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第1章 ギルド入会
第三十三話
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酒場…。
それは大人達の社交場……。
といってもそういう所、たとえばオシャレなバーとかに賞金首はいないだろうw
不良?ヤンキー?そういう輩はお引き取りください的な店にはさすがに賞金首はいないと僕らは思ったので、僕らはまずヤンキー(笑)がいそうなガラの悪そうな酒場からまず捜すことにした。
相談しながら僕らは歓楽街に数ある中のとある酒場に足を踏み入れた。
この店は西部劇でよく見るような内装でいかにも不良がいそうな感じがした。
先頭はこのパーティーのリーダーであるアーノルドさん。
さすが社会人。なんの気後れもなく普通に入っていった。
さりげなく周囲を見回しターゲットの賞金首がいないか確認していた。
次に入ったのはちーずプリンさん。
物珍しそうに店内を見回している。
きっと僕と同じでこういう所に来たこがないんだろうな。
そしてヴィンスさん。
鉄仮面と鉄の鎧で全身身を固めているから表情とかが一切わからないけど、堂々としているように見えた。
何気に頼もしい人だ。
最後に僕が店内に入ったけどぶっちゃけ怖い……。
店に入ってすぐにガラの悪そうなヒャッハーなNPC達の視線を感じる!
僕は前を歩くヴィンスさんの背中に自分の視線を固定して身を固くしたままついていった。
これは無理ゲーだ…。
もし一人でここに行けと言われたら行ったフリしてスルーする。
「痛っ!」
…くない。いつの間にか立ち止まっていたヴィンスさんの背中にぶつかってしまった。
振り向くヴィンスさん。
「すみません…」
僕が謝るとヴィンスさんはコクリと頷いてまた前を向いた。
僕はまたヴィンスさんの背中に視線を固定したまま息を殺してじっとしていた。
この店の雰囲気が、チンピラの…いやお客様の視線が苦手だ…。
ああ…早くここから出たい。
どれくらい経ったのかわからない。
長いような短いような苦痛の時間が過ぎていった。
「ここにはいないようですね。次に行きましょう」
「はーい」
「了解デス」
「はい…」
アーノルドさんは言葉にみんな頷く中、僕の足はすでに出入り口へ向かって動き出していた。
どうやらアーノルドさんは酒場のマスターや店のお客に賞金首のことを尋ねていたらしい。
結果は空振りだったようだ。
「手分けして探したほうがよくないですか?」
店を出たあとちーずプリンさんがそんなことを口にした。
(なん…だと!?)
「…そうですね。その方がいいかもしれません」
「ソウダナ」
愕然とする僕に構わず(ていうか気付かず)アーノルドさんとヴィンスさんが頷いた。
「ちょ、ちょっと待ってください!」
僕の待ったに三人が僕のほうに顔を向けた。
あの、そんなにガン見されると恥ずかしいんですけど……。
「どうしました?」
「いや、あの手分けして捜すのはどうかと…」
「えー!なんでですかあ?」
「なんでって言われても…その……」
一人は怖いからみんな一緒にいようとは言えない空気だ…。
考えろ………
「あの手分けして捜してもし賞金首を見つけて、向こうが襲ってきたらソロで戦うことになるじゃないですか?そうなったらあぶないかな~と…」
「ソロでもいけるでしょ」
「一番弱イターゲットデス。ソレナノニ、ファントムハ自信ガナイノデスカ?」
「うぅ……」
そう言われるとうまい言葉が見つからない…。どうする?考えるんだファントム!
このままじゃぼっちで捜すことになるぞ!
「あっそうだ!(閃いた!)ほら、僕達パーティー組んで捜してるじゃないですか?それなのに手分けして捜したら賞金首って現れるんですか?それにもし見つけて戦闘になったときソロだと現れない雑魚モブの手下が現れたらどうするんですか?ソロで賞金首と手下を相手にするのは、ちょっと厳しいんじゃないですかね?」
僕は思いついたことを一気に早口でまくしたてた。
「う~ん、そう言われると……」
「不確定要素…。否定ハデキマセン」
「効率悪いかもしれませんけど、ここはみんなで一緒に捜したほうがいいですよ」
はい論破!
