❰完結済!❱堅物牛乳(ウシチチ)お父さんと激しくラブしたい!

蒼い色鉛筆

文字の大きさ
24 / 24

LAST

ー回想ー

「花文くん、前よりずっと幸せそうだから…ウチなんて要らないと思うの。だから別れたい。」

彼女がどんな想いでそんなことを言ったのか最初理解出来なかった。ただただ、自分を被害者と可哀想がり、彼女を恨むことしか出来なかった。

次に会ったとき、どうして僕と付き合おうと思ったのか尋ねてみた。

「初めて見たときから似てるって思ったの。ウチ自身に似てるのかお父さんに似てるのか分かんないけど…他人事に思えなくて、寂しそうだったんだ。ウチ、ウチ…男女の付き合いなんて知らないけど男の子なら付き合っちゃえば仲良くなれるよって友達に言われたから…」

僕の孤独を埋めるため…面倒を見てくれていたんだ。それなら彼女を許そうと思ったが、そもそも僕が彼女のお父さんを愛してしまったのがイレギュラーなのだ。悪いのは僕で、その僕が誰かを許そうだとか慢心甚だしい。

僕は自己嫌悪に陥った。不幸になるべきと。

「上手くいくのかな?って思ってたけど上手くいきすぎてびっくりしたよ。友達といても、女子グループにちやほやされても寂しそうだった花文くんは笑顔が多くなってた。」

自分では孤独感にも気づいていなかった。
だから彼女の言うことは真実だろう。
僕は高橋パパと蜜月を過ごすことで満たされた日々になり、彼女はそれに気づいた。

「ウチ、ウチ…多分ダメ男好きになるタイプなんだよね。あっ花文くんがそうって訳じゃなくて、家が離婚するとき…お母さんはお父さんにひどいことしてたの。お父さんは人間のクズだって、裏切ったって、何度も顔とか頭とか叩くし家から追い出すし…それが可哀想で、ウチがなんとかしてあげないとって思ってたの。実際、花文くんの後の男もそんな感じでお父さんに紹介も出来ない体目当てのクズばかりだったよ。」

少し大人になった彼女は色んな体験をしたのだろう。タバコを吸うような子じゃなかったけどそれが、会えない時間での出来事を物語ってくれているようだった。
次に会った時には辞めていたけど…。

「あたし、看護師になろうと思う。偽善的かもしれないけど、困ってる人が笑顔になるの、好き。あたしまで嬉しくなるの。」

文系の彼女が看護師に方向転換するのは難しいことだったろう。陸上のサークルを辞めてまで勉強に明け暮れた日々だったそうだ。

そして、最後に会ったのがつい先月…。

「ずっと隠すのはもう、疲れちゃうの。この関係を終わりにしたい。もう…会わない方がいいかもしれない。」

2度と、2度と会えなくなる。

今までは余裕があったはずが、いきなり崖っぷちの最終局面に立たされたようで、全て話すから隠すのは止めようということでなんとか、ギリギリ、すんでのところで留まった。彼女の打ち明けたのは出会った最初と変わらない、ピュアで若い秘密だった。

「ずっとずっと、花文くんのことが…好きでした。寂しそうとか可哀想とか偉そうなこと言ってごめんね。あたしのためだった。あたしが好きだから、告白したの…。」

僕は同時に2人を好きになってしまった罪深い人間だ。高橋四葉さんと、彼女の父親。

世間では絶対に許されざる行為だが僕にどちらかを切り離すなんて出来ない。
ありきたりな質問だがもし2人が崖際に~ってシチュエーションになれば迷わず僕は2人を助けて自分が崖に落ちる。助かった命は2つあるから、辻褄合うでしょ?僕が生き残る資格はない。この2人こそ幸せになるべきなんだ。そう思っていたけど…

ー回想終わりー

「それでも僕からは…真実を話しました。あなたを、高橋パパを好きになってしまったこと。彼の秘密や弱味につけ込んで淫らな肉体関係になったこと………。あ、具体的に弱味の内容とかは話してませんよ。あなたの父親の名誉を傷つける必要はありませんからね。」

「…娘は、なんと?」

「…………。」

「…………。」




長い沈黙…緊張の一瞬。
今この場所では1秒が1分にも1時間にも感じられる空間に、切り出したのは蒼雨だった。




「最高、なんでもっと早く教えてくれなかったの、と。」

「…は?」

「つまりその、四葉さんは、娘さんは男と男の恋愛…より深い絡みをこよなく愛する腐…女性だったようで、何度も本当かと聞かれたので、僕のお気に入りのシチュエーションを話したら悶絶してしまいました。」

