熱愛報道はご勘弁

アポロ18号

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心配

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2回目の打合せで何とか方向性が決まり、撮影地も決まった。
写真集の撮影開始は3週間後となった。
撮影期間は1週間だが、観光もしたいとなり、1週間と3日ほどモルディブ滞在となる。

それまでの3週間も仕事が詰まっていた。
チックタックの影響で、雑誌撮影のオファーも増えたし、CM、ブランドのアンバサダーまでもが決まっている。
中々休む時間が無い。写真集撮影も長丁場だし、深月さんの体調やコンディションに気をつけなければならない。
一方俺はAD時代で多忙は慣れているし、なんなら今の方が全然マシだ。
「深月さん、疲れとか溜まってないですか?写真集撮影までの3週間も休みほぼ無いですし」
「んー体調は大丈夫だけど、肌は疲れてるって感じだな。真太郎こそ事務処理とかで遅くまで起きてるだろ、大丈夫なのか?」
「俺はAD時代があるので…あれに比べたら全然」
「あ、あぁ…ならいいけど。…やっぱりちょっとしんどいかも」
「え、本当ですか!?明日の撮影、夕方に調整かけましょうか?」
「いや、その、最近寝るタイミング合わなかったから今日一緒に寝たら復活するかも」
こんなことどこで覚えてくるんだか。
「深月さん、本当に恋愛経験ないんですか?こんな事どこで覚えてくるんですか」
「嫌だった?」
「まさか。後ちょっとで終わらせるので先ベッドいっててください」

お風呂から戻ると深月さんは行儀よくベッドで待っていた。
「仕事良かったのか?」
「死ぬ気で終わらせましたので。そんな可愛いお願いされたら聞かないと」
「さすがしごできマネージャー」
「でも明日早いんでそのまま寝ますよ」
俺は深月さんを抱きしめて目を瞑る。
同じシャンプーの香り。
同じものを使ってるのに深月さんは甘い香りがする。
幸せだと思うと同時にこの関係性をどうしたらいいかわからない。
深月さんも俺の事好きなんじゃないかって思う。
でも深月さんは、恋愛経験が無いからたまたまそばに居た俺を好きになってるってこともある。
俺はそれなりに恋愛してきたつもりだがこんなに嫉妬するのも離したくないとも思えたのも深月さんが初めてだった。
きっと俺の方が気持ちは大きい。
そもそも付き合うなんて許されない。
だが、やってないけどセフレみたいな関係も嫌だ。
好きになればすぐに好きと伝えて付き合ってきたのに。
今はそれが出来ないのがくるしい。
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