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モルディブへ
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長い移動時間を経て、とうとうモルディブへ到着した。
と言っても移動の疲れがあるので、撮影は明日からになる。
今日はホテルでゆっくりコンディションを整える。
そして俺は、マネージャーをクビになるかもしれない。
当然と言えば当然だ。マネージャーが担当タレントに手を出したなんて由々しき事態。
深月さんの優しさに甘えていたけど、俺の行動は深月さんの芸能活動を終わらせてしまうかもしれないのだ。
深月さんに聞きたいことがあると言われた時、我に返ったのだ。
幸せだったから忘れていた。
深月さんも俺が好きかも、なんて思い上がっていい立場ではない。
ホテルは星空が見える絶好の場所だ。
そんな綺麗な景色を横目に俺はクビ宣告の覚悟をしていた。
到着前までも深月さんは普通に話しかけてくれたが、俺は上の空だった。
クビになれば二度と深月さんとは会えないのだ。
二度と会えないくらいなら、俺があの時嫉妬心でキスをするのを我慢すれば良かったんだ。
そこはかとない後悔の念が押し寄せる。
ホテルに着いて、荷物整理をしていると深月さんが口を開いた。
「真太郎はさ、俺の事どう思ってる?」
お前もうクビなという訳ではなかったが、俺がこれで好きだと言えば?
俺がしばらく黙っていると更に深月さんは言葉を重ねた。
「正直に答えて欲しい。真太郎は、俺の事好きなの?」
直球だった。
これに答えてしまえば、一緒にいられなくなる。
でも誤魔化すのも不誠実ではないか。
「俺は、深月さんが好きです。ファンだからとかそんなんじゃなく。一人の男としてあなたが好きです」
反応が怖い。
ならもう一緒にいられないと言われてしまう。
しかし、深月さんの二言目は意外な言葉だった。
「なんで言わなかったの」
そんな事聞かれると思いもしなかった。
なんで言わなかったの、なんて俺は深月さんを好きになっていい立場の人間じゃないからだ。
「それは、俺は深月さんを好きになっていい立場の人間じゃないからです。俺はマネージャーですし、深月さんの芸能活動を邪魔したらだめなんですよ」
「じゃあなんであの時キスしたんだよ。もう手遅れだろ」
その通りだ。
俺があの時キスしなければ始まらなかったことだ。
「すみません、それは刈谷とキスされるのが嫌でした。俺の勝手な嫉妬心です。これ以上マネージャーとして深月さんのそばにいていい立場ではありません。深月さんの優しさに俺は甘えてました。クビも覚悟してます」
そう言って俺は深月さんに頭を下げた。
と言っても移動の疲れがあるので、撮影は明日からになる。
今日はホテルでゆっくりコンディションを整える。
そして俺は、マネージャーをクビになるかもしれない。
当然と言えば当然だ。マネージャーが担当タレントに手を出したなんて由々しき事態。
深月さんの優しさに甘えていたけど、俺の行動は深月さんの芸能活動を終わらせてしまうかもしれないのだ。
深月さんに聞きたいことがあると言われた時、我に返ったのだ。
幸せだったから忘れていた。
深月さんも俺が好きかも、なんて思い上がっていい立場ではない。
ホテルは星空が見える絶好の場所だ。
そんな綺麗な景色を横目に俺はクビ宣告の覚悟をしていた。
到着前までも深月さんは普通に話しかけてくれたが、俺は上の空だった。
クビになれば二度と深月さんとは会えないのだ。
二度と会えないくらいなら、俺があの時嫉妬心でキスをするのを我慢すれば良かったんだ。
そこはかとない後悔の念が押し寄せる。
ホテルに着いて、荷物整理をしていると深月さんが口を開いた。
「真太郎はさ、俺の事どう思ってる?」
お前もうクビなという訳ではなかったが、俺がこれで好きだと言えば?
俺がしばらく黙っていると更に深月さんは言葉を重ねた。
「正直に答えて欲しい。真太郎は、俺の事好きなの?」
直球だった。
これに答えてしまえば、一緒にいられなくなる。
でも誤魔化すのも不誠実ではないか。
「俺は、深月さんが好きです。ファンだからとかそんなんじゃなく。一人の男としてあなたが好きです」
反応が怖い。
ならもう一緒にいられないと言われてしまう。
しかし、深月さんの二言目は意外な言葉だった。
「なんで言わなかったの」
そんな事聞かれると思いもしなかった。
なんで言わなかったの、なんて俺は深月さんを好きになっていい立場の人間じゃないからだ。
「それは、俺は深月さんを好きになっていい立場の人間じゃないからです。俺はマネージャーですし、深月さんの芸能活動を邪魔したらだめなんですよ」
「じゃあなんであの時キスしたんだよ。もう手遅れだろ」
その通りだ。
俺があの時キスしなければ始まらなかったことだ。
「すみません、それは刈谷とキスされるのが嫌でした。俺の勝手な嫉妬心です。これ以上マネージャーとして深月さんのそばにいていい立場ではありません。深月さんの優しさに俺は甘えてました。クビも覚悟してます」
そう言って俺は深月さんに頭を下げた。
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