黒狼の牙 〜領地を追われた元貴族。過去の世界で魔法の力を得て現在に帰還する。え、暴力組織? やめて下さい、黒狼会は真っ当な商会です〜

ネコミコズッキーニ

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ガラム島で見てきたこと

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「う……」

「お! 目を覚ましたか!」

「リーン! おい、大丈夫か!?」

 全身に気だるさを感じつつも、リーンハルトはゆっくりと目を開ける。どうやらどこかの洞窟の中にいる様だった。

「ここは……」

「落ち着きなよ。とりあえず水を飲むといい」

「あ……」

 差し出された革袋から水を飲み込む。身体が内臓から喜んでいるのが感じられた。

「あの……ここは……」

「そうだな。まずは自己紹介から始めようか。俺はダームだ」

「……ベインだ」

「ミニリスです」

 簡単に自己紹介を終え、リーンハルトは隣に座るビルツァイスに顔を向けた。

「ビル。怪我は大丈夫かい?」

「ああ。だがお前の方こそ大丈夫か? まる3日も寝ていたんだぞ」

「……え?」

 改めて4人から事情を聞く。ミニリスが顕現させた大剣を振るってクロンたちを倒したのは良いが、その後リーンハルトは倒れ、今日までずっと眠っていたのだった。

「そ! それじゃ、使節団は……!」

「もうとっくに領都を出ているよ」

「そんな……」

 思いがけない形で職務を放棄してしまった。ディグマイヤー家にとっても良い結果にならないだろう。

 そんな表情が出ていたのか、ミニリスは申し訳なさそうな声を出す。

「……ごめんなさい。私のせいで……」

「い、いや。ミニリスのせいじゃないよ! 悪いのはあいつらだって!」

 そうだ。たとえ職務放棄をしたとしても、その代わりに目の前の少女を救う事ができたのだ。今はその成果を素直に喜ばなければ。

「あの。ミニリスと……あなたたち。そして追手について話を聞きたいのですが……」

「んん……まぁそうなるよな」

 ダームはばつの悪そうな顔で頭をかく。しかしリーンハルトのおかげで助かったのは事実だ。

 それにあのクインシュバインの息子というのは、考えようによっては悪い事ではない。

「詳細は割愛させてもらうが、俺は帝国のある機関に所属する者だ。そして任務でガラム島に渡っていた……」

「機関……ガラム島……」

  リーンハルトはこの発言で、ダームが諜報関連の組織に身を置く者だと悟る。いずれにせよ味方であるのは間違いない。

 ダームはガラム島での出来事を話す。

「ブラハード領にある屋敷で暮らす子供たち……」

「そうだ。そこの子供たちは全員、何かしらの力を持っていた。俺はそこでミニリスと出会ってな。命を助けられた恩もあるし、何とか帝都まで連れて行ってあげようと思っていたんだよ」

「そこをあの追手が追いかけてきた訳か」

 今思い出してもクロンとの戦いは、これまでリーンハルトが経験した中で一番の修羅場だった。

 リーンハルトは改めて自分の右腕に目を向ける。そこには蛇が巻き付いた様な黒い紋様が刻まれていた。

「……これ。あの時は紅く光っていたのに……」

「それは聖痕です。タイプ顕者が生み出す幻霊武装の使い手、その証です」

「聖痕……顕者……? ミニリス、詳しく教えてくれるかい?」

 ミニリスはリーンハルトの問いかけに静かに頷く。

「私も全てを知っている訳ではないのですが……。お母さまが言っていたんです。私たちには幻霊の因子が眠っているって」

「幻霊……?」

「それが何を指す言葉なのかは分かりません。でも私たちはそれぞれ3つのタイプと、タイプ別にその強さをランク付けされていました」

 タイプは顕者、駆者、詠者の3つ。顕者は特殊な能力を宿した武具……幻霊武装を顕現できる。この能力を持つのは女性のみ。

 そして駆者。何か特殊な能力を持つ訳ではないが、魔法によって身体能力を強化できる。こちらの性別は男性のみ。

「顕者と駆者は2人セットで行動します。顕者の作り出す幻霊武装を駆者が扱うのです」

「クロンとカミラ……あの時の2人みたいにか……」

「そして顕者が生み出した武具は、一番最初に手にした人専用の武具となります。その人は初めて幻霊武装を手にした時に聖痕が刻まれるのです」

「……! これか……!」

 ミニリスは幻霊武装について話を続ける。

 顕現する幻霊武装は個人差があり、その種類も数も常に1つ。そして駆者……聖痕の持ち主が死ねば、また新たな人物に与える事ができると言う。

「クロンは死んだけど、あの少女……カミラは逃げた。という事は……」

「カミラはクロンとは別の駆者にあの杖……三峰杖ディムラルドを授ける事ができます」

 リーンハルトは駆者ではないが、ミニリスの幻霊武装である爆極剣ヴォルケインを初めて手にしたため、その身に聖痕が刻まれた。

 リーンハルトが死なない限り、爆極剣ヴォルケインはリーンハルト専用の武器になる。

「私はタイプ顕者の幻霊クラス2。これまで幻霊武装の顕現は一度もできた事がありませんでした。私もこの力が使えたのは、あの時が初めてだったのです」

「そうか……。でもおかげでこうして助かったんだ。ありがとう、ミニリス」

 リーンハルトは改めて爆極剣ヴォルケインを振るった時の事を思い出す。

 使い手に重さは感じさせないのに、相手にはしっかりと重量を活かした一撃が振るえるという、とんでもなく有用性が高い武器だった。しかもうかつに受け止めようものなら爆発まで起こるのだ。

