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にじゅうさんぱいめ
それから季節は目まぐるしく過ぎて…春。
例え誰かが時の流れについて来れなくたって時間だけは正確に確実に流れてしまう。
しかし時の流れは人を成長させてくれることもある。
「…………。」
絵にかいたような高級ホテルの高級スイートルーム。30畳ほどの広さがあって室内に仕切りがあるこういう部屋は驚くほど高い。
部屋の広さがシンプルにならないよう豪華絢爛な家具で飾られ、赤や金で満ちた部屋の壁一面がクリスタルのガラスで覆われたところから、窓の外の景色を眺めている青年が1人。パリッと糊の効いた紺色のスーツを纏っている。
時間指定が遅かったためか窓の外は真っ暗で、この高級ホテルは眼下のネオンが1番美しく見られる場所に建っているためか、その光を目で追うだけでも楽しかった。
コンコンコン
静寂にはノックの音にも過敏になる。
ぼんやり窓の外を眺めていた青年は、パッと明るい表情になって、胸から飛び出しそうな胸を押さえ扉に向かって声をかけた。
「どうぞ。」
「失礼。よつは、これはどういうこ…と…か…」
開けるなり忙しく問い質してきた男の肌は浅黒く高身長でムキムキで最後に見た時よりも少し白髪が増えていて…
「………。」
「………。」
驚愕する男と微笑む青年の間に大分温度差はあった。意外なことに最初に声をかけたのは訪問者の男の方だった。
「花文くん……?」
「お久しぶりです、高橋さん。」
声はかけられたものの動揺を隠せない高橋父は扉の前から動けないでいた。特に意味もなく照明に目を向けていたり身だしなみに気を使っていたりしたので先に部屋に入っていた蒼雨が談話スペースに案内する。
つるりとした大理石の円形テーブルはグラス2つと赤ワイン、つまみが収まる丁度よいサイズで対面する座席はこだわりの革張りで、座らなくてもふっかふかだって分かる。
「どうぞ、お掛けになってください。」
「………。」
「嫌だな、もう僕お酒飲める年齢ですよ。それとも紳士的にエスコートした方が素直になってくれますか?」
怪訝そうな高橋父の表情を読み取り、ペラペラ口の動く蒼雨は革張りソファーを引くと指を揃えて指し示す。
警戒を解かない高橋父であったが最終的には折れて、はぁとため息をついてから歩みソファーに座った。雲のように柔らかく寛げるはずなのに高橋父は居心地悪そうにソファーに腰をうずめた。それを確認してから蒼雨は対面に座って、空のグラスに濃厚な赤ワインを注いだ。
「高橋さんワイン、飲めますよね?」
「……5年も連絡せず、始めに聞くことがワインの好みでいいのか?」
「それについては、追々と。まずはこの感動を分かち合いましょう。そうじゃないと理性の飛んだ僕はあなたに何をするか分からない。」
「………。」
淡々とした口ぶりでそんなことを言われたが高橋父は満更でもない様子で眉間にシワを寄せ、乾杯には応じず黙ってワインを口につけた。グラスの波が微かに揺れる。
「どうぞ、生ハムのブルスケッタもありますよ。」
指で1つサクサクのパンを摘まみ上げて頬張り、蒼雨はうっとりとした笑顔を浮かべる。
「んー、美味しい。まだ僕にはアジノフカミとかフクイクとしたとか繊細さは分かりませんが、これはすごく好きなんです。」
「その格好…就職したのか。」
「ええ、一応一流企業に。社会の荒波に揉まれる経験も必要かなと思いまして。高橋さんは今日、高橋…四葉さんになんて言われて来たんですか?」
お互い核心には触れず、当たり障りない会話で時間を潰す。
「…会って欲しい人がいるから来て、と。何事かと焦っていたが君だったんだな。娘も一緒と聞いていたんだが何処にいる?」
「いませんよ。本当は気づいてるんでしょ?四葉さんにハメられたって。」
「………。」
どこか、話の流れで教えてもらえると思ったのに…いつまで経ってもはぐらかす蒼雨にヤキモキとし、高橋父の目尻に涙が浮かぶ。
「くっ……!」
「ああ、ああ泣かないでください。押し倒してめちゃくちゃにしたくなる。もう少し話さないといけないから、僕も我慢してるから泣かないで。」
青年は、そっとハンカチを渡す。
それには応じず高橋父は乱暴に目を擦って蒼雨を睨み付けた。
「全部話しますから、今は許してください。全てを許してもらえるなんて、思ってませんから…今だけ僕を嫌いにならないでください。」
