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第3章 横断歩道の幽霊
23. 回収任務
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黒薙とフェリエッタの目の前で唸り声をあげているコーギー犬の姿は、5年前に死んだはずの“ペコちゃん”そのものだった。
低く身を構えている犬の近くには、公園で金塚が持っていたペットショップのロゴがついた紙袋が転がる。袋からはドッグフードがちらりと見えていた。
「黒薙さん、これって……!」
「……はい、おそらく“アイテム”です。」
冷静に答える黒薙の目は細められ、相手の出方を見極めるように鋭さを増していく。彼女の手がスーツの中の万年筆へと伸び、それを強く握りしめた。
――その瞬間、彼女たちの背後から不意に床を擦るような足音が聞こえる。
振り返った彼女たちの目に飛び込んできたのは、居間の入り口に立つ金塚の姿だった。
どこか異常な光を宿した目で二人を見つめ、その手には包丁が握られている。
「あの子は……帰って来てくれたんだ!」
金塚の声には、強い執着が入り混じっていた。
手に握られた包丁が鈍い光を刃の表面から反射すると、黒薙とフェリエッタに向けられる。その異様な迫力に、黒薙は一瞬足を止めた。
「……しまった!」
黒薙に生まれた隙を突くようにして、コーギー犬が勢いよく動く。それは彼女たちの足元をすり抜けると、玄関へ向けて一直線に駆けていった。
「もう、二度と奪わせない。」
金塚の口から低く呟かれる言葉。彼女は手に持った包丁を高く振り上げると、狂気じみた勢いで二人へ向かって突っ込んできた。
「“理の介さず綴る筆・拘束する鎖”!」
黒薙が瞬時に万年筆を解き放つ。ペン先から放たれたインクは鎖となり、しなやかに唸りながら金塚の手首と身体を縛り上げ、その場に動きを封じ込めた。
カラン――
金塚の手から包丁が滑り落ち、床に当たって甲高い音を立てた。拘束した金塚の上に跨った黒薙が、必死の表情でフェリエッタに叫んだ。
「早く追いかけてください!!」
彼女は力強く頷くと、黒薙の前に一歩踏み出す。
逃げていくコーギー犬を追いかけるフェリエッタのローブが、風を切る音とともに大きく揺れるのであった。
薄暗くなり始めた住宅地。夕暮れの残光が照らしている道路の端を、小柄なコーギー犬は走っていた。コーギー犬は角を曲がり、裏路地へと逃げ込む。
――その時だった。
『水流よ、汝を包む壁となれ、“流水の防壁”!!』
フェリエッタの力強い声が空気を震わせたと同時に、コーギー犬の目の前に渦巻くような水流が現れた。それは路地全体を包み込むと、逃げ道を封じ込める。
突然の障壁に驚いたコーギー犬は、思わず足を止めた。
「や、やっと、追いつきましたよ。」
息を切らしたフェリエッタが、ほんのり頬を赤くしながら一歩ずつ迫る。背後の足音に気が付いたコーギーは後ろを振り返ると、その敵意の宿った瞳を彼女に向けた。
ガルルルルゥ……
追い詰められたコーギー犬は低く唸り、威嚇するように前足を踏みしめる。
「……え?」
その唸り声を聞いたフェリエッタは、思わず立ち止まってしまう。その声にたじろいだわけではない、その中に感じた異変に戸惑ったのだ。
『来るな、おれたちにかまうな。』
犬の唸り声に重なるようにして、彼女の耳に届く幼い声があった。
「……そっか、貴方も“アイテム”だもんね。」
フェリエッタは小さく呟くと、首に巻かれた音声言語翻訳装置にそっと手を当てた。その感触を確かめるように、彼女は少しだけ目を細めた。
ゆっくりとしゃがみ込み、彼女はふわりと笑顔を浮かべる。
「落ち着いて下さい。私は貴方を傷つけるつもりはありません。」
コーギー犬の目線に合わせたフェリエッタは、柔らかく話しかけた。その温もりに満ちたような声の奥には、どこか悲しみの影も隠れている。
「ここは、貴方が住んでいた世界ではありません。私のお仕事は、貴方のように別の世界から来る人を保護することです。だから、私と一緒に来てくれませんか?」
フェリエッタの手が、コーギー犬に向かって伸ばされる。しかし、コーギー犬は警戒心を解くことなく、さらに低い唸り声を上げた。