 まだ爆発の力を自由に扱える気はしないが、使いこなせばとんでもなく凶悪な武器になるのは容易に想像できた。話を聞いていたベインは小さく呟く。

「……エルクォーツとはまた別の力なのか」

「エルクォーツ?」

「ああ、いや。気にしないでくれ。それより顕者と駆者については分かったが。あと1つは?」

 ベインの問いにミニリスは小さな口を開く。

「……詠者。駆者とも顕者とも違う、古の魔法を扱う者」

「魔法……!?」

 詠者は昔の魔法使いが実際に使っていた力……炎や風、雷など使いこなせる者を指す。またこちらは性別による偏りはなく、男女ともに素養があるとの事だった。

 ミニリスの説明にベインは大きく反応を示す。

「それは……本当に魔法なのか? 幻魔歴に存在したという?」

「すみません、昔の魔法がどんなものだったのかは知らないので……。詠者の使う魔法と同じなのかは分かりません。でもお母さまは……はっきりと魔法だと言っていました」

 ベインはかつて幻魔歴から来た本物の魔法使い……群狼武風と交戦経験がある。

 直に魔法の力を味わっているのだ。そんな力を持つ者が複数……それも年端もいかない少年少女たちが持っていると聞き、額に汗が浮かんだ。 

「そのお母さまっていうのは?」

「私たち世界新創生神幻会に所属する子どもたち全員の親です。会ったことあるのは幻霊クラス5の子たちだけだけど……」

「世界新創生神幻会……」

 ミニリスたちは物心ついた時には既に施設にいたと話す。そして多くの実験を経てタイプ分け及びクラスによるランク付けがされていった。

 生まれてからの時間をほとんど施設の中で過ごしてきたため、外の事はほとんど何も知らないのだ。だが上のランクの者は時折外に出ており、その時の話を聞いていた。

「殺し……?」

「……はい。自分たちの力を使って、お母さまの敵を殺しつくしているんだって話していました。ランクが低いと時々実験で死んでしまうし、高いと誰かを殺さないといけない。私は……そんな世界から何とかして逃げたかったの」

「そこを施設に潜入した俺とばったり出会ったっていう訳か……」

 リーンハルトはミニリスの話を聞き、やるせない気持ちになっていた。

 自分よりも年下の少女が、これまで人としてまともな生活を送る事を許されていなかった。同年代の者の中には死んだ子もいるし、人を殺してきた話を聞かされることもある。

 そんな環境に身を置くという事は、幼い少女にどれほどの影響を及ぼすのだろうか。

 同情心なのは間違いない。だがそれでも。リーンハルトは改めてミニリスを守ろうと心の中で誓う。

「帝都に着いたら父上にも相談してみるよ。きっと父上ならミニリスを守ってくれる」

「リーンハルトさん……」

「はは。リーンで良いよ」

 父のクインシュバインであれば、決してミニリスを見捨てないだろう。その確信がある。

 そしてそんな子どもたちを集めて研究しているというフォルトガラム聖武国に対して不信感と不快感を覚えた。

「フォルトガラム聖武国は……ミニリスみたいな子を使って何をしようとしているんだ……?」

 しかしこの疑問にダームは待ったをかける。

「施設はブラハード領にあったんだが。領主のエルオネル・ブラハードが関係しているのは間違いない。施設への生活物資は領主の名で購入され、輸送されていたからな。だが国が関わっているかは分からない……というか。多分国は関与していない」

 これまで黙って聞いていたビルツァイスはダームの意見に興味を示す。

「どうしてそう言えるんだい?」

「この研究に国が関わっているのなら、もっと予算をかけるだろう。何せ古の魔法が大幻霊石の無い新鋼歴に復活するんだからな。研究の内容は置いて考えると、これは偉業と呼ばれるものだ。そして既に成功し、実際に運用できている以上、さらにその規模は拡大していてもおかしくない」

「……実際は違うと?」

「ああ。施設はブラハード領の森の奥にひっそりと建てられていたし、とても予算を多く割いている様には見えなかった。何より。国が関与するにはリスクが高い」

 ビルツァイスは最後の一言で察した様だったが、リーンハルトはダームの言う事が理解できなかった。

「どういう意味です?」

「仮に魔法復活の研究をするとしてだ。それに多くの子どもを死ぬかもしれない実験に使いますと話したとして。帝国やフォルトガラム聖武国の規模では、とても容認できないんだよ。もし他国にばれた時のリスクが余りにでかいんだ」

