15 / 90
スキル『ユアの秘密』を使った
まだ陽が昇り始めた頃に目が覚め、着替え終わってからテラスに出た。
気持ちいい風が吹き、カーテンがフワリと揺れた。
「うん、気持ちいい朝」
朝? 朝!
地球での私ってどうなってるのかな?
さすがに捜索願いとかはないでしょう、でも、あの家族ならあり得るかも!
うーーん、何処に繋げようかな?
部屋の中はクローゼットにトイレ、あとは浴室? うん、浴室にしよう!
浴室のドアに手を当てて「地球の私の部屋に繋いで!」と唱えて、そっと開けて入りドアを閉めた。
次の瞬間ドアが開き!!
泣きながら兄をはじめ両親に抱きつかれ号泣。
私の部屋で今までにあった経緯を話し聞かせた。
「話は分かったわ。
でも私達は心配で心配で探し回ったのよ!
優愛が無事だと分かって良かったわ」
母は泣きながら抱きついて離してくれない。
「お父さんはまだ嫁には出さん!
まだ16歳なんだぞ。
今が一番楽しい時期なのに、そんなお前を、お前を……。
お前の目、もう決めたんだな?
今、幸せなんだな?」
「うん、オールなら私を不幸になんてしないって自信を持って言える!」
お父さんはうなずき、何とか承諾してくれた。
「お前の人生だ。
悔いのないように頑張れ!」
お父さんはうなずき、涙を堪えて何とか承諾してくれた。
問題なのが『お兄ちゃん』なのよ。
号泣だよ?
私がシンの前で泣いた時と同じで、顔は涙と鼻水だらけ、そんな顔で突進する勢いで抱きつかれた。
鼻水つくじゃないか!
汚いなぁ「そんな汚い顔してたら桜さんに嫌われるよ」と、ボソッと呟いた。
私から離れティッシュで涙と鼻水を拭いた。
「もうこっちには帰って来れないのか?」
「向こうと地球の、この私の部屋のドア……窓がドアになってるけど、ここからなら帰って来れるよ」
その言葉を聞いてまたしても号泣、私達家族ってみんな泣き虫?
「近いうち、オールの家族に会ってほしいの。
女は美女! 男は超イケメン!
私のペット、フェンリルなんだよ、こっちでは空想の生き物だけどミーストでは実在していて魔法まであるの! 凄いでしょ?」
今まで見た事ない笑顔で言われ、兄も両親も幸せで楽しく過ごせているならって納得してくれた。
地球での私の事は事情があり転校したって事にするみたい。
「お母さん、イーストない? あとは、お味噌にコンソメの粉末!
あるだけ持ってきて!」
必死な私に驚いたのか、急いでバッグに入れて持って来てくれた。
イースト5箱にお味噌が3個、コンソメ粉末が5袋。
これで直ぐに出来る!!
「やったぁーー!」
万歳して喜ぶ私。
地球の自室で話し込んでる間、ミーストに居るオール達に捜索されている事も知らずに私は家族と楽しく談笑していた。
足元がスリスリするって思ったら「フェン」と一声。
家族の視線がフェンを捉えて「可愛い!」の一言。
「今は魔力で小さくなってるけど3メートルは余裕に越えるんだよ!
話も出来るんだよね、フェン!」
「我の主には命を助けてもらい名を授けて貰った。
感謝している。
危険がないよう我がいつも側にいる」
みんな目が点になってるよ。
「頼もしい番犬だわ」
「良い番犬を見つけたな、さすが俺の娘」
「話す番犬を初めて見たな」
母・父・兄の順に思ってる事を言った。
フェンを見たけど『フフ~ン、ドヤ~』な顔してるけど、フェン分かってないでしょ? 番犬はフェンリルにとって誇って良い言葉じゃないんだよ。
まあフェンが嬉しそうだから良いかな。
気持ちいい風が吹き、カーテンがフワリと揺れた。
「うん、気持ちいい朝」
朝? 朝!
地球での私ってどうなってるのかな?
さすがに捜索願いとかはないでしょう、でも、あの家族ならあり得るかも!
うーーん、何処に繋げようかな?
部屋の中はクローゼットにトイレ、あとは浴室? うん、浴室にしよう!
浴室のドアに手を当てて「地球の私の部屋に繋いで!」と唱えて、そっと開けて入りドアを閉めた。
次の瞬間ドアが開き!!
泣きながら兄をはじめ両親に抱きつかれ号泣。
私の部屋で今までにあった経緯を話し聞かせた。
「話は分かったわ。
でも私達は心配で心配で探し回ったのよ!
優愛が無事だと分かって良かったわ」
母は泣きながら抱きついて離してくれない。
「お父さんはまだ嫁には出さん!
まだ16歳なんだぞ。
今が一番楽しい時期なのに、そんなお前を、お前を……。
お前の目、もう決めたんだな?
今、幸せなんだな?」
「うん、オールなら私を不幸になんてしないって自信を持って言える!」
お父さんはうなずき、何とか承諾してくれた。
「お前の人生だ。
悔いのないように頑張れ!」
お父さんはうなずき、涙を堪えて何とか承諾してくれた。
問題なのが『お兄ちゃん』なのよ。
号泣だよ?
私がシンの前で泣いた時と同じで、顔は涙と鼻水だらけ、そんな顔で突進する勢いで抱きつかれた。
鼻水つくじゃないか!
汚いなぁ「そんな汚い顔してたら桜さんに嫌われるよ」と、ボソッと呟いた。
私から離れティッシュで涙と鼻水を拭いた。
「もうこっちには帰って来れないのか?」
「向こうと地球の、この私の部屋のドア……窓がドアになってるけど、ここからなら帰って来れるよ」
その言葉を聞いてまたしても号泣、私達家族ってみんな泣き虫?
「近いうち、オールの家族に会ってほしいの。
女は美女! 男は超イケメン!
私のペット、フェンリルなんだよ、こっちでは空想の生き物だけどミーストでは実在していて魔法まであるの! 凄いでしょ?」
今まで見た事ない笑顔で言われ、兄も両親も幸せで楽しく過ごせているならって納得してくれた。
地球での私の事は事情があり転校したって事にするみたい。
「お母さん、イーストない? あとは、お味噌にコンソメの粉末!
あるだけ持ってきて!」
必死な私に驚いたのか、急いでバッグに入れて持って来てくれた。
イースト5箱にお味噌が3個、コンソメ粉末が5袋。
これで直ぐに出来る!!
「やったぁーー!」
万歳して喜ぶ私。
地球の自室で話し込んでる間、ミーストに居るオール達に捜索されている事も知らずに私は家族と楽しく談笑していた。
足元がスリスリするって思ったら「フェン」と一声。
家族の視線がフェンを捉えて「可愛い!」の一言。
「今は魔力で小さくなってるけど3メートルは余裕に越えるんだよ!
話も出来るんだよね、フェン!」
「我の主には命を助けてもらい名を授けて貰った。
感謝している。
危険がないよう我がいつも側にいる」
みんな目が点になってるよ。
「頼もしい番犬だわ」
「良い番犬を見つけたな、さすが俺の娘」
「話す番犬を初めて見たな」
母・父・兄の順に思ってる事を言った。
フェンを見たけど『フフ~ン、ドヤ~』な顔してるけど、フェン分かってないでしょ? 番犬はフェンリルにとって誇って良い言葉じゃないんだよ。
まあフェンが嬉しそうだから良いかな。
あなたにおすすめの小説
【完結】身を引いたつもりが逆効果でした
風見ゆうみ
恋愛
6年前に別れの言葉もなく、あたしの前から姿を消した彼と再会したのは、王子の婚約パレードの時だった。
一緒に遊んでいた頃には知らなかったけれど、彼は実は王子だったらしい。しかもあたしの親友と彼の弟も幼い頃に将来の約束をしていたようで・・・・・。
平民と王族ではつりあわない、そう思い、身を引こうとしたのだけど、なぜか逃してくれません!
というか、婚約者にされそうです!
愛しているだなんて戯言を言われても迷惑です
風見ゆうみ
恋愛
わたくし、ルキア・レイング伯爵令嬢は、政略結婚により、ドーウッド伯爵家の次男であるミゲル・ドーウッドと結婚いたしました。
ミゲルは次男ですから、ドーウッド家を継げないため、レイング家の婿養子となり、レイング家の伯爵の爵位を継ぐ事になったのです。
女性でも爵位を継げる国ではありましたが、そうしなかったのは、わたくしは泣き虫で、声も小さく、何か言われるたびに、怯えてビクビクしていましたから。
結婚式の日の晩、寝室に向かうと、わたくしはミゲルから「本当は君の様な女性とは結婚したくなかった。爵位の為だ。君の事なんて愛してもいないし、これから、愛せるわけがない」と言われてしまいます。
何もかも嫌になった、わたくしは、死を選んだのですが…。
「はあ? なんで、私が死なないといけないの!? 悪いのはあっちじゃないの!」
死んだはずのルキアの身体に事故で亡くなった、私、スズの魂が入り込んでしまった。
今のところ、爵位はミゲルにはなく、父のままである。
この男に渡すくらいなら、私が女伯爵になるわ!
性格が変わった私に、ミゲルは態度を変えてきたけど、絶対に離婚! 当たり前でしょ。
※史実とは関係なく、設定もゆるい、ご都合主義です。
※中世ヨーロッパ風で貴族制度はありますが、法律、武器、食べ物などは現代風です。話を進めるにあたり、都合の良い世界観です。
※ざまぁは過度ではありません。
※話が気に入らない場合は閉じて下さいませ。
邪魔者はどちらでしょう?
風見ゆうみ
恋愛
レモンズ侯爵家の長女である私は、幼い頃に母が私を捨てて駆け落ちしたということで、父や継母、連れ子の弟と腹違いの妹に使用人扱いされていた。
私の境遇に同情してくれる使用人が多く、メゲずに私なりに楽しい日々を過ごしていた。
ある日、そんな私に婚約者ができる。
相手は遊び人で有名な侯爵家の次男だった。
初顔合わせの日、婚約者になったボルバー・ズラン侯爵令息は、彼の恋人だという隣国の公爵夫人を連れてきた。
そこで、私は第二王子のセナ殿下と出会う。
その日から、私の生活は一変して――
※過去作の改稿版になります。
※ラブコメパートとシリアスパートが混在します。
※独特の異世界の世界観で、ご都合主義です。
※誤字脱字など見直して気を付けているつもりですが、やはりございます。申し訳ございません。
家を追い出された令嬢は、新天地でちょっと変わった魔道具たちと楽しく暮らしたい
風見ゆうみ
恋愛
母の連れ子だった私、リリーノは幼い頃は伯爵である継父に可愛がってもらっていた。
継父と母の間に子供が生まれてからは、私への態度は一変し、母が亡くなってからは「生きている価値がない」と言われてきた。
捨てられても生きていけるようにと、家族には内緒で魔道具を売り、お金を貯めていた私だったが、婚約者と出席した第二王子の誕生日パーティーで、王子と公爵令嬢の婚約の解消が発表される。
涙する公爵令嬢を見た男性たちは、自分の婚約者に婚約破棄を宣言し、公爵令嬢に求婚しはじめる。
その男性の中に私の婚約者もいた。ちょ、ちょっと待って!
婚約破棄されると、私家から追い出されちゃうんですけど!?
案の定追い出された私は、新しい地で新しい身分で生活を始めるのだけど、なぜか少し変わった魔道具ばかり作ってしまい――!?
「あなたに言われても心に響きません!」から改題いたしました。
※コメディです。小説家になろう様では改稿版を公開しています。
【完結】傷モノ令嬢は冷徹辺境伯に溺愛される
中山紡希
恋愛
父の再婚後、絶世の美女と名高きアイリーンは意地悪な継母と義妹に虐げられる日々を送っていた。
実は、彼女の目元にはある事件をキッカケに痛々しい傷ができてしまった。
それ以来「傷モノ」として扱われ、屋敷に軟禁されて過ごしてきた。
ある日、ひょんなことから仮面舞踏会に参加することに。
目元の傷を隠して参加するアイリーンだが、義妹のソニアによって仮面が剥がされてしまう。
すると、なぜか冷徹辺境伯と呼ばれているエドガーが跪まずき、アイリーンに「結婚してください」と求婚する。
抜群の容姿の良さで社交界で人気のあるエドガーだが、実はある重要な秘密を抱えていて……?
傷モノになったアイリーンが冷徹辺境伯のエドガーに
たっぷり愛され甘やかされるお話。
このお話は書き終えていますので、最後までお楽しみ頂けます。
修正をしながら順次更新していきます。
また、この作品は全年齢ですが、私の他の作品はRシーンありのものがあります。
もし御覧頂けた際にはご注意ください。
※注意※他サイトにも別名義で投稿しています。
前世で私を嫌っていた番の彼が何故か迫って来ます!
ハルン
恋愛
私には前世の記憶がある。
前世では犬の獣人だった私。
私の番は幼馴染の人間だった。自身の番が愛おしくて仕方なかった。しかし、人間の彼には獣人の番への感情が理解出来ず嫌われていた。それでも諦めずに彼に好きだと告げる日々。
そんな時、とある出来事で命を落とした私。
彼に会えなくなるのは悲しいがこれでもう彼に迷惑をかけなくて済む…。そう思いながら私の人生は幕を閉じた……筈だった。
最愛の番に殺された獣王妃
望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。
彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。
手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。
聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。
哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて――
突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……?
「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」
謎の人物の言葉に、私が選択したのは――
英雄の可愛い幼馴染は、彼の真っ黒な本性を知らない
百門一新
恋愛
男の子の恰好で走り回る元気な平民の少女、ティーゼには、見目麗しい完璧な幼馴染がいる。彼は幼少の頃、ティーゼが女の子だと知らず、怪我をしてしまった事で責任を感じている優しすぎる少し年上の幼馴染だ――と、ティーゼ自身はずっと思っていた。
幼馴染が半魔族の王を倒して、英雄として戻って来た。彼が旅に出て戻って来た目的も知らぬまま、ティーゼは心配症な幼馴染離れをしようと考えていたのだが、……ついでとばかりに引き受けた仕事の先で、彼女は、恋に悩む優しい魔王と、ちっとも優しくないその宰相に巻き込まれました。
※「小説家になろう」「ベリーズカフェ」「ノベマ!」「カクヨム」にも掲載しています。