芙蓉の喋り場

高城蓉理

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 エッセイを書こう書こうと思いながら、いつの間にか数ヵ月が過ぎてしまいました。私は相変わらず代わり映えのない生活を送っていますが、用を足すのもままならないバタバタの日々を過ごしてます。
 
 先日、久し振りにお弁当作りをしました。といっても二週間くらいなので大したことはなかったのですが、私にとっては一大事でした。まず卵焼きが上手く巻けないことから始まり、あっという間におかずはマンネリ化。量も安定せずで、毎日夜寝る前に献立を考える生活でした。ふるさと納税でいただいた鶏肉が大活躍でした。

 以前に所属していた現場では、ランチは持参だったので、自分で準備していました。自分で食べる分くらいは準備しなよって感じですが、テレビの現場ではありがたいことにお弁当を準備していただくことが多いので、当時はこの対応に不満がありました。
 まあ、そんなことはさておき、その当時はランチはコンビニで買うことが大半でした。コンビニのお弁当は全種類制覇する勢いで、夜中や早朝にやってくるから店員さんとも顔見知りでした。夜中だと清掃が入るので、おでんやホットスナックが買えないのが残念でしたね。でも4時台5時台だと、朝のピークに備えて品物が充実しているメリットがありました。逆に深夜も浅めの時間帯だと買い尽くされて何もなかったりするので、そうなるとレトルトパウチのハンバーグにカット野菜、余っているおにぎりやパックご飯などを買っていました。コスパ的にはおすすめできません。

 たまに運良く仕事が片付いた日勤のときは、キッチンカーを利用したり、お弁当屋に行ってました。ただ、そんな生活も何年も送っていると飽きてしまうもので、気が向いたときにはお弁当を持参してました。内容は本当に適当で、人様にお見せできるような代物ではありませんでしたが、どうせ自分が食べるんだしと思って開き直ってました。
 当時の私の武勇伝弁当の定番は、卵焼きではなくスクランブルエッグか炒り卵でした。卵一個で卵焼きを巻くのにいつも失敗してたからです。あとはウインナーやカニカマ、残り物なんかを詰めてました。彩り担当はにんじん率が高めで、スライサーで薄く切ってレンチンでグラッセを作っていました。本当はやらないほうがいいのですが、朝早すぎるときは前日にお弁当を作って冷蔵庫で保管して、レンジアップで食べる裏技なんかもしてました。それから、ただ野菜を洗って詰めただけの野菜サラダも出現率は高かったです。
 私の担当ポジションは緊急事態対応が多くて、休憩時間がままならなかったり、休憩中にすぐに出動することもよくあったので、麺などの伸びる食べ物は避けるようにしてました。

 職場の強者たちの中には、会社の電子レンジで袋麺を調理したり、炊飯をする人がいました。袋麺調理は百均の専用容器があれば簡単にできるので、コンビニのカット野菜やチャーシューやハムなどを入れて作っていたようです。寒い季節は温かいものが食べられるのはいいですよね。但し、電子レンジの占有率が高くなるので、バッティングすると周囲からは不評でした。炊飯に関しては会社で炊飯したご飯をラップで包み冷凍しちゃう猛者がいました。さすがに炊飯は引きました。ジャーを洗うのとか、面倒な気がするんだけどな……

 私が一時していたランチでは、会社で置き換えダイエットをすることでした。実は私もちゃっかりミニどんぶりとカトラリーはロッカーに常備していて、当時流行っていた置き換えご飯を食べてました。深夜に食事をすることが多々あったので、ランチで何を食べたらいいのか迷走気味ではありました。

 最近はまるごと冷凍弁当などが流行っていますが、私も調理の手間を省くためにおかずは多めに作って常備菜にしたり、適宜工夫をしています。
 なんだか、今回の話には面白い要素が1ミリもない気がしますが、そんなことを言いだすと今までのエッセイ全てが怪しいですね。いろいろと書いてきましたが、要は職場には24時間食堂があれば、みんなハッピーということを結論にしときます。
 

  
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