反論される前にリーダーであるアーノルドさんの言質を…!
「アーノルドさんはどう思いますか?」
お願いアーノルドさん!察してください!
心の中で祈る僕。
アーノルドさんが苦笑しつつも頷いてくれた。
「そうですね。ファントムさんの言う通りかもしれません。このまま捜しましょう」
勝った…!
心の中で僕はガッツポーズをした。
なんとかみんなを説得できたあと再び賞金首を捜していそうな酒場を片っ端から見て回っていくことにした。
店内を見渡し店のNPCやお客さんに聞き込みをしながらまわっていく。
「カイン?ああ、アイツはノックスって酒場でよくいるぜ」
3件目の店でようやく有益な情報を得た!
店のカウンターの片隅で呑んだくれてたおじさんにアーノルドさんが尋ねたらそう答えた。
「本当ですか!そのノックスって店はどこに?」
「何処だったかな?」
おじさんは空のグラスを振りながら言う。
「マスターこの人におかわりを」
アーノルドさんがカウンターにいるマスターにそう注文するとおじさんは笑った。
「おお!ありがとよ。ノックスは店を出て2ブロック先にあるぜ」
「よし。みんな行きましょう」
「了解でーす!やっと居場所ゲット」
「急ギマショウ」
情報を得た僕らはすぐにノックスっていう店に向かった。
◇
ターゲットのいるノックスという酒場に入るとすぐに相手を見つけることができた。
奥のテーブルで踏ん反りかえって周囲を威嚇しながら、ジョッキ片手に飲んでいる無法者の人相が僕らが捜していた賞金首に瓜二つだった。
「アレですよね?」
「うん。似てると思う」
「手配書ノ写真トソックリ」
「間違いないと思いますよ?」
僕らは少し離れた所で確認と作戦タイムを行なっていた。
「では行きましょう。戦闘になったら作戦通りに」
僕らは頷くとターゲットのもとへ向かった。
「なんだテメーら!やんのかアアン!」
「賞金首の喧嘩屋カインだな。無駄な抵抗はやめて大人しくしろ」
メンチきって恫喝する賞金首。
怖っ!僕一人だけだったら回れ右してダッシュで逃げたくなるほどお近づきになりたくない相手だ。
そんな相手に臆することなく前に立つアーノルドさん。
アーノルドさんあなたは勇者か…!?
「なんだテメーら俺様の賞金目当てか!」
喧嘩屋カインは立ち上がった。
アーノルドさんは後退しアイテムストレージから大剣を抜きはなった。
続くように僕らもそれぞれの武器を構えて戦闘準備を整えた。
「やるんだったら相手してやるよコラ!おい野郎ども!」
他のテーブルで飲んでいたガラの悪い客が三人がカインの横に並ぶ。
「おい喧嘩だってよ!」と誰かいったのを皮切りに僕らと賞金首たちの周りに人垣ができる。
ていうかこんなに人いたっけ?
明らかに一気に人が増えた気がする。
そんなどうでもいいことを疑問に思った僕は首を軽く振り意識を敵に集中させる。
左手に【革の盾】右手に【ロングソード+1】を持った僕は前に出た。
こんないかつい無法者の前に出るのはイヤだけど、これは戦闘だ。
(相手はエネミーだ。集中しろファントム…!)
「オ手並ミ拝見」
「お、お手柔らかに…」
僕の隣にヴィンスさんが並ぶ。
なんだろ?なんかライバル視されてる気が…。
「いくぞ野郎ども!やっちまえ!」
「「「オオオオオオオオオ!!!」」」
喧嘩屋カインの命令を聞いて手下の雑魚モブが襲いかかってきた!