「………!なぜ何も…別れも…なかった…!」
「最後にセ○クスした後、僕の手の怪我でしばらく会えませんでしたよね。それからも学校では四葉さんと会っていましたが怪我が治る頃彼女から連絡がありました。『大事な話がある』と。経験上、この文脈には嫌な予感がして当たらなければいいと思っていましたが僕の願いは外れました。」
「………。」
「彼女に切り出されたんです。『別れたい』と。あまりに唐突で心当たりがなくて、最初の頃は僕も必死で許しを請いました。それでも彼女の心は離れて頑なで…。最後にお父さんを1発ヤラせて!なんて言えるわけないでしょう?大人しく引くしかなかったんです。」
「なんだと…?娘は、よつはは泣いていたぞ。だから私は…君が……よ、よつはに飽きたからって…そうして、憎むことでしか…悲しさを…埋めることが出来なくて…。」
高橋父はこみ上げてくる熱い涙を、奥歯を噛み締めて堪えた。まだ泣くわけにはいかないんだ。自分が大人だから…。
「僕は生涯不幸になるべきでした。彼女の想いを弄んでしまったのだから。彼女が何も話せなかったのは、今となっては仕方ないことと思います。彼女だって言葉で説明出来なかったのだから…。」
「………。」
「それから僕たちは一旦、お互いに別の恋をすることになりました。僕も自暴自棄になって性生活が荒れたけど、どうしてもあなたを忘れることができませんでした。何度も連絡したいと思いましたがそれは絶対に彼女にバレてしまう。そしたら彼女に全てを話すことが怖かったんです。」
「………。」
「タイミングを見計らって『偶然』であるかのように時々ヨリを戻しました。彼女は繊細で賢く臆病で、目隠しでウナギの掴み取りをさせられてる気分でしたよ。色々あったから…全部話すと1年くらいかかりそうです。」
「…全部聞くまで…帰らんからな。」
「それって…都合良く聞いてもいいです?」
「………。」
「とりあえず今は、省いて…略して…まとめると、先月最終宣告をされたんです。『これ以上隠すならもう2度と会わない』そう言われて…喋っちゃいました、全部♡」
「は?全部…全部!?全部って全部か!?はあ!?」
蒼雨はお茶目っぽく舌を出して頭を掻いていたがとんでもない暴露に高橋父は声を荒げて目を剥いた。
「待ってください、ちゃんとお互い話すって約束した上でですよ。彼女は本当に優しい人でした…。」
例え誰かが時の流れについて来れなくたって時間だけは正確に確実に流れてしまう。
しかし時の流れは人を成長させてくれることもある。
「…………。」
絵にかいたような高級ホテルの高級スイートルーム。30畳ほどの広さがあって室内に仕切りがあるこういう部屋は驚くほど高い。
部屋の広さがシンプルにならないよう豪華絢爛な家具で飾られ、赤や金で満ちた部屋の壁一面がクリスタルのガラスで覆われたところから、窓の外の景色を眺めている青年が1人。パリッと糊の効いた紺色のスーツを纏っている。
時間指定が遅かったためか窓の外は真っ暗で、この高級ホテルは眼下のネオンが1番美しく見られる場所に建っているためか、その光を目で追うだけでも楽しかった。
コンコンコン
静寂にはノックの音にも過敏になる。
ぼんやり窓の外を眺めていた青年は、パッと明るい表情になって、胸から飛び出しそうな胸を押さえ扉に向かって声をかけた。
「どうぞ。」
「失礼。よつは、これはどういうこ…と…か…」
開けるなり忙しく問い質してきた男の肌は浅黒く高身長でムキムキで最後に見た時よりも少し白髪が増えていて…
「………。」
「………。」
驚愕する男と微笑む青年の間に大分温度差はあった。意外なことに最初に声をかけたのは訪問者の男の方だった。
「花文くん……?」
「お久しぶりです、高橋さん。」
声はかけられたものの動揺を隠せない高橋父は扉の前から動けないでいた。特に意味もなく照明に目を向けていたり身だしなみに気を使っていたりしたので先に部屋に入っていた蒼雨が談話スペースに案内する。
つるりとした大理石の円形テーブルはグラス2つと赤ワイン、つまみが収まる丁度よいサイズで対面する座席はこだわりの革張りで、座らなくてもふっかふかだって分かる。
「どうぞ、お掛けになってください。」
「………。」
「嫌だな、もう僕お酒飲める年齢ですよ。それとも紳士的にエスコートした方が素直になってくれますか?」
怪訝そうな高橋父の表情を読み取り、ペラペラ口の動く蒼雨は革張りソファーを引くと指を揃えて指し示す。
