170 / 174
ウィックリンとの話し合い
しおりを挟む
俺はビルツァイスと一緒に以前と同様、ウィックリンの私室へと入った。
懐かしいな。あの時はアデライアが皇族としての覚悟を見せ、俺たちは仮面を装着して暴れたんだったか。
「ヴェルト殿。息子が余計な騒ぎを起こしたようですまなかった」
「いえ。結果的にこうして陛下とお話しできる機会を得られたのです。気にしていませんよ」
「やはりゲイブリークを殴ったのは、私をこの場に呼ぶためであったか」
さすがだな。ウィックリンは俺の狙いに気付いた上で、迅速にこの場に来てくれた。
ウィックリンの俺への態度を見てビルツァイスは驚きで口を半開きにしている。
「……どうやら父上は、本当にヴェルト殿たちの事をご存じの様で」
「ん……? ビル。お前も聞いたのか?」
「彼らが幻魔歴の時代、この地で戦った伝説の傭兵団群狼武風であると先ほど知りました。父上もご存じだと聞いてはいたのですが……」
ウィックリンはビルツァイスの言葉に頷きを返す。
「いろいろあった様だが、とにかく無事でよかった。お前がヴェルト殿たちの事を知るに至った経緯を聞かせて欲しいのだが……」
「そのために帝都まで帰還したのです。父上、これから話す事は全て真実としてお聞きいただきたい」
ウィックリンは俺に視線を向けてくる。俺も大きく頷いた。
「うちのアックスも関わっているし、黒狼会も無関係ではありません。私から陛下にご報告すべき事もございますので、まずはビルツァイスの話から順を追って説明いたします」
ビルツァイスは事の始まり……カルガーム領で起こった出来事から話していく。
世界新創生神幻会という組織に所属する、魔法を使う子どもたち。彼らと諜報部のダームが争っていたこと。リーンハルトと戦いに巻き込まれ、結果的に少女ミニリスを保護する事になったこと。
そしてアックスと合流し、世界新創生神幻会の追手と戦いながら帝都にたどりついたこと。
ウィックリンは時折驚きの表情を見せながらも、静かにビルツァイスの話を聞いていた。
「そして今日、帝都に帰還して黒狼会へと向かったのですが……」
「ここからは私が話しましょう。陛下。今、フォルトガラム聖武国関連で、話がややこしい事になっていますね?」
「……うむ。おかげでほとんど寝れていない」
「今回の騒動ですが、裏で糸を引いているのはビルツァイスの話に出てきた世界新創生神幻会。そして聖武国の貴族、ブラハードです」
「…………。どういうことだ?」
開戦間近まで騒動が大きくなっているのは、両国のすれ違いだけが原因ではない。意図してその絵を描いている者が裏にいる。
その可能性を聞き、ウィックリンは難しい表情を見せた。
「実は私も世界新創生神幻会の魔法使いと戦いましてね。その時に聞いたのですよ。具体的な目的は分かりませんでしたが、両国の戦争はあくまで手段に過ぎません。その組織とブラハードが目的を達成するためのね」
世界新創生神幻会の魔法使い……駆者と詠者、そして顕者の説明をビルツァイスと共に行う。
武器の扱いは粗があり、技量も高いとは言えない。だが一般の兵士では、1人仕留めるのに相当な犠牲が出るだろう。
「移動魔法を用いて、この帝都に聖武国貴族の息がかかった魔法使いが潜入していたのか……」
「その移動魔法も、実際に行ける場所には何かしらの制限があるでしょうが。でなくては、もっと好き勝手に戦略を立てられるはずです」
ディンと名乗ったクソガキどもは、いきなりフランメリアの隠れていた部屋の中に現れるという事はなかった。おそらくどこか別の場所に転位し、そこから徒歩で向かってきたのだ。
対象の目の前にパッと移動できる類のものではない。もしそれが可能なら、今ごろ黒狼会の本拠地に対し、完全な不意打ちを行っているだろう。
