精霊使い物語

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1・序 千年樹(精霊樹)の朝雫

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千年樹(精霊樹)の朝雫・・・マナの集まる地に長年生え続けた大樹の朝陽の恩恵を受けた樹液の雫。様々な魔法薬の貴重な素材になる。そのものに生命力のマナを含んでおりそれ自体だけでもかなりの回復作用があるが肌の若返り(10年位の)効果があるために女神の化粧水としてのほうが有名になってしまった100ミリリットル1000万の市場価格がついている世の女性達の垂涎の液体。先に述べた通り、様々な
魔法薬の貴重な素材の一つの為にいつも品薄状態男性にとっては、こちらを素にした毛生え薬が大事なためよく女性と男性の間で論争の的になる。
1900年時代のある日!世界は一変した空想であった幻想時代の始まりであった。原因はいまだに不明であるが空間が割れそこから魔力素や魔物が現れたのである魔力溜まりが異空間化(ダンジョン化)したのである。一獲千金を狙った大探索者時代の始まりであった。それに伴い。科学時代には廃れていた武術やまゆつはといわれていた気功や霊力、超能力、異能を持つ古き武家、術家の再台頭の始まりでもあった。何故かそういう家系の者には強力な技能(スキル)が目覚めやすい為だ。魔物の素材や異界化した異空間での、様々な幻想物を使用した魔法なアイテムを大小の企業が製品の実用化戦争の始まりでもあった。それに伴い探索者(覚醒者)の囲い込みが激化していた!
スキルを覚醒させるのは簡単だ魔物を狩り(殺し)魂力を吸収すれば良い。魔物素材からも若干の魂力が残っているのでレベルの高い魔物素材を食べても覚醒するが吸収力は自ら狩った方が効果的だ
木々の枝の上やや草の陰から噛みつき攻撃を仕掛けてくるてくる毒狐をかわしつつ愛用の金属篭手から鎖
でつながる鉈剣で打ち付け叩き伏せ狐の頭をかち割りとどめを刺す今では、珍しい存在になりつつある時空魔導士であるしぶんに安易に近づくものは自分の周囲に発生した重力場に捕まりその動きをかなり減速拘束されるのでただのデクの的に過ぎない。時空魔導士とは亜空間や重力魔導を使う魔導士だ、その頂は時間すら操るらしいが、理論上のことでそんなものは神の領域だ。所謂、ゲームであるアイテムボックスあるいはイベントリーと言われる亜空間倉庫を操る探索にはこの上ない便利な能力だ。だが、幻想時代の初期の黎明期には攻撃魔導がないという事で蔑ろにされそれどころか報酬の配分で、もったいないと探索仲間に殺害事件が何件もあり、時空系統の能力に目覚めたものは人に隠して他の道に進み希有な存在になっていった。先見の明がある現在、大手探索者団体(ギルド)と言われるものに囲い込まれ保護されたものや兵站の重要性を識るか自衛隊や機動隊や公安特殊部隊に流れて行きたフリーの時空系能力者はほぼいなくなった
それにしても、今現在でも何十回年と馬鹿の集まりだったといわれている当時の探索者たちは食糧や何十キロ下手をすれば何百キロもする荷物やお宝を担ぎながら生死の紙一重の戦闘をこなせると本気で思っていたらしいのだから阿呆だろう。確かにと魔物の討伐には戦闘力が必要だがそれだけでは何週間もかかる異空間の探索をできるわけがないだろうに当時の時空系能力者はそんな馬鹿者と共闘すること無く多くの戦闘力に自信があった探索者はダンジョン内で餓死したのだから馬鹿馬鹿ししい出来事だろうその結果日本は諸外国に大きな遅れをとり貴重な幻想道具の多くが日本から外国に持ち出された。だが、そこは、変態日本気質魔物の核(魔石)から電気エネルギーの大幅な変換には世界で第一に成功したのだ日本の魔導科学は世界一進んでおり、この利権により息を吹き替えした政府は遅ればせながら探索者育成に力を注ぎだし探索者学園や探索者機構に力を注ぎ整備したのだ。