その小さな身体が震え、彼女を拒絶していることが分かる。
「……そうだよね。急にそんなこと言われてもホントは分かんないよね。」
フェリエッタは静かに手を下ろすと、深く息を吐く。そして、彼女は自分の頭に手を伸ばすと、そっと帽子を取った。
帽子の中から、月光のように輝く白銀の髪がさらりと肩に落ちる。
「私もね、実は貴方と同じように別の世界から来たの。」
フェリエッタは優しく語りかけながら、自分の髪を指先でくるくると巻く。それを聞いたコーギー犬の瞳が、ジッと彼女へと向けられた。
「ここの人たちは、良い人たちばかりです。……でもね、まだ私たちを受け入れる準備が出来ていない人も、中にはいるんです。」
フェリエッタの静かで優しい声が、冷たい夕風に溶けていく。その言葉をとともに、唸り声をあげていた犬の身体が、徐々に警戒心を解いていった。
小さな足に込められた力が、少しずつ抜けていくのが分かる。
「私たちは、その人たちのためにも、もう少し待たないといけない。……だから、私と一緒に来てはくれませんか?」
フェリエッタが再び手を伸ばし、慎重に語りかける。彼女の真剣さを宿した蒼い瞳が、揺れながらも必死に訴えかけていた。
犬は彼女の手を見つめ、迷うようにその場で小さく頭を動かす。そして、戸惑いながらも、次第にその距離を縮めていく。
――もう彼は、唸り声を上げてはいなかった。
フェリエッタの手が触れると、コーギー犬は小さな鳴き声を上げた。その声は恐れではなく、どこか悲しげな響きを持っていたのだった。
フェリエッタが犬を抱えて部屋に戻ると、金塚はいまだにインクの鎖に縛られたままだった。床に身体を押さえ込まれた彼女は、悔しそうな表情で俯いている。
その横には、鋭い目つきで金塚を見下ろす黒薙が立っていた。
「“アイテム”は回収してきました。黒薙さん、その人を離してください。」
フェリエッタが静かに言葉を発すると、黒薙がちらりと犬に目をやる。
「……分かりました。」
黒薙は大きく肩をすくめると、手に持った万年筆を振るう。縛っていたインクの鎖がペン先に戻っていくと、自由になった金塚はフェリエッタの方へ駆け寄っていった。
「ペコちゃん!!」
涙目になった金塚が叫ぶと、コーギー犬がフェリエッタの腕から勢いよく飛び出す。その小さな身体が跳ねるように揺れ、金塚の胸の中へと飛び込んでいった。
「良かった……良かった……!」
金塚は愛おしげにコーギー犬を抱きしめ、その柔らかな毛並みを撫でる。コーギー犬もまた、嬉しそうな鳴き声を上げていた。
黒薙とフェリエッタは、その光景をしばらく無言で見守るのだった。
「……金塚さん。」
静かに声を発したのは黒薙だった。彼女の口調は落ち着いていたが、その声には冷たい現実を突きつけるような硬さがあった。
「先ほど説明させていただいた通り、それはあなたの言う“ペコちゃん”ではありません。私たちに大人しく引き渡してはくれないでしょうか。」
「嫌よ!」
金塚が叫ぶ。その声は震えており、涙で濡れた顔がさらに歪んでいく。
「これは“ペコちゃん”なの。あの子が帰ってきてくれたのよ!!」
彼女はコーギー犬を抱えている腕に力を込める。まるで失いたくないものを守るように、その小さな身体を抱きしめた。
――しかし、彼女の言葉を聞いたコーギー犬は突然暴れ出す。
「え……ペコちゃん?」
困惑した声が金塚の口から漏れる。そして暴れる勢いに耐えきれず、彼女の腕からコーギー犬がするりと抜け出した。
犬は跳ねるように地面に着地すると、そのままフェリエッタの方へ駆けていった。
「ど……どうして……?」
金塚の声は小さくかすれ、震えていた。その瞳には、自分から離れていくコーギー犬の姿が映っていた。
フェリエッタはそっとしゃがみ込み、再びコーギー犬を抱き上げる。そして、その柔らかな身体を抱きしめたまま、金塚の方へと向き直った。
「この子は“ペコちゃん”じゃないんです。だから、その……ごめんなさい。」
フェリエッタの声には、申し訳なさと深い悲しみが混ざっていた。
抱きかかえられたコーギー犬が、フェリエッタの頬へ顔を近づける。その仕草は、まるで彼女の耳元に何かを囁いているように見える。