警戒を解かない高橋父であったが最終的には折れて、はぁとため息をついてから歩みソファーに座った。雲のように柔らかく寛げるはずなのに高橋父は居心地悪そうにソファーに腰をうずめた。それを確認してから蒼雨は対面に座って、空のグラスに濃厚な赤ワインを注いだ。
「高橋さんワイン、飲めますよね?」
「……5年も連絡せず、始めに聞くことがワインの好みでいいのか?」
「それについては、追々と。まずはこの感動を分かち合いましょう。そうじゃないと理性の飛んだ僕はあなたに何をするか分からない。」
「………。」
淡々とした口ぶりでそんなことを言われたが高橋父は満更でもない様子で眉間にシワを寄せ、乾杯には応じず黙ってワインを口につけた。グラスの波が微かに揺れる。
「どうぞ、生ハムのブルスケッタもありますよ。」
指で1つサクサクのパンを摘まみ上げて頬張り、蒼雨はうっとりとした笑顔を浮かべる。
「んー、美味しい。まだ僕にはアジノフカミとかフクイクとしたとか繊細さは分かりませんが、これはすごく好きなんです。」
「その格好…就職したのか。」
「ええ、一応一流企業に。社会の荒波に揉まれる経験も必要かなと思いまして。高橋さんは今日、高橋…四葉さんになんて言われて来たんですか?」
お互い核心には触れず、当たり障りない会話で時間を潰す。
「…会って欲しい人がいるから来て、と。何事かと焦っていたが君だったんだな。娘も一緒と聞いていたんだが何処にいる?」
「いませんよ。本当は気づいてるんでしょ?四葉さんにハメられたって。」
「………。」
どこか、話の流れで教えてもらえると思ったのに…いつまで経ってもはぐらかす蒼雨にヤキモキとし、高橋父の目尻に涙が浮かぶ。
「くっ……!」
「ああ、ああ泣かないでください。押し倒してめちゃくちゃにしたくなる。もう少し話さないといけないから、僕も我慢してるから泣かないで。」
青年は、そっとハンカチを渡す。
それには応じず高橋父は乱暴に目を擦って蒼雨を睨み付けた。
「全部話しますから、今は許してください。全てを許してもらえるなんて、思ってませんから…今だけ僕を嫌いにならないでください。」
「………!なぜ何も…別れも…なかった…!」
「最後にセ○クスした後、僕の手の怪我でしばらく会えませんでしたよね。それからも学校では四葉さんと会っていましたが怪我が治る頃彼女から連絡がありました。『大事な話がある』と。経験上、この文脈には嫌な予感がして当たらなければいいと思っていましたが僕の願いは外れました。」
「………。」
「彼女に切り出されたんです。『別れたい』と。あまりに唐突で心当たりがなくて、最初の頃は僕も必死で許しを請いました。それでも彼女の心は離れて頑なで…。最後にお父さんを1発ヤラせて!なんて言えるわけないでしょう?大人しく引くしかなかったんです。」
「なんだと…?娘は、よつはは泣いていたぞ。だから私は…君が……よ、よつはに飽きたからって…そうして、憎むことでしか…悲しさを…埋めることが出来なくて…。」
高橋父はこみ上げてくる熱い涙を、奥歯を噛み締めて堪えた。まだ泣くわけにはいかないんだ。自分が大人だから…。
「僕は生涯不幸になるべきでした。彼女の想いを弄んでしまったのだから。彼女が何も話せなかったのは、今となっては仕方ないことと思います。彼女だって言葉で説明出来なかったのだから…。」
「………。」
「それから僕たちは一旦、お互いに別の恋をすることになりました。僕も自暴自棄になって性生活が荒れたけど、どうしてもあなたを忘れることができませんでした。何度も連絡したいと思いましたがそれは絶対に彼女にバレてしまう。そしたら彼女に全てを話すことが怖かったんです。」
「………。」
「タイミングを見計らって『偶然』であるかのように時々ヨリを戻しました。彼女は繊細で賢く臆病で、目隠しでウナギの掴み取りをさせられてる気分でしたよ。色々あったから…全部話すと1年くらいかかりそうです。」
「…全部聞くまで…帰らんからな。」
「それって…都合良く聞いてもいいです?」
「………。」
「とりあえず今は、省いて…略して…まとめると、先月最終宣告をされたんです。『これ以上隠すならもう2度と会わない』そう言われて…喋っちゃいました、全部♡」
「は?全部…全部!?全部って全部か!?はあ!?」
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