巨大生物現出災害事案

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悪夢の兆し

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その動きは突然だった。五里山へ向け歩を進めていた巨大生物は、臭いを嗅ぐようなしぐさをした直後、真反対に体を向けた。その動きに合わせるように、周囲の木々がなぎ倒される。

「CP、オメガ5。巨大生物都心部へ転進、速度変わらず。繰り返します。生物、都心部へ転進、前進中。送れ。」

それを見、生物の上空から監視をしていたOH1観測ヘリの隊員は、焦りを押し殺しつつ冷静な声で報告を入れた。ようやく山間部に入り、人家への被害が無くなったと安堵していた矢先に起こったことだっただけに、OH1の操縦手は歯がゆい思いに駆られた。

(オメガ5、CP、了解。引き続き生物の監視続行。おわり。)

再び住宅街に足を踏み入れる巨大生物。しかし自分達は見ている事しか出来ない。奥歯を噛みしめる中、司令部から返答が届いた。しかし、現状維持という意味の命令に、操縦手は小さな溜息をついてしまった。つまりは、生物の前進を防ぐための攻撃もしないということであり、自衛隊は傍観するしかないという解答に等しかった。

長丁場になるな。操縦手はそう感じ、残油燃料を確認した。増槽を取り付けたため、通常任務よりは長く飛行出来る事は頭に入っていた。しかし、生物の速度に合わせた、ほぼホバリング状態の飛行に残りの飛行可能時間が気になっていた。

後一時間が限界か。残油燃料から計算し、そう結論付けた。後続が必要になる。同時にその考えが反射的に浮かび、操縦手は再び司令部に対して通信を開いた。









 巨大生物が都心へ向け方向を変えた。その報告は、自衛隊の高級幹部らを硬直させた。防衛省地下の統合作戦本部では、情報の集約と今後の対応について即座に会議が開始された。

「横須賀基地から漏れ出た放射能が原因なのは百も承知だが、なんとかならんのか。」

焦燥感を隠せない表情で、陸上総隊副司令官が周囲に投げ掛ける。

「出来たとしても、時間稼ぎくらいだ。『あすか』が東京湾に到達するまで火力で進行速度を遅らせるしかない。」

口元を歪ませつつ、陸幕の防衛課長はそう返した。だが、

「市街地で火力攻撃を行うのか!街を壊すのは怪獣じゃなくて自衛隊だなど、言われたくない。」

生物の進路上には山は無く、住宅街を主とする市街地しかなく、火力攻撃の案に対し、海幕副長は批判的な声をあげた。

「無論、政府からの命令、許可があった上です。しかし、生物襲来後の我が国の経済政策を考えた時、首都に対する損害はあってはならないと思っています。」

自分の発言が、国民を無視した好戦的な発言と捉えられたと感じた陸幕の防衛課長は、海幕副長の意見に対し、補足を付け足すように口を開いた。

「防衛課長の言うことは分かる。しかし、住宅街に被害を与えない攻撃は無理だろう。」

防衛課長の言いたいことは、高級幹部らは理解していた。だが、自衛隊の弾で、住宅や民間施設に被害を与える訳にはいかなかった。その思いから、航空総隊副司令官がそう口を開いた。その意見を聞き、周囲は沈黙に包まれる。傍観するしかないのか。作戦が思い浮かばない幹部らは後ろ頭を抱えた。その中、

「誘導弾による攻撃を具申します。」

沈黙の中、東部方面総監がその空気を破った。その内容を聞き、数人が顔を上げる。

「何を言っている。誘導弾ごときで、あの生物の進行を遅らせることなど出来るか。」

考えなくても却下だ。門前払いのように、海幕副長はその意見を切り捨てた。だが、

「ですが、何もせず生物を都心に入れてしまうのは自衛隊の威信に関わります。誘導弾であれば、生物の胸部を狙えば、市街地への被害は最小限となります。」

東部方面総監は、あくまでも食い下がった。この方法しか、今の自衛隊には残されていないという考えからだった。また却下される。そう思いつつの食い下がりだった。しかし、

「総監の案も一理あるんじゃないか。機甲科が作戦行動を取れない今、中多及び対戦車火器を用いた作戦は、この状況下においては有効だと考える。」

静観していた陸幕副長が同意の声をあげた。

「私も同意見です。大規模な陣地展開をする必要がなく、また、すぐにでも実施可能です。」

陸幕副長の一言から、高級幹部らは、誘導弾攻撃に対し賛成の意見を述べ始めた。

それは、この場にいる全員が、何もすることなく生物を首都に入れる訳にはいかないという強い意志からであった。

「各連隊の対戦はすぐに動けるのか?」

方向性は固まった。そう確信し、統幕副長は閉ざしていた口を開き、内容を詰めるべく、その一言を発した。

「はい。残存する各対戦及び付随する各隊を立川に集結。混成団を編成します。その後命令下達、前進という流れから、4時間頂ければ攻撃可能です。」

自身の腕時計を見つつ、統幕副長の問い掛けに対して陸幕副長はそう答えた。直後、後ろに控えていた幹部らは徐に立ち上がり、部隊間の調整を行うため、会議室を後にしていった。統幕副長はその姿を横目に見つつ、