「きます!作戦通りに!」
「「「了解!(デス)」」」
こちらはとっくに戦闘準備は終えている。
僕らは慌てることなく迎撃態勢をとった。
それは大人達の社交場……。
といってもそういう所、たとえばオシャレなバーとかに賞金首はいないだろうw
不良?ヤンキー?そういう輩はお引き取りください的な店にはさすがに賞金首はいないと僕らは思ったので、僕らはまずヤンキー(笑)がいそうなガラの悪そうな酒場からまず捜すことにした。
相談しながら僕らは歓楽街に数ある中のとある酒場に足を踏み入れた。
この店は西部劇でよく見るような内装でいかにも不良がいそうな感じがした。
先頭はこのパーティーのリーダーであるアーノルドさん。
さすが社会人。なんの気後れもなく普通に入っていった。
さりげなく周囲を見回しターゲットの賞金首がいないか確認していた。
次に入ったのはちーずプリンさん。
物珍しそうに店内を見回している。
きっと僕と同じでこういう所に来たこがないんだろうな。
そしてヴィンスさん。
鉄仮面と鉄の鎧で全身身を固めているから表情とかが一切わからないけど、堂々としているように見えた。
何気に頼もしい人だ。
最後に僕が店内に入ったけどぶっちゃけ怖い……。
店に入ってすぐにガラの悪そうなヒャッハーなNPC達の視線を感じる!
僕は前を歩くヴィンスさんの背中に自分の視線を固定して身を固くしたままついていった。
これは無理ゲーだ…。
もし一人でここに行けと言われたら行ったフリしてスルーする。
「痛っ!」
…くない。いつの間にか立ち止まっていたヴィンスさんの背中にぶつかってしまった。
振り向くヴィンスさん。
「すみません…」
僕が謝るとヴィンスさんはコクリと頷いてまた前を向いた。
僕はまたヴィンスさんの背中に視線を固定したまま息を殺してじっとしていた。
この店の雰囲気が、チンピラの…いやお客様の視線が苦手だ…。
ああ…早くここから出たい。
どれくらい経ったのかわからない。
長いような短いような苦痛の時間が過ぎていった。
「ここにはいないようですね。次に行きましょう」
「はーい」
「了解デス」
「はい…」
アーノルドさんは言葉にみんな頷く中、僕の足はすでに出入り口へ向かって動き出していた。
どうやらアーノルドさんは酒場のマスターや店のお客に賞金首のことを尋ねていたらしい。
結果は空振りだったようだ。
「手分けして探したほうがよくないですか?」
店を出たあとちーずプリンさんがそんなことを口にした。
(なん…だと!?)
「…そうですね。その方がいいかもしれません」
「ソウダナ」
愕然とする僕に構わず(ていうか気付かず)アーノルドさんとヴィンスさんが頷いた。
「ちょ、ちょっと待ってください!」
僕の待ったに三人が僕のほうに顔を向けた。
あの、そんなにガン見されると恥ずかしいんですけど……。
「どうしました?」
「いや、あの手分けして捜すのはどうかと…」
「えー!なんでですかあ?」
「なんでって言われても…その……」
一人は怖いからみんな一緒にいようとは言えない空気だ…。
考えろ………
「あの手分けして捜してもし賞金首を見つけて、向こうが襲ってきたらソロで戦うことになるじゃないですか?そうなったらあぶないかな~と…」
「ソロでもいけるでしょ」
「一番弱イターゲットデス。ソレナノニ、ファントムハ自信ガナイノデスカ?」
「うぅ……」
そう言われるとうまい言葉が見つからない…。どうする?考えるんだファントム!
このままじゃぼっちで捜すことになるぞ!
「あっそうだ!(閃いた!)ほら、僕達パーティー組んで捜してるじゃないですか?それなのに手分けして捜したら賞金首って現れるんですか?それにもし見つけて戦闘になったときソロだと現れない雑魚モブの手下が現れたらどうするんですか?ソロで賞金首と手下を相手にするのは、ちょっと厳しいんじゃないですかね?」
僕は思いついたことを一気に早口でまくしたてた。
「う~ん、そう言われると……」
「不確定要素…。否定ハデキマセン」
「効率悪いかもしれませんけど、ここはみんなで一緒に捜したほうがいいですよ」
はい論破!
