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歓談はほろ苦い珈琲と共に
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「他には、何か気付いた事は、ありますか?」
「さあ。他にはさっぱり。彼女が、好きで良く行っていた場所なら分かりますが」
「そこの場所、教えて頂いても?」
「ええ。構いませんよ」
そう言って、誠二が教えてくれたのは、あざみ達が通う中学校から、二駅ほど離れた所にある、空中庭園だった。
「ここは、元妻と良く行っていた場所で、辺り一面に咲き誇る花々が見所なんです。茉莉が生まれてからは、良く彼女を連れて行って、その事を話していました」
茉莉が、会ったこともない母親と、父親である誠二が、幸せな頃に訪れていた、思い出の場所。
そこで、茉莉は、なにを感じていたのだろうか。
「さあ。他にはさっぱり。彼女が、好きで良く行っていた場所なら分かりますが」
「そこの場所、教えて頂いても?」
「ええ。構いませんよ」
そう言って、誠二が教えてくれたのは、あざみ達が通う中学校から、二駅ほど離れた所にある、空中庭園だった。
「ここは、元妻と良く行っていた場所で、辺り一面に咲き誇る花々が見所なんです。茉莉が生まれてからは、良く彼女を連れて行って、その事を話していました」
茉莉が、会ったこともない母親と、父親である誠二が、幸せな頃に訪れていた、思い出の場所。
そこで、茉莉は、なにを感じていたのだろうか。
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