治癒師くんと殿下の話

すずしな

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6.使い魔 R18(異種姦)

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ーーご注意ーー
挿入なし異種姦含みます。苦手な方はお読みにならず自衛をお願いします。
この話を読まなくても物語的には特に問題はないと思います。多分。







「使い魔に魔力、か……」

イルの店での出来事から数日、ハイネは店でのことを思い出していた。
使い魔に魔力を流す、というのは文字通りの意味で使役している魔物に魔力を流し込む。魔物の種類にも依るが流し込むことで魔力の籠った牙や爪、尾など様々な素材が採れる。素材の価値は魔力の濃度に左右され濃い物ほど高品質で高価な物になる。勿論ハイネは高濃度の魔力を込めるためその素材の品質は一級品。市場でも多くは出回らない貴重な素材である。
自分の魔力を使い魔に魔力を流し身体のだるさを軽減したいハイネは部屋の隅に目を向ける。

ハイネには使い魔が2匹いる。一匹はトカゲのような爬虫類タイプの使い魔ルゥ。もう一匹はキツネのような大きな耳をした四足歩行の使い魔ヨル。ヨルはここにはおらず、今はハイネの弟子の旅に付き合っている。
ルゥは非常に大人しく部屋の隅にあるクッションの上に居ることが多く、ハイネに何かあれば寄ってくるとても賢い使い魔である。見た目は暗めの灰色で60~70センチと少し大きめだが短い足でぺたぺたと歩く姿が可愛いとハイネは思っている。爪は鋭いが牙は短く噛む力は弱い。牙で抑え喉の奥で磨り潰すように食事をする魔物種。
「採れた素材は調合に使うとして……、ルゥおいで」
ハイネが呼ぶと、部屋の隅で寝ていたルゥは目を覚まし足元まで寄ってくる。寄ってきたルゥを持ち上げ目線を合わせる。
「お前、お腹空いてる?魔力食べたいか?」
ハイネの問いにルゥは尾を揺らし答える。
「そうだよなぁ……よしっ」
覚悟を決めたハイネは店の看板を片づけドアプレートも掛け替え鍵を閉める。そしてルゥを連れて奥にある寝室に向かった。


ベッドに座り膝の上に置いたルゥの顔を掴み自分の方へ向かせ軽く口に指を添えるとぱかりとルゥは口を開ける。
「……ん」
たら…と舌先から唾液をルゥの口へと垂らす。もごもごと口を動かし飲み込むともっと寄越せと言わんばかりに尾を揺らしている。だが唾液で流せる魔力は微々たるもので果てしなく時間がかかりそうだ。
「うーん…こっちはどうだ?」
ハイネは指先を噛み血を出す。じわりと溢れてくる血をルゥの口元に持っていき吸わせる。唾液より多く魔力を流せているがこれではハイネが先に貧血で倒れてしまいそうである。
「う、うーん…これもダメか…あとは…」
この方法は取りたくなかったんだけどな、と呟きながらどこか遠い目をするハイネはベッドに上がると上はそのままでズボンと下着を脱ぎ軽く足を開き自身を数回擦る。擦るが蜜が全く零れて来ず渋々後孔に指を挿入れこちゅこちゅとイイトコロを弄ると先端から蜜が出てきた。蜜を指で掬いルゥの口元へ再度持っていくとパクりと咥えられ、魔力量が多く美味しかったのかペロペロと指を舐め続ける。ハイネはやっぱこれか、と最初から分かっていた。唾液も血液もただの悪あがきにすぎないが認めたくないもの。しかしこれで諦めも付き本当に覚悟を決めた。
「…ふーっよし、ルゥおいで」
甘く蕩けるような声でルゥを呼び誘うと、お腹いっぱいになってくれと願いながら自身を咥えさせる。

「んっ、は、んぃぃ」
先端をぱくりと咥えられ程よい刺激に腰が震える。じゅるっと音を鳴らしながら溢れ出る蜜を吸われ更に腰が震え吐精する。イった余韻に浸っているとまた吸われ始めさっきよりも奥で先端をしごかれる
「はっ、あ、ルゥだめっ先っぽ潰れちゃ…んあああっ!」
イったばかりで敏感な先端をすり潰すかのように扱われ、またビクビクと腰が震える。
ハイネがイッた後も残りを吸うようにずっと咥えられまたイく。はっはっ、と呼吸を整えているとふと視線を感じ扉の方を見るとそこにはリンデルが壁に凭れながら見ている。
「っ!リンデ…ル」
「いいよ、続けて?」
「リンデル、これは、その…っ」
リンデルはクスっと笑いながらベッドに近づき、ハイネを押し倒す。
「わっ!リ、リンデル怒ってるのか…?」
「怒る?ハイネが楽になることに怒ったりしないさ」
ただ、少し嫉妬はしているかな。

ハイネを四つん這いにさせると腰を引き寄せ柔らかい後孔に指を挿れる。
「んんっ指だめ…っあぁっ!!」
バラバラに動かされイイトコロも刺激され姿勢を保っていられずベッドに崩れ落ちる。腰は掴まれたままでリンデルに突き出すような姿勢になってしまう。
「こらハイネ、勿体ないじゃないか。ちゃんとルゥに精液を食べさせておやり」
トロ…っと零れるハイネのモノを口を開け待っているルゥの元へ持っていくリンデル。
「もう出ないってば、これ以上は無理…!」
「そんなことないさ。ほら頑張って」
「前も、後ろもだめ…っあ、ぃあああっ!」
ナカを3本の指で素早く動かし絶頂を促すとハイネは腰をガクガクと震えさせ、量の少なくなった精液をルゥの口の中へ出すとそのまま意識を落とす。
「おっと…ハイネ、ルゥを潰してしまうよ」
ベッドに沈み込んだハイネを抱き上げタオルでキレイにし寝かせる。そのまま寝顔にキスをしリンデルは立ち上がるとハイネが起きた時の為に温かい飲み物を用意しに部屋を出る。その後ろにルゥが付いていく。
「お腹いっぱいになったかい?きみは賢いから時々ハイネの魔力を食べてくれると助かるよ」
リンデルの言葉にルゥは尾を揺らし答える。

魔力の味を知ったルゥがハイネに要求するようになったのはまた別の話し。
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