人間の本位 Heart position of Human.(Human heart)

５００５話『祈りの供養』「prayer offering」

人間の本位『祈りの供養』「prayer offering」

真は、祈りは時間の供養だと教わった。
人生の時間を削って祈るからそう言うのだそうです。
でも、祈っている時間は無駄とは思はない。
真の祈りは、エネルギーを本尊に当てる。
しかし、彼は文字の意識を本尊に流すことはしない。
彼はエネルギー供養と思っている。
エネルギーにもいろいろある。
力のこもったエネルギー。
優しさのこもったエネルギー。
疲労を退治たいじするエネルギー。
（真。南無妙法蓮華経をエネルギーに例えるとどんな感じだ）
先生の声が真の心に聞こえた。
（色香美味しきこうみみかもしれません。
　こんな感じでしょうか）
真は、エネルギーを送った。
（無味無臭だね。
　でも、業は免罪しそうだね）
祈りの種類にもいろいろある。
集中する祈り。
虚空会こくうえの祈り。
虚空会の祈りは、宇宙の中、三界の主と祈ってるところをイメージする。
罪所消滅ざいっしょしょうめつの祈り。
これは、ひどい目に合った。
警察を呼ばれることになった。
本当は、事故で死ぬ宿業しゅくごうをなくしたかった。
何人も勝手に死ぬのは耐えられなかった。
それで、熱が入ったのである。
罪所免罪ざいしょめんざいの祈り。
これは、罪所消滅の祈りの後だからできたことである。
経文読受どくじゅの供養くようにもいろいろある。
真が意味を理解して読むせいか功徳くどくの値あたいが大きくあった。
業の消滅の供養。
ご本尊への供養。
生命への供養。
薬の意味もあります。
同盟勤行どうめいごんぎょうもよくします。
祈ってて胸が熱くなったりご本尊が光り輝いたりすることもあった。
真は、めったに自分のことは祈らない。
真は小さい声でも祈りが変わらないことに気づいた。
以前は、なぜみんな聞こえないくらいの声で勤行するのか分からなかった。
でも、なんとなく今は理解できた。
最近、ご本尊にエネルギーを当てれない。
誰かの邪魔じゃまかとも思うが、少しのエネルギーを精一杯持続じぞくして本尊に当てる。
今までの唱題で精一杯声を出して祈り続けなければ得れないものがあった。
今は、満足したのかもしれない。
だが、もう必要ないと感じた。
祈りは、みんなに届いている。
そう言う自信がある。
真のご本尊と全ての本尊は繋がっているからである。
真は、東行とうぎょうした時を思い出した。
神仏は、真を認めてくれた。
だから、三界の主の名前を本尊に記すことを認めたのである。
そんなに今まで祈ってなかったかな、
なんで、文句がでなかったのか不思議だ。
選挙や年末年始はよく１０時間唱題とかしてたけどな。
真は心外だった。
やっぱり、先生に今までは守られていたのかな。
先生が微笑んだ気がした。真はそれが嬉しかった。
真は、『水の如ごとき信心』の言葉が好きであった。
決して無理はしない。
常に祈り流れている。
（どこに着くのだろうか）
真には未来は見えていなかった。
（いつもと同じ）
真は、頷うなずいた。

つづく。

Heart position of Human.(Human heart)

“prayer offering”

Shin was taught that prayer is a memorial service for time.
They say this because they spend time in their lives praying.
However, I don't think that time spent praying is wasted.

Shin prayers direct energy to the main image.
However, he does not transfer his consciousness of letters to the principal image.
He thinks of it as an energy offering.

There are many types of energy.
Powerful energy.
Energy full of kindness.
Energy to get rid of fatigue.
(Shin. If you compare Nam-myoho-renge-kyo to energy, what does it feel like?)
Shin heard the teacher's voice in his mind.
(It may be beautiful and delicious.)
Is it like this?)
Shin sent energy.
(It's tasteless and odorless.
But it looks like karma will disappear.)

There are many types of prayers.
Concentrated prayer.
Kokukai prayer.
Kokukai's prayer imagines praying with the Lord of the Three Realms in the universe.
Prayer for the disappearance of sins.
This turned out badly.
The police were called.
In reality, he wanted to eliminate the possibility of dying in an accident.
He could not bear to see so some people die without permission.
So he fought.
Prayer for absolution.
This was possible after the prayer for the disappearance of sins.

There are various types of memorial services for reading sutras.
The value of merit was high, probably because Shin understood the meaning and read it.
A memorial service for the disappearance of karma.
A memorial service to the principal image.
A memorial service for the soul.
It also has a medicinal role.

He also often does gongyo at the same time.
As he prayed, there were times when his heart felt warm and the Gohonzon shone brightly.
Shin rarely prays for himself.
Shin realized that even if the voice was small, the prayer remained the same.
Before, he didn't understand why he performed the gongyo so loudly that everyone couldn't hear it.
But somehow he understood now.

Lately, he hasn't been able to focus his energy on the Gohonzon.
He thinks it might be someone interfering, but he uses the little energy he has to sustain it as best he can and applies it to the main image.
There was something that I could only obtain if I continued praying out loud with all my might.
Maybe he was satisfied now.
But he felt it was no longer necessary.

Prayers are reaching everyone.
He has the confidence to say so.
This is because the principal image of Shin and all the principal images are connected.
Shin remembered the time he went to the Eastern Heaven.
The gods and Buddha recognized Shin.
Therefore, they allowed the name of the Lord of the Three Realms to be inscribed on the principal image.

Had he never prayed that much before?
He wonders why the complaint wasn't directed at him.
During elections and New Year's holidays, I often chanted for 10 hours.
Shin was disappointed.
After all, he thought, his teacher had been protecting him until now.
He felt his teacher smile. Shin was glad about that.

Shin liked the phrase ``faith like water.''
He never overdoes himself.
He is always praying.
(Where will we arrive?)
Shin couldn't see the future.
(same as usual)
Shin nodded.

to be continued.