❰完結済!❱堅物牛乳(ウシチチ)お父さんと激しくラブしたい!

蒼い色鉛筆

文字の大きさ
7 / 24

ななぱいめ

さて、先手必勝、ずっと僕のターンだ。
秘密の出来事を蒼雨はペラペラ喋る。

「さっきの話の続きなんだけど、僕のトラブルは痴漢騒ぎでねー。」

「えっ?」

「よつは!!!済まないが湿布を買ってきてくれないか!!!大至急!!!」

「え?え?なんて?花文くんがなんて言ったか聞こえないし…お父さんはなんで?やだよ~今開いてる薬局、往復1時間かかるしグラタン焼くの遅くなっちゃう!」

キッチンから顔を覗かせた彼女は2人に話しかけられてオロオロしてる。

「あのね、四葉さん…」

「頼む!!!!ついでに絆創膏も!!!」

滝汗を流し声が裏返るくらい大声の高橋お父さんは自らの手の甲の傷を娘に見えるよう高く掲げた。これにはキッチンから顔を覗かせた四葉さんも青ざめた。

「うっそ!お父さん怪我してるの…!?ああもう、分かった買ってくるから!!…花文くん、ごめんね大丈夫?」

「全然大丈夫、気をつけて買いに行ってね。」

余裕の表情で見送る。
四葉さんが家を出ると、リビングは必死に遮った高橋お父さんの荒い息だけが残った。

しばらくは重苦しい空気…激しい怒りを伴った湿った空気が漂う。空気の読める常人ならば席を立つだろうが蒼雨は余裕に構えニコニコしていると、奥歯を食い縛った父親が吐き出すように言った。

「まさか…娘の彼氏が君だったなんて!」

「まさか四葉さんのお父さんがあなただったなんて♡」

複雑な心境でいっぱいなのか高橋お父さんはソファーで頭を抱えて唸っている。

「君は…善良な青年と思っていた!なのに卑劣なっ…こんな手段で私を脅すなんて!」

「ひとつ、僕には下心があるとお伝えしたでしょう?ひとつ、脅すつもりなんてありません♡事実を話すだけなら問題ないでしょ?」

「…嫌だ…っ!私は…娘を失望…させたくない…!」

「…?」

別に、笑い話で済ませることができる。
それなのに彼女の父親は極端に怯えていて、厳格な彼らしくない。
何か深い訳がありそうだ。高橋お父さんは息が詰まって苦しそうにしてる。

それじゃあ話題を変えよう。
蒼雨は椅子に軽く腰かけたまま、髪の毛の毛先をくるくる弄ぶ。

「脅す…って言うのは例えば、あなたがブラジャーしてることを娘さんにバラすことではないですか?」

「!?!?!?」

暗い顔でうつ向いていた高橋お父さんは純情な生娘のようにハッとして胸元を手で隠した。それからなんで、どうしてと弱々しい声で繰り返し呟いてる。
蒼雨は余裕たっぷりで、高橋父のソファーの方へなんとか歩み寄る。…バキバキのムスコはそのまま。もちろん彼女の父親も異常に気づいている。

「…っ!な、何をするつもりなんだ…?」

「怖がらないでください。今すぐコレをあなたにぶちこんで怪我させるつもりはありません。ただ僕は…本気なんです。あなたが好きです、一目惚れなんです。惚れた弱みが弱いままじゃ…ダメでしょう?」

「どうして…どうして私なんだ…!どうして…分かったんだ…!」

「気付いてないなら本当に気をつけた方がいいですよ、白シャツって線が浮きますから。」

胸に何か着けてることくらい最初から分かっていた。それから導き出される答えなんて少なくて、僕はカマをかけただけ。思っていた以上に引っ掛かってくれたけどね。

「本気で…本気で脅すなら…何をする…つもりなんだ?」

ああ、あれだけ望んだ彼の傍…すぐ隣に腰を降ろすと、高橋お父さんはちょっと涙ぐんでる。そっと優しく手を重ねたつもりだけど、僕の手が熱源か何かみたいに彼女の父親はビクッと怯え、反応していた。
構わず蒼雨は質問する。

「受け入れて、くれるんですか?」

「何をすれば…娘に黙ってくれると約束してくれる。何でもする…何してもいいから絶対に、絶対に秘密をバラさないでくれ…!」

このムキムキ巨体がコツンと殴れば済む話なのに僕に必死にすがり付いて泣いて懇願するの…すっごくイイ…♡支配欲、嗜虐心がテクニシャンにこちょこちょされてる。

「バラさないでください、じゃなくて?」

「…バラさないで…くだ…さい。」

上からものを言っても彼女の父親は従った。声はか細くなったが、蒼雨の望んでいることに察しがついたのだろうか、決心したかのよう高橋父は頭を低くして、蒼雨の膨らんだ股間のチャックを外そうとした。それを蒼雨はそっと制した。