「は、はぁ…。」

「そして真剣に結婚しようと言われました。」

「はあ!?!?!?!?!?」

「その、お父さんとの関係はもっとオープンにしていいって。目の前でいちゃついて欲しいと。絶対に他言しないから録画して欲しいと土下座されました。」

「はあ、よつは…!」

「あ、すみません少し言い過ぎました。」

父のため息で我に返り、彼女の名誉はほんの少し傷ついてしまったかもしれない。僕だって衝撃的だったんだ。

「あまりに自分に都合が良くて、まだ夢なんじゃないかって思ってるんです。」

「私もだ…だが確かめる方法を君なら知ってるんじゃないか?」

「え?」

高橋パパは年季の入った漆黒のスーツを脱いで…白シャツの下にきつく巻いたサラシをゆるゆるとほどく。懐かしさと愛しさのこみ上げる巨大乳首がはしたなく露出された。

もう、目は釘付けだ。
自ら異常肥大乳首の根本をくすぐって誘いながら、高橋パパは蒼雨に熱っぽい視線を送る。

「触って確かめないのか?」

「5年ぶりですよ…もう2度とあなたを離してあげられないかもしれない。僕はあなたを愛しています。愛することもひどいこともしてしまうかもしれない…。僕以外イケない体になってもいいんですか?」

高橋パパは左手をはしたなく開いたお股の窪みをカリカリ引っ掻いて、右手で極太乳首を扱いて色っぽい吐息でため息ついた。

「もうなってる。」

そこで僕のち○ぽは暴発した…。

何度セ○クスしたか、何度射精したかも覚えていない。高橋パパを押し倒し、ソファーで、ベッドで、シャワーで、窓の前で、何度ヤッたか覚えていない…。交わることが幸せだった。






例えば僕が情けなく、崖際で落ちそうになっていたら、きっとこの2人は僕を見捨なない。協力して助けてくれるんだろう。
多分一生、2人には敵わない、その優しさに報いることは出来ないから…一生かけて応えようと思う。2人を同時に幸せにする努力を、僕は惜しまない。全力で尽くすから覚悟してほしい。
1番愛する家族を一生愛するつもりだ。


ああ僕は、幸せだ。












               END…?
感想 1

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(1件)

2022.03.25 ユーザー名の登録がありません

退会済ユーザのコメントです

2022.03.26 蒼い色鉛筆

ありがとうございます!(*`・ω・)ゞ

解除

あなたにおすすめの小説

その首輪は、弟の牙でしか外せない。

ゆずまめ鯉
BL
養子ゆえに、王位継承権を持たないオメガで長男のレイン(24)は、国家騎士団として秘密裏に働き、ただ義弟たちを守るためだけに生きてきた。 第一継承権を持つアルファで次男のリオール(19)は、そんな兄に「ごく潰し」と陰口を叩く連中を許せなかった。自分を犠牲にしてまで守る価値はないと思っていた。なにかと怪我の多い国家騎士団を辞めさせたかった。 初めて訪れた発情期のとき。約束をすっぽかされたリオールが不審に思い、兄の部屋へ行くと、国家騎士団の同僚──グウェンソード(28)に押し倒されるところを目撃して激高する。 「今すぐ部屋から出ろ!」 独占欲をあらわにしたリオールは、グウェンソードを部屋から追い出し、兄であるレインを欲望のままに抱いた。 翌朝、差し出されたのは特注の首輪──外せるのはリオールのみ。 「俺以外に触らせるな」 そう囁かれたレインは、何年も首輪と弟の執着に縛られ続けてきた。 弟には婚約者がいるのに、こんな関係を続けてもいいのか。 本当にこのままでもいいのか。 ひたすら執着して独占したがる弟と、罪悪感に苛まれる兄。 その首輪は、いつか弟の牙で血に染まるのか──。 どうにかしてレインを落としたいリオールと、弟との関係に悩むレインのオメガバースです。 リオール・グランケット(19)×レイン・グランケット(24) ※この作品は2015年頃に本文を書き、2017年頃にオメガバースに改稿、さらに2026年に手直しした作品になります。読みにくいかもしれません。ご了承ください。 三人称ですが攻めだったり受けだったり視点がよくかわります。攻め視点多めです。

番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か

雪兎
BL
第二性が存在する世界。 Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。 しかし入学初日、彼の前に現れたのは―― 幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。 成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。 だが湊だけが知っている。 彼が異常なほど執着深いことを。 「大丈夫、全部管理してあげる」 「君が困らないようにしてるだけだよ」 座席、時間割、交友関係、体調管理。 いつの間にか整えられていく環境。 逃げ場のない距離。 番を拒みたいΩと、手放す気のないα。 これは保護か、それとも束縛か。 閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。

