雨が止んだら〜モラルハラスメントからの解放〜

sumire0108

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里帰り

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彼の家の前につく。
何故か気が重い。楽しかったはずなのに。

ガチャ
「ただいまー」
「おかえりーどうだった?」と部屋から返事が返ってくる。
「楽しかったよ。ちょっと飲み過ぎたけど。」
腰掛けなら答えた。

すると彼が台所に向かう。
「そうだと思ったよ。はいっ」といって生姜スープを目の前に置いてくれた。
「ありがとう。」
スープをすする。
冷えた体がお腹からじんわり暖かくなっていく。

「あのさ、俺明日から3日間くらい実家に帰る事になったんだ。なんかおばあちゃんが体調悪いみたいで、、、。」と彼が話し出した。

「わかった。気をつけて行ってきてね。心配だね。」
と返す。
彼の実家は秋田の山の奥の方らしくなかなか帰れる距離ではない。

「急なんだけどね、、、今度は一緒に行こう。親父にも合わせたいし。」

「そうだね。」そう言いながらお風呂に向かった。



…私はこの後に起こる事なんて全く想像もしていなかった…






朝になり、一緒に部屋を出る。
彼が居ない間久々に自分の部屋でゆっくり過ごす事にした。
彼を見送り私も自分の部屋へ向かう。


ちょこちょこ帰ってきては居たが荷物を取りに来るくらいだったので、久々の気がした。

…久々の1人…
私以外誰もいない部屋
ホッとするような…寂しいような。
そんな感覚を覚えながらソファーに腰掛けた。

   …ピコン…

携帯が鳴った。亜子からだった。

「飲みにいかない?この前あんま話せなかったし。」と飲みの誘いだった。

「行く!」
すぐに身支度を始め、亜子の元へ向かった。











「こっちだよー!」
 亜子が手を振っている。

「お待たせ~!」
 小走りで駆け寄る。

「じゃ行こうか!」
 先を歩いて居酒屋に入っていく。私も後に続く。

 席に座り、ビールを2つ頼む。
 亜子は美容師になりたての頃一緒に住んでいた。
 友達の中でも深い関係で私の事をよく知っている。

「かんぱーい!」
 グラスを合わせ、グイッと口に含む。

 …美味しい…

 半分くらいビールが減った頃亜子が話し出した。

「で、実際どうなの?」
「うん、、、なんか微妙な感じ、、、。」
 ビールをあおりながら、答える。

「だと思った。あんた肌荒れてる。あんたストレスとかあるとすぐ肌荒れるんだから。絶対なんかあったと思ったんだよね。」

 

核心をつかれ、少し目が潤む。
 気づかれないようにビールを一気に飲み干した。
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