俺はそんな珍品な時空系統の能力者で変わり者と噂されている採集を主に仕事にするプロの探索者だ。主に時空系統の能力者はチームを組み探索をするのが当たり前なのだが、俺は一人が気楽でフリーランスの探索者だ。その筋では、そこそこ有名になりつつある魔物討伐ではそこまで力があるわけではないが、時空系統能力を活用してダンジョンから素材採集者としてはかなりの企業や団体から指名依頼が来るほどには有名だ。
そんなことを考えながら、
森灰色毒狐を襲撃を愛用の鎖剣鉈で、叩き伏せながら大魔樹森林の中を中心の千年樹のもとに足を進める。千年樹の朝雫の採取は、そこまで戦闘力は必要ない勿論それなりの高レベル帯の魔物が生息するも森林ダンジョンにあるので、それなりの戦闘力は必要だが、ボス級の魔物を倒す必要はない千年樹自体が一種の魔物なのだが、トレントみたいに人を襲うことは余り無い勿論こちらからは攻撃しないことが条件(樹液を取るために多少傷付けるぐらいならば問題はない)だが、その上、高額な買取をされる樹液ならば探索者が殺到すると思われがちだが実際には人気が無い。何故なら、朝雫とつくことからわかる通り朝日の出る時間の一刻の間に採取したものにしか魔素が宿っていないからだ。そのために森の中で四六時中警戒しながら朝日が出るまでダンジョン内(ダンジョンは現実時間とずれており入ルゴと時間がバラバラであることから)でキャンプしないといけないからだ。亜空間倉庫が無いと大量のキャンプ用品を持ってダンジョンなんかに潜る探索者はいないし、樹液採集事態は簡単なものだがその樹液がほんの少ししか採集出来ないから態々チームを組んで依頼を受けるメリットが少ない為だろう。俺の場合は大量の暇潰し道具や結界の魔導具など荷物を気にしないで持ち込めることと隠しているスキル自然感知の為にだろう。このスキル自体、攻撃魔導のたぐいではなく観察力や感知力を高めるものと思われているしそんなものかもしれないが、自分の場合は人と違うのかも知れないふと声が聞こえるというのと違うが解るのだ何を求めているのかとか言いたい事をテレパシーとも違うがなんとなく意思疎通が万物と出来るのだ。実験体の解剖されるのはごめんなので秘しているがな。
これにより大量に樹液を貰っていのだ引き換えに高級植物栄養剤と甘めの高級果実酒を大量にみついでいるがギブアンドテイク。他の採取者が10から100ミリ(100万から一千万)ぐらいしか取れないのに対して自分の場合は1リットル(一億円)なのだからその差がエグイのがわかってもらえると思う。その他にも千年果実(千年で数十個付ける果実樹液の上位番)や千年結晶華(琥珀のクリスタル状の華貴重な魔導具(自己回復力を非常に高める魔導具の欠かせない核となる素材)などを大阪のかおばちゃんのように押し付けてくるのだ。一度で、億にいってしまうのだ、そんなわけで、やっかみもうざいので、そんなに度々行きたくはないのだが、世の女性を敵に回したくないので圧力に負けて、依頼を受ける羽目になるのだ。自分への依頼は化粧品大手の持ち回りと協会と企業間との会議で決まっているらしい。後行く度に生葉もすこし貰ってくるのだが、これにもスコ樹液には劣るものの同じ効果があるので肌クリームとして出回る(一般人にはこちらのほうが求めらやれている高くても数万円で買えるためだろうこちらも最早予約待ちの状態らしいが、元々は協会の女性職員への差し入れとしては自作したもの(ハンドクリーム手荒れが奇麗に無くなりツルツルの美肌効果)を発端なのだが自業自得かな?このために協会内の女性職員は殆どが自分の味方をしてくれるのだ。協会で自分に難癖をつけてくる探索者は人知れずいなくなるとの噂も立ってしまった程には。怖!決して女性を化粧品で、怒らしてはいけない!!

    そんな理由でまた朝雫を取りに行く事になったのだが今回はとんでもない飴ちゃんを押し付けられることになったのだが!
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