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光ってる?
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コエリアの葉を自分でも摘んで、ファリの真似をしてコップを作る。
手元は見ていたけれど、なかなか同じようにできない。
ファリが手を伸ばして指さし、ここを持って切れ込みにさせば… と、指導してくれ、その通りにやれば、少々歪にはなったが、なんとか形に出来た。
その容器に再び同じように魔法で水を満たす。
シャラララ~ン! レベルアップしました!
例の高音とコールが鳴り響く。
————————————————
主人公:円谷 和明(17)
レベル:5
体力:50/70
魔力:340/400
攻撃:11
防御:11
知恵:17
精神:17
敏捷:17
器用:17
幸運:1
魅力:1
魔法:水のポンプ/緩衝の水/水道水(New)
/ヒール
スキル:隠密
乙女の本気:未習得
属性:聖/水
状態:乙女の呪い
称号:聖女/巻き込まれし者
/女神(代理補佐)の加護
————————————————
えっ… 水道水? って、そのままかよっ!?
まぁ、確かに水道をイメージしたけどさ。なんか、魔法っぽくないよなっ?!
つってもまぁ、魔法らしいの、ヒールくらいしか無いんだけどさ。
「どうかしたか?」
ファリから見ると、おれが虚空を見つめて百面相をしているように見えているだろう。
「あ、ううん、上手く出来て良かったなーって思って!」
ニコニコと笑顔を向けて誤魔化す。
ううっ、恥っずっ!
喉が渇いていたので、その水を一気に飲み干す。
うん、美味しい!
出した水の量がコップ二杯分だけなせいか、消費魔力も10と小さい。
コップ一杯で5か。あと68杯も出せるな!
ちょっと気が大きくなったが、体力も魔力も残りを5にすると、即時ではないが、昏倒してしまうのがわかったので、余程の場合以外は、少なくとも10は残さなければならない。
じゃあ出せるのは66杯か!
って、そんなに水ばっか、出してどうする!
とりあえず、セルフでツッコミを入れておいた。
テンションが上がったまま、ファリに声をかける。
「ファリ、昨日、かなり出血してたから、水をたくさん飲んだ方がいいんじゃない? お代わりもたくさん出せるから、飲んで飲んで!」
そう勧めると、ファリも水を飲み干してくれたので、空の容器を受け取って、新しく水を満たす。
その時に、ファリの疲れが取れますよーに、と願いながら注いでみた。
すると、さっきとは違い、容器に満たされた水が、わずかに白い真珠のような輝きを帯びていた。
あれ? なんか変?
ステータス画面を開いて見る。
————————————————
主人公:円谷 和明(17)
レベル:5
体力:50/70
魔力:330/400
攻撃:11
防御:11
知恵:17
精神:17
敏捷:17
器用:17
幸運:1
魅力:1
魔法:水のポンプ/緩衝の水/水道水
/癒し混入(New)
/ヒール
スキル:隠密
乙女の本気:未習得
属性:聖/水
状態:乙女の呪い
称号:聖女/巻き込まれし者
/女神(代理補佐)の加護
————————————————
癒し混入?!
ネーミングセンス!
なんか、異物混入的な感じでイメージ悪いだろっ!
な…名前はともかく…水に癒し要素が入ったってことか?
ファリの疲れが取れるよう願ったから?
まぁ、とにかく、物は悪くなさそうだから、ファリに飲んで貰ってもオッケーだよな。
さっきはコップ一杯分の水で魔力5の消費だったが、今回は10消費している。魔力5の分だけ癒しが混入されたってことか。
消費魔力が少ないから、たいして癒されないだろうけど、無いよりはマシだろう。
「ファリ、これどうぞ。見た目ちょっと光っててヘンだけど、悪いモンじゃねーから安心して。ちょっとだけ癒し要素が混… じゃなくて、少しだけ癒される水だよ」
差し出したコップを受け取ってはくれたものの…
うーん、我ながら少々怪しい説明になってしまった。悪徳商法の販売員か何かみたいだ。
まだ出会ったばかりで、記憶喪失だという身元不明のおれが差し出す怪しい物を、果たしてファリは飲んでくれるのだろうか?
断られても仕方がない。これは、おれが先に飲むところを見せた方がいいか?
