悪役令嬢?えっ、誰が?

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ベルが帰った後、
歴史の勉強と、王侯剣術の稽古に励み、夕食を食べ、お風呂に入り、部屋に戻った。


あぁー。ベル、本当に可愛かったなぁ!
語彙力が無さすぎて、あの可愛さを表すことができなくて悔しい!

ベルの可愛さを思い出してベットで悶える。

はっ!大事なこと忘れてた!
ベットから起き上がり、机の上に紙とペンを広げる。
ベルに関して思い出したことを日本語で書き連ねる。

・悪役令嬢
・断罪され、よくて平民落ち。最悪で処刑。国外追放の場合もある。
・アニデロイド侯爵家では、妹のハルレアが溺愛され、使用人のように扱われている。
・愛に飢えていて、ユトラと初めて出会った時、ユトラの真摯な態度に恋をする。ユトラはその後、どんなに努力しても認められないから全てを諦め、慕ってくれているベルリアーナの事も信じなくなり、鬱陶しいと思い始める。
・ベルリアーナは、ユトラに相応しいように、王子妃教育に精を出し、メキメキと実力を伸ばす。それがユトラの自尊心を砕き、嫌われる。
・嫌われていることに気づかず、幼少期の記憶を支えに、家族に虐げられながらも努力を続ける。
・ヒロインが出てきて、ユトラが獲られることと、家族からのプレッシャーに焦り、ヒロインをいじめてしまう。
・バッドエンドでも、妹に寝取られる。


書き出してみて…
いや、可哀想すぎる…
ユトラ最低すぎるじゃん!
ゲームではさ、ベルはヒロインをいじめる最低悪女のように描かれてたけど…
その時からベルリアーナの事が何故かすごく気になって、裏設定まで調べあげたんだよね。
だから知ってる事だけど…
製作者も最低だなっ!
でも何よりも最低なのは、ベルリアーナが家族から虐げられているのを知りながら、自分のことしか考えてなかったユトラだよ!
なんで俺、こんな奴に転生したんだよ!!


ここはゲームの世界なのかもしれない…
でも、そんなんぶっ壊していいよな!こんな胸糞悪いストーリーは俺が壊す!
ベルリアーナを幸せにする!

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