「私がその魔法使いたちと戦うことになった経緯ですが。その者たち、フランメリア王女の命を狙っていたのですよ。その死体が帝都で見つかれば、両国の戦争は不可避になるだろうと言ってね」
「な……! ヴェルト殿、それは……!」
「ご安心を。フランメリア王女は今、黒狼会が保護しています」
「……! そうか……!」
フランメリアの行方はウィックリンからしても、今知りたい事のトップ3に入る懸案だろう。そして両国の行方を左右するキーマンの1人でもある。
無事が確認できた上に安全な場所にいるのだ。ウィックリンの心労もいくらか和らいだに違いない。
「王女とも世界新創生神幻会とブラハードについて情報共有を行っております。そして戦争を望む黒幕が聖武国におり、その考えに同調する帝国貴族の存在を懸念しておられる……」
「うかつに我らの前に姿を見せないのも無理はないか。フランメリア王女からすれば、私がどちら側なのかも判断がつかないだろうしな」
「一応、陛下は戦争を望む方ではないと言っておきましたよ」
俺は改めて今回の騒動に対し、黒狼会の立場を説明する。
国の誇りと矜持をかけた戦いであれば何も口出ししないが、誰かの思惑に乗せられた戦争は絶対反対だという事。
そしてそのために帝国民や聖武国の民に被害が出るのを、良しとは考えていないという事を強い意思を乗せた言葉で話す。
「聖武国の民もか……」
「はい。群狼武風の団長、ローガであればそうしたはずですから。ローガの意思と夢を継ぐ黒狼会としては、今回の二国間の問題に知らん顔はできません」
といっても俺たちは権力者でも為政者でもない。上から目線で偉そうに物事を言える立場ではないものの、改めてこの騒動を収めるため、黒狼会として力を貸す事を伝える。
ウィックリンにはウィックリンの、為政者としての立場もあるだろう。だが黒狼会と向いている方向は同じはずだ。
「すまない、ヴェルト殿……! また力を貸してほしい……!」
「もちろんです。ですが一商会ではできる事に限界もあります。陛下の知恵と力をお借りしたいのです」
ウィックリンは今帝国で起こっていること、そしてこれまでの聖武国とのやり取りについて説明してくれた。
やはり平和主義者らしく、ウィックリンとしても今回の戦争は何としても避けたいらしい。
「聖武国の国王、アーランディスも様子見の節があると……」
「うむ。聞く耳持たぬ者であれば、今頃とっくに派兵してきておるだろうしな。おそらくだが、私と同じく国内貴族の意見をまとめるのに苦労しておるのだろう」
国王として弱腰な態度を見せれば、自国内の貴族から不満が募るばかりか舐められる事になる。ある程度帝国に対して譲らない姿勢は見せなければならない。
一方で、本格的な衝突までは何とか引き延ばそうとしている。この点はウィックリンも共通しており、今のところまだ小競り合いも起こっていなかった。
「そもそもそんな野心家の王であれば、これまでいくらでもカルガーム領にちょっかいをかけられただろうからな」
「それに国賓で招かれたとはいえ、建国祭に王女を派遣することもなかったでしょうしね……」
「うむ。だがこのまま両国ですれ違いが進めば、いずれ衝突するのは目に見えている」
たまたまウィックリンとアーランディスの間で思惑が一致しているため、まだその段階まで進んでいないというだけだ。
どちらかがやる気を見せれば即座に戦争に突入するだろう。今日までの推移を聞いていると、アーランディスも為政者としてはまともな部類の様だが。
「帝国貴族の中にも、聖武国と本格的な戦争に入るのを望んでいる者がいる」
「客観的に見れば、勝つのは帝国でしょう。もっとも、勝利を得るまでの時間を考えれば、国力はいくらか減退するでしょうが」
「うむ。それは隣国に対し隙に繋がるし、間違いなく賊の発生率も上がる。ひいては帝国民の不幸に直結することになるだろう」