 例え魔法を復活させられても、その成果を得るまでに多くの子供たちを実験に使ったと知られれば、それは他国が付け入る隙になる。

 複数の国が手を組み、子供たちの未来を守るためとかもっともらしい大義名分の下、攻め込んでくる可能性もある。

 だがその目的は本当に子供たちを思ってのことではない。完成した魔法技術を求めてだ。

 本音と建前があるとはいえ、子供と非道な実験という組み合わせは、誰もが納得する戦争の理由になり得る。

「帝国は大陸の覇権を握る大国だし、フォルトガラム聖武国も国力は相当高い。大国としてのプライドもある。だが国がでかいというのは同時に弱点でもあるんだ。子供たちを非道な実験動物として国が扱っていたと知れば、統治者に不満を持つ貴族たちがそれを理由に内乱を起こす可能性もある」

 つまり第三者に実験が知られた時のリスクが大国ほど管理しにくいのだ。

 他国からは付け入られ、国内でも不満を持つ者たちが手を組んで内乱を起こす可能性がある。しかし、とビルツァイスは疑問を呈する。

「それでも強行する事自体は可能だろう? 研究を完成させてしまえば、後に続く国家や貴族も出てくるはずだ。それに内乱も他国からの牽制も、圧倒的な力で黙らせる力を持つのが大国だ」

「確かにな。だがもう一度言うが、帝国と聖武国においてそれはない」

「どうしてだい?」

「簡単だ。ウィックリン皇帝陛下も、聖武国のアーランディス国王も。そんなリスクを取るほど頭の悪い為政者ではないからだ」

「……なるほど。そりゃそうだ」

 言われてビルツァイスも納得する。アーランディス国王については詳しくは知らないが、ウィックリン皇帝陛下に関しては理解できる。

 確かにあの皇帝陛下なら、そうした諸々のリスクを取ってまで魔法復活の研究など推進しないだろう。何より、人格的にそうした研究を是としない。

「俺の予想だが。おそらくそのお母さまというのが、魔法に関する研究者が何かなんだろう。大陸にもそういう系統の組織は存在しているしな。そしてその研究成果にフォルトガラム聖武国の貴族……エルオネル・ブラハードが目を付けた。エルオネルは国王には黙ったまま、自領で研究を進めさせていたんじゃないかな」

 話しながらダームはおそらく間違いないだろうと考えていた。

 アーランディス国王もフォルトガラム聖武国民として誇りを持つ人物だ。研究の実態を知れば、それを放置しないだろう。

「それじゃそのエルオネルという貴族は魔法を使う子供たち……世界新創生神幻会なんて作って、何をしようってんだ?」

「さぁねぇ。それは分からないが。だが折しも今、フォルトガラム聖武国の王女様は帝都に向かっている訳だ。王女様が帝都に辿り着く前にこの情報を伝えれば、帝国にとって大きなカードになりうるだろう」

 つまり魔法実験の実態を証明できるミニリスとリーンハルトがフランメリア王女より先に帝都に着けば、事態は大きく動くという事だ。

「でも……今から王女様に追いつくなんて……」

「……いや。王女ご一行は大所帯だし、各地を観光しながら帝都を目指す。俺たちの方が速く帝都に辿り着けるだろう」

 リーンハルトは身体の調子を確めると、立ち上がる。その眼には決意の光が宿っていた。

「ミニリスも……施設に残る子どもたちも。このまま放置はできない! 帝都へ急ごう……!」

「落ち着けよリーン。お前、3日も寝ていたんだぞ。まずは飯を食え。そんなんじゃ帝都までもたねぇよ」

 リーンハルトは改めて、ここでミニリスたちと出会えてよかったと思った。

 聞く人によっては荒唐無稽な話だったが、自分の父であれば信じてくれる。そして父は皇帝陛下や騎士団総代とも関係が深い。つまりリーンハルトがクインシュバインに今の話を伝えれば、帝国として動いてくれる可能性があるのだ。

 場合によってはフォルトガラム聖武国に抗議したり、王族と水面下の交渉を進める事もできるだろう。どちらにせよ施設に残る子どもたちをこのまま放置はできない。

  一方で気になる事もあった。

(クロンとカミラの2人は、自分たちの力を肯定的に振るっていた。戦いに対する躊躇いのなさからいって、おそらく何人か殺してきている。ミニリスの様な子もいれば、喜んで力を振るう子もいるんだ。子どもたち全員が……救いを待っている訳ではない……)

 しかし今の自分ができる事は限られているし、やる事も決まってもいる。難しい話は上に任せるしかない。自分は自分の役割を果たすまで。

 リーンハルトは決意を新たに、差し出された干し肉をかじった。
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