まぁあれくらいはな」
ディアノーラたちも多くのごろつきを相手にしていたため、終始アックスとガディの戦いを見ていた訳ではない。だがガディが尋常ではない戦闘能力を持っている事は理解できた。
そのガディを相手に無傷で撤退に追いやり、さらにオーバンを仕留めてみせたのだ。ダンタリウスといえど、アックスの力を認めざるをえなかった。
「やはり冥狼はヴィンチェスター殿を頼って、テンブルク領に移動した可能性が濃厚だろう。もう少しここに残って調べたいところではあるが、私自身期限までに帝都に戻らねばならん」
「何かあるのか?」
「ああ。アデライア様の公式行事が近いのだ。私は護衛として同行する義務がある」
「なるほどなぁ。皇族の護衛と調査隊の兼業とは恐れ入ったぜ。まぁ冥狼の尻尾は掴めたし、一度報告に戻るのには賛成だな」
5人は生き残ったごろつきたちをテンブルクの領兵に引き渡し、帝都へ戻る準備を整える。その時に判明したのだが、ごろつきたちの正体はテンブルク領を騒がす盗賊団であった。
ディアノーラはまず早馬による第一報を手配する。そして帝都より戻ってきた指示書には、少し予想外の事が記載されていた。
■
「叔父さん。護衛を兼ねた付き添い、ありがとうございます」
「なに。メルには久しぶりに会いたかったからね。気にしなくていい」
クインシュバインは期限付きで、騎士団長の職を解かれていた。正剣騎士団は一時的にその機能が停止しており、今は別の騎士団が帝都の治安維持を受け持っている。
団長でなくなってもクインシュバインは貴族としての仕事も多かったが、いくらか時間ができたのは事実。そこで久しぶりに、実家に戻る事になった姪のシェリフィアと共に、妹のメルディアナが嫁いだ貴族家へと向かっていた。
「ジェリアム殿に会うのも久しぶりだな」
「ふふ。父さん、祭りに叔父さんが来るって手紙を見て驚いているだろうな」
ジェリアム・エルセマー。帝都より北の一部領地を治める貴族であり、メルディアナの夫である。
エルセマー領は山麓より湧き出る透き通った水と、その水を使って作られる酒が特産品として知られている。
そして年に一度、領地で作られた酒を領主が買い取り、その一部を領民に振る舞うという祭りが行われていた。
その祭りでは領主一族が方々の村を回る。シェリフィアは普段、皇女ヴィローラの側仕えをしているが、実家の祭りに参加するため、一時的に暇をもらおうとしていた。その結果。
「私などより、ヴィローラ様が来られる事の方が驚いておられるだろう」
「まぁ……。今頃姫さまをどうもてなすか、どこの屋敷に泊まっていただくか、警備体制はどうするかとかてんてこ舞いでしょうけど……」
話を聞いたヴィローラは「私も行きたいですわ!」と反応を示し、気づけば皇女同伴での里帰りとなった。これにはクインシュバインが、騎士団の職を一時的に解かれていた事も関係している。
正剣騎士団も帝都内の治安維持という機能を停止しているとはいえ、人は存在しているのだ。わざわざ暇させておくのももったいない。
そう考えた騎士団総代のディナルドは「騎士団をそのままヴィローラ様の護衛として使えばいい」という判断を下した。帝都の治安維持活動ではない、という屁理屈だ。
人数は少なくしたが、そこそこの集団になっている。
「しかしアデライア様もお連れしたいとは。これは私も予想外だったよ」
「姫さまは発想力と謎の実行力がありますからね……」
今回のシェリフィアの里帰りは、いろいろイレギュラーな点がてんこ盛りになっていた。ヴィローラは中々皇宮の部屋から出ないアデライアを、半ば無理やり連れてきたのだ。
音楽祭での事件もあったので、ヴィローラなりに少しでもアデライアの気を紛らわせたいと考えての事だった。皇帝ウィックリンもヴィローラの提案を許可したため、反対する者は誰もいない。
そしてテンブルク領へ行ったディアノーラたちから、早馬による報告が届いた事も関係していた。
見事冥狼の尻尾を掴んだディアノーラたちの報を聞き、ディナルドはある提案をクインシュバインにした。それは正剣騎士団をテンブルク領に派遣し、冥狼を捕まえるというものだ。
騎士団を動かすにはそれなりの大義名分が必要になる。そして正剣騎士団は帝都の治安維持という任は解かれたが、騎士団そのものが解体された訳ではない。
ディナルドは何とか正剣騎士団をテンブルク領に派遣する口実を作り上げるから、それまでどこかで時間を潰していてくれとクインシュバインに頼んだ。