そう思って自分のコップにも同じように癒し要素を入れた水を満たした。
「これは…」
さて、飲もう、としたところで、ファリの声が上がる。おれが自分の分の水を注いでいる間に先に口をつけてくれていたようだが。
「えっ? ダメだった? おかしいな、悪くは無いはずなんだけど…」
慌てて自分の分を飲み干してステータスを確認する。
体力は全て回復して70、魔力が10減って320になっている。
状態も特に変わりない。悪い要素は何もないみたいだけど…。むしろ体力の回復率だけならヒールより効率がいい。
ファリの様子を伺う。
ファリは、飲み干して空にしたコップから視線を移し、目を見開きおれを凝視している。顔色も悪くないし、調子が悪くなったという感じではない。 ない… け… ど…
だ… だから、そんなに見つめられると照れるっつーの! 目力ゆるめてっ! イケメン自重してっ!
「ファ… ファリ?」
返答を促すと、やっと視線を緩めて答えてくれる。
「疲れていると思っていなかったが… これを飲んで消耗していたのを自覚した。飲んだ瞬間に体が軽くなり、癒されるのを実感した」
やはり、悪い効果は無かったみたいで、ホッとする。
「よかったー!急に黙り込むから、何か問題あったのかと心配したよ」
「すまない。瞬時にこれ程回復効果のあるものを口にしたことが無かったので驚いたのだ」
「ポーションとかないの?」
「ポーション? それはなんだ?」
あ、ポーション無いのか? ゲーム世界には大体あると思ってたんだけどな…。
「えっと、今の水のように、飲んだらすぐに体力が回復する効果がある薬みたいな物のことかな。魔力が回復する物もあるよ」
「これはポーションというのか…。薬草を煎じた体力や魔力を回復させる薬はあるにはあるが、ポーションのように即時に効果は出ないし、回復率も劇的ではない」
ん? 劇的には回復してないと思うけど…。体力20しか回復してないし…。
癒しの水を飲む前の体力が50で、最大体力が70だったから、実際どれだけ回復するかはわからないが、ファリの体力はおれと比べて桁違いに高いはず。だから余計、劇的とかないはずだけど…
瞬時回復する物を飲んだことが無かったから、そう感じたってことかな?
手元は見ていたけれど、なかなか同じようにできない。
ファリが手を伸ばして指さし、ここを持って切れ込みにさせば… と、指導してくれ、その通りにやれば、少々歪にはなったが、なんとか形に出来た。
その容器に再び同じように魔法で水を満たす。
シャラララ~ン! レベルアップしました!
例の高音とコールが鳴り響く。
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主人公:円谷 和明(17)
レベル:5
体力:50/70
魔力:340/400
攻撃:11
防御:11
知恵:17
精神:17
敏捷:17
器用:17
幸運:1
魅力:1
魔法:水のポンプ/緩衝の水/水道水(New)
/ヒール
スキル:隠密
乙女の本気:未習得
属性:聖/水
状態:乙女の呪い
称号:聖女/巻き込まれし者
/女神(代理補佐)の加護
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えっ… 水道水? って、そのままかよっ!?
まぁ、確かに水道をイメージしたけどさ。なんか、魔法っぽくないよなっ?!
つってもまぁ、魔法らしいの、ヒールくらいしか無いんだけどさ。
「どうかしたか?」
ファリから見ると、おれが虚空を見つめて百面相をしているように見えているだろう。
「あ、ううん、上手く出来て良かったなーって思って!」
ニコニコと笑顔を向けて誤魔化す。
ううっ、恥っずっ!
喉が渇いていたので、その水を一気に飲み干す。
うん、美味しい!
出した水の量がコップ二杯分だけなせいか、消費魔力も10と小さい。
コップ一杯で5か。あと68杯も出せるな!
ちょっと気が大きくなったが、体力も魔力も残りを5にすると、即時ではないが、昏倒してしまうのがわかったので、余程の場合以外は、少なくとも10は残さなければならない。
じゃあ出せるのは66杯か!
って、そんなに水ばっか、出してどうする!
