徒然話

冬目マコト

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コナハタの女王の妹とアルスターの王子

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荒波のロッホラン(スカンジナヴィア)において、巨人と人間の恋話を聞いたコナハタの女王の妹「赤い女」のシーオナは、「まあ!なら私にもチャンスがあるわね!!」と言った。彼女はフィル・ヴォルウの末裔で、赤い髪をたくわえ、赤いマントをはおリ、サンゴの飾りをつけた槍を所持する、美しい鎧を着けた巨人であった。彼女はミレ族(人間)のうら若き青年、アルスターの「知恵者」アーヴェルに恋していたが、自分のローマ人の槍より高い背を気にしていたのだ・・。彼の青年アーヴェルは古来エリンの風習に従いラーイーンのケフラ王の養子に出されていた。シーオナは早速一計を案じて、コナハタとラーイーンの国境の森に身を隠した。アーヴェルが狩りのためにこの森に来るのをシーオナは知っていたのだ。さて、案の定、アーヴェルは弓を携えやってきた。美しい金の髪に緑のマントをはおり碧い瞳をもったその美しい容姿に彼女はしばし見惚れていたが、3度自分の周りを通り過ぎた時にハッと我に返り、愛しい男の前に立ちはだかった、そして一息もつかずに「おい!貴様!ここはコナハタの土地にして、私、コナハタの女王の妹「赤い女」のシーオナの所持している土地だ!!この地に入ったならば私に通行料を払わなければならぬ!!!おや?ここにあるのはお前だけのようだ、お前を私にくれるのか?」と言った。これで彼女は何も持っていない彼を自分のものにできるとほくそ笑んだ。しかし「知恵者」アーヴェルは「私は、アルスター王の子アーヴェルだが、今は養父ラーイーン王ケフラ王に身を預かってもらっているみだ。養父の名誉のためにも私の一存で貴方に己が身を差し出すわけにはいかない!代わりに私の剣を差し出そうこの剣には魔法が掛かっていて私が近くにいると光るのだ。もう、私がここに来ることはないだろう。さらばだ!」。 自分の計画が失敗したと思った彼女はコナハタの城で彼にもらった光ない剣を抱いて泣いていた。それを見た彼女の姉であるコナハタの女王は妹に泣いているワケを聞いた、そしたら女王はラーイーンの王と相談して、二人の結婚させてやった。シーオナは3日に渡って喜び。剣に光が失われることは永遠になかったのである。
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