それに、とウィックリンは続ける。
「帝国との戦争を望んでいる者……世界新創生神幻会とブラハードだが。戦争になれば、まず間違いなく前線に魔法使いを投入してくるだろう」
ウィックリンは俺とビルツァイスから得た情報を元に、推察の幅を広げていく。
「なぜ国力で劣る帝国に対し、正面から戦争を仕掛けてくるか。勝つ算段があるからだ。そう、魔法使いという戦力を使ってな」
「魔法使いの存在を……表に出してくると?」
「ああ。そうでなくては帝国に戦争を吹っ掛けるメリットがない。おそらくはブラハードの私兵として魔法使いを投入し、そこで戦火を上げさせるのが目的の1つだろう。狙いは聖武国内において、その影響力を高めることなのか。高めた影響力を使って他に成し遂げたい事があるのかは分からんがな」
絶対に勝てる確信があるからこそ、ブラハードは戦争が始まるのを待っている……か。確かにありそうだな。
「魔法使いの総数などまだ情報としては足りない部分も多いが」
「やはり本格的に衝突する前に、何とか手を打ちたいところですね」
「うむ。だがこれに関しては、強硬な手段を使えば打てる手はある」
ウィックリンは確信を強めた視線を向けてくる。その表情から疲れの色は消えていた。
「思いついたのは今だし、全てはこの情報を私にだけ伝えてくれたヴェルト殿と、ビルのおかげだ」
「……その強硬な手段というのは?」
「勅を出す」
懐かしいな。あの時はアデライアが皇族としての覚悟を見せ、俺たちは仮面を装着して暴れたんだったか。
「ヴェルト殿。息子が余計な騒ぎを起こしたようですまなかった」
「いえ。結果的にこうして陛下とお話しできる機会を得られたのです。気にしていませんよ」
「やはりゲイブリークを殴ったのは、私をこの場に呼ぶためであったか」
さすがだな。ウィックリンは俺の狙いに気付いた上で、迅速にこの場に来てくれた。
ウィックリンの俺への態度を見てビルツァイスは驚きで口を半開きにしている。
「……どうやら父上は、本当にヴェルト殿たちの事をご存じの様で」
「ん……? ビル。お前も聞いたのか?」
「彼らが幻魔歴の時代、この地で戦った伝説の傭兵団群狼武風であると先ほど知りました。父上もご存じだと聞いてはいたのですが……」
ウィックリンはビルツァイスの言葉に頷きを返す。
「いろいろあった様だが、とにかく無事でよかった。お前がヴェルト殿たちの事を知るに至った経緯を聞かせて欲しいのだが……」
「そのために帝都まで帰還したのです。父上、これから話す事は全て真実としてお聞きいただきたい」
ウィックリンは俺に視線を向けてくる。俺も大きく頷いた。
「うちのアックスも関わっているし、黒狼会も無関係ではありません。私から陛下にご報告すべき事もございますので、まずはビルツァイスの話から順を追って説明いたします」
ビルツァイスは事の始まり……カルガーム領で起こった出来事から話していく。
世界新創生神幻会という組織に所属する、魔法を使う子どもたち。彼らと諜報部のダームが争っていたこと。リーンハルトと戦いに巻き込まれ、結果的に少女ミニリスを保護する事になったこと。
そしてアックスと合流し、世界新創生神幻会の追手と戦いながら帝都にたどりついたこと。
ウィックリンは時折驚きの表情を見せながらも、静かにビルツァイスの話を聞いていた。
「そして今日、帝都に帰還して黒狼会へと向かったのですが……」
「ここからは私が話しましょう。陛下。今、フォルトガラム聖武国関連で、話がややこしい事になっていますね?」
「……うむ。おかげでほとんど寝れていない」
「今回の騒動ですが、裏で糸を引いているのはビルツァイスの話に出てきた世界新創生神幻会。そして聖武国の貴族、ブラハードです」
「…………。どういうことだ?」