「……『短い間だけだったけど、楽しかったよ。ありがとう。』」
フェリエッタが呟くように言った言葉が、静かに部屋の中に響き渡る。それを聞いた金塚は何も言わず、その場にへたり込むのであった。
低く身を構えている犬の近くには、公園で金塚が持っていたペットショップのロゴがついた紙袋が転がる。袋からはドッグフードがちらりと見えていた。
「黒薙さん、これって……!」
「……はい、おそらく“アイテム”です。」
冷静に答える黒薙の目は細められ、相手の出方を見極めるように鋭さを増していく。彼女の手がスーツの中の万年筆へと伸び、それを強く握りしめた。
――その瞬間、彼女たちの背後から不意に床を擦るような足音が聞こえる。
振り返った彼女たちの目に飛び込んできたのは、居間の入り口に立つ金塚の姿だった。
どこか異常な光を宿した目で二人を見つめ、その手には包丁が握られている。
「あの子は……帰って来てくれたんだ!」
金塚の声には、強い執着が入り混じっていた。
手に握られた包丁が鈍い光を刃の表面から反射すると、黒薙とフェリエッタに向けられる。その異様な迫力に、黒薙は一瞬足を止めた。
「……しまった!」
黒薙に生まれた隙を突くようにして、コーギー犬が勢いよく動く。それは彼女たちの足元をすり抜けると、玄関へ向けて一直線に駆けていった。
「もう、二度と奪わせない。」
金塚の口から低く呟かれる言葉。彼女は手に持った包丁を高く振り上げると、狂気じみた勢いで二人へ向かって突っ込んできた。
「“理の介さず綴る筆・拘束する鎖”!」
黒薙が瞬時に万年筆を解き放つ。ペン先から放たれたインクは鎖となり、しなやかに唸りながら金塚の手首と身体を縛り上げ、その場に動きを封じ込めた。
カラン――
金塚の手から包丁が滑り落ち、床に当たって甲高い音を立てた。拘束した金塚の上に跨った黒薙が、必死の表情でフェリエッタに叫んだ。
「早く追いかけてください!!」
彼女は力強く頷くと、黒薙の前に一歩踏み出す。
逃げていくコーギー犬を追いかけるフェリエッタのローブが、風を切る音とともに大きく揺れるのであった。
薄暗くなり始めた住宅地。夕暮れの残光が照らしている道路の端を、小柄なコーギー犬は走っていた。コーギー犬は角を曲がり、裏路地へと逃げ込む。
――その時だった。
『水流よ、汝を包む壁となれ、“流水の防壁”!!』
フェリエッタの力強い声が空気を震わせたと同時に、コーギー犬の目の前に渦巻くような水流が現れた。それは路地全体を包み込むと、逃げ道を封じ込める。
突然の障壁に驚いたコーギー犬は、思わず足を止めた。
「や、やっと、追いつきましたよ。」
息を切らしたフェリエッタが、ほんのり頬を赤くしながら一歩ずつ迫る。背後の足音に気が付いたコーギーは後ろを振り返ると、その敵意の宿った瞳を彼女に向けた。
ガルルルルゥ……
追い詰められたコーギー犬は低く唸り、威嚇するように前足を踏みしめる。
「……え?」
その唸り声を聞いたフェリエッタは、思わず立ち止まってしまう。その声にたじろいだわけではない、その中に感じた異変に戸惑ったのだ。
『来るな、おれたちにかまうな。』
犬の唸り声に重なるようにして、彼女の耳に届く幼い声があった。
「……そっか、貴方も“アイテム”だもんね。」
フェリエッタは小さく呟くと、首に巻かれた音声言語翻訳装置にそっと手を当てた。その感触を確かめるように、彼女は少しだけ目を細めた。
ゆっくりとしゃがみ込み、彼女はふわりと笑顔を浮かべる。
「落ち着いて下さい。私は貴方を傷つけるつもりはありません。」
コーギー犬の目線に合わせたフェリエッタは、柔らかく話しかけた。その温もりに満ちたような声の奥には、どこか悲しみの影も隠れている。
「ここは、貴方が住んでいた世界ではありません。私のお仕事は、貴方のように別の世界から来る人を保護することです。だから、私と一緒に来てくれませんか?」
フェリエッタの手が、コーギー犬に向かって伸ばされる。しかし、コーギー犬は警戒心を解くことなく、さらに低い唸り声を上げた。
その小さな身体が震え、彼女を拒絶していることが分かる。
「……そうだよね。急にそんなこと言われてもホントは分かんないよね。」
