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本編
二十九話
しおりを挟む⚠︎注意⚠︎
暴力などの描写があります。
なお、このような描写は度々出るので、
あまり詳しくは書いていませんが、
苦手な方にはあまりおすすめできません。
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「あ、あお…」
「お風呂…入りたい…」
「そんなんで入れるのかよ…?」
「は、入れるよ…!」
「いーや、無理だね!」
「俺が体拭いてやるからそれでいいだろ」
「で、でも…」
多分下着はドロドロで血も混じってるし…
そんなもの、あおには見せられないし…
「ほら、下も洗濯するから」
「…」
「いいからズボン脱げ!」グイッ
「あ、ちょっ…!」
ドロ ボタボタ
「…」
見られた、見られちゃった
…あお…あおは……
「ぁ…」
凄い顔…驚いてる…と言うより軽蔑かな…
分かんない…分かんないけど怖い。
「っ…」フルフル
こんなもの…気持ち悪い…
もう全部どうでもいい。
あぁ、ほんとに心の底から
「“死にたい”」ボソ
「…」
でも、痛いのはやだ…
苦しいのもやだ…
「…」
それに
「あおがいない…」ボソ
「っ…!」
あれ…俺…もしかして…
あおと付き合ってるってことは、、、
「あ、あお…」フルフル
「俺のこと嫌いになった…?」
「え…?」
このままじゃ…あおの体も汚しちゃ…
「俺のこと嫌いになって…」
「まだ間に合うからっ…!」フルフル
「はぁ!?なんでっ…!」
なのに…!何で…
「…嫌いに…なって欲しいのに…」
でも…それでも…
「指輪は…持ってて欲しいのは…
わがままかなぁ…?」ニコ ポロポロ
「っ!!!」
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