彼の考えでは、まず二つに分けた正剣騎士団の一つがクインシュバインと共にエルセマー領へと入る。
そして騎士団を動かす認可を得たら、帝都に残った騎士団とエルセマー領に入った騎士団を動かし、テンブルク領で合流させる。
そこでクインシュバインの指揮の下、冥狼を追い詰め、その功績を以て帝都の治安維持の任に復帰する。そういう考えであった。
既にディアノーラたちにも、帝都ではなくエルセマー領に行く様にと指示が飛んでいる。リーンハルトはそのまま正剣騎士団に復帰、ディアノーラはアデライアの護衛騎士に、そしてアリゼルダはジークリットと共にヴィローラの護衛騎士として合流。ダンタリウスを伴い、帝都へ帰還。そういう段取りが組まれていた。
「しかし帝都にはまだ先の獣が潜んでいる可能性もあるからな。こうして外に出た方が、いくらか安全かもしれん」
「……早く捕まるといいですね」
そう言えば、とシェリフィアは思い出した様に声をあげる。
「音楽祭の時、一階で獣たちを相手に戦っておられた方。どちらの貴族がお連れしていた護衛なのか、分かったのですか?」
「ああ、それか。一応、エルヴァール殿が連れていた護衛だという話になっているな」
「そうなのですか。エルヴァール様の護衛にはアデライア様も助けられたと聞きますし。やっぱり大貴族様がお連れになる方は凄い方が多いのですね」
シェリフィアが話した部分は、クインシュバインとしては納得のいっていないところであった。
自身も当日、エルヴァールの従者に扮した護衛を2人とも見ているのだ。
1人は黒狼会ヴェルト、もう1人はどうみても歳寄りのじいさんだった。後でその人物も黒狼会の幹部の1人であると知ったのだが、当時1階で獣相手に戦っていたのはどう見ても20代の若者だ。決して歳寄りなどではない。
他にも黒狼会の関係者が紛れ込んでいたのか……と考えたが、肝心の黒狼会への追及は止められていた。
「…………」
「叔父さん? どうかした?」
「ん? いや、そういう訳ではないが」
クインシュバインは、あの日初めて見たヴェルトの事を思い出していた。
兄と同じ名を持ち、髪色までそっくりだった。だが自分より10以上は年下。しかしどこか気になる。そんな男だった。
(……ふ。どうして兄さんを思い出したのか。体つきも年齢も全く違うというのに)
ヴェルトハルトは死んだと言われているが、その死体は見つかっていない。兄は今もどこかでひっそりと生きているのではないか。クインシュバインは時たまそんな事を考えていた。そしてこれまでの30年を振り返る。
(必死だった。とにかく必死だった。新たな家族となったアドルナー家と、再興を果たしたディグマイヤー家。結果的に望むものは得られたが、そのためにルングーザやローブレイトとの因縁には目を瞑った。……兄さんがもし今の私を見たら、叱るかもしれないな)
クインシュバインや2人の皇女を乗せた馬車は騎士の護衛を伴い、街道を突き進む。それを少し離れた場所から見る者たちがいた。
「……豪華な馬車ね」
「情報ではあれに皇女アデライアが乗っているって話だが。……来ると思うか?」
男は隣に立つ銀髪金眼の少女……リリアーナに話しかける。
「結社エル=グナーデの狙いが赤い眼の皇女なのは間違いないわ。こうして帝都から出たんだもの。閃罰者か七殺星か……。その辺りの誰かは来る可能性が高いと思う」
「仮に姿を見せたとして。お前1人では分が悪いだろう」
「でも領都には今、ヴェルトがいる。一人でリアデインを圧倒して見せたヴェルトが」
ヴェルトは数日前からライルズと共に帝都を出ていた。リリアーナはヴェルトへの伝言という名目で、帝都を離れた。だが真の目的は、アデライアを狙って姿を見せた裏切り者たちを断罪する事だ 。
「そのヴェルトの力の秘密は解き明かせていないのだろう? 作戦と言うにはあまりに稚拙。やはり考えなおした方が良いだろう」
「……他の十二獅徒は?」
「総主の元だ。……今は五獅徒になったがな。我らに以前の様な力は残っていないのだ。応援に来られる者は期待しない方が良い」
男の言葉を受け、リリアーナは拳を強く握りしめる。男の言う通り、自分たちの結社にはかつての様な力は既になかった。その大半を持って、多くの者たちが出て行ったからだ。
「例え私たちが最後の代だとしても。裏切り者たちは刺し違えてでも仕留めてみせる……!」
そう話すリリアーナの目には、強い憎悪の感情がのっていた。
「アックス殿。さすがだな」
「はは。まぁあれくらいはな」