開戦間近まで騒動が大きくなっているのは、両国のすれ違いだけが原因ではない。意図してその絵を描いている者が裏にいる。
その可能性を聞き、ウィックリンは難しい表情を見せた。
「実は私も世界新創生神幻会の魔法使いと戦いましてね。その時に聞いたのですよ。具体的な目的は分かりませんでしたが、両国の戦争はあくまで手段に過ぎません。その組織とブラハードが目的を達成するためのね」
世界新創生神幻会の魔法使い……駆者と詠者、そして顕者の説明をビルツァイスと共に行う。
武器の扱いは粗があり、技量も高いとは言えない。だが一般の兵士では、1人仕留めるのに相当な犠牲が出るだろう。
「移動魔法を用いて、この帝都に聖武国貴族の息がかかった魔法使いが潜入していたのか……」
「その移動魔法も、実際に行ける場所には何かしらの制限があるでしょうが。でなくては、もっと好き勝手に戦略を立てられるはずです」
ディンと名乗ったクソガキどもは、いきなりフランメリアの隠れていた部屋の中に現れるという事はなかった。おそらくどこか別の場所に転位し、そこから徒歩で向かってきたのだ。
対象の目の前にパッと移動できる類のものではない。もしそれが可能なら、今ごろ黒狼会の本拠地に対し、完全な不意打ちを行っているだろう。
「私がその魔法使いたちと戦うことになった経緯ですが。その者たち、フランメリア王女の命を狙っていたのですよ。その死体が帝都で見つかれば、両国の戦争は不可避になるだろうと言ってね」
「な……! ヴェルト殿、それは……!」
「ご安心を。フランメリア王女は今、黒狼会が保護しています」
「……! そうか……!」
フランメリアの行方はウィックリンからしても、今知りたい事のトップ3に入る懸案だろう。そして両国の行方を左右するキーマンの1人でもある。
無事が確認できた上に安全な場所にいるのだ。ウィックリンの心労もいくらか和らいだに違いない。
「王女とも世界新創生神幻会とブラハードについて情報共有を行っております。そして戦争を望む黒幕が聖武国におり、その考えに同調する帝国貴族の存在を懸念しておられる……」
「うかつに我らの前に姿を見せないのも無理はないか。フランメリア王女からすれば、私がどちら側なのかも判断がつかないだろうしな」
「一応、陛下は戦争を望む方ではないと言っておきましたよ」
俺は改めて今回の騒動に対し、黒狼会の立場を説明する。
国の誇りと矜持をかけた戦いであれば何も口出ししないが、誰かの思惑に乗せられた戦争は絶対反対だという事。
そしてそのために帝国民や聖武国の民に被害が出るのを、良しとは考えていないという事を強い意思を乗せた言葉で話す。
「聖武国の民もか……」
「はい。群狼武風の団長、ローガであればそうしたはずですから。ローガの意思と夢を継ぐ黒狼会としては、今回の二国間の問題に知らん顔はできません」
といっても俺たちは権力者でも為政者でもない。上から目線で偉そうに物事を言える立場ではないものの、改めてこの騒動を収めるため、黒狼会として力を貸す事を伝える。
ウィックリンにはウィックリンの、為政者としての立場もあるだろう。だが黒狼会と向いている方向は同じはずだ。
「すまない、ヴェルト殿……! また力を貸してほしい……!」
「もちろんです。ですが一商会ではできる事に限界もあります。陛下の知恵と力をお借りしたいのです」
ウィックリンは今帝国で起こっていること、そしてこれまでの聖武国とのやり取りについて説明してくれた。
やはり平和主義者らしく、ウィックリンとしても今回の戦争は何としても避けたいらしい。
「聖武国の国王、アーランディスも様子見の節があると……」
「うむ。聞く耳持たぬ者であれば、今頃とっくに派兵してきておるだろうしな。おそらくだが、私と同じく国内貴族の意見をまとめるのに苦労しておるのだろう」
