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1話
悪魔と買い物行きました2
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「シトリー、どうした?」
「どうした、はこっちのセリフだよ。大丈夫なの?」
「大丈夫って?」
ショッピングモールの広場にて、ベンチに座ったワタシとシトリー。
シトリーはワタシの手を引いてここまで連れてきたが、真意が分からない。
「少し強張ってたよ、あの野崎っていう男と話してた時」
「!…えっと、本当に?」
「本当本当。で?あの野崎に何されたの」
「何されたと言うか、何というか…」
何と答えればいいのか悩むが、少しずつ話すことにする。
★☆★☆★☆★☆
高校生の時、ワタシは比較的普通の女子高校生だったと思う。
オシャレにも関心があり、人並みに恋をした。
それが、当時は今ほどチャラチャラしてなかった野崎だった。
そして、思い切って告白した。
そしたら…。
『無理無理。お前、女っ気ないじゃん』
撃沈だった。
しかもその言葉がズルズルと尾を引いてしまいトラウマ化したのか、今のワタシはオシャレへの関心も恋心にも冷めきってしまったのである。
★☆★☆★☆★☆
「だから、期待してもらってる所悪いけど、恋をする勇気は持ち合わせていないんだよね」
出会って1日ぐらいしか経ってないやつに何話してるんだろう。
などと考えながら、ワタシはシトリーに視線を向けず広場で遊ぶ子どもたちを眺めていた。
「それがリオンちゃんが恋をしなくなった理由か…」
「そう」
「ふむ…」
シトリーは何やら悩む素振りを見せたため視線をそちらへ向けると、丁度「何か閃いた」と言うような顔をしていた。
「このショッピングモールは最近できたばかりでオシャレに関しては文句無しの品揃えでしょ?」
「あ、うん」
「なら、やることは1つだね!」
「え?」
そう言うとシトリーはワタシの腕を再度捕まえる。
「え?え??」
「レッツゴー!!」
「え、ちょ!?」
「どうした、はこっちのセリフだよ。大丈夫なの?」
「大丈夫って?」
ショッピングモールの広場にて、ベンチに座ったワタシとシトリー。
シトリーはワタシの手を引いてここまで連れてきたが、真意が分からない。
「少し強張ってたよ、あの野崎っていう男と話してた時」
「!…えっと、本当に?」
「本当本当。で?あの野崎に何されたの」
「何されたと言うか、何というか…」
何と答えればいいのか悩むが、少しずつ話すことにする。
★☆★☆★☆★☆
高校生の時、ワタシは比較的普通の女子高校生だったと思う。
オシャレにも関心があり、人並みに恋をした。
それが、当時は今ほどチャラチャラしてなかった野崎だった。
そして、思い切って告白した。
そしたら…。
『無理無理。お前、女っ気ないじゃん』
撃沈だった。
しかもその言葉がズルズルと尾を引いてしまいトラウマ化したのか、今のワタシはオシャレへの関心も恋心にも冷めきってしまったのである。
★☆★☆★☆★☆
「だから、期待してもらってる所悪いけど、恋をする勇気は持ち合わせていないんだよね」
出会って1日ぐらいしか経ってないやつに何話してるんだろう。
などと考えながら、ワタシはシトリーに視線を向けず広場で遊ぶ子どもたちを眺めていた。
「それがリオンちゃんが恋をしなくなった理由か…」
「そう」
「ふむ…」
シトリーは何やら悩む素振りを見せたため視線をそちらへ向けると、丁度「何か閃いた」と言うような顔をしていた。
「このショッピングモールは最近できたばかりでオシャレに関しては文句無しの品揃えでしょ?」
「あ、うん」
「なら、やることは1つだね!」
「え?」
そう言うとシトリーはワタシの腕を再度捕まえる。
「え?え??」
「レッツゴー!!」
「え、ちょ!?」
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