フェリエッタは静かに手を下ろすと、深く息を吐く。そして、彼女は自分の頭に手を伸ばすと、そっと帽子を取った。
帽子の中から、月光のように輝く白銀の髪がさらりと肩に落ちる。
「私もね、実は貴方と同じように別の世界から来たの。」
フェリエッタは優しく語りかけながら、自分の髪を指先でくるくると巻く。それを聞いたコーギー犬の瞳が、ジッと彼女へと向けられた。
「ここの人たちは、良い人たちばかりです。……でもね、まだ私たちを受け入れる準備が出来ていない人も、中にはいるんです。」
フェリエッタの静かで優しい声が、冷たい夕風に溶けていく。その言葉をとともに、唸り声をあげていた犬の身体が、徐々に警戒心を解いていった。
小さな足に込められた力が、少しずつ抜けていくのが分かる。
「私たちは、その人たちのためにも、もう少し待たないといけない。……だから、私と一緒に来てはくれませんか?」
フェリエッタが再び手を伸ばし、慎重に語りかける。彼女の真剣さを宿した蒼い瞳が、揺れながらも必死に訴えかけていた。
犬は彼女の手を見つめ、迷うようにその場で小さく頭を動かす。そして、戸惑いながらも、次第にその距離を縮めていく。
――もう彼は、唸り声を上げてはいなかった。
フェリエッタの手が触れると、コーギー犬は小さな鳴き声を上げた。その声は恐れではなく、どこか悲しげな響きを持っていたのだった。
フェリエッタが犬を抱えて部屋に戻ると、金塚はいまだにインクの鎖に縛られたままだった。床に身体を押さえ込まれた彼女は、悔しそうな表情で俯いている。
その横には、鋭い目つきで金塚を見下ろす黒薙が立っていた。
「“アイテム”は回収してきました。黒薙さん、その人を離してください。」
フェリエッタが静かに言葉を発すると、黒薙がちらりと犬に目をやる。
「……分かりました。」
黒薙は大きく肩をすくめると、手に持った万年筆を振るう。縛っていたインクの鎖がペン先に戻っていくと、自由になった金塚はフェリエッタの方へ駆け寄っていった。
「ペコちゃん!!」
涙目になった金塚が叫ぶと、コーギー犬がフェリエッタの腕から勢いよく飛び出す。その小さな身体が跳ねるように揺れ、金塚の胸の中へと飛び込んでいった。
「良かった……良かった……!」
金塚は愛おしげにコーギー犬を抱きしめ、その柔らかな毛並みを撫でる。コーギー犬もまた、嬉しそうな鳴き声を上げていた。
黒薙とフェリエッタは、その光景をしばらく無言で見守るのだった。
「……金塚さん。」
静かに声を発したのは黒薙だった。彼女の口調は落ち着いていたが、その声には冷たい現実を突きつけるような硬さがあった。
「先ほど説明させていただいた通り、それはあなたの言う“ペコちゃん”ではありません。私たちに大人しく引き渡してはくれないでしょうか。」
「嫌よ!」
金塚が叫ぶ。その声は震えており、涙で濡れた顔がさらに歪んでいく。
「これは“ペコちゃん”なの。あの子が帰ってきてくれたのよ!!」
彼女はコーギー犬を抱えている腕に力を込める。まるで失いたくないものを守るように、その小さな身体を抱きしめた。
――しかし、彼女の言葉を聞いたコーギー犬は突然暴れ出す。
「え……ペコちゃん?」
困惑した声が金塚の口から漏れる。そして暴れる勢いに耐えきれず、彼女の腕からコーギー犬がするりと抜け出した。
犬は跳ねるように地面に着地すると、そのままフェリエッタの方へ駆けていった。
「ど……どうして……?」
金塚の声は小さくかすれ、震えていた。その瞳には、自分から離れていくコーギー犬の姿が映っていた。
フェリエッタはそっとしゃがみ込み、再びコーギー犬を抱き上げる。そして、その柔らかな身体を抱きしめたまま、金塚の方へと向き直った。
「この子は“ペコちゃん”じゃないんです。だから、その……ごめんなさい。」
フェリエッタの声には、申し訳なさと深い悲しみが混ざっていた。
抱きかかえられたコーギー犬が、フェリエッタの頬へ顔を近づける。その仕草は、まるで彼女の耳元に何かを囁いているように見える。
「……『短い間だけだったけど、楽しかったよ。ありがとう。』」
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