辺境伯爵家物語

茶柄

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お粗末な戦果王国の破滅

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予想通りに王家は北方領土連合に対して国家反乱罪として討伐命令を出したが、どの家も名乗りを上げるものはいなく勅令により、中央領地貴族の一人に討伐責任者に任命した戦も知らない貴族家に戦争などは、出来るはずは無く
傭兵団を雇い討伐させんと遠征に向かわせてたが、常に魔物相手に戦い続けていた辺境軍は強く簡単に勝てる相手では無く、戦況は長期戦になり、武器、防具、薬などの軍事物資や食糧物資が大量に必要になり戦費は思いのほかに膨大に膨れ上がっていく傭兵団への報酬費も膨れ上がり続けていき等々一家だけでは、支払い切れなくなつていく。はらいけなくなった元々、勝利したところで何も無い戦いである、辺境の領地を奪い取ったところで、それを理由に魔物討伐をも押し付けられることはわかりきっている。中央貴族もそんなのお断りであるのだ!報酬を出し渋られた傭兵団も好き好んで同胞の居る辺境軍と戦いたくは無いのだそれを理由に戦線を放棄し離脱したその結果なし崩し的に北方領土連合の勝利で幕を閉じた
その後、他の貴族家にも討伐勅令が出たが病や怪我や年齢を理由にどの家も誤魔化してにげた王家は等々、他の辺境貴族家にも討伐勅令を出したが我が家は同胞を討つ気は無い斗正式な声明を宣誓し、王家にこれ以上の追従をしないと、王国離脱の独立自治宣誓を出した。南部貴族は現王家を認めないと宣誓して王弟殿下に譲位する様に現王に迫った。等々、現王家は中央貴族以外からは見離されで孤立した権威と金にしがみついた王家や中央貴族家は最早、風前の灯火だ。様々な勢力から金を絞り取られる運命だそして無一文になった時が破滅の瞬間だろう。こうして大きな戦端もないままに、古き王国の歴史が破滅を迎える事になった。そして各国を巻き込んだ国盗り合戦の始まりだ。流浪の種族達も巻き込んだ戦乱の世が始まった。
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