「了解した。官邸には私から連絡する。攻撃許可が下り次第、対応出来るように準備を急げ。」

そう指示を出した。そして許可を得るため統幕副長は椅子から立ち、足早に部屋を後にした。





 太陽の光が海面を照り付ける。地平線まで青い海が広がる太平洋、その一角では二つの国の艦船同士が睨み合いを続けていた。日本の排他的経済水域ギリギリの場所に、中国海軍の艦隊が特段何をすることなく停泊している。それを監視するため、海自と海保は共同部隊を編制。排他的経済水域の中で、中国艦隊の動きを逐一司令部に報告していた。

その緊張状態の中、日本の艦艇側に新たな護衛艦が加わった。護衛艦『あさひ』だ。就役してから慣熟訓練を繰り返し、数カ月前に一人前となった艦だったが、新鋭艦一隻を前面に押し出すことで、中国海軍に対する抑止力の役目を与えようと海幕が考えた末の結果だった。

(艦内哨戒第一配備。)

現場海域に到達するなり、護衛艦『あさひ』の艦内にスピーカーを通してその命令が響き渡った。カポックと言う灰色の救命胴衣を付けた隊員らが、その声を聞きつつ、狭い艦内通路を軽快に走り回る。

艦橋にも数人の隊員が到着しそれぞれの部署に入っていく。その中、

「取り舵20。両舷前進微速。本艦はこれより、警戒艦隊に合流し、監視任務に就く。」

艦橋端に据え付けられている大型の椅子、赤色の生地が掛けられているそれに腰を降ろしている貫禄ある男性が、全体に対しそう言い放った。

護衛艦『あさひ』艦長の荒田一佐だ。
野太い声で指示を出した彼は、言い終ると自身用に調整してある双眼鏡を覗き込んだ。その様子を見つつ、隣で業務にあたっていた航海長は命令を行動で移すべく、詳細な指示を各部に与える。

「航海長。奴ら、仕掛けてくるかな。」

指示を与え終わり、自身の業務に戻ろうとした途端、その声が聞こえ反射的に艦長の方を向いた。

「可能性は捨てきれません。関東上空で輸送機テロがあったと聞きます。何が起こってもおかしくはないかと考えます。」

すぐに答えが出せず、少し考えたが、その答えを絞り出した。

「そうだろうな。なにが起こってもおかしくない。私もそう思う。変わっちまったな。アメリカがいないと、この様か。この国は。」

航海長の意見を聞き、艦長はそう吐き捨てるように口を開いた。
航海長はそれを聞き、声にならない声で返す。

「CICに行き、艦隊司令に戦闘配置発令の許可を進言してくる。CICの副長を私の代わりに艦橋にあげるから、副長が来るまで艦橋は航海長に一任する。」

何か嫌な予感がする。海域に入り艦長はそう感じた。そして動かずにはいられず、航海長にそう告げ、艦長は椅子を立った。

直後、

「見張り員より艦橋!爆発炎らしきもの!方位320!」

艦橋に隣接している見張り場から、その報告が飛んできた。航海長は即座に見張り員の元に駆け寄り状況把握に入り出した。他の艦橋の面々は双眼鏡を片手に覗き込む姿勢を取る。

(艦橋CIC!敵駆逐艦発砲!情報しゅうや・・・)

艦橋が慌ただしくなる中、CICにいた副長が報告を入れてきたが、その後半にノイズが走った。艦長はそれを聞きすぐに妨害電波だと察した。中国軍の作戦が始まった。同時にそう確信し、

「面舵一杯!最大戦速!当海域を離脱する!」

怒鳴るようにその指示を出した。まだ距離がある本艦でこの状況なら、中国海軍の艦隊に近い警戒艦隊は使い物になっていないだろう。ならば本艦だけでも安全距離に移動し、戦闘態勢に入るべきだ。艦長はそう考え、指示を出していた。

(艦橋CIC!システム復旧!状況、警戒艦隊とは依然通信出来ず。ジャマ―によりCICがダウンしている模様!)