反論される前にリーダーであるアーノルドさんの言質を…!
「アーノルドさんはどう思いますか?」
お願いアーノルドさん!察してください!
心の中で祈る僕。
アーノルドさんが苦笑しつつも頷いてくれた。
「そうですね。ファントムさんの言う通りかもしれません。このまま捜しましょう」
勝った…!
心の中で僕はガッツポーズをした。
なんとかみんなを説得できたあと再び賞金首を捜していそうな酒場を片っ端から見て回っていくことにした。
店内を見渡し店のNPCやお客さんに聞き込みをしながらまわっていく。
「カイン?ああ、アイツはノックスって酒場でよくいるぜ」
3件目の店でようやく有益な情報を得た!
店のカウンターの片隅で呑んだくれてたおじさんにアーノルドさんが尋ねたらそう答えた。
「本当ですか!そのノックスって店はどこに?」
「何処だったかな?」
おじさんは空のグラスを振りながら言う。
「マスターこの人におかわりを」
アーノルドさんがカウンターにいるマスターにそう注文するとおじさんは笑った。
「おお!ありがとよ。ノックスは店を出て2ブロック先にあるぜ」
「よし。みんな行きましょう」
「了解でーす!やっと居場所ゲット」
「急ギマショウ」
情報を得た僕らはすぐにノックスっていう店に向かった。
◇
ターゲットのいるノックスという酒場に入るとすぐに相手を見つけることができた。
奥のテーブルで踏ん反りかえって周囲を威嚇しながら、ジョッキ片手に飲んでいる無法者の人相が僕らが捜していた賞金首に瓜二つだった。
「アレですよね?」
「うん。似てると思う」
「手配書ノ写真トソックリ」
「間違いないと思いますよ?」
僕らは少し離れた所で確認と作戦タイムを行なっていた。
「では行きましょう。戦闘になったら作戦通りに」
僕らは頷くとターゲットのもとへ向かった。
「なんだテメーら!やんのかアアン!」
「賞金首の喧嘩屋カインだな。無駄な抵抗はやめて大人しくしろ」
メンチきって恫喝する賞金首。
怖っ!僕一人だけだったら回れ右してダッシュで逃げたくなるほどお近づきになりたくない相手だ。
そんな相手に臆することなく前に立つアーノルドさん。
アーノルドさんあなたは勇者か…!?
「なんだテメーら俺様の賞金目当てか!」
喧嘩屋カインは立ち上がった。
アーノルドさんは後退しアイテムストレージから大剣を抜きはなった。
続くように僕らもそれぞれの武器を構えて戦闘準備を整えた。
「やるんだったら相手してやるよコラ!おい野郎ども!」
他のテーブルで飲んでいたガラの悪い客が三人がカインの横に並ぶ。
「おい喧嘩だってよ!」と誰かいったのを皮切りに僕らと賞金首たちの周りに人垣ができる。
ていうかこんなに人いたっけ?
明らかに一気に人が増えた気がする。
そんなどうでもいいことを疑問に思った僕は首を軽く振り意識を敵に集中させる。
左手に【革の盾】右手に【ロングソード+1】を持った僕は前に出た。
こんないかつい無法者の前に出るのはイヤだけど、これは戦闘だ。
(相手はエネミーだ。集中しろファントム…!)
「オ手並ミ拝見」
「お、お手柔らかに…」
僕の隣にヴィンスさんが並ぶ。
なんだろ?なんかライバル視されてる気が…。
「いくぞ野郎ども!やっちまえ!」
「「「オオオオオオオオオ!!!」」」
喧嘩屋カインの命令を聞いて手下の雑魚モブが襲いかかってきた!
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