ディアノーラたちも多くのごろつきを相手にしていたため、終始アックスとガディの戦いを見ていた訳ではない。だがガディが尋常ではない戦闘能力を持っている事は理解できた。
そのガディを相手に無傷で撤退に追いやり、さらにオーバンを仕留めてみせたのだ。ダンタリウスといえど、アックスの力を認めざるをえなかった。
「やはり冥狼はヴィンチェスター殿を頼って、テンブルク領に移動した可能性が濃厚だろう。もう少しここに残って調べたいところではあるが、私自身期限までに帝都に戻らねばならん」
「何かあるのか?」
「ああ。アデライア様の公式行事が近いのだ。私は護衛として同行する義務がある」
「なるほどなぁ。皇族の護衛と調査隊の兼業とは恐れ入ったぜ。まぁ冥狼の尻尾は掴めたし、一度報告に戻るのには賛成だな」
5人は生き残ったごろつきたちをテンブルクの領兵に引き渡し、帝都へ戻る準備を整える。その時に判明したのだが、ごろつきたちの正体はテンブルク領を騒がす盗賊団であった。
ディアノーラはまず早馬による第一報を手配する。そして帝都より戻ってきた指示書には、少し予想外の事が記載されていた。
■
「叔父さん。護衛を兼ねた付き添い、ありがとうございます」
「なに。メルには久しぶりに会いたかったからね。気にしなくていい」
クインシュバインは期限付きで、騎士団長の職を解かれていた。正剣騎士団は一時的にその機能が停止しており、今は別の騎士団が帝都の治安維持を受け持っている。
団長でなくなってもクインシュバインは貴族としての仕事も多かったが、いくらか時間ができたのは事実。そこで久しぶりに、実家に戻る事になった姪のシェリフィアと共に、妹のメルディアナが嫁いだ貴族家へと向かっていた。
「ジェリアム殿に会うのも久しぶりだな」
「ふふ。父さん、祭りに叔父さんが来るって手紙を見て驚いているだろうな」
ジェリアム・エルセマー。帝都より北の一部領地を治める貴族であり、メルディアナの夫である。
エルセマー領は山麓より湧き出る透き通った水と、その水を使って作られる酒が特産品として知られている。
そして年に一度、領地で作られた酒を領主が買い取り、その一部を領民に振る舞うという祭りが行われていた。
その祭りでは領主一族が方々の村を回る。シェリフィアは普段、皇女ヴィローラの側仕えをしているが、実家の祭りに参加するため、一時的に暇をもらおうとしていた。その結果。
「私などより、ヴィローラ様が来られる事の方が驚いておられるだろう」
「まぁ……。今頃姫さまをどうもてなすか、どこの屋敷に泊まっていただくか、警備体制はどうするかとかてんてこ舞いでしょうけど……」
話を聞いたヴィローラは「私も行きたいですわ!」と反応を示し、気づけば皇女同伴での里帰りとなった。これにはクインシュバインが、騎士団の職を一時的に解かれていた事も関係している。
正剣騎士団も帝都内の治安維持という機能を停止しているとはいえ、人は存在しているのだ。わざわざ暇させておくのももったいない。
そう考えた騎士団総代のディナルドは「騎士団をそのままヴィローラ様の護衛として使えばいい」という判断を下した。帝都の治安維持活動ではない、という屁理屈だ。
人数は少なくしたが、そこそこの集団になっている。
「しかしアデライア様もお連れしたいとは。これは私も予想外だったよ」
「姫さまは発想力と謎の実行力がありますからね……」
今回のシェリフィアの里帰りは、いろいろイレギュラーな点がてんこ盛りになっていた。ヴィローラは中々皇宮の部屋から出ないアデライアを、半ば無理やり連れてきたのだ。
音楽祭での事件もあったので、ヴィローラなりに少しでもアデライアの気を紛らわせたいと考えての事だった。皇帝ウィックリンもヴィローラの提案を許可したため、反対する者は誰もいない。
そしてテンブルク領へ行ったディアノーラたちから、早馬による報告が届いた事も関係していた。
見事冥狼の尻尾を掴んだディアノーラたちの報を聞き、ディナルドはある提案をクインシュバインにした。それは正剣騎士団をテンブルク領に派遣し、冥狼を捕まえるというものだ。
騎士団を動かすにはそれなりの大義名分が必要になる。そして正剣騎士団は帝都の治安維持という任は解かれたが、騎士団そのものが解体された訳ではない。
ディナルドは何とか正剣騎士団をテンブルク領に派遣する口実を作り上げるから、それまでどこかで時間を潰していてくれとクインシュバインに頼んだ。
彼の考えでは、まず二つに分けた正剣騎士団の一つがクインシュバインと共にエルセマー領へと入る。
