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だって友達だもの
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今日彼女と別れる。
特に理由はないというより互いに刺激もなくグダグダと付き合っているのもどうかと思って、思い切って別れ話をしようと決めたのだ。
喫茶店に彼女がいる。私が呼びつけた、大学のころからの付き合いだけど彼女はあいも変わらず笑顔を絶やさず私をみてニッコリと笑っている。
「もう…別れないか…」
私がすぐさま話を切り出した。 すると彼女はニッコリと笑って「そうね!わかったわ!これからはいい友達でいましょう!」
あっさりとした返答だった。私はホッとした。その日はそのまま帰った。
次の日、仕事だ。会社でパソコンとにらみ合いをしている。
疲れて椅子にもたれたとき、声が聞こえた。「おーい!」 彼女の声だ!
すぐさまオフィスの扉を見ると別れたばかりの彼女がニッコリとしてこちらに手を振っている
私は彼女を廊下に連れ出して問い詰めた「どうして君がここにいるんだ!」
「だって私たち友達じゃない?友達が友達に会いに行くのに何が問題あるの?」
ある日私は、会社の女性同僚を食事に誘った。最近できたばかりの洋食店にだ。女性もまんざらな感じじゃなかったので内心ニマニマしながら店に向かった。すると店の前に彼女がニッコリと立っていた・・彼女は私を見つけるとまたニッコリと笑って
「あら偶然ね!私もここで食事をしようと思っていたの!一緒に食べしょう!友達だもんね」
またある日、合コンに行くことになった。すると酒場に彼女がニッコリと座って待っていた。
「なんでココに?」思わず聞いた。「私は友人の付き添いでね!ちょうどいいじゃない!昔みたいに飲みましょう、友達だしね!!」
その場での合コンは隣に常に彼女がいて、はなしてくれなかった…違う女性と話そうとすると彼女が前に出てくるのだ。 2,3次会をおえても彼女は隣にいた、「なぜ腕をつかむんだい?」
「いいじゃん!友達だし!」
年末、やっと実家に帰る事ができた、仙台の家に雪をかき分けながら扉にたどり着く、「ただいまー」 「おかえり~」 彼女の声だった。彼女がニッコリとしながらこたつに入っていとこたちとトランプをやっている、人気者だ。「だって友達だもの!会いに来たよ!!」
私はつっこむ気もうせていた。
それから毎日、彼女は私の前に現れた、職場、酒場、実家どこにでも…
私は家にいる・・残業でもうクタクタだ・・・・明かりを消して布団に倒れこむ、足元がもごもごしている。・・・・彼女だ・・・
「何度も家も鍵も変えたのになんで君はココにいるんだい?」
「だって友達だもの」
彼女はニッコリと笑った・・・
特に理由はないというより互いに刺激もなくグダグダと付き合っているのもどうかと思って、思い切って別れ話をしようと決めたのだ。
喫茶店に彼女がいる。私が呼びつけた、大学のころからの付き合いだけど彼女はあいも変わらず笑顔を絶やさず私をみてニッコリと笑っている。
「もう…別れないか…」
私がすぐさま話を切り出した。 すると彼女はニッコリと笑って「そうね!わかったわ!これからはいい友達でいましょう!」
あっさりとした返答だった。私はホッとした。その日はそのまま帰った。
次の日、仕事だ。会社でパソコンとにらみ合いをしている。
疲れて椅子にもたれたとき、声が聞こえた。「おーい!」 彼女の声だ!
すぐさまオフィスの扉を見ると別れたばかりの彼女がニッコリとしてこちらに手を振っている
私は彼女を廊下に連れ出して問い詰めた「どうして君がここにいるんだ!」
「だって私たち友達じゃない?友達が友達に会いに行くのに何が問題あるの?」
ある日私は、会社の女性同僚を食事に誘った。最近できたばかりの洋食店にだ。女性もまんざらな感じじゃなかったので内心ニマニマしながら店に向かった。すると店の前に彼女がニッコリと立っていた・・彼女は私を見つけるとまたニッコリと笑って
「あら偶然ね!私もここで食事をしようと思っていたの!一緒に食べしょう!友達だもんね」
またある日、合コンに行くことになった。すると酒場に彼女がニッコリと座って待っていた。
「なんでココに?」思わず聞いた。「私は友人の付き添いでね!ちょうどいいじゃない!昔みたいに飲みましょう、友達だしね!!」
その場での合コンは隣に常に彼女がいて、はなしてくれなかった…違う女性と話そうとすると彼女が前に出てくるのだ。 2,3次会をおえても彼女は隣にいた、「なぜ腕をつかむんだい?」
「いいじゃん!友達だし!」
年末、やっと実家に帰る事ができた、仙台の家に雪をかき分けながら扉にたどり着く、「ただいまー」 「おかえり~」 彼女の声だった。彼女がニッコリとしながらこたつに入っていとこたちとトランプをやっている、人気者だ。「だって友達だもの!会いに来たよ!!」
私はつっこむ気もうせていた。
それから毎日、彼女は私の前に現れた、職場、酒場、実家どこにでも…
私は家にいる・・残業でもうクタクタだ・・・・明かりを消して布団に倒れこむ、足元がもごもごしている。・・・・彼女だ・・・
「何度も家も鍵も変えたのになんで君はココにいるんだい?」
「だって友達だもの」
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