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第Ⅰ章。「序章」
2、司祭の欲望
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--司祭の欲望--
司祭アデレイリの望みは叶った。
王座の椅子に座る。
椅子は、金と赤・青・白黄・緑・紫、色とりどりの宝石で飾られている。
そして、豪華な布と綿を入れたフカフカのクッションが椅子に掛けられていた。
座るところには薔薇の刺繍が施されている。
「フカフカする。
満足だ。
これが王と言うものか」
司祭アデレイリは、満足気である。
椅子の感触を楽しんだ。
王の一族はと言うと、全て捕らえ手足を鎖輪で嵌め鉄格子の石畳の冷たい牢に放り込まれていた。
しかし、王には、子供はいなかった。
悪魔に子供が生まれるのは、稀である。
なぜなら、種が通常は、無いからである。
そういう意味でデミュクは、特別であった。
次の王になったかもしれない。
王を殺したので宙に浮いている契約がる。
司祭アデレイリは、牢獄に急ぐ。
それを治めるには、執務の長の撤約がなければならないからだ。
デミュクの父であるザイジリオン家の主の撤約がなければならない。
しかし、デミュクの父は、「うん」と頷かなかった。
司祭アデレイリは、何やら液体を取り出し酒杯に注いだ。
そして、小指を少し噛み血を滲ませた。
それを絞り酒杯に落とす。
赤く色が変わった。
悪魔の血は、前回でご存知の通り青であるにも関わらずにだ。
色は、赤くなった。
人間の血の様に泥ついていた。
そして、衛兵にデミュクの父の口を開けさせる。
「うぅ。何をしようとしているのだ」
デミュクの父は、叫んだが、衛兵は、口に指を突っ込んだ。
「うぅぅぅう」
そして、間から酒杯の赤い液体を流し込んだ。
「ゴクリ」
暫くして目の色が赤く変わる。
宙に契約書の束が現れる。
「さあ、主を我の名にせよ」
司祭アデレイリは、執務長デミュクの父に命じた。
「契約の主を司祭『アデレイリ・ジ・リュウジェ』に変更」
そう言ってデミュクの父は、空にサインをして気を失った。
『おぉぉぉ。お前は何者だ。答えよ』
天から大声が降り注いっでくる。
司祭アデレイリは、身を縮めた。
「私は、この度、王の座を継いだものです」
アデレイリの声は震えていた。
(何者だ。悪魔の神か?
そんなものがいるのか?
女性のような声でもある。
どう答えれば良い)
訳が分からない。
司祭であるにもかかわらず知らなかった。
『殺したね』
天の声は、鋭く言い放った。
「は は はぃ」
(恐ろしい)
司祭アデレイリは、覚悟した。
(これが、悪魔の掟を守る者か)
『まあ、良い。大目に見よう。
だが、裏切りは裏切りを生むぞ。
心して地を治めるが良い。
許そうぞ。許そうぞ』
司祭アデレイリは、胸を撫でおろし安堵した。
契約の力が流れ来る。
「うぉぉぉ。 王とはこう言うものか。
もう、司祭アデレイリではない。
王アデレイリである」
王アデレイリは、城中全てに聞こえるように言い放った。
王の執務は、終わった。
王の住まう部屋に帰ってきた。
貴妃デオンズが迎える。
「衣類は、全て新しくしておきました。
まず、疲れた体をお癒しなさいませ」
そう言って浴湯を進める。
「デジャシャ。お世話をお願いです」
こう見えてデジャシャは、お世話だけの係ではない。
農園の統括もこなして見せる有能な貴女である。
あとをデジャシャが付いていく。
「ここが浴湯場か」
王は、衣類を脱いだ。
貴女デジャシャが片付ける。
デジャシャも衣類を脱ぎ、一糸まとわぬ姿になる。
それと入れ替えに着替えを用意する者が現れる。
そして、貴女デジャシャは浴室に入る。
王が気づいて振り返ると貴女デジャシャが裸でいる。
(ヒューーゥ)
「お背中を流しましょう。
皆の者。掛かりなさい」
丈夫な体の男性が入ってきた。
そして、王の背中や胸、腕、足を優しく取り、
ゆっくりと洗い出す。
「よいよい。気持ちのいいものだな」
王アデレイリは、満足気である。
(こんなものか?男性とは、少し期待外れだな)
洗い終わると貴女デジャシャは、王を促す。
「湯船へ」
その後を貴女デジャシャも付いていく。
そして、湯に少し沈み、王の腰を浮かせる。
そして、貴女デジャシャが口で男性器を咥えた。
そして、ゆうくり吸う。
「うぅ。良いではないか」
悪魔は悪魔にしか醜態を曝してはいけない。
人間の契約者には、曝してはいけないのである。
甲を噛む。
「うぅ」
そして、また、吸い付く。
また、噛む。
繰り返す。
果てるまで。
「シュー。シュー」
王アデレイリは、果てた。
今度は、俺の番とばかりに我慢出来ずにデジャシャに触ろうとする。
デジャシャの顔が貴妃の顔に変わる。
男性器を指で軽く弾いた。
燃えるように熱い。
「わかった。もうせぬ。貴妃。
もうせぬから」
王アデレイリは、貴妃に慌てて謝った。
貴女デジャシャは、微笑んだ。
浴湯は、終わった。
