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少女は白い菫に夢を見る
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しおりを挟む「あら、どんなカワイ子ちゃんが来たのかと思ったら、あの時、茉莉に会いに来た子じゃない」
クラブ、ジギタリスの受付で、青い髪に、耳にいくつかのピアスを付け、綺麗なメイクを施した女性が、私に話しかける。
「えっと、あざみ、だっけ」
「良く、覚えてますね」
ここには、一度来たきり、だったのに。
「そりゃあね。あいつが、友達連れてくることは何回かあったけど、あんなに必死な所を見たのは、あれが初めてだったもん」
面白い物を見るような眼で、受付の女性、葵が私を見つめる。
私が、初めてここを訪れたのは、茉莉に会うためだった。
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