貧乏Ωが御曹司αの将来のために逃げた話。

ミカン
BL
オメガバース

人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました

よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、 前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。 獣人が支配する貴族社会。 魔力こそが価値とされ、 「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、 レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。 そんな彼を拾ったのは、 辺境を治める獣人公爵アルト。 寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。 溺愛され、守られ、育てられる日々。 だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。 学院での出会い。 貴族社会に潜む差別と陰謀。 そして「番」という、深く重い絆。 レオンは学び、考え、 自分にしかできない魔法理論を武器に、 少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。 獣人と人族。 価値観も、立場も、すべてが違う二人が、 それでも選び合い、家族になるまでの物語。 溺愛×成長×異世界BL。 読後に残るのは、 「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。

過労で倒れかけの騎士団長を「カツ丼」で救ったら、なぜか溺愛され始めました。

水凪しおん
BL
王都の下町で、亡き両親が残した小さな食堂をたった一人で切り盛りする青年、ルカ。 孤独な日々の中で料理だけを生きがいにする彼の店に、ある冷たい雨の夜、全身を濡らし極限まで疲弊した若き騎士団長、レオンハルトが倒れ込むようにやってきた。 固形物さえ受け付けないほど疲労困憊の彼を救うため、ルカが工夫を凝らして生み出したのは、異世界の食材を組み合わせた黄金色の絶品料理「カツ丼」だった。 その圧倒的な美味しさと温もりに心身ともに救われたレオンハルトは、ルカの料理と彼自身に深く魅了され、足繁く店に通うようになる。 カツ丼の噂はまたたく間に王都の騎士たちや人々の間に広がり、食堂は大繁盛。 しかし、その人気を妬む大商会の悪意ある圧力がルカを襲う。 愛する人の居場所を守るため、レオンハルトは権力を振るって不正を暴き、ルカもまた自らの足で立つために「ルカ商会」を設立する決意を固める。 美味しいご飯が傷ついた心を癒やし、やがて二人の絆を「永遠の伴侶」へと変えていく。 胃袋から始まり、下町の小さな食堂から王都の食を支える大商会へと成り上がる、心温まる異世界お料理&溺愛ファンタジー!

処刑エンドの悪役公爵、隠居したいのに溺愛されてます

ひなた翠
BL
目が覚めたら、やり込んだBLゲームの悪役公爵になっていた。 しかも手には鞭。目の前には涙を浮かべた美少年。 ——このままじゃ、王太子に処刑される。 前世は冴えない社畜サラリーマン。今世は冷徹な美貌を持つ高位貴族のアルファ。 中身と外見の落差に戸惑う暇もなく、エリオットは処刑回避のための「隠居計画」を立てる。 囚われのオメガ・レオンを王太子カイルに引き渡し、爵位も領地も全部手放して、ひっそり消える——はずだった。 ところが動くほど状況は悪化していく。 レオンを自由にしようとすれば「傍にいたい」と縋りつかれ、 カイルに会えば「お前の匂いは甘い」と迫られ、 隠居を申し出れば「逃げるな」と退路を塞がれる。 しかもなぜか、子供の頃から飲んでいた「ビタミン剤」を忘れるたび、身体がおかしくなる。 周囲のアルファたちの視線が絡みつき、カイルの目の色が変わり—— 自分でも知らなかった秘密が暴かれたとき、逃げ場はもう、どこにもなかった。 誰にも愛されなかった男が、異世界で「本当の自分」を知り、運命の番と出会う—— ギャップ萌え×じれったさ×匂いフェチ全開の、オメガバース転生BL。

男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。

カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。 今年のメインイベントは受験、 あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。 だがそんな彼は飛行機が苦手だった。 電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?! あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな? 急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。 さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?! 変なレアスキルや神具、 八百万(やおよろず)の神の加護。 レアチート盛りだくさん?! 半ばあたりシリアス 後半ざまぁ。 訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前 お腹がすいた時に食べたい食べ物など 思いついた名前とかをもじり、 なんとか、名前決めてます。     *** お名前使用してもいいよ💕っていう 心優しい方、教えて下さい🥺 悪役には使わないようにします、たぶん。 ちょっとオネェだったり、 アレ…だったりする程度です😁 すでに、使用オッケーしてくださった心優しい 皆様ありがとうございます😘 読んでくださる方や応援してくださる全てに めっちゃ感謝を込めて💕 ありがとうございます💞

竜帝陛下の愛が重すぎて身代わりの落ちこぼれ薬師は今日も腰が砕けそうです 〜呪いを解いたら一生離さないと宣言されました〜

レイ
BL
「死ぬ覚悟はできています。でも、その前に……お口、あーんしてください」 魔力を持たない「無能」として実家で虐げられていた薬師のエリアン。 彼に下されたのは、触れるものすべてを焼き尽くす「死の竜帝」ヴァレリウスへの、身代わりの婚姻だった。