そして騎士団を動かす認可を得たら、帝都に残った騎士団とエルセマー領に入った騎士団を動かし、テンブルク領で合流させる。
そこでクインシュバインの指揮の下、冥狼を追い詰め、その功績を以て帝都の治安維持の任に復帰する。そういう考えであった。
既にディアノーラたちにも、帝都ではなくエルセマー領に行く様にと指示が飛んでいる。リーンハルトはそのまま正剣騎士団に復帰、ディアノーラはアデライアの護衛騎士に、そしてアリゼルダはジークリットと共にヴィローラの護衛騎士として合流。ダンタリウスを伴い、帝都へ帰還。そういう段取りが組まれていた。
「しかし帝都にはまだ先の獣が潜んでいる可能性もあるからな。こうして外に出た方が、いくらか安全かもしれん」
「……早く捕まるといいですね」
そう言えば、とシェリフィアは思い出した様に声をあげる。
「音楽祭の時、一階で獣たちを相手に戦っておられた方。どちらの貴族がお連れしていた護衛なのか、分かったのですか?」
「ああ、それか。一応、エルヴァール殿が連れていた護衛だという話になっているな」
「そうなのですか。エルヴァール様の護衛にはアデライア様も助けられたと聞きますし。やっぱり大貴族様がお連れになる方は凄い方が多いのですね」
シェリフィアが話した部分は、クインシュバインとしては納得のいっていないところであった。
自身も当日、エルヴァールの従者に扮した護衛を2人とも見ているのだ。
1人は黒狼会ヴェルト、もう1人はどうみても歳寄りのじいさんだった。後でその人物も黒狼会の幹部の1人であると知ったのだが、当時1階で獣相手に戦っていたのはどう見ても20代の若者だ。決して歳寄りなどではない。
他にも黒狼会の関係者が紛れ込んでいたのか……と考えたが、肝心の黒狼会への追及は止められていた。
「…………」
「叔父さん? どうかした?」
「ん? いや、そういう訳ではないが」
クインシュバインは、あの日初めて見たヴェルトの事を思い出していた。
兄と同じ名を持ち、髪色までそっくりだった。だが自分より10以上は年下。しかしどこか気になる。そんな男だった。
(……ふ。どうして兄さんを思い出したのか。体つきも年齢も全く違うというのに)
ヴェルトハルトは死んだと言われているが、その死体は見つかっていない。兄は今もどこかでひっそりと生きているのではないか。クインシュバインは時たまそんな事を考えていた。そしてこれまでの30年を振り返る。
(必死だった。とにかく必死だった。新たな家族となったアドルナー家と、再興を果たしたディグマイヤー家。結果的に望むものは得られたが、そのためにルングーザやローブレイトとの因縁には目を瞑った。……兄さんがもし今の私を見たら、叱るかもしれないな)
クインシュバインや2人の皇女を乗せた馬車は騎士の護衛を伴い、街道を突き進む。それを少し離れた場所から見る者たちがいた。
「……豪華な馬車ね」
「情報ではあれに皇女アデライアが乗っているって話だが。……来ると思うか?」
男は隣に立つ銀髪金眼の少女……リリアーナに話しかける。
「結社エル=グナーデの狙いが赤い眼の皇女なのは間違いないわ。こうして帝都から出たんだもの。閃罰者か七殺星か……。その辺りの誰かは来る可能性が高いと思う」
「仮に姿を見せたとして。お前1人では分が悪いだろう」
「でも領都には今、ヴェルトがいる。一人でリアデインを圧倒して見せたヴェルトが」
ヴェルトは数日前からライルズと共に帝都を出ていた。リリアーナはヴェルトへの伝言という名目で、帝都を離れた。だが真の目的は、アデライアを狙って姿を見せた裏切り者たちを断罪する事だ 。
「そのヴェルトの力の秘密は解き明かせていないのだろう? 作戦と言うにはあまりに稚拙。やはり考えなおした方が良いだろう」
「……他の十二獅徒は?」
「総主の元だ。……今は五獅徒になったがな。我らに以前の様な力は残っていないのだ。応援に来られる者は期待しない方が良い」
男の言葉を受け、リリアーナは拳を強く握りしめる。男の言う通り、自分たちの結社にはかつての様な力は既になかった。その大半を持って、多くの者たちが出て行ったからだ。
「例え私たちが最後の代だとしても。裏切り者たちは刺し違えてでも仕留めてみせる……!」
そう話すリリアーナの目には、強い憎悪の感情がのっていた。
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