国王として弱腰な態度を見せれば、自国内の貴族から不満が募るばかりか舐められる事になる。ある程度帝国に対して譲らない姿勢は見せなければならない。
一方で、本格的な衝突までは何とか引き延ばそうとしている。この点はウィックリンも共通しており、今のところまだ小競り合いも起こっていなかった。
「そもそもそんな野心家の王であれば、これまでいくらでもカルガーム領にちょっかいをかけられただろうからな」
「それに国賓で招かれたとはいえ、建国祭に王女を派遣することもなかったでしょうしね……」
「うむ。だがこのまま両国ですれ違いが進めば、いずれ衝突するのは目に見えている」
たまたまウィックリンとアーランディスの間で思惑が一致しているため、まだその段階まで進んでいないというだけだ。
どちらかがやる気を見せれば即座に戦争に突入するだろう。今日までの推移を聞いていると、アーランディスも為政者としてはまともな部類の様だが。
「帝国貴族の中にも、聖武国と本格的な戦争に入るのを望んでいる者がいる」
「客観的に見れば、勝つのは帝国でしょう。もっとも、勝利を得るまでの時間を考えれば、国力はいくらか減退するでしょうが」
「うむ。それは隣国に対し隙に繋がるし、間違いなく賊の発生率も上がる。ひいては帝国民の不幸に直結することになるだろう」
それに、とウィックリンは続ける。
「帝国との戦争を望んでいる者……世界新創生神幻会とブラハードだが。戦争になれば、まず間違いなく前線に魔法使いを投入してくるだろう」
ウィックリンは俺とビルツァイスから得た情報を元に、推察の幅を広げていく。
「なぜ国力で劣る帝国に対し、正面から戦争を仕掛けてくるか。勝つ算段があるからだ。そう、魔法使いという戦力を使ってな」
「魔法使いの存在を……表に出してくると?」
「ああ。そうでなくては帝国に戦争を吹っ掛けるメリットがない。おそらくはブラハードの私兵として魔法使いを投入し、そこで戦火を上げさせるのが目的の1つだろう。狙いは聖武国内において、その影響力を高めることなのか。高めた影響力を使って他に成し遂げたい事があるのかは分からんがな」
絶対に勝てる確信があるからこそ、ブラハードは戦争が始まるのを待っている……か。確かにありそうだな。
「魔法使いの総数などまだ情報としては足りない部分も多いが」
「やはり本格的に衝突する前に、何とか手を打ちたいところですね」
「うむ。だがこれに関しては、強硬な手段を使えば打てる手はある」
ウィックリンは確信を強めた視線を向けてくる。その表情から疲れの色は消えていた。
「思いついたのは今だし、全てはこの情報を私にだけ伝えてくれたヴェルト殿と、ビルのおかげだ」
「……その強硬な手段というのは?」
「勅を出す」
0
あなたにおすすめの小説
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
魔道具は歌う~パーティ追放後に最高ランクになった俺を幼馴染は信じない。後で気づいてももう遅い、今まで支えてくれた人達がいるから~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界転生者シナグルのスキルは傾聴。
音が良く聞こえるだけの取り柄のないものだった、
幼馴染と加入したパーティを追放され、魔道具に出会うまでは。
魔道具の秘密を解き明かしたシナグルは、魔道具職人と冒険者でSSSランクに登り詰めるのだった。
そして再び出会う幼馴染。
彼女は俺がSSSランクだとは信じなかった。
もういい。
密かにやってた支援も打ち切る。
俺以外にも魔道具職人はいるさ。
落ちぶれて行く追放したパーティ。
俺は客とほのぼのとした良い関係を築きながら、成長していくのだった。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる