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夕景の依頼人
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「それで、二か月ぐらい学校に来ない事は、茉莉ちゃんにはよくある事なの?」
「前にも、そのぐらい来なかった事は、あると思います」
そう言いかけて、あざみは首を横に振った。
「でも、やっぱりおかしいです」
「おかしい?」
「だって、いつも、寝る前には、おやすみって、電話する約束してるんです。それが無理な時はラインするって。でも、二か月ぐらい前から、電話もラインも来なくなって…。それに、茉莉ちゃんから届いた手紙が」
「そういえば、手紙が届いたって言ってたわね」
「はい。一昨日、家の郵便受けを見たら、この手紙が入ってて」
そう言って、一通の、淡い青色の便箋に入った手紙を、あざみが差し出す。
「見ても、いいの?」
「前にも、そのぐらい来なかった事は、あると思います」
そう言いかけて、あざみは首を横に振った。
「でも、やっぱりおかしいです」
「おかしい?」
「だって、いつも、寝る前には、おやすみって、電話する約束してるんです。それが無理な時はラインするって。でも、二か月ぐらい前から、電話もラインも来なくなって…。それに、茉莉ちゃんから届いた手紙が」
「そういえば、手紙が届いたって言ってたわね」
「はい。一昨日、家の郵便受けを見たら、この手紙が入ってて」
そう言って、一通の、淡い青色の便箋に入った手紙を、あざみが差し出す。
「見ても、いいの?」
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