少しして、再び副長から連絡が届いた。艦長は即座にレシーバーを手に取り、

「CIC艦橋、中国の動きは?」

険しい表情を崩さず、そう問い掛ける。

(OPY復旧まで25秒!)

レーダーシステムがまだ死んでいた。一秒単位の誤差が生死を分ける現代海戦において、25秒は大きすぎた。艦長は思わず口元を歪ませ、舌打ちした。直後、

(OPY復旧!・・・・。OPY対空目標探知!断続的に対空目標増加!空母発艦中の模様!)

震え気味の声で副長は報告を入れてきた。しかし、元々声量のある副長の声は、多少震えていても充分に聞き取ることが出来た。だが、その内容は到底信じられるものではなく、有り得てはいけないことだった。一瞬にして凍り付く艦内。一瞬にして死の恐怖が隊員らを襲った。

「対空、対潜戦闘用意!」

守らなければいけない。艦の乗員と日本を。その使命感に駆られた艦長は即断し、その声をあげた。各所で復唱が繰り返される。

「CICに向かう。艦橋を頼む。」

航海長が各部に指示を出している中、艦長は短くそう告げ、足早に艦橋を後にした。



「主砲、短SAM対空戦闘用意よし。」

「短魚雷、アスロック対潜戦闘用意よし。」

その頃、護衛艦『あさひ』のCICでは、艦長の命令を受け着々と準備が進んでいた。対空戦闘に関する要員と、対潜戦闘に関する要員、双方から準備よしの報告が入った。

「FPS異常なし。各部対空、対潜戦闘用意よし。」

それを聞き、艦の砲雷長は集約した後、最終的な報告を副長にあげた。
副長はその内容を聞き小さく頷く。

「対空目標、数15で停止。関東圏に向けて飛行開始。」

緊張感が継続する中、電測員がモニターを見つつ続報を報告してきた。

「攻撃しますか・・・?」

初めての実戦になるかもしれない。心臓の鼓動が早くなるのを感じつつ、砲雷長は隣の席に腰を降ろしている副長に指示を仰いだ。

「艦長の命令を待て。だが第一、本艦は危害攻撃を受けていない。警戒艦隊が危害攻撃を受けている状況であれば正当防衛で攻撃可能だ。しかし、ジャマ―で状況が分からん。本艦も、まだその影響を受け、本土との連絡が取れない。動くに動けない・・・。」

各部の状況が映し出されている大型モニター。それを見つつ、副長は苦虫を噛み潰したような表情で返した。砲雷長はそれを聞き、口元を歪ませつつ俯く。明らかな戦闘行為。それが目の前で起きているのにも関わらず、自分達は手出しをすることが出来なかった。

充分に対応出来る能力、兵器を所有しているにも関わらず、それが許されない。法の下に完全に統治されているが故の弊害。米軍であれば迷うことなく戦闘状態に入っているだろう。副長は内心そう思っていた。砲雷長も、何のための自衛隊なんだ。自分がこの場にいる意味を教えて欲しい。

その思いに駆られていた。一旦頭を落ち着かせよう。そう考え、熱が籠っていた耳に空気を入れるため、ヘッドホン式の無線機を一瞬、耳から外した。耳が久々の外気に触れ、少しばかりリラックスすることが出来た。その時、

「敵編隊から距離をとれ。まずは報告だ。本土にエマージェンシーコールをいれる。」

艦長が足早にCICに入室し、副長らにそう指示を出してきた。砲雷長は艦長の声が後ろから聞こえ、すぐにヘッドホンを耳にあてた。そして、

「南西諸島に進路をとれば、陸自のシステム通信隊を介してエマージェンシーを入れることが出来ます。」

本土に連絡を入れるための最短手段。砲雷長は艦長の方を向き、そう進言した。

「よし。直ちに進路をとれ。」

砲雷長の意見を聞き、艦長は即決した。命令を受け各部が騒々しくなる。

「まぁ、警戒艦隊と連絡が取れなくなったことで、海幕も大体何が起こるか予想はついてそうですがね。」

忙しく動く隊員を横に、副長は立ち上がり艦長に対し、そう口を開いた。

「海幕とて、詳細な敵情は分からんだろ。それに、警戒艦隊の現状が分からん。増援を呼ばないと、本艦だけの単艦特攻で何が出来るという訳でもないだろう。」

艦長の冷静な判断。副長はそれを聞き感服していた。自分が艦長を拝命した時、果たして同様の決断が出来るだろうか。そう思いつつ、彼は頷いていた。

「艦橋にあがる。陸自との連絡がつき次第、連絡を頼む。」

CICを一回大きく見渡し、艦長は副長と砲雷長に指示を与え、再び艦橋に足を向けた。

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