「違います…僕がしたいのはまだ、そういうことじゃないです。」

「じゃあ…何をすればいいんだ!」

泣きそう、というかもう泣いてる。
頭パニックになってて意地悪するのは可哀想だ。まず、キスをして落ち着かせた。

「んんっ…ん、んーーーっ!」

唇は固く、嫌がってる。それでも甘い唇は蒼雨の欲望を火照らせた。

「ぷはっ…」

「触ります…触りたいですから、出来れば抵抗しないでください。あ、演技とかしなくていいですよ。絶対気持ち良くさせますから…♡」

言わなくても抵抗の意思がない彼はソファーに座ったまま、されるがままで正面に立った蒼雨に両手を取られ、万歳していた。しかしその厳しい眼光は変わらない。

「…言っておくが、私は……君が嫌いだ。」

「………いいですよ。」

萎えさせる最後の仕返しだったのだろうか。威力はともかく今は…弾けんばかりの真っ白いシャツのボタンを上から外す。

まず、白いタンクトップを腹からめくるとやはり白いスポーツブラが付けられてる。
趣味で着けるにしては色気がない、しかも更にその下には鬼のようにキツくサラシを巻いている。

「胸がコンプレックスなんですか?」

「………。」

「あ、マグロ嫌です。会話はしてください。」

「…コンプレックスは別に関係ないだろう。」

「話したくないなら今は引きます。でも触りますからね。」

「……待ってッ!」

「!?」

なんだこれ!?
スポーツブラを鎖骨まで引き上げ、サラシの隙間に指を差し込み乱暴に開いてみたが…驚いた、胸にち○ぽが付いてる!!?

「わあ…ナニコレ。」

「~~~~っ!」

急かさずゆっくり見た方が良さそうだ。
ムキムキの胸筋に赤い線が残るくらい圧迫されていたサラシをゆっくりほどく。これじゃ普段呼吸もしにくいだろう。

「………すっっげ…」

感想、もうそれしかない。
感想 1

あなたにおすすめの小説

その首輪は、弟の牙でしか外せない。

ゆずまめ鯉
BL
養子ゆえに、王位継承権を持たないオメガで長男のレイン(24)は、国家騎士団として秘密裏に働き、ただ義弟たちを守るためだけに生きてきた。 第一継承権を持つアルファで次男のリオール(19)は、そんな兄に「ごく潰し」と陰口を叩く連中を許せなかった。自分を犠牲にしてまで守る価値はないと思っていた。なにかと怪我の多い国家騎士団を辞めさせたかった。 初めて訪れた発情期のとき。約束をすっぽかされたリオールが不審に思い、兄の部屋へ行くと、国家騎士団の同僚──グウェンソード(28)に押し倒されるところを目撃して激高する。 「今すぐ部屋から出ろ!」 独占欲をあらわにしたリオールは、グウェンソードを部屋から追い出し、兄であるレインを欲望のままに抱いた。 翌朝、差し出されたのは特注の首輪──外せるのはリオールのみ。 「俺以外に触らせるな」 そう囁かれたレインは、何年も首輪と弟の執着に縛られ続けてきた。 弟には婚約者がいるのに、こんな関係を続けてもいいのか。 本当にこのままでもいいのか。 ひたすら執着して独占したがる弟と、罪悪感に苛まれる兄。 その首輪は、いつか弟の牙で血に染まるのか──。 どうにかしてレインを落としたいリオールと、弟との関係に悩むレインのオメガバースです。 リオール・グランケット(19)×レイン・グランケット(24) ※この作品は2015年頃に本文を書き、2017年頃にオメガバースに改稿、さらに2026年に手直しした作品になります。読みにくいかもしれません。ご了承ください。 三人称ですが攻めだったり受けだったり視点がよくかわります。攻め視点多めです。

番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か

雪兎
BL
第二性が存在する世界。 Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。 しかし入学初日、彼の前に現れたのは―― 幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。 成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。 だが湊だけが知っている。 彼が異常なほど執着深いことを。 「大丈夫、全部管理してあげる」 「君が困らないようにしてるだけだよ」 座席、時間割、交友関係、体調管理。 いつの間にか整えられていく環境。 逃げ場のない距離。 番を拒みたいΩと、手放す気のないα。 これは保護か、それとも束縛か。 閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。

