マスターブルー~完全版~

しんたろう

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警察署長のデスクに来た男が、
「ちょっと来てほしい」
そうゆうと男は写真を署長のデスクに置く。
「これは誰だ?」
「ニートベルト大尉。ベルカ軍のものだ。とにかく来てほしい」
男は署長を映写室に呼び、
映写機を回す。
「この男だ」
「どうゆう事だ」
「この男が反政府に通信番号を教えているとゆう可能性があるとゆう
連絡が情報部から連絡があった」
「どういう情報だ」
「今は大した情報じゃないが、それを反政府に突き止められるとやっかいな事になる」
「この男を使って?」」
「反政府に友人がいるらしい。このニートベルトとゆう男は、その友人の家族を
亡命させたいらしい、それの通信番号を使って、敵軍がいろいろと嗅ぎつけているようだ」
それと他の情報を漏らしている可能性のある人間を一人ずつピックアップしていく。
「一気に逮捕が賢明だろうな。早いうちで捕まえたい」
続けて、
「ニートベルト大尉。レジスタンスのような組織ではなく、軍の人間だ。
プライベートでティム・フォルクとゆう反政府の新聞記者と通信したらしい。
「個人的な事だとゆうらしいが・・・」
「今は戦争中だ、軍の内部情報が漏れてはまずい、今は情報に厳格でなくては。
ウスティオの反乱軍を甘く見るな」
ニートベルトの写真をピンで止めると、
「彼の所へ向かおう」

ニートベルト宅で、ニートベルトは家でパーティーをしていたが、
警察がニートベルトの家に呼び鈴が鳴る。
「誰だ、こんな時間に?」ニートベルトは言う。
「ニートベルト大尉?」
「ええ」
警察のものだ。
「戦時中にベルカの通信番号をウスティオの新聞記者に伝えたそうだな」
「それは・・・」
ベルカの憲兵隊が言う。
「署まできてほしい」
ニートベルトは警察署で調べられ、
「そのティムとゆう新聞記者の家族をエルジアに送るために、
通行ビザを発行しただけなのか?」
「はい」
「どうも納得がいかんね。ウスティオ軍の1部が情報通信を軍の情報に
利用した可能性がある」

警察は続けて、
「ニートベルト大尉。貴方をウスティオの反乱軍に情報を送った
容疑で逮捕します」
「僕は軍関係者だぞ」ニートベルトは言う。
「それについても法廷で聞かせてもらいます」警官は言った。

ニートベルトが捕まって、しばらくしてニートベルトの罪状についての
裁判が行われた。
入廷が許可され、多くのベルカ市民が法廷に入ってきた。
法廷はざわつく中、裁判が行われた。
ニートベルト大尉についてのベルカの情報をウスティオの反政府に送ったとしての裁判だった。
その中、ニートベルトは入廷した。

弁護側の主張は、この情報は、個人的やりとりであり、
彼個人でも軍の事を十分に把握出来ていなかった。
軍自体がその情報についての反政府に対する、
情報のやりとりもそれほど重要だとゆう認識はなかったと。
だが、検察側は「今は戦時中です、仮にそれが被告の主張する通りだとしても、
実際は反政府に情報を使われた。被告の意見がどうのこうのとゆう問題ではない。
これは軍の規律を乱すものだ、冷静な対応だけでは困る」と検察側の意見を述べる。
「ニートベルト君、君の主張を聞きたい」
ニートベルトは少し沈黙の後、口を開く
「確かに、この時期ではよくなかったとゆう個人的見解もありますが、
ウスティオにおける秩序とゆうものを超えていて、あくまでも計画性も故意な判断ではなかった、方法がなかった」と主張する。
「同じ主張ばかりだ」弁護士は頭を掻く。
「それはベルカ軍についてへの主張ですか?」裁判官は尋ねる。
ニートベルトは「軍の暴走であり、政治的考えには反している」
と述べた。
裁判官は黙ってニートベルトの判断を聞いていた。極右政党の恐さは、絶頂だ。
反対する慎重な政治家も多い。老裁判官自体も個人的にそう気ずいているのかもしれない。
しかし、経済恐慌の中、昔を愛する、軍の暴走は治らないものか。政治的には軍事より内政を重視すべきなのに・・・。
裁判官は「ニートベルト君、君をベルカにいさせる事はできない」
判決は、ニートベルトを政府のウスティオの刑務所に懲役20年にするとの事だった。
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