つづく 次回(山の奥の裂けた入口)今度こそ。でも、変わるかもしれません。
司祭アデレイリの望みは叶った。
王座の椅子に座る。
椅子は、金と赤・青・白黄・緑・紫、色とりどりの宝石で飾られている。
そして、豪華な布と綿を入れたフカフカのクッションが椅子に掛けられていた。
座るところには薔薇の刺繍が施されている。
「フカフカする。
満足だ。
これが王と言うものか」
司祭アデレイリは、満足気である。
椅子の感触を楽しんだ。
王の一族はと言うと、全て捕らえ手足を鎖輪で嵌め鉄格子の石畳の冷たい牢に放り込まれていた。
しかし、王には、子供はいなかった。
悪魔に子供が生まれるのは、稀である。
なぜなら、種が通常は、無いからである。
そういう意味でデミュクは、特別であった。
次の王になったかもしれない。
王を殺したので宙に浮いている契約がる。
司祭アデレイリは、牢獄に急ぐ。
それを治めるには、執務の長の撤約がなければならないからだ。
デミュクの父であるザイジリオン家の主の撤約がなければならない。
しかし、デミュクの父は、「うん」と頷かなかった。
司祭アデレイリは、何やら液体を取り出し酒杯に注いだ。
そして、小指を少し噛み血を滲ませた。
それを絞り酒杯に落とす。
赤く色が変わった。
悪魔の血は、前回でご存知の通り青であるにも関わらずにだ。
色は、赤くなった。
人間の血の様に泥ついていた。
そして、衛兵にデミュクの父の口を開けさせる。
「うぅ。何をしようとしているのだ」
デミュクの父は、叫んだが、衛兵は、口に指を突っ込んだ。
「うぅぅぅう」
そして、間から酒杯の赤い液体を流し込んだ。
「ゴクリ」
暫くして目の色が赤く変わる。
宙に契約書の束が現れる。
「さあ、主を我の名にせよ」
司祭アデレイリは、執務長デミュクの父に命じた。
「契約の主を司祭『アデレイリ・ジ・リュウジェ』に変更」
そう言ってデミュクの父は、空にサインをして気を失った。
『おぉぉぉ。お前は何者だ。答えよ』
天から大声が降り注いっでくる。
司祭アデレイリは、身を縮めた。
「私は、この度、王の座を継いだものです」
アデレイリの声は震えていた。
(何者だ。悪魔の神か?
そんなものがいるのか?
女性のような声でもある。
どう答えれば良い)
訳が分からない。
司祭であるにもかかわらず知らなかった。
『殺したね』
天の声は、鋭く言い放った。
「は は はぃ」
(恐ろしい)
司祭アデレイリは、覚悟した。
(これが、悪魔の掟を守る者か)
『まあ、良い。大目に見よう。
だが、裏切りは裏切りを生むぞ。
心して地を治めるが良い。
許そうぞ。許そうぞ』
司祭アデレイリは、胸を撫でおろし安堵した。
契約の力が流れ来る。
「うぉぉぉ。 王とはこう言うものか。
もう、司祭アデレイリではない。
王アデレイリである」
王アデレイリは、城中全てに聞こえるように言い放った。
王の執務は、終わった。
王の住まう部屋に帰ってきた。
貴妃デオンズが迎える。
「衣類は、全て新しくしておきました。
まず、疲れた体をお癒しなさいませ」
そう言って浴湯を進める。
「デジャシャ。お世話をお願いです」
こう見えてデジャシャは、お世話だけの係ではない。
農園の統括もこなして見せる有能な貴女である。
あとをデジャシャが付いていく。
「ここが浴湯場か」
王は、衣類を脱いだ。
貴女デジャシャが片付ける。
デジャシャも衣類を脱ぎ、一糸まとわぬ姿になる。
それと入れ替えに着替えを用意する者が現れる。
そして、貴女デジャシャは浴室に入る。
王が気づいて振り返ると貴女デジャシャが裸でいる。
(ヒューーゥ)
「お背中を流しましょう。
皆の者。掛かりなさい」
丈夫な体の男性が入ってきた。
そして、王の背中や胸、腕、足を優しく取り、
ゆっくりと洗い出す。
「よいよい。気持ちのいいものだな」
王アデレイリは、満足気である。
(こんなものか?男性とは、少し期待外れだな)
洗い終わると貴女デジャシャは、王を促す。
「湯船へ」
その後を貴女デジャシャも付いていく。
そして、湯に少し沈み、王の腰を浮かせる。
そして、貴女デジャシャが口で男性器を咥えた。
そして、ゆうくり吸う。
「うぅ。良いではないか」
悪魔は悪魔にしか醜態を曝してはいけない。
人間の契約者には、曝してはいけないのである。
甲を噛む。
「うぅ」
そして、また、吸い付く。
また、噛む。
繰り返す。
果てるまで。
「シュー。シュー」
王アデレイリは、果てた。
今度は、俺の番とばかりに我慢出来ずにデジャシャに触ろうとする。
デジャシャの顔が貴妃の顔に変わる。
男性器を指で軽く弾いた。
燃えるように熱い。
「わかった。もうせぬ。貴妃。
もうせぬから」
王アデレイリは、貴妃に慌てて謝った。
貴女デジャシャは、微笑んだ。
浴湯は、終わった。
つづく 次回(山の奥の裂けた入口)今度こそ。でも、変わるかもしれません。
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