貧乏Ωが御曹司αの将来のために逃げた話。

ミカン
BL
オメガバース

人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました

よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、 前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。 獣人が支配する貴族社会。 魔力こそが価値とされ、 「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、 レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。 そんな彼を拾ったのは、 辺境を治める獣人公爵アルト。 寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。 溺愛され、守られ、育てられる日々。 だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。 学院での出会い。 貴族社会に潜む差別と陰謀。 そして「番」という、深く重い絆。 レオンは学び、考え、 自分にしかできない魔法理論を武器に、 少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。 獣人と人族。 価値観も、立場も、すべてが違う二人が、 それでも選び合い、家族になるまでの物語。 溺愛×成長×異世界BL。 読後に残るのは、 「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。

処刑エンドの悪役公爵、隠居したいのに溺愛されてます

ひなた翠
BL
目が覚めたら、やり込んだBLゲームの悪役公爵になっていた。 しかも手には鞭。目の前には涙を浮かべた美少年。 ——このままじゃ、王太子に処刑される。 前世は冴えない社畜サラリーマン。今世は冷徹な美貌を持つ高位貴族のアルファ。 中身と外見の落差に戸惑う暇もなく、エリオットは処刑回避のための「隠居計画」を立てる。 囚われのオメガ・レオンを王太子カイルに引き渡し、爵位も領地も全部手放して、ひっそり消える——はずだった。 ところが動くほど状況は悪化していく。 レオンを自由にしようとすれば「傍にいたい」と縋りつかれ、 カイルに会えば「お前の匂いは甘い」と迫られ、 隠居を申し出れば「逃げるな」と退路を塞がれる。 しかもなぜか、子供の頃から飲んでいた「ビタミン剤」を忘れるたび、身体がおかしくなる。 周囲のアルファたちの視線が絡みつき、カイルの目の色が変わり—— 自分でも知らなかった秘密が暴かれたとき、逃げ場はもう、どこにもなかった。 誰にも愛されなかった男が、異世界で「本当の自分」を知り、運命の番と出会う—— ギャップ萌え×じれったさ×匂いフェチ全開の、オメガバース転生BL。

男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。

カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。 今年のメインイベントは受験、 あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。 だがそんな彼は飛行機が苦手だった。 電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?! あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな? 急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。 さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?! 変なレアスキルや神具、 八百万(やおよろず)の神の加護。 レアチート盛りだくさん?! 半ばあたりシリアス 後半ざまぁ。 訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前 お腹がすいた時に食べたい食べ物など 思いついた名前とかをもじり、 なんとか、名前決めてます。     *** お名前使用してもいいよ💕っていう 心優しい方、教えて下さい🥺 悪役には使わないようにします、たぶん。 ちょっとオネェだったり、 アレ…だったりする程度です😁 すでに、使用オッケーしてくださった心優しい 皆様ありがとうございます😘 読んでくださる方や応援してくださる全てに めっちゃ感謝を込めて💕 ありがとうございます💞

過労で倒れかけの騎士団長を「カツ丼」で救ったら、なぜか溺愛され始めました。

水凪しおん
BL
王都の下町で、亡き両親が残した小さな食堂をたった一人で切り盛りする青年、ルカ。 孤独な日々の中で料理だけを生きがいにする彼の店に、ある冷たい雨の夜、全身を濡らし極限まで疲弊した若き騎士団長、レオンハルトが倒れ込むようにやってきた。 固形物さえ受け付けないほど疲労困憊の彼を救うため、ルカが工夫を凝らして生み出したのは、異世界の食材を組み合わせた黄金色の絶品料理「カツ丼」だった。 その圧倒的な美味しさと温もりに心身ともに救われたレオンハルトは、ルカの料理と彼自身に深く魅了され、足繁く店に通うようになる。 カツ丼の噂はまたたく間に王都の騎士たちや人々の間に広がり、食堂は大繁盛。 しかし、その人気を妬む大商会の悪意ある圧力がルカを襲う。 愛する人の居場所を守るため、レオンハルトは権力を振るって不正を暴き、ルカもまた自らの足で立つために「ルカ商会」を設立する決意を固める。 美味しいご飯が傷ついた心を癒やし、やがて二人の絆を「永遠の伴侶」へと変えていく。 胃袋から始まり、下町の小さな食堂から王都の食を支える大商会へと成り上がる、心温まる異世界お料理&溺愛ファンタジー!

竜帝陛下の愛が重すぎて身代わりの落ちこぼれ薬師は今日も腰が砕けそうです 〜呪いを解いたら一生離さないと宣言されました〜

レイ
BL
「死ぬ覚悟はできています。でも、その前に……お口、あーんしてください」 魔力を持たない「無能」として実家で虐げられていた薬師のエリアン。 彼に下されたのは、触れるものすべてを焼き尽くす「死の竜帝」ヴァレリウスへの、身代わりの婚姻だった。