とりあえず、セルフでツッコミを入れておいた。
テンションが上がったまま、ファリに声をかける。
「ファリ、昨日、かなり出血してたから、水をたくさん飲んだ方がいいんじゃない? お代わりもたくさん出せるから、飲んで飲んで!」
そう勧めると、ファリも水を飲み干してくれたので、空の容器を受け取って、新しく水を満たす。
その時に、ファリの疲れが取れますよーに、と願いながら注いでみた。
すると、さっきとは違い、容器に満たされた水が、わずかに白い真珠のような輝きを帯びていた。
あれ? なんか変?
ステータス画面を開いて見る。
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主人公:円谷 和明(17)
レベル:5
体力:50/70
魔力:330/400
攻撃:11
防御:11
知恵:17
精神:17
敏捷:17
器用:17
幸運:1
魅力:1
魔法:水のポンプ/緩衝の水/水道水
/癒し混入(New)
/ヒール
スキル:隠密
乙女の本気:未習得
属性:聖/水
状態:乙女の呪い
称号:聖女/巻き込まれし者
/女神(代理補佐)の加護
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癒し混入?!
ネーミングセンス!
なんか、異物混入的な感じでイメージ悪いだろっ!
な…名前はともかく…水に癒し要素が入ったってことか?
ファリの疲れが取れるよう願ったから?
まぁ、とにかく、物は悪くなさそうだから、ファリに飲んで貰ってもオッケーだよな。
さっきはコップ一杯分の水で魔力5の消費だったが、今回は10消費している。魔力5の分だけ癒しが混入されたってことか。
消費魔力が少ないから、たいして癒されないだろうけど、無いよりはマシだろう。
「ファリ、これどうぞ。見た目ちょっと光っててヘンだけど、悪いモンじゃねーから安心して。ちょっとだけ癒し要素が混… じゃなくて、少しだけ癒される水だよ」
差し出したコップを受け取ってはくれたものの…
うーん、我ながら少々怪しい説明になってしまった。悪徳商法の販売員か何かみたいだ。
まだ出会ったばかりで、記憶喪失だという身元不明のおれが差し出す怪しい物を、果たしてファリは飲んでくれるのだろうか?
断られても仕方がない。これは、おれが先に飲むところを見せた方がいいか?
そう思って自分のコップにも同じように癒し要素を入れた水を満たした。
「これは…」
さて、飲もう、としたところで、ファリの声が上がる。おれが自分の分の水を注いでいる間に先に口をつけてくれていたようだが。
「えっ? ダメだった? おかしいな、悪くは無いはずなんだけど…」
慌てて自分の分を飲み干してステータスを確認する。
体力は全て回復して70、魔力が10減って320になっている。
状態も特に変わりない。悪い要素は何もないみたいだけど…。むしろ体力の回復率だけならヒールより効率がいい。
ファリの様子を伺う。
ファリは、飲み干して空にしたコップから視線を移し、目を見開きおれを凝視している。顔色も悪くないし、調子が悪くなったという感じではない。 ない… け… ど…
だ… だから、そんなに見つめられると照れるっつーの! 目力ゆるめてっ! イケメン自重してっ!
「ファ… ファリ?」
返答を促すと、やっと視線を緩めて答えてくれる。
「疲れていると思っていなかったが… これを飲んで消耗していたのを自覚した。飲んだ瞬間に体が軽くなり、癒されるのを実感した」
やはり、悪い効果は無かったみたいで、ホッとする。
「よかったー!急に黙り込むから、何か問題あったのかと心配したよ」
「すまない。瞬時にこれ程回復効果のあるものを口にしたことが無かったので驚いたのだ」
「ポーションとかないの?」
「ポーション? それはなんだ?」
あ、ポーション無いのか? ゲーム世界には大体あると思ってたんだけどな…。
「えっと、今の水のように、飲んだらすぐに体力が回復する効果がある薬みたいな物のことかな。魔力が回復する物もあるよ」
「これはポーションというのか…。薬草を煎じた体力や魔力を回復させる薬はあるにはあるが、ポーションのように即時に効果は出ないし、回復率も劇的ではない」
ん? 劇的には回復してないと思うけど…。体力20しか回復してないし…。
癒しの水を飲む前の体力が50で、最大体力が70だったから、実際どれだけ回復するかはわからないが、ファリの体力はおれと比べて桁違いに高いはず。だから余計、劇的とかないはずだけど…
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